1. ゲット スマート
スティーヴ・カレルのコメディーは見終わった時に嫌な感じがしないんですよね。 それはどこかほっこりさせる人間味があるせいだと。 基本、こいつ意外とやる的な裏切りをどの作品でも設定に入れているような気がします。 そういうメッセージがあるのかも知れない。 ダンスシーンは笑いました。マシ・オカのからみのシーンも独特の面白さがあって好きですねー。でも、全体としては大人し目。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-03-05 10:32:27) |
2. ゲド戦記
率直な感想はそんなには悪くないのでは?というものです。 おそらくこの映画に期待するものが自分には違うものだからだと分析します。 原作忠実派・ジブリ期待派さまざまな期待は完全に(悪い方へ)裏切っているのだと。 全体の雰囲気は自分には絵画(ところどころクオリティーが悪いが...)を見るようなゆったりとした感じは好きです。 多くの人が書かれてるようにストーリーは大事な部分が抜けていて淡々と進んでしまう。それによりキャラの背景や思い入れも薄く感じてしまい、この物語を味わいたい人は原作を買いに行ってしまう効果があるのかも(笑)。 しかし、逆に考えれば紙芝居や絵本のように短い中に言いたい事を文字数すくなく表現するようなシンプルさを感じます。 まあ映画館で見たくはないですが、宮崎吾朗監督の独特の余韻は嫌いではありません。 [地上波(邦画)] 5点(2008-07-12 10:24:15) |
3. 県庁の星
《ネタバレ》 率直なところ意外に観れた。 2時間のドラマとしてみるにはちょうどお手頃な惹き付け感があります。 しかし、これを映画館には観に行けないなー。このパターンは大体予想のつくもののオンパレードだから、どなたかも書かれていたように予定調和と内幕バラシ的なものを楽しむ映画ですね。そもそも公務員は人々の事を考えるべき立場にあり、それを改心する事自体それ以前の問題。それを感動にもってこうとするのは気に食わないですねー。スーパーの場面だけでも良かったと思います。あとあの弁当捨てるなら拾いに行きますよ。つかいまわし発覚で廃業した今話題のあそことダブッて、惣菜のチェッククリアしたら許される問題じゃーないんでは?それに必要な事項を知らないで営業していざという時どーすんの?なんか直面した問題の自己防衛ばかりに気がいって、結局消費者置き去りの自己満足をそのまま描く感覚がまずいのでは? [地上波(邦画)] 4点(2008-06-01 10:44:51) |
4. 幻魔大戦
《ネタバレ》 なつかしい作品ですが、やっぱなんか中途半端感があったように思います。 絵がハードなのに対して、ストーリーや敵が実に日本的な曖昧な姿で描かれているのが逆に子供っぽく感じてしまってのめりこめない病に。 平井和正の原作は読みましたが、そっちの方が切迫感があって良かった。 どうも絵にしたときの間の悪さというのかデザインは好きなんだけど、全体的なバランス(どこに重点を置くか)がまずくて楽しめるポイントが微妙に外されてしまっったように思います。かなり話題だったわりには肩透かし感は否めなかったと。 りんたろうのアニメ映画はこういう感じが多いですねー。 [地上波(邦画)] 4点(2007-01-03 10:42:18) |
5. ゲッタウェイ(1972)
昔の名作映画の1つではまりますが、自分にとってはあんまり好きではない方の部類ですかね。原因は犯罪アクション映画で強盗と暴力を働く主人公に完全にはのめりこめないところかな。でも、基本的に追われながらも一緒逃げる奥さんとの間での、人間性や人生観、気持ちの葛藤という部分はヒューマンドラマであり、その部分は強烈に映画にのめりこまされる部分です。アリ・マッグロウの犯すミスに旦那のマックインが許せず怒りを暴力で表したりするんですが、やっぱり奥さんを愛していてやりすぎた事を後悔するあたりの表現は憎いくらい感情移入させます。自分としては『許してあげなよー』と何度思った事か。嫌いな面を持っていますが良い映画と思います。 [地上波(吹替)] 8点(2007-01-02 03:01:12) |
6. 激突!<TVM>
《ネタバレ》 自分にとっては昔なつかし映画ですね。 スピルバーグの出世作である関係の解説は確か水野晴郎さんがTVの映画前説で言っていたのを思い出します。もう機は熟していたのでしょうね。日常的に多くの人が感じていてかつ日常的ではないサスペンスはさすがと言えるものを感じます。ただ、あくまで出世作でありこの作品自体がそんなにおもいろいものには感じないので、そのテクニックには関心してもそれ以上のものはと思います。映画の面白さの1面は上手くついた初期の作品としてよかったと思います。 自分も峠とかで熱くなったりした事があるのでその恐怖感(相手がどんな人間なのか判らないという点)は少なからず体験しておりあるある探検隊なのでした。まあ命の危険までは無いにしてもね。 [地上波(吹替)] 6点(2007-01-02 02:18:13) |
7. ゲーム(1997)
《ネタバレ》 スタイリッシュなクリスマスキャロル(スクルージ)という感じ。サスペンスで進みながら、主人公の性格の悪さを反省させようとするあたりがもろにそう。サスペンス部分はとても良いですがこれで改心させようとする弟の方が性格悪いと思うが....。作品自体は面白いと思います。マイケル・ダグラスはこういう自己中キャラははまり役ですね。ショーン・ペンはこういう脇役での上手さがあると思う。映画全体のイメージはフィンチャー色が出ていて実にスタイリッシュ。もう少し重厚感があっても良いかなとは思います。 [地上波(吹替)] 6点(2006-08-26 13:01:40) |
8. ケープ・フィアー
デ・ニーロのあるあるパターンという感じがしますが、代わりにニック・ノルティーが粗暴イメージをがらりとかえてきたのが印象的。デ・ニーロの恐怖感を生み出す感じは彼ならそれくらいやるでしょうという感じで目新しく感じなかった。お腹いっぱいです。ジュリエット・ルイスははまっている。この3人のバランスは良いと思った。でもこの話は思っても見なかった逆恨みが怖いという事だけでそれ以上の感想は無いかな。 [ビデオ(字幕)] 6点(2006-05-05 10:20:17) |
9. 刑事ジョン・ブック/目撃者
《ネタバレ》 バランスよく面白いと思った。アーミッシュはこういう形でよくドラマに使われますよね。映画って言うよりドラマ色が強いかな。映画館に見に行くかって考えると行かないかなー。ハリソン・フォードで見れる感じです。 [地上波(吹替)] 7点(2006-05-05 00:18:42) |
10. 刑事コロンボ/忘れられたスター<TVM>
《ネタバレ》 コロンボのは大まかに覚えているのが多い中、これだけは大変印象的でした。 理由はラストの犯人を捕まえないのが非常に印象的。しかし、自分は他の作品で随分犯人に大して厳しく罪としての意識をさせるようにコロンボが言っているの見ているせいか、どうしてもこのラストに納得いかない感がありました。女優なら・認知症ならそれで犯人としてあげない?その矛盾も併せて印象的でした。 [地上波(吹替)] 7点(2006-05-04 23:41:25)(良:1票) |