1. 紅の豚
鈴木敏夫が高畑勲に代わってプロデューサーを務めるようになったことにより、役者でないタレントを声優として起用し(始め)た最初の作品。この作品からジブリアニメは興行収入が跳ね上がっていくと同時に、話題性を狙った安易な声優起用で作品そのものの質を下げていくことになる・・・。 森山周一郎はヘタな声優よりハマってて驚いた。彼以外、考えられないキャスティングですね、素晴らしい。一方、加藤登紀子さんは歌は素晴らしかったのだが、肝心の本編がダメダメ。棒読みもいいところで、動きに合わせてセリフを喋るのに必死という印象で、残念でした。動きと呼べる動きは無かったですけどね(笑)せめて抑揚をつけるくらいの努力はして欲しかった。 しかし、他のジブリ作品とは一線を画す飛行シーンの為だけに映画を見る価値ありだと思います!おまけにそのシーンが長ったらしいのに、何故かダレないという魅力がありました。ただボーっと見てるだけでも面白いです。音楽に関しては前作の魔女~と比べると、やや劣るかなという感じですが、それでもそこらの映画より出来の良いBGMばかりです。というより魔女の音楽が良すぎたというのもあるかも? 8点(2005-03-18 20:32:13) |