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とらやさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2101
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

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21.  最高の人生のつくり方 《ネタバレ》 
本国アメリカではシリーズものではないんだろうけど、 日本でシリーズ化された?ロブ・ライナーの邦題「最高の人生」シリーズの3作目。 マイケル・ダグラスが演じるのは結構なひねくれ者。 ある事情から預かることになった初対面の孫娘と隣人の女(ダイアン・キートン)との交流を通して、 そんなひねくれ者の心が少しずつ変わっていく。まあ、よくあるストーリーではあるのですが、 孫娘が文句なしに可愛いし、嫌味が全く無く明るく朗らか。ダイアン・キートンの良さがよく出ています。 彼女は地元のクラブで歌う歌手でもあるのですが、歌う姿が素敵です。特に最後の歌。 あれだけひねくれ者だったダグラスが最後は一緒にいてほしいと懇願する。 こうなることは分かっているのですが、こういう映画はそれがいい。 可愛い孫娘が絡む大人のラブコメ。安心・安定のロブ・ライナー映画です。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2017-10-12 20:20:56)
22.  最愛の子
子どもの行方不明事件が後を絶たない中国。子どもの人身売買が大きな社会問題になっている中国。一人っ子政策下の中国。 都市部が急速な経済発展を成し遂げるほどに広がっていく農村部との格差。 香港が中国に返還されて久しいですが、香港出身の名匠ピーター・チャンが 実際に起こったある誘拐事件を描きながら、その事件の背景から垣間見えてくる現代中国に内在する問題に言及する社会派の秀作です。 誘拐された子どもの両親、誘拐の実行犯の夫に先立たれるもその子どもに実の子の様に深い愛情を注ぐ誘拐犯の妻。 どちらの気持ちも痛いほどに伝わってくるのですが、ピーター・チャンはそのどちらにも寄り添う。 子どもが行方不明になった親たちが結成した被害者の会のメンバーのある夫婦。妻が妊娠するくだりも印象に残る。 一人っ子政策にある中国では、それは認められない。認められるには、無事を信じ必死で探している我が子の死亡届が必要という。 親にとってこんなに辛いことがあるだろうか。ここにもピーター・チャンが本作に込めた強い思いを感じます。 僕が知っているのはヴィッキー・チャオだけでしたが、主要キャストが皆、好演しています。 ざっくりとした作品の知識はあったので、ヴィッキーは最愛の我が子を探し続ける母親として登場するのかと思いきや意外なキャスティングでした。 かつてはその言動が問題視されることが多いお騒がせ女優だった彼女。しかし久々に見たそんな彼女の演技力に驚かされました。 ピーター・チャンの作品を見るのも久々。中国が抱える負の部分に踏み込む難しい作品をきっちり仕上げる、監督としての貫禄を感じる作品です。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2017-09-08 11:57:55)
23.  サブウェイ123 激突
ウォルター・マッソーとロバート・ショウのピリピリとした緊張感漂うやりとりに、 「くしゃみ」と「お大事に」に代表されるユーモアも味だった本作のオリジナルである「サブウェイ・パニック」。 ウォルター・マッソーの飄々とした持ち味も特徴だったオリジナルと比べると これという特徴の無いクライム・アクションとなっていますが、作品のテンポは非常に良くまずまず楽しめる作品にはなっています。 オリジナルではウォルター・マッソーが演じた地下鉄側の交渉役ガーバーを演じたのはデンゼル・ワシントン。 ウォルター・マッソーへのリスペクトか。ガーバーのファーストネームが”ウォルター”に変わっていたのは粋な計らいでした。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2017-05-27 20:31:56)
24.  砂漠の流れ者
