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The Grey Heronさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2672
性別 女性
年齢 61歳
自己紹介 映画は生きる糧のひとつであり、心の拠り所のひとつ。

さらに、
笑わされ、叱咤され、癒され、
映画は掛け替えのない友でもあります。

当サイトに於いて21年目を迎えさせていただきました。
管理人様のご尽力、作品とレビュー多くの出会いに只々感謝です。

今後ともお付き合いの程、宜しくお願い致します。



                                    

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1.  恋ひとすじに
本作も小学生時分に観ていたなら卒倒していたでしょう。兎にも角にも美しい。唯々美しい。いやぁ、美しい。 おまけにロミー・シュナイダーも同様と来た日にはウットリするほかありません。 キザな台詞も素直に聞けます。 ストーリーなんてどうでもいいのですが、これが、意外に練られていて、同僚将校ジャン=クロード・ブリアリを始めとして父親、男爵夫妻、皆キャラが立っていて見応えも中々のもの。 特筆すべきは晴天の霹靂そのままの結末。(+1点)言葉がありません。いやホントに・・・・・・・・ 初めて彼女宅を訪れたアラン・ドロンを思い返すと顔に比例した男前な姿にジーンときます。
[DVD(字幕)] 9点(2021-05-11 16:43:34)
2.  コリーニ事件
ナチス高官を祖父に持つ弁護士フェルディナント・フォン・シーラッハのベストセラー小説(未読)の映画化。 殺人犯コリーニの国選弁護人となった新米弁護士ライネン。惨殺された被害者が彼の幼少時から育ての親として面倒をみてくれた恩人マイヤーである事に葛藤を抱えるも、恩師マッティンガーの助言もあって弁護を決意。しかしそのマッティンガーが遺族側について法廷で相対することに。そしてコリーニが黙秘を貫き動機が分からず弁護が困難を極める。マイヤーが大企業社長と言うことで経済的に破滅させられた恨みかと思いましたが、そんな安い話ではありませんでした。調査を進める過程で一瞬映った鍵十字。人格者である恩人の別の顔が明かされ、更に、1968年に発布された法律の存在が明らかになる。迎えた判決が下るその日。 淡々としながらも非常に理路整然とした展開で過去と現在を行き来するカメラワークも実に滑らか。裁判モノによくある胸糞悪さもありません。そして特筆ものの奥歯噛み締めて物言わぬコリーニ(フランコ・ネロ +1点)が発する言葉の重み。あまりにも切ない「ありがとう」が記憶にとどまります。 自国の黒歴史に向き合うドイツらしさを感じた傑作です。
[DVD(字幕)] 9点(2021-04-21 01:42:04)(良:1票)
3.  ゴールド・ディガース(1933)
バズビー・バークレイによるミュージカルシーンは「フットライト・パレード」に比べるとスケールが小さいものの、光るバイオリンの斬新な発想に只々感嘆。ドラマパートが絶品。恐慌不況下の中で懸命に生きるコーラスガール3人。ポリーとブラッドのロマンスを軸に、コーラスガールをゴールドディガーの寄生虫呼ばわりするローレンスとピーボディ、一泡吹かせようとするキャロルとトリクシー、それぞれが絡むコメディタッチの展開が絶妙。中でも美味しい所を持っていった感があるローレンスを演ずるウォーレン・ウィリアム(主役にクレジットされている)に身悶えさせられまくりでした。ラストのミュージカルのテーマの重さに感じた違和感に-0.1点。
[映画館(字幕)] 9点(2019-09-19 00:42:02)
4.  五本の指 《ネタバレ》 
