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すねこすりさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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1.  群青の夜の羽毛布 《ネタバレ》 
キャストがなかなか良いだけに、非常に残念。もう完全に、脚本と演出の敗北作品。原作への愛が全く感じられないどころか、読解力を大いに疑うね、マジで。原作の映画化である以上、原作とは別物として見るべきだろうが、本作は原作でのキーワードがことごとく無視されてしまった結果、このような、何だかよく分からない代物になってしまった、という気がする。何より、一番マズイと思うのは、さとるが鉄男に父親の本当の姿を見せるに至った心理描写。これは、原作では鉄男がさとるにプロポーズするという重要なファクターがあったからこそ、さとるが「賭けに出た」のであり、その成り行きがなければ、どうしてさとるがあんなことをしたのか、観ている者たちはおいてけぼりもいいとこだ。それでいて、「森を出よう」なーんていう、ちょっと洒落たつもりなんだろうが、まったくの意味不明なセリフを鉄男に吐かせたりする。ここは普通に「家を出よう」で十分でしょう。家を森にする意味が、その後の展開にも何ら効いていないのが、ますますこのセリフを浮かせている。本上まなみさんは、さとるのイメージには合っていたけど、芝居はかなりイマイチ。多分、彼女の技量ではなく、演出が悪いのだと思う。玉木宏はなかなかかな。藤真利子さんはさすがだけど、ラスト近く、さとるが灯油を撒いているところで「あれは嘘だから・・・」なんつって、鉄男と寝たことを否定しているのは、あの母親のキャラからしてかなり違うでしょう、と、これまたツッコミたくなる。・・・いずれにしても、本作は、母娘の根深く逃れ難い確執を経験し、なおかつ、原作を読んでいる人でないと、かなり共感&理解は難しいと言えるのではないかしらん。私には、さとるが母親に対してブチ切れた気持ちが手に取るように分かり、家に火をつけた気持ちも嫌ってくらい分かってしまい、逆に痛かったんだが。ちょっと、評価に困るけど、玉木の好演に+1点。
[DVD(邦画)] 4点(2013-10-15 22:20:54)
2.  グラン・トリノ 《ネタバレ》 
安易な気がするなぁ。ストーリーもだけど、とにかく人物が皆あまりにも類型的だし、その人物たちに三流以下の脚本家でもやらないようなセリフを言わせちゃうし。ストーリーが安易なのは別に構わないと思う、というか、むしろ分かりやすいのはいいことだと思う。でもなぁ・・・。差別主義者の偏屈ジジィ→差別対象のイエロー軟弱青年と出会う→あるきっかけで二人は心通わせるようになり→差別していた者のために命を差し出す、これは究極の「変化」の物語で、脚本書きのABCとして最初に習うんだよね、「主人公を変化させよ」って。それを海千山千のイーストウッドにあからさまにやられてもドン引きというか、「そんなぁ、、、」って感じ。切ないのよ、こんなあんまりな原点回帰見せられちゃって。それに、自らの命を差し出しても、結局、それじゃぁ根本的な解決になってないじゃんか、ってことも不満かな。究極の自己満足、っていうか。人生なんて所詮自己満足に終始するものなんだから、それでもいいじゃないか、とも思うけれども、なんかね。朝鮮戦争のエピソードをもっともらしく盛り込むあたりもなんかヤだ。やっぱり、監督イーストウッドは好きになれないのかなあ。俳優としては、掛け値なしに愛しているのに。もちろん、ウォルトを演ずるイーストウッドはイイ俳優でした。もう本作で俳優イーストウッドと今生の別れなのかと思うと、それも哀しいし。あ、でも、ラストシーンの渋い歌は沁みました。・・・うーん、イロイロ複雑。
[DVD(字幕)] 6点(2010-05-17 22:23:56)
3.  クララ・シューマン/愛の協奏曲
劇場は連日3時間並びの激コミというのに、レビューがないとは・・・。それもそのはず・・・かどうか、・・・うーむ、これはいかんでしょう。(完全に好みの問題だが)キーマンとなるブラームスがなんというかちょっと軽薄なにーちゃんでして、これでまずは興醒めです。そして、クララがゴツい。たしかに8人の子を産んでいるので肝っ玉母ちゃんとも言えますが、残る写真からのイメージとはかなり×××。この軽いヨハネスと所帯じみたクララ、これはちょっと埋めがたいギャップを感じるのですよね。ストーリー的には、まあ、予想通りに展開していく(知られているエピソードの範疇を出ないのがつまらんといえばつまらん)のですが、肝心のラストシーンが・・・意味不明。何なんでしょう、あれは。この映画、主役はどなたでしたっけ? と聞きたくなる。一番不満なのは、ブラームスのクララへの眼差しの描き方です。あれはないでしょう。ブラームスも、末裔にあんな描き方をされて、さぞや草葉の陰で歯軋りしていることでしょう。私なら化けて出るな、多分。ブラームスファンの方は見ない方が良いかも知れません。見ていて嬉しくも哀しくも楽しくも辛くもならない不感症映画。しかし、久しぶりの劇場鑑賞はやはりいいものでした。
