21. クワイエットルームにようこそ
《ネタバレ》 松尾スズキが面白いのか、クドカンが面白いのか…。あ、両方か。内田有紀も離婚してひと皮むけた感じ。いい女優さんになった。「バック・トゥ・ザ・フューチャーか!」「頭燃やしません宣言」など、小ネタが大いに笑えた。コメディタッチだが、意外と深刻な問題を扱っていて、最後はしんみりとした。 [DVD(邦画)] 7点(2008-09-02 22:59:41) |
22. クローズZERO
『電車男』がこんなに格好良いとは…。 [DVD(邦画)] 7点(2008-05-07 09:09:50) |
23. クローバーフィールド/HAKAISHA
《ネタバレ》 ハンディカメラのライブ映像に、CGを組み合わせるのって大変だと思うんだけど、どうなんでしょう?技術的にはかなり凄いことをやっているのではないか?表現の仕方としてこれは「有り」だと思うし、どうせ観るなら映画館で観るべき。ただ、いくつか苦言を呈するなら、カメラマンの男がウザい(誰と誰が寝たとか言いふらすところが特に)、結末が暗すぎ、そして、これを「映画」と呼んでいいのだろうか?という根本的な疑問。ひとつの実験映画としては悪くないが、この作品をスタンダードとして捉えることは難しい。USJのアトラクションだと思って観れば、納得の出来。車酔い注意。 [映画館(字幕)] 7点(2008-04-13 00:44:38) |
24. 蜘蛛巣城
《ネタバレ》 シェイクスピア劇と言っても、要は因果応報の話であって、登場人物の誰にも感情移入できないのが痛い。霧の中から城が現れる幻想的なオープニング、動く森、降り注ぐ矢など、画的には凝っていて印象に残る。が、黒澤時代劇では、『用心棒』や『七人の侍』のような娯楽作の方が個人的には合っている。 [DVD(邦画)] 7点(2007-12-23 11:45:14)(良:1票) |
25. グーニーズ
懐かしい!十数年振りの鑑賞だが、面白かった~!生き生きした子供たちの演技が良い。夢があるとはこういうこと。最近の子供は、『ハリー・ポッター』よりもこれを観るべし! [DVD(字幕)] 7点(2007-12-13 23:24:40) |
26. クライム・キーパー 香港捜査官
内容はよくある刑事ものだが、とにかくアクションが凄まじい!常に誰かと誰かが戦っている。若きドニー・イェンが八面六臂の活躍を見せるが、実質上の主人公であるシンシア・カーンもかなり危険なスタントをこなしている。CGだらけのハリウッド映画に飽きたら、この時代の香港映画を観るべし! [DVD(字幕)] 6点(2012-03-24 10:28:57) |
27. グリーン・ホーネット
《ネタバレ》 想像していたよりも遥かに面白い出来だった。主人公の「グリーン・ホーネット」が財力に物を言わせるだけのボンクラ二代目社長で、サポート役のカトーがいなければ何もできないという設定がまずユニーク。ヒロインにまで徹底的に嫌われており、うざったい恋愛モードにならないのも良い。最近のアメコミヒーローみたいにウジウジ悩んだりせず、「スカッとするから」という理由だけで悪党退治をし、(中盤で相棒と幼稚な喧嘩をするくらいで)たいした葛藤もなく殺しを続ける脳天気さ。ある意味『キック・アス』にも通じるブラックさだが、子供を巻き込まないだけマシ。また、クリストフ・ヴァルツ扮するギャングのボスだが、こちらも部下から「ダサいスーツ」と常にバカにされているようなキャラで、悪役としての威厳が全くないのも笑える(敵であるグリーン・ホーネットに触発されて赤いスーツとガスマスクを着用するバカぶりを発揮)。 [DVD(吹替)] 6点(2011-06-09 12:10:15) |
28. 蜘蛛女(1993)
《ネタバレ》 蜘蛛女というよりはカマキリ女って感じだが、こんなマッチョな女に易々と騙されるゲーリー・オールドマンのダメっぷりに合掌…。いわゆる悪女映画の中でも、本作のレナ・オリンは珍しく肉体派で、まるで女版ターミネーターのよう。幻想のラストは切なくて好き。 [DVD(吹替)] 6点(2010-11-30 22:04:07) |