スパイ・サスペンス映画の最高傑作。殺害・格闘シーンは無く、金庫の国家機密書類をカメラで撮影する手口で至極アッサリしているにもかかわらず、実話ものというのも相まって、全編が痺れる緊張感に満ち満ちる。特筆すべきは主人公ディエロの人物像。欲望にしがみつく手(5本の指)というタイトルそのままの「これから絞首刑になる人間にロープの太さを教えたところで何になる?」が示すドイツへの愛でもイギリスへの憎しみでもない、貧しい出自の彼の憧れである紳士の地位と高嶺の花 Anna を買う金の為だけの売国行為。淀みのない話しぶりと落ち着きはらった物腰で窮地をすり抜ける姿に、「こんなはずでは」と思った矢先のどんでん返しにディエロ同様絶句する。poor Diello を体現するラストシーンはジェームズ・メイソン名場面集の暫定1位であり脳裏に焼き付く絶品演技に胸が締め付けられる。
[DVD(字幕)] 9点(2018-09-30 00:59:00)
5.  コレクター(1965)
屋敷内における犯人と被害者。被害者の心中「生きて此処から帰りたい」は手に取るように解るのですが、犯人の本心が奈辺にあるのかを読み取ろうとしても彼女同様に解りません。物語は二人以外のシーンは最低限にとどめ(各シーンの的確さが見事)進んでいきます。一瞬たりとも目が離せず緊張感に息苦しさが増していきます。解り得なかった犯人の本質が、相手が死ぬかも知れない状況でとった二人の行為の違いで垣間見え、ラストシーンで剥き出しにされます。ここで初めてタイトルの意味を思い知らされ、言いようのない恐ろしさを味あわされます。観る者を捕らえて離さない見事な作品でした。
[DVD(字幕)] 9点(2006-10-22 16:01:37)(良:1票)
6.  恋人よ帰れ!わが胸に
無茶苦茶な邦題は別として、見応えのある素晴らしい作品でした。優しさや思いやりなど一銭の得にもならん、生きるのには不必要が信条のようなウイリーの、知恵を働かせ、絶対に引き下がる事無く何が何でも目的を果たそうとするえげつなさと、果たせなくても決して反省もせず落ち込みもしないド厚かましさは、何故か憎めない所があったせいか少し羨ましく感じました。人を疑う事を知らぬような、お人好しで純真な好青年ジャクソン。この両極端な二人が強烈なればこそ、どちらにもなりきれず、ご都合主義的に心が揺れ動くハリーの情けなさ、やるせなさが際立っていました。ジャック・レモンとビリー・ワイルダー監督の真骨頂を見せてもらいました。
9点(2004-08-14 01:08:34)
7.  コレクティブ 国家の嘘 《ネタバレ》 
全てが初耳、実話で実際の舞台で当事者出演によるドキュメンタリー。そもそもがお粗末な医療設備でその上薄めた消毒薬を使用する・・・金銭欲に塗れた病院長、理事長、政治家、ヤクザ者(当然ながら彼等は登場しません)にあるあるな話なんだなぁ 消沈。 内部告発を受けたスポーツ紙(我が国では大スポか)編集長等のチームが事実に迫り、後任の保健省大臣のシステム改善への取り組みに、こんな事すれば某国ではすぐにあの世行きになるのに腐敗認識指数ランキング63位ルーマニア捨てたものではないのにビックリ。 二人共常に冷静でとりわけ編集長の怒りにまかせて暴力を煽るような書き方は良くないとするのに感心。破壊略奪に励むカス達は居ないデモ模様でした。 その後どうなったのか知りたかったのですが、知ると消沈です。重度火傷を負った彼女の「自分の目の前にしか道はないのです。進むだけです」は、より良き社会への希望を捨てるなかれということでしょうか。 芸能人の痴話話を追いかけ回す方々に観て貰いたい作品です。
[インターネット(字幕)] 8点(2023-07-04 15:03:39)
8.  コーマ
手に汗握ったサスペンスの秀作。向こう見ずにも程があるスーザンにハラハラさせられ通しで、昏睡に陥るバッドエンドの予感にビクビクしていたので結末に大きなため息が出ました。陰謀の目的が金儲けのみなのか分かり辛いところに物足りなさがあります。お目当てリチャード・ウィドマークの枯れてしまった感のあるお姿が少し残念。美術関連スタッフの仕事ぶりに拍手、あの光景は夢に出てきそうで怖過ぎる。
[DVD(字幕)] 8点(2021-09-15 01:32:05)