馬に代わって自動車やバイクといった新たな移動手段が現れ、西部開拓の時代も大きな転換期が訪れてる。。 本作が制作された1970年頃は映画界にとっても大きな曲がり角に差し掛かった頃。 ペキンパーが愛した西部劇も徐々に衰退していく時代と重なります。 本作は「ケーブル・ホーグのバラード」の原題の通り多くの歌が挿入され、ミュージカルっぽいシーンもありますが、 ミュージカル映画もまた同時期に同様の道を辿ることになり、何とも言えない感傷的な思いにもなります。 西部開拓の時代もまた時代が大きく変わろうとしている時期にあって、 ジェイソン・ロバーズ演じる「俺は町では何の価値もない男だ」という時代から取り残されようとしている我が道を行く男を主人公に、 60年代が終わり70年代が幕を開け変わりゆく時の流れの中で、西部劇や古き良き映画の時代への郷愁を感じずにいられません。 男の闘いもバイオレンス描写も控え目な作品ではありますが、これもまた反骨の人ペキンパーらしさのある西部劇の傑作だと思います。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2017-04-18 17:17:43)
25.  ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK ‐ The Touring Years(2016)
作品の時間の大半は彼らが最も輝いて見えた、彼らがツアーで世界中を駆け回っていた時期を取り上げています。 彼らの周りで熱狂していたものも次第に変わってくる。ビートルマニアの熱狂の渦の中でいつも笑顔で溌剌としていた頃から、 ツアー中止に至る頃には日本やフィリピンでの混乱に、「キリスト」発言がアメリカ社会に与えたインパクト。 その影響の範囲はビートルマニアからこの世界の隅々にまで及んでいく。 本作は音楽的なことにとどまらず、当時の社会や政治、思想と彼らの活動や発言を重ね合わせていく。 1963年から64年頃にかけてあっという間に世界中で人気が沸騰し、60年代が終わる頃には解散してしまったビートルズ。 決して長くはなかった活動期間でしたが、本作が主に取り上げているのは、その中のほんの数年間。 今までに見た幾つかのビートルズのドキュメンタリー作品とは異なり、彼らがツアーをやめて以降の扱いは実に素っ気無い。 「サージェント・ペパーズ~」が絶賛され、その後はあっという間にラストのルーフトップ・コンサートまで時が進んでしまう。 ビートルズが世界を席巻していた60年代に10代を過ごしたロン・ハワードも多くの若者と同じくビートルズのことが大好きだったのだろう。 メンバー間の関係がギクシャクし始め、解散に至るまでの後期に関しては自身の作品では触れたくなかったのかな・・・。
[DVD(字幕)] 8点(2017-01-07 19:12:48)
26.  サムライ(1967)
アラン・ドロン、そしてサムライとくれば、今では香水の方が有名なのかもしれないですが、 本作の襟を立てたトレンチコートとソフト帽をかぶった彼の姿は、アラン・ドロンを言われて思い浮かぶ姿の1つです。 彼が逃げる姿をひたすら追い続ける。やはりこの人にはフレンチ・ノワールの世界の中で何かから追われている姿がよく似合う。 ベラベラ喋らない。無口で無表情のクールな殺し屋。そんな姿を見ているだけで退屈しない、アラン・ドロンのカッコよさ。
[DVD(字幕)] 7点(2016-12-03 21:25:57)
27.  ザ・ウォーク
映画館で見なくてよかった・・・。僕は高い所がからっきしダメなのです。 自宅のTVでもビビリまくりながら見ていたくらいですから、映画館で見ていたらどんなことになっていたか。 この手の映画は終盤に見せ場があり、見る者にとってもそれが鑑賞の最大の理由となっています。 それだけにその見せ場に至るまでの展開、見せ方が難しいと思うのですが、 ゼメキスのユーモアのセンスに、決行前夜のワイヤー張りをめぐる緊張感のある流れもいい。 あとはまるでファンタジーでも見ているかのような、実話であることが嘘のような 実際に何往復もしたという空中パフォーマンスを堪能するだけです。 チャレンジ後に彼は「永遠のパス」を手にしましたが、それは2001年9月11日までのものとなってしまいました。 ゼメキスが本作を撮ったことと、9.11は無関係ではないのでしょう。光り輝くラストのツインタワーの姿が印象的でした。
[DVD(字幕)] 7点(2016-08-07 18:14:03)
28.  サマー・ナイト
時は20世紀初頭。緑豊かな自然に囲まれた郊外の屋敷で夏の週末を過ごす3組のカップル。登場人物はこの6人のみ。 アレンは様々な作品で男と女とは?セックスとは?を時には理屈っぽく時には陽気に論じてきましたが、 本作は明るくご陽気に、の方のアレンのセックス小噺。そしてアレンとミア・ファローが初めてコンビを組んだ作品でもあります。 ヨーロッパに進出した近年の作品は別にして、アレンと言えばニューヨーク。その立ち並ぶビルの谷間の人間模様。 そんないつもの彼の作品の舞台とは異なり夏の日差しが降り注ぐ自然に囲まれた中での人間模様。 音楽もいつもの軽快なジャズなどではなくクラシック音楽が多用されていて、 何となくよそ行きの作風に違和感はあるのですが、登場するのは医師に大学教授に、 彼の作品には欠かせない人間臭さを感じさせるインテリ達。 本作はアレンが敬愛するベルイマンの作品がベースになっているとのことですが、 ベルイマンの作品をどうアレンジして本作のようになったのだろう?オリジナルと見比べをしてみたい作品です。
