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no_the_warさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 772
性別 男性
ホームページ http://blog.livedoor.jp/no_the_war-since2010/
年齢 42歳
自己紹介 ブログでは文字数気にせずレビューしています。
併せてご覧ください(^っ^)b

こんな僕ですが父になりました。しばらくは子育てで映画どころじゃありません。じゃんじゃん笑投票なりなんなりしてください。

2015年1月、ついに700レビューに届きました。記念すべき700レビュー目は・・・『ゲームセンターCXザムービー』うっかりしてたぜとほほ

2018年、今年は12本映画館で観れました。つきいちペースは健康的。

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1.  クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん 《ネタバレ》 
みさえや、映画を見る我々は、ロボとーちゃんじゃなく、生とーちゃんを野原ひろしとみなした。あの、子供たちを救った後の庭での夫婦の美しいシーンがあるが、あのときのみさえも「あんなことできるのは、野原ひろししかいないわ。あなたはロボットでも、野原ひろしよ。」みたいなことを言った。これはつまり、「ロボとーちゃん≠野原ひろし」であることをみさえは思っていることになる。 だから、ロボとーちゃんが切ないわけだ。 しかし、しんのすけにとってはそうではない。ロボとーちゃんも、生とーちゃんも、両方とも自分にとっての父だと受け入れたのはしんのすけただ一人だ。 ってことはですよ、この映画は、しんのすけにとっては、「父の死」の物語なのである。絶対に野原家は死ななかった。この鉄則が今回、ついに(疑似的に)崩された。 正しいクレヨンしんちゃん映画には、すべて、しんのすけの成長が描かれている。今回もたくましいしんのすけの姿がきちんとおさめられていた。その姿がなんと、死にゆくロボとーちゃんのノイズ交じりの視界からのものだった。 「おめえのとーちゃん、強いだろ。」 このせりふには二つの意味がある。一つは、腕相撲に本気で臨んで(僕は生とーちゃんが上着を脱いだところでポタポタ泣いた)ロボの腕を押し倒した生とーちゃんの強さ、もう一つは、腕相撲に「負けてあげる」という父の役割をきちんとふるまったロボとーちゃんの強さ。 これは、ロボが正真正銘のしんのすけの父だからこそ出来たことなのだ。野原ひろしという男だからこそ。 確かに映画を観る我々にしてみれば、ロボとーちゃんはダサい取り換えの効く鉄くずに過ぎない(同一性を保てないので野原ひろしではない)。けれどもあえて一歩引いて、しんのすけが見ているように、ロボとーちゃんも野原ひろしと等しいと受け入れてこの映画を観れば、ああ、歴史に残る名作となれるだろう。  僕の近くの席でみていた少年が、上映中にも関わらず大声でこんなこと言った。「もう壊れてるから本当の力が出せなかったんだ。だから負けたんだよ。」きっと隣で観ていた親に教えてあげようとしたのだろう。少年よ、君が父になったとき、もういちどこの映画を観なさい。なぜロボとーちゃんが腕相撲に敗北したか、分かるからな。
[映画館(邦画)] 9点(2014-04-20 23:44:55)(良:3票)
2.  クリーピー 偽りの隣人 《ネタバレ》 
僕たちはこの映画を「黒沢清だから」観に来ている。なのでそのつもりでこの映画と対峙するつもりでいる。するとオープニング、取調室の窓枠ただそれだけで吐き気がこみ上げてくる。窓枠の格子に合わせて字幕でキャストの名前が現れて消えていくが、「黒沢清」は文字数の関係かもしれないが、窓枠の格子からずれている。僕は開始3分のこの時点で、満腹感。 考えすぎだバカと思うでしょ。でもさ、ちゃんとこの取調室の窓枠、映画後半で再び登場したんですよ。ほらちゃんと意識的に撮られている。 隣人の登場も秀逸。ただ「日陰に立ってる」だけなのに、なぜあんなにヤベエ感じに撮れるのだろう。玄関手前に揺れるカーテンがきっと効果あるんだろう。揺れるカーテンは、『トウキョウソナタ』のラストシーンでもあった。あの時は清々しい風だったけど、今回は禍々しい風だった。室内から外に風が流れるとは、家の奥のドアが開いたり閉じたりしたときではないか。つまり、あのカーテンがたなびいているとき、奥のあの鉄扉が開いていたのか。  昔の一家失踪事件の生き残りの女もクリーピーだ。確かに被害者で気の毒な人なんだけど、どうやら彼女は黒だ。 誰もが記憶に残る、大学での尋問のシーン。そこでの彼女の証言「私は2階にいて、その男を見下ろしていた」という表現が僕は引っかかった。そして映画の後半、彼女は住んでいるアパートの2階の廊下から、西島秀俊を見下ろした。 てことは自動的に西島もクリーピーだ。そして映画ラスト、一見気持ちいいリベンジを果たすんだけど、西島は隣人にとどめをさそうとする(が弾切れだったので竹内結子に「もう死んでるわよ」と諌められる)。この映画の中でもっともサイコパスなやつは、何を隠そう西島その人であった。  そもそも香川照之が一番悪い奴で、こいつさえいなければ良かったんだけど、現実に我々の世界にはあんなやつが存在していた。北九州一家殺人事件とか、尼崎角田美代子事件とかもきっとこんな感じだったんだろう。ぶっとんだサイコパスの行き着く先には、現実がある。