[映画館(字幕)] 5点(2009-09-24 15:47:52)
4.  グーグーだって猫である
時折、小説書く人が、趣味が高じて映画まで撮っちゃった、ってなことがあります。それらの作品を見たことはほとんどないですし、見たいとも思わないのですが、それはなぜかというと「映画をナメとる」気がしてしまうからです。もちろん、そうじゃないかも知れませんし、それが傑作を生まない保証もありませんが、そういう色眼鏡・偏見持ってしまうんです。定年後のオッサンが「これからは農業“でも”やるかー!」なんてほざいたりしますが、こういうセリフは農家の人が聞けば憤慨するんじゃないでしょうかねえ。もちろん心の広い農家の方も大勢おいででしょうが、少なくとも私が農業従事者だったら「ムッとする」でしょうねえ。・・・え? この映画のレビューとどう関係があるんだ? いえ、あまりないかも知れません。ただ、この映画、私には「素人が趣味で撮った映画」にしか見えなかったわけですね。もちろん、この監督も出演者たちも「プロ」なことは百も承知です。そもそも、この監督自身が大島弓子ファンでその独特のワールドを映画で表現したいってのが動機だそうだが、そこがそれ、もうプロじゃないってことです。大島ワールドは、映像化して再現できるもんじゃないことを、プロの映画人なら分かってもらいたいわけね、撮る前に。いや、恐らく分かってて手を出したんだと思います。だからこそ、「そりゃあ趣味でやってんちゃうの?」と言ってやりたいわけですね。だったら鑑賞料取るなよと。「どうぞ見てください、オレの趣味映画」と、動画サイトか何かに投稿すりゃいいのです。そう、図々しいんですよ、発想が。猫の可愛さだけは辛うじて正視に値した、ってことで、この点で。
[DVD(邦画)] 3点(2009-05-11 14:13:30)
5.  クリント・イーストウッド アウト・オブ・シャドー
俳優イーストウッドを愛しているのだが、中でも、70年代の彼(若すぎず老けすぎず)が一番好きである。で、この作品の中では、彼の「俳優」としての側面に主に光を当ててくれていたのが良かった。もちろん、「監督」についても語られているが、私的には、監督イースドウッドはあまり共感できない部分が多いので。俳優としての彼を(勝手に)愛して20年以上だけれど、考えてみれば、彼の人生観が反映される監督作品は軒並みあまり好きではないし、ソンドラ・ロックとの泥沼破局なんかを見ても彼の女性観も多分、私には受け入れ難いものがあるんだろうから、恐らく人間イースドウッドとなると、私は彼のことがあまり好きじゃないんだと思う。でも、私が彼に触れるのはスクリーンを通してのみだし、詰まるところルックスと佇まい(と演技)だけで20年以上愛してきたわけだ。・・・という感慨(?)を、この作品を見ながらかみしめた。Ultimate Collector's Edition、購入して良かった!
[DVD(字幕)] 7点(2008-11-20 15:17:06)
6.  クィーン
日本における「皇室報道」を見ると、あれほど「やんごとなきお方」たちに、公式には気を使っているのに、その一方で、ポルノネタと同列に大衆週刊誌の餌食にしている。その扱いって、どーなの? 過剰に敬う一方で徹底的に貶める。ヘンなの。ある意味、芸能人以上に貶められている。それは、英国でも似たようなものの様で・・・。ただ、こういう映画を作れるだけ、英国メディアはまだマトモなんだと感じました。日本ではほぼ100%ムリでしょうからね。あちらのロイヤルファミリーでは離婚もアリ、従軍もアリと、日本のそれよりは何歩も先進的。どちらが良いか悪いか分かりませんが、日本のメディアにこんな勇気は少なくともないでしょうし、お役所も許さないでしょうね。そしてまた、受け手の国民も、皇室のスキャンダル映画なんかが作られれば、日本ではもっと過激な上映反対運動などが起きそうな気がします。肝心の映画の内容は、まあ、はっきり言って全般にかなり退屈でした。大体、なんでいまさら・・・? という意図もよく分からない。そんな中で、とってつけたようなあの「女王の涙」は、映画の中だけのものだろう、と思いました。
[DVD(字幕)] 5点(2008-08-04 16:37:10)
7.  クラッシュ(2004)
あまり期待していなかったけど、見ているうちにどんどん引き込まれ、あっと言う間の110分でした。オムニバス調で、でも軸はあって、人物描写も巧み。うーん、参った! それにしても、人種間意識というのは、私の想像を絶するものなのだと、改めて思い知らされました。
[DVD(字幕)] 8点(2007-01-16 21:53:57)
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