29. グリーン・ゾーン
《ネタバレ》 手ブレ映像に対する批判が多いようだが、そこはあまり気にならなかった。だって、ポール・グリーングラス監督だよ。そんなの最初から分かってることじゃない?内容的には「今更?」という感じで、イラク戦争を題材にした映画が量産されている昨今、別段目新しさは感じられない。また、ノンフィクションを謳っているものの、政府高官一人の「嘘」が開戦のきっかけとなり、それをたった一人の兵士が暴いていくというストーリー自体、妙に嘘っぽく感じてしまう。とは言え、フセイン政権崩壊後のイラクの光景や、臨場感たっぷりの戦闘シーンは見応えがあり、個人的には良作だと思う。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2010-10-10 16:44:03) |
30. グリーンマイル
《ネタバレ》 トム・ハンクスは何も悪いことをしていないのに、なぜあんな「罰」を受けないといけないのか。死刑執行人という仕事自体が既に「罪」なのだろうか。長い映画だが、見応えのある力作。感動作という触れ込みは「?」だが、人間の良心を描いた作品だと思う。デビッド・モースは相変わらず良いね。 [DVD(吹替)] 6点(2007-09-11 17:48:51) |
31. グッドモーニング,ベトナム
最近、「ベトナム戦争映画特集」というのを個人的にやっておりまして、主要なベトナム戦争映画を一挙に観たのですが、これはちょっと毛色が違いますね。アメリカが「ベトナム」を描こうとすると、血生臭いものになりがちですが、この映画では、戦闘シーンもほとんどなく、ロビン・ウィリアムスのトークが大半を占める(半分以上理解不能ですが)。ベトナム人少女も可愛らしく、一服の清涼剤のような映画でした。 [DVD(字幕)] 6点(2007-08-07 17:03:15) |
32. クライモリ デッド・ビギニング
《ネタバレ》 このシリーズは好きで新作が出るたびについつい観てしまう。今回は『ビギニング』というタイトル通り、事件の発端を描いたもの(それだけに結末は容易く予想できてしまうが)。前作はCG感丸出しで萎えてしまったグロシーンも、今回はかなり頑張ってます!ただ、相変わらずストーリーがアホ過ぎ。登場人物たちの行動が突っ込みどころ満載なので、広い心で鑑賞しましょう(笑) [DVD(吹替)] 5点(2012-12-25 10:59:51) |
33. 雲のむこう、約束の場所
《ネタバレ》 「もうひとつの戦後」というこの世界観は好きだが、結局のところストーリーの細部を作り込めておらず、妄想の粋を出ていない(まあ、この監督はいつもそうだが…)。皆さん不評の声優だが、吉岡秀隆と言えば「北の国から」で、北海道に焦がれる少年という役はもろ狙ってるんだろうね。「北の国から」も吉岡くんのモノローグで構築されていたように、ここでの彼の役割はかなり大きい。個人的には良質の配役だと思う。長編になったことで間延びした感があり、やや退屈に感じたのが残念。 [DVD(邦画)] 5点(2012-02-14 09:41:25) |
34. クレイジーズ(2010)
《ネタバレ》 社会風刺に満ちたオリジナル版に比べ、本作は分かり易い細菌パニック映画と化しており、エンターテインメント性はあるが、あまり知性を感じられる出来ではない。そもそも、感染者と正常な人間の区別がつかないところが肝だと思うのだが、リメイク版ではいかにもなゾンビメイクで感染者だと一目瞭然。感染者も怖いが正常であるはずの軍部はもっと怖い、というロメロ節もいまいち活かされず、やや期待外れの出来。 [DVD(吹替)] 5点(2011-06-07 22:14:56) |
35. クラッシュ(1996)
ここまで登場人物に感情移入できない映画も珍しいのではないか?しかも、クラッシュ中毒者の全員が全員、まるで屍躰のように虚ろな表情をしている。性交をしている時でさえ、一切の感情や体温を感じられない。死と性(生)が交わる交通事故の瞬間に焦点を当てたのはいかにもクローネンバーグらしく(原作はJ・G・バラード)、特に下肢装具でサイボーグ化したロザンナ・アークェットのフェティッシュなエロティックさはその極み(脚の傷口のデザインがもろ女性器)。全編、交通事故とセックスシーンしかないという奇妙な作品。 [DVD(字幕)] 5点(2010-01-26 19:39:25) |
