1. イングリッシュマンinニューヨーク
一応 D. デイ=ルイスの映画は目を通すことにしておりますが、ほんとうにトホホな映画でした.ほとんど裸で脱出した後、段ボールをかぶっているダニエルが顔が崩れるように照れ笑いするところが唯一チャーミングなシーン.テーマ曲を担当したスティングにも「ごめんなさい」なのです. 2点(2003-10-20 21:13:31) |
2. インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説
インディ・ジョーンズものって、スクリーンで初回に観たものが最高なので、集中して観ました.サービス精神満点の娯楽映画. 7点(2003-10-05 20:49:06) |
3. 命
柳美里の著書は「家族ゲーム」以来ほとんど敬遠していて、この映画も豊川悦司が出演しなければ観なかったと思う.柳ならではの強引さに引っ張られるのだろう、と思っていたのだが、江角マキコの真摯でしかも弱さを自然に引き出す演技と、豊川の凄みのある役作りとで救われた気がした.生まれたての丈陽くんを抱き上げたときに豊川悦司の見せた染み入るような顔が印象的だ. 7点(2003-10-05 20:31:15) |
4. イン・ザ・ベッドルーム
絶対悪、理不尽さ、身勝手さなどを、良識も知性も自制心もある人間が振りかざされたとき、人はどうやって精神の修復をしたらいいのだろうか.どうやって行き場のない怒りをコントロールしたらいいのだろうか.この部分にかなり時間をかけて描いているので、主人公たちの心の軌跡を自分にも投影してみることができた. 7点(2003-08-24 21:43:55) |
5. イングリッシュ・ペイシェント
映像、音楽、脚本、舞台(まさにサン=テグジュペリの世界だ)の全てにおいて上質さを感じる。自分にとっては隅々まで納得のいく作品なので、手元に置いて何回でも手を伸ばしたいし、観る度に新しい発見がある。 R. ファインズは言うに及ばず、K. S. トーマスがとびきり美しいのに加えて、チャーミングで哀しくて知性的な内面を演じていて、とても素敵だと思う。そして J. ビノシュは、職務を超えた献身と人間としての情感を滲み出るように演じてい、“役柄に対する取り組み方が普通じゃない - J. デップのビノシュ評”も納得できる出来映えだった. 10点(2003-06-22 12:07:24) |