[映画館(邦画)] 8点(2016-12-30 23:59:04)
3.  来る 《ネタバレ》 
伊集院光が自身のラジオでお薦めしていたので、敬意を表して観てきた。そういえば中島哲也じゃん。じゃあ観なきゃ。  得体のしれない悪霊だかクリーチャーだかなんかよりも、それすらも利用して、憎しみ、嫉妬、怒り、孤独にとりつかれる人間たちのほうがよっぽど怖い!っていう映画なのかなと思っていたが、ラストのカタストロフィでは、わりと悪霊だかクリーチャーだかが大活躍してて、この点でずれを感じた。しかし、このズレをがっちりつなぎ止めていたのが、ほかでもない、ファブリーズを身にまとう松たか子。
[映画館(邦画)] 7点(2018-12-27 23:13:37)
4.  クワイエット・プレイス 《ネタバレ》 
逐一、疑問に感じることが多く(その音は大丈夫なの?電気はどこから?なぜ諦める?)、映画に乗ろう乗ろうと思っても、乗れなかった。せっかくだから、本当に無音のシーンがあってもよかった。
[映画館(字幕)] 7点(2018-12-27 22:57:16)
5.  クロニクル 《ネタバレ》 
1000円で観れた。 『AKIRA』のように、タレントを得た若者たちの喜びと悲しみ。 僕は、馬鹿が大いなる力を手に入れることの悲劇を感じた。 お母さんの薬が必要なら、薬屋を襲えばいい。父が憎いなら、究極の復讐を遂げればいい。強盗するときに、消防士の格好になるところに、父への抗え切れないコンプレックスを感じた。つまり暴力性へのあこがれからあの格好を選んだんだろうが、結局父の影に身を隠す。 後日あの穴に訪れたとき、警察たちが警備していたが、国家もあの穴に気が付いたことになるだろう、そしたらあの3人って国家から追われる立場にもなるだろう、それがあればもっと面白かった。あと、青春映画なんだから、もっとエロくてもよかった。3人のうち1人女の子でよかった。 空飛ぶ映像は良かった。ジブリを超えた。
[映画館(字幕)] 6点(2013-09-29 00:40:25)
6.  喰女-クイメ- 《ネタバレ》 
現実と芝居(四谷怪談)とがリンクして、ドロドロな感じになっていく話。 似たような最近の映画で『嗤う伊右衛門』と『怪談』がある。この2本は、正統派Jホラー映画であるが、『喰』は、渋い正統派Jホラーを劇中劇として扱い、現代の現実の劇団たちが演じる四谷怪談っていうメタ構造で描いている。おかげで、純粋な四谷怪談を観たくなった。 ようは、現実世界が邪魔。いらない。せっかく優秀な役者がそろっているんだから、正真正銘の四谷怪談をやったほうが絶対良かったと思う。  現実世界のドラマが非常に軽い。えびぞうと柴咲が付き合っていて、共演者のかわいい女の子とえびぞうがイイ感じになってるもんだから、柴咲が嫉妬してえびぞうを事故で殺すっていうだけの話。四谷怪談のお岩さんの苦悩と、現実柴咲の嫉妬心が全く釣り合っていない。  ビニールシートの質感が良かった。部屋全体を覆うビニールシート、やがて稽古場のデスクまでおおわれていく。そして最後、えびぞうのしゃれこうべを包むビニール袋。そうか、映画中盤以降、ビニール袋の中のえびぞうの頭部からの視点だったということか。はい。 
[映画館(邦画)] 5点(2014-09-08 00:12:00)(良:1票)
7.  クロユリ団地 《ネタバレ》 
中高生向けに作っているからだろうか、とてもわかりやすい作りになっている。目の肥えた人にとっては、おいおいそこまで教えてくれなくてもわかるから、なえるわーってなりかねないくらいわかりやすい。 なのに、ラスト、前田敦子が床を全力でスクラッチする行動と、孤独死した老人のスクラッチとの一致性を説明していない。まあ、本当は全体を通してこれくらい説明なしのほうが見ごたえあっていいんだけど、たとえば前田敦子がスクラッチしまくった床板の傷を最後映したほうが、Jホラーおなじみの輪廻性が醸し出されたに違いない。さらに、下の階に住んでる人が「なんか、上の人がりがりうるさいんだけど・・・」とか言えば、『クロユリ団地2』が作れる。僕は見に行かないけど。 言わなくてもわかるだろうが、冒頭、なぜ老人が壁をスクラッチしていたか、それはあの少年が、おばあちゃんを壁の奥へ連れてってしまったからだ。 誰が見ても中途半端だっただろ、あの霊能力者。あれはもうマクガフィンみたいなもんなんだから、『TRICK』のインチキな香ばしい霊能力者でよかった。前田敦子の物まねする人でいいじゃん。いちおうヘンテコ除霊してるから、あそこで我々は映画館でげらげら笑ってあげればオッケー。そもそもあの霊能力者自体必要なかった。最後血吐くし。なんで? だいいち、あの少年、恨み呪いを残すのは構わないけど、あの死因はある程度自己責任だろ、引っ越してきた無辜の少女を呪うのはよくないだろ。せめてあのゴミ箱を設計した区の人とか、焼却場の人とかを呪ったほうがいいんじゃないか。なぜあの少年はゴミ焼却場に出現しないのだろう。団地にしてみればとんだとばっちり。水面みたいな変な照明まで使って。海の中か? ただし、前田敦子に「お友達たくさんいるんだね」と言われたとき、少年が「みんな引っ越しちゃった」と答えたのには背筋が凍った。この少年、お友達全員ヤリヤガッタナ。
[映画館(邦画)] 5点(2013-08-27 01:41:33)(良:1票)
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