1. イングロリアス・バスターズ
すごく好き。バイオレンスな男の子の汚いおもちゃ箱をひっくり返したような(生き物の死骸が入っていそうな)おぞましさとワクワク感。それを大スターを使って、巨額の製作費を使って映画にする、芸術的なバカバカしさに拍手! [DVD(字幕)] 9点(2013-04-21 15:11:37)(良:1票) |
2. インファナル・アフェア
こんなに素晴らしいアジア映画を見たのは久しぶり! 脚本はもちろん素晴らしいけど、さらに素晴らしいのが、あの脚本を生かし切った名優二人の演技(拍手っ!)。トニー・レオンの少しうなだれた背中・・・綺麗なおネエちゃんが抱きしめたくなる気持ちも判るわ(涙)。しかししかし・・・-1点してしまったのは音楽。ジャジャジャジャ~ン、ジャジャジャジャ~ン。子供向け特撮じゃないんだから・・・そしてラブシーンになるとオルゴール・・・(汗)。でもまぁ、それも味??? 9点(2004-04-01 23:47:32) |
3. イヴの総て
よく女の内面を抉った台詞のひとつひとつが秀逸。どの女性の中にも、マーゴ的な面、イブ的な面、カレン的な面があるから、どれもこれもがプチ「解る~」なんですよね。古い時代のお金持ちたちの、衣装や小道具がお洒落で楽しい。ラストの皮肉っぷりもかなりGOOD! アカデミー賞最多ノミネートと聞いて、小難しい作品を想像していましたが、なかなかエンターテイメント性たっぷりの、愉しい作品でした。 8点(2004-01-22 09:28:10) |
4. イングリッシュマンinニューヨーク
この映画を見て、「面白い」とか「可愛い」とか「キャー!」とか思う人は、紛れもなくダニエルファンでしょう。つまり、それ意外の人には何の意味もない駄作という事です。まぁ天才の気まぐれって事で・・・ 4点(2003-11-07 06:55:52) |
5. イナフ
「夫に暴力を振るわれたら、頑張って自力で状況打破しなさい」という安易なメッセージに、ウンザリしました。暴力夫から逃れるために、富豪の父親を頼ることができ、自分の仕事をうっちゃって子供をバカンスに連れて行ってくれる友人と、殺されかけてもコブ付きを愛してくれる元恋人がいて、たった一月のトレーニングで大の男を殺す程力を付ける事が出来る女性が、この世に幾人いるでしょう。家庭という閉鎖された小さな小さな組織の中で、じわじわと追いつめられて行く「妻」という立場の恐怖を、それを世間に向かって訴えることの難かしさを、この映画はひとつも描けていない。この映画を製作した人たちは、ドメスティック・バイオレンスというきわめてデリケートな問題を、遊園地のサバイバルゲーと同じ位置に引きずりおろしている。JLOの大根ながらも身体をはった演技にこの2点を。 2点(2003-10-26 23:22:08)(良:3票) |
6. IT/イット〈TVM〉
つまんない・・・・駄作!? 1点(2003-05-13 09:42:13)(良:1票) |
7. インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア
ビジュアル系バンドとか、同人誌とかが好きな女の子に受けそうな色モノを。豪華キャストで大衆化した作品。でも案外面白かったし、作り込みがさすがハリウッド! トム・クルーズっていい役者なんだなぁ~と確認させられた。 6点(2003-05-11 21:18:27) |
8. インビジブル(2000)
全てが中途半端。でもとりあえず、最後まで飽きなかったので平均点。ケビンは体当たりで頑張っていたと思います。 5点(2003-04-26 15:11:00) |
9. 愛しのローズマリー
わたしもハッキリ言って、過度のデブは嫌いです。自己管理能力と健康に対する認識の欠如だと思うので。けれどこの映画のように、デブを笑い者にしていながら、「やっぱ人間は心だね」みたいな結論のもって行き方には、反感を覚えます。もちろんファレリー兄弟の映画を、「ノートルダムのせむし男」や、「エレファントマン」、「道」や藤山直美の「顔」と同列に論じる気はさらさらありません。だがハルが何故「デブでもいいや!」と思ったかという所に、この映画は全く説得力がありません。これなら「やっぱデブは嫌い」という結論だった方が、よほどマシです。いくらコメディーだからといって、「デブ」という女性にとって大いにデリケートな問題を扱う以上、もっとなにかしてくれる結末(大笑いさせてくれるとか、みたこともない結末にビックリさせてくれるとか)を見せてもらいたかったです。結論としてこの映画は、グィネスを女性誌で「オードリーを彷佛させるデビューを飾ったスタイリッシュなアカデミー女優」から「女に嫌われる女性タレント」に引きずりおろすのに一役買っただけになりました。 1点(2003-04-11 22:58:17)(良:3票) |
10. 妹の恋人
とても安心して見られる、あたたか~い作品。今や大物の風格漂うジョニー・デップとジュリアン・ムーアがとってもピュアで、素直に感動しました。アイロンをかける度に、この映画を思い出します。ジョニー・デップの役づくりの勤勉さに拍手! 7点(2003-04-09 22:04:47) |
11. イングリッシュ・ペイシェント
《ネタバレ》 評価低いですね・・・私は原作も読んだのですが、ハナ側のウェイトが非常に大きく、文章が詩的かつ抽象的でした(ちなみにハナの設定は二十歳。もしかして超ミスキャストなのかビノシュ!)。映画の方は、削りどころ上手く、エンターテイメントとして退屈させない程度に芸術の香りを残し、秀作に仕上げていたと思います。なぜ英国人の患者とキャサリンが愛しあってしまったのか、それに理由が必要でしょうか。否。素性の知れない者同志だからこそ、燃え上がる恋もあるのです。日常の仕草が介入した途端、そういう恋は冷めてしまうもの。そこを最期まで、方や洞窟に取り残され、方や全身大火傷を負いながら、美学昇華させた二人の世界に酔ってこそ、この映画を愉しんだと言えるでしょう。乾いた砂漠の中の滴るような愛というコントラストを映し出したカメラも秀逸。 9点(2003-03-25 17:45:09) |