1. 犬神家の一族(1976)
いやー、たまらん。スケキヨの存在でもう勝負ありという感じ。 [DVD(邦画)] 8点(2012-11-27 11:30:03) |
2. イゴールの約束
ざらざらとした質感がそのまま伝わるような映像、息遣いもざらざらしている。厳密にはイゴールは約束していない。後から約束と見なしたのである。そこには父親からの指示でもゴーカートの遊戯でもなく、自らの意思による立場の表明、価値観の選択があったのである。 [映画館(字幕)] 7点(2012-09-24 23:54:19)(良:1票) |
3. 息もできない
革新的な内容ではないが、非常によくまとまっていると思う。良質なドラマとしておすすめできる。 [DVD(字幕)] 7点(2012-05-03 22:11:42) |
4. 硫黄島からの手紙
無難にまとまっている。 [DVD(字幕)] 6点(2011-05-17 00:11:13) |
5. イン・ハー・シューズ
役者の演技を観るだけでも楽しめる。キャメロンのああいう役は言わずもがな、トニ・コレットもうまい。コミカルかつシニカルなセリフが小気味良い。ストーリーとしては別にどうっていうことはないが、教授と詩を読むシーンが最高。 [DVD(字幕)] 6点(2011-05-14 11:10:44) |
6. インセプション
描かれていないことについてとやかく批判するよりも、描かれていることをシンプルに評価していきたい。そういうスタンスでいくと、まぁルールは良くわからない部分もあるが、夢の階層というアイディア、そしてキックという要素を用いて独創的な世界観を構築していることは間違いない。そしてそれを利用した映像体験は筆舌に尽くしがたいダイナミックさ。多少雪山のとこだけ地味な感じがしたが、第二階層はかなり面白かったように思う。最高の娯楽でした。 [DVD(字幕)] 8点(2011-03-05 00:08:57) |
7. イングロリアス・バスターズ
《ネタバレ》 オープニングの緊張感は最高。あの勿体ぶった長ゼリフなんかもタランティーノっぽくてすごく良かったです。でもみおわってみると、意外と無難にまとめたな、という印象。大風呂敷を広げて、バスターズの活躍やもう一つのストーリーとの壮大な絡みを期待したのですが、こぢんまりとしてしまいました。でもそういう意味でなかなか観やすい映画になっていると思います。ただもっとやり過ぎ感があったほうがタランティーノらしくて好き。残酷なまでの痛快さは伝わりました。ただ多くのレビュアーが指摘するように、バスターズの印象が相当薄いことと、二つのエピソードの絡みがいまいちなことがマイナス要素。ただ全体のバランスの良さはかなりいいと思います。 [DVD(字幕)] 7点(2010-08-06 21:57:34) |
8. インビクタス/負けざる者たち
《ネタバレ》 スローモーションだの幻影だのベタベタであざとい演出ばかりだったにも関わらず泣きそうになります。イーストウッドの手のひらで踊らされているよう。結果ももう分かり切ってるのに、そこへ到達するまでの展開がやはり上手いんだろうなぁ。ここまで露骨な演出をするとは思わなかったのでかなり意外でしたが、それが効果的。 完璧なエンターテイメントに仕上がっています。とはいえ、イーストウッドお得意の大俯瞰も随所に有って、らしさも伺えます。すげーやつです、イーストウッド。 [映画館(字幕)] 7点(2010-02-15 21:15:14)(良:1票) |
9. E.T.
小学生の時に観た映画ですね。子供の頃は8点くらいだったんだろうけど、再見するとこの点数でした。きっと2点分子供の心を失ってしまったんだろう。 [DVD(字幕)] 6点(2009-06-29 11:02:39) |
10. 犬猫
「人のセックスを笑うな」を観てからこれを観たのですが、二作品目になると何となくこの監督の趣向が見えてきますね。 手すりから降りるシーンはほんと素晴らしい。こういう演出大好きです。こぢんまりさが逆に日常的で、間の長く見えるカット割りも効果的だったと思います。 映画らしい映画でした。 [DVD(字幕)] 7点(2008-11-18 20:26:00) |
11. インテリア
ウディアレン作品らしく、会話が非常に多いです。複雑な人間関係ですが、主眼はやはり本当の家族、人間らしさだと思います。母親の名前やらラストシーンやら、ウディアレンはけっこうシンボリックな作品を作ったと思います。 ただ母親の以前までのキャラクターが描かれていないのでただ弱々しいだけの母親に見えてしまい、落差というか、崩壊していく過程がいまいちはっきりしなかったように思います。会話で説明しすぎ。 [DVD(字幕)] 6点(2008-11-10 00:57:48) |
12. イージー・ライダー
ピーターフォンダよりもデニスホッパーにかっこよさを感じました。まぁ二人よりもジャック・ニコルソンの演技がすごい。短い時間なのにかなりのインパクト。 全体としてはロードームービーの爽快さは有りましたが、意味不明な共同体やラリった時の映像、場面切り替えの手法のダサさなど、何がしたいか分かりませんでした。過大評価されすぎな気がします。でも音楽はすばらしく良いです。 [DVD(字幕)] 4点(2008-08-17 00:13:05) |
13. インランド・エンパイア
正に「三時間の陶酔」。リンチ作品では毎回のことですが、理解しようと思ってもすぐにそんなことが無意味だと分かります。三回くらい観ないとだめですね。観るのではなく感じる作品です。 いやーすごいわ。秩序と無秩序の間というか、混沌。 [DVD(字幕)] 8点(2008-07-03 18:51:08) |
14. 生きる
志村喬の演技…。鬼気迫るとはこのことです。ちょっとシニカルなラストも面白い。 [DVD(字幕)] 9点(2008-06-20 23:08:16) |
15. いつか読書する日
理解できないシーンは多数ありましたが、昨今の高校生や若い男女の病気や安易な死、セックスを扱ったテーマよりもよっぽどリアリティと感情が伝わってきました。まさに「純愛」です。無表情の中の表情を見せる田中裕子素晴らしかったです。 しかしストーリーにやや無理な部分と、理解できない部分というか共感できない部分がありました。 [地上波(邦画)] 7点(2007-11-12 22:13:37) |
16. イレイザーヘッド
そこらにあるようなホラーとは違って、脳に直接響いてくる気持ち悪さ、怖さがすごいです。とはいってもホラー映画ではなく、人間の日常を描いている…ように解釈しました。観るものではなく、感じるものです。すごい映画です。 [DVD(字幕)] 9点(2007-09-04 01:35:29) |