36. クリムゾン・リバー
《ネタバレ》 話をまとめると、学校ぐるみで「完全な人間」を作ろうと近親交配を繰り返した結果、遺伝性の奇病を蔓延させてしまい、村の子供と「チェンジリング(取替え子)」をしていた。双子の片割れを盗られた母親は、我が子を守るために他人の子供の死体を使って事故死を装い、大人になった双子が復讐のために首謀者たちを殺していった…というところでしょうか?(違っていたらごめんなさい…)ロケーションが素晴らしく、地味な題材を扱いながらも何となく大作映画を観たような気にさせてくれる。しかし、問題点も多く、まずはジャン・レノが伝説の名刑事には全然見えないところ。性格は粗暴だし、捜査に私情を挟み、犬が怖い(笑)ヴァンサン・カッセルの方がいい味を出していたが、途中でいきなりチンピラと格闘する場面は必要か?意外と格好良く撮れているが、作品の雰囲気を見事にブチ壊している。また、『セブン』などの過去作を意識しすぎていて新味に欠けるのもどうか。ところで、フランスの警察事情に詳しくないのだが、住民たちが随分警察に非協力的だし、勤務中にマリファナ吸ったりワインを飲んだりしていて、一体どうなっとるんじゃ?と本筋よりも気になった。 [DVD(吹替)] 5点(2010-01-19 19:22:04)(良:1票) |
37. クライモリ(2003)
《ネタバレ》 マウンテンマンに見つかって、「誰が囮になる?」「オレだ!」監視塔に追い詰められて、「火をつけられたわ」「ここから飛び降りよう!」主人公の決断力にはビックリです。ドロドロした仲間割れとか一切なし。この潔さはある意味新鮮。ストーリーもテンポ良く進み、不要な登場人物はサクサク殺される。それだけに鑑賞後の後味も悪くなく、どんな映画だったかすぐに忘れてしまいそう。ちなみに、ここでは登録されていないが、続編の『デッドエンド』は、スプラッター度が格段にパワーアップされた傑作になっております。1作目よりも凄いよ! [DVD(吹替)] 5点(2008-03-17 08:56:46)(良:1票) |
38. クリープショー
《ネタバレ》 ゴキさんも衝撃的でしたが、個人的には「箱」が面白い。ストーリーが凝っていて良かった。悪趣味満載のキッチュなホラー・オムニバス。ロメロはこういう軽いのもイケる。深刻ぶった作品も結構だが、鑑賞者の加虐心を満足させることもホラーの役割だと思う。 [ビデオ(字幕)] 5点(2007-09-11 21:33:12) |
39. クジョー
《ネタバレ》 まさに陸のジョーズと言った感じ。炎天下、故障した車に閉じ込められた母子が、狂犬病のセントバーナードに襲われる。キング原作の映画化の中でもかなり怖い方だが、まだ幼い子供がぎゃーぎゃー泣き叫びながら(演技がリアル)襲われる様は観ていて相当キツい。原作では最後に子供が死ぬそうだが、映画では生き返る(ビックリ!)。キング自身、小説のラストはつらすぎたようで、映画化によって少しは救われたみたい。 [DVD(字幕)] 5点(2007-09-11 16:51:10) |
40. クライモリ デッド・パーティ
《ネタバレ》 いつの間にか「マウンテンマン祭り」なんかで地元?が盛り上がっているという設定がまず笑える。警察署に立て籠もり戦うところなんて、『要塞警察』を思わせ最高なのに、登場人物がたいした抵抗もなくただ殺られるばかりなので、どうも演出が単調で爽快感もない(『クライモリ/デッドエンド』の時のランボー親父みたいな人が欲しいところ)。グロシーンは今回も結構頑張っており、女の子の腹をかっさばいて自分の内臓を口に押し込むところなんて、思わず「オェッ!」となります(笑)今後もシリーズが続けられるかどうか分かりませんが、個人的には、2>1>4>5>3の順で好き。 [DVD(吹替)] 4点(2012-12-25 11:07:17) |