9.  コンドル(1939)
オープニングクレジットのリチャード・バーセルメスに一時停止して確認。「散り行く花」「東への道」での貴公子出演に大歓喜。待ちわびた登場シーンがリタ・ヘイワースも一緒で血圧急上昇。過去の消えない過ちを背負って生き続けるという寡黙な役どころで渋みはあるのですが、心情の希薄さを感じる台詞回しはトーキーに向かず早くに引退という事が納得できるものでした。彼の因縁の相手を演ずるトーマス・ミッチェルが毎度の事ながら、主役以上の存在感で作品を味わい深いものにしています。ジーン・アーサーとリタ・ヘイワースは華を添える程度で居なくてもいいような浅い人物像でした。苦手なケイリー・グラントに初めて惚れ惚れした描かれる男たちの絆の深さに胸熱になった良作です。
[インターネット(字幕)] 8点(2021-02-15 01:35:15)
10.  ゴンドラ
ゴンドラに乗って高層ビルの窓拭きをする青年と母親と小洒落たマンションに暮らす11歳の少女。文鳥を介して出会った二人の物語。共に孤独であり、とりわけ少女の孤独感に胸を衝かれます。青年の実家である下北半島に二人で訪れ、青年の両親の質素だけど暖かなもてなしに少女の憑物が1枚1枚剥がれてゆく姿に胸が熱くなりました。筋立てはありきたりなのかもしれませんが、台詞を最小限に抑えて滑らかなカメラワークに見惚れた映像で紡がれた画面に引きずり込まれてしまいました。監督は本作以降AV製作で活躍されたという事ですが、それが頷けるシーンがありました。 本サイトのおかげで出会えた作品は胸に沁み入る秀作でありました。
[インターネット(邦画)] 8点(2020-06-28 05:41:44)(良:1票)
11.  心と体と
♪♪誰にも真似できない同じ夢を見よう Can you hear the calling?♪♪ が浮かんだ同じ夢を見る二人。その夢のシーンは得も言われぬ静謐さに加えて牡鹿・女鹿の佇まいがエンドレ・マーリアに見えた特筆すべき映像美。 また、吊るされた冷凍肉は何度か目にしたものの、そうなる過程は初鑑賞。衝撃過ぎて食べていたアイスクリームが以後喉を通らなくなる羽目に。ただ、単にグロではなくてシステマティックな工程での凛としたものを感じた映像。 映像美は満点。 初老エンドレと潔癖症&コミュ障マーリアの職場恋愛模様は、個性薄いエンドレが歯痒く物足りません。 マーリアのあれやこれやの健気さを見るにつけ、体を重ねなくても恋愛は育めるのを教えてやるのがエンドレの年の功じゃないのだろうか。 これは酷過ぎると思った際の値千金命の電話に心底ホッとさせられました。
[DVD(字幕)] 8点(2019-11-04 22:33:16)
12.  五瓣の椿 《ネタバレ》 
原作未読。牢屋で針仕事をしている時の憑き物が落ちたような顔つきと丸梅の妻の自害に、復讐の虚しさを味わう事に。青木の人物像は山本周五郎作品ならではのものであり、「上意討ち拝領妻始末」に続いての加藤剛の若かりし姿に見惚れました。長さを感じさせない力作。
[DVD(邦画)] 8点(2018-11-28 02:31:40)
13.  小間使の日記(1946) 《ネタバレ》 
陽の野心家小間使いセレスティーヌをはじめとした登場人物全てが印象的。髭の主人と隣家の大尉の小競り合いが見せる喜劇調がジョルジュ帰宅を境にロマンス、サスペンス模様が色濃くなります。陰の野心家ジョセフが本性を現した末滅びるまで見応え充分でした。監督ならではの活気溢れるお祭り模様がドラマを盛り上げています。
[DVD(字幕)] 8点(2017-06-30 14:18:47)
14.  殺しが静かにやって来る
トランティニャン、キンスキー共演に惹かれての鑑賞は大当たり。どこまでもストイックな男とどこまでも卑劣な男の対決に手に汗握り、決着の衝撃に打ちのめされる。雪景色に流れるモリコーネの物悲しいテーマ曲に更に冷え冷えとさせられる。
[DVD(字幕)] 8点(2016-12-30 22:03:22)
15.  コードネーム U.N.C.L.E.
