21. ザ・インタープリター
《ネタバレ》 僕は普通に楽しめました。展開が先読み出来ない人間なので、国連での大統領暗殺が自演での空砲という事も普通にえ?と思ってしまいましたし、途中のテロリストを追うバスでのやりとりのシーンと爆発も緊張感があって楽しめました。中盤で少しダラダラするのは、良くも悪くもシドニー・ポラック作品らしいなと思いましたし、それでも「ランダム・ハーツ」のように恋愛云々を挟まない分だけ展開に興味が持てました。ショーン・ペンの演技も良かったですが、知的かつミステリアスなニコールの存在感はこの作品に絶対不可欠でした。南アにあんな色白美人が存在するのかとか、暗殺計画の裏で動いている割には緊張感が薄いなとか、ギモンや不満を言ったらキリがないですが、金掛けて重厚な感じ出してますよって感じの作品が好きなので評価したいです。 [DVD(字幕)] 7点(2006-08-28 11:37:22) |
22. サスペクト・ゼロ
猟奇殺人とかの重々しいサスペンスの中に「透視」とか「超能力」というジャンルが絡んでくると、どことなく「ずるい展開だなあ」とか思ってしまいます。ベン・キングスレー程の大物を使った割にはサスペンスとしてもあっけないし(犯人風に見せて展開した序盤はともかく)、「セブン」的なものを期待すると物足りないかもしれません・・・。「サスペクト・ゼロ」なんて仰々しいタイトルをつけるから深い深い謎解き系かと思いきや・・・、期待はずれで薄い作品だと思います、2度は観ませんね。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-08-06 16:28:13) |
23. ザ・リング2
酷評だったのでどれだけひどいのかと思ってたのですが、少なくとも「日本版リング2」よりはるかにストーリーがまとまってて個人的には面白かったです。子供役の子の顔がシリアスで(笑)ホラーの雰囲気が出てて良かったです。子供が霊にとりつかれるというと「エクソシスト」を思い出しますが、母親自らが子供を助けるという意味では2番煎じを免れています。ナオミ・ワッツはさすがに存在感があり、また日本版と違うオリジナルの話なので、どこでどういう怖さがあるかが分からなくて良かったです。また続編特有の謎解きの説明調になるつまらなさではなく、解明と同時に恐怖の演出もあり、井戸に突き落とされたサマラが水が苦手で、それが息子を助けるキーワードになったり、子供を助けるために母親自らがサマラに挑戦したり。「水」+「母親が子を助ける」だとむしろ同じ中田監督の「ほの暗い水の底から」を思い出させましたがそれとも違う終わり方ですし満足でした。落っこちた井戸を登る際に追いかけてくるサマラの動きが倍速で・・・。あれを子供時代に観たら夢に出てきそうですね(苦笑) [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-07-18 11:43:49) |
24. 猿の惑星
アンタ水面に着陸したのに「草木があるという事は、水もあるかもしれない!」ってどんだけ素っ頓狂なんだよ。でもメス猿はメスらしい表情をしてたのが可愛かったのと、やはりストーリーの強引さ、突っ込みどころ満載さを差し引いても、ラストのあのやり切れなさは衝撃でした。2作目以降は実に不要だったなあ・・・。特に3作目の「新・猿の惑星」なんて、タイムスリップしてきた「猿ご一行様」の道中モノですからね。やっぱりこの1作目が偉大です。 [地上波(吹替)] 7点(2006-07-10 15:34:38) |
25. SAYURI
《ネタバレ》 スピルバーグが製作に行き詰ってたこの作品を、見事「シカゴ」のロブ・マーシャルが映像化したなあと、まずはその世界に感心しました。そして悲恋が苦手な私としては、ハッピーエンドで個人的に救われました(笑)チャン・ツィイーの青い目の恥じらう芸者、とことん敵役のコン・リーの初桃の妖艶さ。そして豆葉を演じたミシェル・ヨーの着物の似合いっぷりと貫禄。とことん紳士なケン・ワタナベ。さほどの存在感も無かった延さん役の役所、敗戦後の格好が「ブレードランナー」のレイチェルにしか見えなかったおカボ役の工藤夕貴。おかあさん役がまさに適役の桃井かおり。これらのキャスティングがしっかりしてたので、中国人が日本を舞台に芸者を演じるアメリカ映画にさほどの違和感を持たず、しかもシナリオが面白かったので中だるみも感じませんでした。ただ、やはりヨーヨー・マの音楽、引きの画で目立つ街並みは「中国系日本」という感じは否めませんでした。それでもそこを割り切ってしまえば十分に楽しめる作品でした。でも何と言ってもチャン・ツィイーのしおらしさに「初恋のきた道」が久しぶりに重なりました。爺さんや外人が皆モノにしようと頑張ってましたが、最後は初恋の人と相思相愛になれて良かった良かったw [DVD(字幕)] 8点(2006-07-09 20:59:29) |
