1. キングダム・オブ・ヘブン
日本人が映画を見るとき、映画に入りづらいという場面はしばしばあると思う。それは歴史的、文化的、宗教的な価値観から言語、発音など細かな部分にも原因が及んでいると思う。具体的に、自分自身、たまに登場人物の名前や区別がわからなくなったりする。この作品では、それが顕著に発生し、しばしストーリーの展開が読めないという緊急事態に陥った。結局の所その事態もクリアし映画自体は楽しめたのだが。まぁ、日本人がハリウッドに「物語に入りやすく!」なんて言えないので、自分が努力しないといけないですけどね。 [映画館(字幕)] 7点(2006-01-20 20:05:13) |
2. キング・アーサー(2004)
主観的な評価をするとこのような作品は非常に好きであり、歴史的なスペクタクルを感じさせてくれると思う。主観的には9点くらい評価してもよいと思っている。一方、客観的に見てみればどうか?確かに、文句をつけるような場面も多く存在していると思う。そして何より迫力や登場人物の構成、スト-リーの流れに違和感が感じられると思う。それはなぜか?それはこれが「ロード・オブ・ザ・リング」や「パイレーツ・オブ・カリビアン」のような映画のあおりをうけて製作されているからである。「ロード・オブ・ザ・リング」「パイレーツ・オブ・カリビアン」で新鮮な迫力を受けているのに、同じような印象をもう一度植え付けても、それは所詮観客にとって、おもしろくも何ともない。さらには、この作品を見る上で「ブレイブ・ハート」という超強敵が存在する。この作品と比べられ、ブレイブハートのメリットが多くあげられることは、「ブレイブハート」自体の質の高さとすさまじい印象を物語っているに過ぎない。このように、今までに出てきた作品と比べるからこそ、客観的評価が低くなる。だからこそ、評価の基準を統一化すべきとも思う。①番目の評価方法がが他作品との比較なら、②は基準方式である。(比べることには多少変わりないが・・・)歴史的な作品、アドベンチャー作品の基準を例えば「パイレーツ・オブ・カリビアン」とし、それを1とする。すると、(例えば)「ブレイブ~」は5、「キング・アーサー」は2などと、適正な評価ができるのではないか?比較する作品や基準が人それぞれ曖昧だから評価が大きく変動するのだと思う。 曖昧だからこそ、個性が尊重されるのかもしれないが・・・。ただ確実に言える曖昧な基準は、「海外評価」をそのまま日本でマスコミがアピールし、その基準で日本国民が見た「ラストサムライ」にあると思う。(そこまで日本人が評価するのに、何故アカデミー賞もとれなかったのか・・・。) とにかく主観・客観を今回は織り交ぜた特殊評価で8点。 8点(2004-07-26 11:29:25) |
3. CUBE
《ネタバレ》 あの立方体が何であったのか、また、なぜあの人物たちが立方体の中に閉じこめられたのかということは全くあかされません。この手の映画というものには確かに、ホラー要素やパニック要素などの要素は必要になります。ですが、それらの要素の他にもことの発端を、つまり原因となることやその後、結論がしっかりと描かれていることも必要だと思うのです。起承転結で言えば、起の部分と結の部分がこの映画は他の映画と比べて非常に弱いと思うのです。内容としては、人間の感情があらわに表現されており、最後に精神病患者だけが脱出できたと言うことも、彼には他のメンバーと比べ、欲望などの人間の愚かさが少なかったからだと考えられます。しかし、ストーリーの展開上の工夫として、数学ができる女の子以外が素数を探さなかったり、精神病患者がいきなり途方もない因数を探し出せたりと物語を進める上で都合がよくなっていることがしばし残念です。 7点(2004-03-13 11:00:00) |
4. 救命士
救命士の心情について語らずに、救命士という職業、仕事について描いてほしかった。 5点(2004-01-10 23:29:17) |
5. ギャラクシー・クエスト
スゴーイ!!こんな新しい発想で生まれたSFは初めてだ!スター・ウォーズでもなく、スタートレックでもなく、エイリアンでもないSF。しかし、それらのすべていいととこを結集したSF!それがこの作品でしょう!!これは新しい傾向の作品ですよ。これからもこんな作品が出るとおもしろいことになるかもしれませんね~。これは大傑作。新SFの金字塔。 9点(2004-01-06 13:56:02) |
6. キャッツ&ドッグス
人間がみていないときのペットたちは・・・・・・・・? 4点(2004-01-06 13:55:37) |
7. キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
スピルバーグ監督は「逃げる」ということを主体的にとらえて描くのがうまいとつくずく思う。マイノリティーリポートでもそうだったし、ジュラシックパークもある意味そうだ。もっと古いのを言えば「激突」なんてその代名詞なんじゃ無いか。この映画には職業を転々としながら逃げる、巧みな口実をつかって逃げるという工夫がなされていると思う。しかも実話。空想の逃走から現実の逃走に進化しましたね~。 9点(2004-01-06 13:55:16)(良:1票) |
8. キャスト・アウェイ
漂流前、漂流中(島滞在中)、漂流後の3つの構成になっていて、それぞれが非常におもしろかった。 8点(2004-01-06 13:54:52) |