1963年を舞台に米ソが協力してナチス残党の悪巧みに立ち向かう。キャラの立った登場人物達の絡み合いに、笑って、ホロリとして、手に汗握った。敵ボスの優雅さは特筆もので作品に華を添える。齢を重ねても優男の面影が残るヒュー・グラントが観れて嬉しい。オープニングとエンディングのセンスにも魅了される。掘り出し物の一品。
[DVD(字幕)] 8点(2016-08-28 19:12:20)
16.  こわれゆく女 《ネタバレ》 
メイベルの神経とニックの性格はこわれゆくではなくこわれており、家庭がジリジリとこわれゆく様子が迫真の演技の両優から息苦しく迫ってきます。「子はかすがい」をまざまざと見せられた子供達の姿。家族愛とは価値観の押しつけでも、愛してやるから愛し返せという支配でもなく、ただただ無条件で純真なもの。感じ入りました。
[映画館(字幕)] 8点(2012-07-11 21:34:22)(良:1票)
17.  心の旅路 《ネタバレ》 
記憶喪失に運命を翻弄される男女の物語というありがちな物語も、元祖と呼ばれるらしい本作の上質さには感じ入りました。記憶喪失ものの見所である、記憶を喪失した事による悲劇、記憶が甦った事が生み出す悲劇、如何にして記憶が甦るかが、本作は意外な展開で繰り広げられ強引さも感じますが、登場人物が、現実を受け止め恋する人の前では乱れまいとする凛とした人々なので物語にどんどん惹き込まれていきます。これは役者の魅力もありますが演出の妙によるところが大きく、ポーラの嘆き悲しむシーンを一切見せずにチャールズの前に登場させたシーンはとりわけ素晴らしく、このシーンあってこそ観客は彼女が「スミシィ」と呼べるのを今か今かと待ち望み、ラストシーンに心から「ああ、よかったね」と言えるのではないでしょうか。この締めの演出も冴え渡っています。あの場所での彼女のアップは私の忘れじのシーンとなるでしょう。
[DVD(字幕)] 8点(2005-12-14 00:14:38)(良:3票)
18.  恋のためらい/フランキー&ジョニー
人を愛したい、信じたいけれど、裏切られて傷つくのはもうこりごりなのよというフランキーの思いはとても共感できる。ジョニーの「不幸は防げないが起こった時には俺がいる」と包み込むような想いに彼女の頑なな心が溶けていく。アル・パチーノの自然な笑顔がとても印象的で、乾いた心に染み入るラブストーリー。
8点(2004-02-01 09:25:37)(良:1票)
19.  コッホ先生と僕らの革命 《ネタバレ》 
わざとすっ転んで「痛いいたいイタイ」する女々しいヤツが幅を効かす中で、一丸となって「前へ!」突き進むドイツサッカー大好きな身にとって、その成り立ちを知ったのは有意義です。王道の学園モノの展開で悔し涙が流れ、ボーンシュテッドのクロスからハートゥングのヘッドに身を乗り出す。無理筋を押さえ込まれた熱い作品です。
[DVD(字幕)] 7点(2023-04-18 16:42:54)
20.  コーダ あいのうた 《ネタバレ》 
オスカー作品賞以外の知識無く。傍から見て大変な暮らしでありながら、大変ヅラせず瑞々しくキラキラしているルビーを演ずるエミリア・ジョーンズが素晴らしい。ルビーを気遣う両親と兄もさることながら、V先生がMIP。音楽への熱い思いを持っての筋の通った物言いに教師かくあるべしであり、わざと間違えるところに胸熱にさせられました。 ルイーズ・フレッチャーがオスカー受賞の際、手話で両親に「夢を持つことの大切さをあなた方から教えて貰いました。あなた方は夢を叶えた私を見ています」涙ながらに語りかけるシーンを思い出しました。 劇場鑑賞を諦めたのを後悔する良作です。
[インターネット(字幕)] 7点(2023-04-09 23:13:01)
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