26. サウンド・オブ・ミュージック
初めて観たのは中学生の時の音楽の授業。知っている曲を楽しそうに歌う様が心地良く感じた。それから数年して衛星放送で観返す機会があった。唄をベースに徐々にマリアが受け容れられていく様子が見事で、改めてこの作品の完成度の高さを感じた。学生時代、大人になってから、そして家庭を持ってからと、どの時代においてもそれぞれの視点で楽しめるつくりになっている傑作だと思います。ジュリー・アンドリュースは実に輝いていますねーw映像も綺麗だし古臭さを感じさせない演出にも拍手を送りたいです。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-06-30 16:07:33) |
27. サイン
そもそも水が苦手なら水の惑星に来るなと言いたい。 [DVD(字幕)] 2点(2006-06-19 18:28:18)(笑:2票) |
28. ザ・セル
大して中味のない映画ですが、映像の美しさ、ジェニロペの美しさに加えて、微笑みデブことドノフリオさんの怪演が良かったです。ターセムって監督にまた次を期待してしまいますが撮りそうな雰囲気が全く無いですね…。独特の気持ち悪さにも付いていけてよかったです。輪切りに5点。 [DVD(字幕)] 5点(2006-06-16 11:15:20) |
29. 座頭市(2003)
《ネタバレ》 中盤の2、30分の中だるみ、悪役が台頭してもさほどの危機感を感じさせない展開、所々わざとらし過ぎる血の描写等マイナス点もあるが「北野武が時代劇を撮るとこうなる」という形を見れたので良かったと思う。個人的にはもっとバンバン斬って欲しかった。市が強すぎて圧勝な事はあれでいいと思う。セガールアクションだってほとんど無傷で倒しちゃうし(笑)DVDでも観てますが、テレビでやると色々規制がかかって、賭場で腕フッ飛ばしちゃう所とか「乞食でもいたら試し斬りしてみろ」とかって台詞とか全部カットなんですね。ラストの大親分の目を斬った所も「誰が殺すもんかい・…」で静止画みたいになっちゃって。「一生メクラで生きてろ」ってラストが無いと何だか締まりが悪いなあとか思っちゃいました。盛り上げという意味でのタップダンスはアリでしょう。外人も拍手がしやすかったと思います。大家が本当に三味線弾いてたのでプラス1点。無法松がグルグル走ってる無意味さは「菊次郎の夏」のタコ男レベルのナンセンスさでプラス1点。雨の殺陣シーン。扇家乗り込みのシーンのカッコよさを全てトータルで7点献上。 [ビデオ(字幕)] 7点(2005-11-08 14:57:39)(良:1票) |
30. ザ・ロック
善悪分けにくい。エドハリスは部下を思いやって悪役を買って出ているので、余計に指揮っぷりもカッコよく感じる!参謀役のデビッドモースも◎!最後までエドハリスに付いて行くさまは、男の絆を感じて、俺のツボ!この作品はショーンコネリー、ニコラスケイジも含め「粋なハゲ」が多く、テンポもよくアクションも迫力がありよくまとまっているので、何度観ても飽きない!音楽も悲壮感たっぷりで重厚!ジェリーブラッカイマー製作の中ではNO.1。 8点(2004-09-23 02:52:24) |
31. サスペリア(1977)
原色がきついとか、音量がでかいとか色々なケチはつくけど、やっぱり最初観た時はあの雰囲気は怖かったです。イタリアンホラー独特の「綺麗な殺され方」が目立つし、アルジェントの若い女性をなぶっていく独特の演出は本当にグロく、多少の嫌悪感はあるけどそれでも怖かった。ただやっぱり『魔女』が絡むとちょっとだけ萎えますね。日本人になじみが薄いからかな?ゴブリンのテーマソング、個人的には嫌いじゃないですね♪ 7点(2004-09-23 01:57:24) |