[DVD(字幕)] 6点(2016-07-12 22:11:38)
29.  3人のエンジェル
3人のドラッグクイーンがアメリカを行くコメディ・ロードムービー。 本作の前年に製作されたオーストラリア映画の「プリシラ」に影響されたと思われるハリウッド映画。 本作の3人は白人と黒人とヒスパニックということで、アメリカ映画らしさも出しています。 町から町へ、少々シリアスさもあった「プリシラ」と比べると、こちらは 車の故障により滞在することになった1つの町の人間模様と3人が町に与える影響をじっくり描いています。 そしてアメリカらしいあっけらかんとした作品の空気もいい。 ずっと一緒に行動していた3人ですが、町に着くと3人をしばし単独行動させます。 3人がそれぞれに町の人々と交流することにより、閉鎖的で閉塞感漂う町の空気をうまく伝えてくれる。 そして町の人々のキャラもうまく立てていきます。 滞在最終日のお祭り。男も女も、3人にいい影響を受けて変わることができた町の人々の姿がありました。 「プリシラ」よりもいい意味で軽く、町の空気には現実感もありつつもおとぎ話のようでもありました。
[DVD(字幕)] 7点(2016-02-06 18:15:01)(良:1票)
30.  ザ・コール [緊急通報指令室]
誘拐された被害者少女と911(日本の110番に相当するものでしょうか)のオペレーターの女性を繋ぐのは1本の電話のみ。 サスペンスのスピード感、見る者に与える緊迫感、焦燥感。 1本の電話で繋がる2人の女性が限定された手段の中、知恵と勇気を振り絞り凶悪犯と戦う。 脱出のチャンスと命の危機が背中合わせ、表裏一体となった 善意で声をかけた男やガソリンスタンドといったイレギュラーな出来事の挿入も見事。 ついこの前まで名子役だったアビゲイル・ブレスリン。すっかり大人になりました。 こういう本格的なサスペンスの彼女を初めて見ましたが、 彼女の出番の大半はクルマのトランクの中というかなり演技が限定された空間の中にあって大健闘でした。 展開が変わる後半まではサスペンスとして一級品の出来だったと思います。 それだけにB級サイコサスペンスのようになってしまった終盤が残念としか言いようがありません。 警察官として、犯人とのあの決着のつけ方にも疑問が残ります。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-11-30 20:59:13)
31.  さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅
時代的に「スター・ウォーズ」の影響を受けた?のかどうかは分かりませんが、そんな登場人物に世界観。 その一方で冒頭、廃墟と化した地球でレジスタンスとなって機械と戦う人間。 これは後の「ターミネーター」に影響を与えた?のかどうかは分かりませんが、 999を全く知らない人に、これは「ターミネーター」のアニメ版だ、 ちょっとまだ若いけど鉄郎をジョン・コナーだと教えても信じてもらえそうな世界観。 しかし鉄郎に未来を託し死んでいく、この冒頭の地球の登場人物たちの描写がいい。 特に年老いたレジスタンス。ギリギリの所で999を元の軌道に戻す。 その時の鉄郎の表情と、鉄道マンらしく老レジスタンスに敬礼する車掌の姿、 そして老レジスタンスの鉄郎への最後の表情と言葉が泣かせる。 この冒頭の地球から終盤に至るまで、前作よりもかなりドンパチの要素が強調され、 その分終着駅に辿り着くまで、星から星を旅するという999のロードムービー的な面白味が薄れてしまっているのは残念。 前作よりアクションもこなし、色々と頑張っている車掌さんの存在感が増しているのが何だか微笑ましかったりもします。 しかし前作のラストを飾った躍動感に溢れたゴダイゴのテーマ曲と比較すると本作のラストの”SAYONARA”は淋しげ。 メーテルの姿や、前作からの鉄郎の記憶がセピア色となって蘇るエンドロールもまた、その曲と相まって前作とは全く違った余韻を残します。
[DVD(字幕)] 7点(2015-11-25 22:28:44)
32.  サハラ 死の砂漠を脱出せよ
現代のアフリカに存在する様々な問題を扱ったシリアスなドラマも、 トレジャーハンター達のアドベンチャーも、アクションもコメディも、全部欲しがって共倒れになったような作品です。 おまけに彼らが敵と交戦する、あるいは敵の拠点に侵入する、敵に捕らえられそこから脱出するといったくだりでは おバカ大作戦系の映画か?と思えるほどのユルユルぶりです。 このように中途半端な内容でしかも2時間越えの作品ですが、テンポは悪くないので退屈することも無い。 硬いことを言わなければソコソコ楽しい映画です。 ただし、サバイバルもののような邦題がついていますが全然そういう映画ではないので、 そこを期待して見るとガッカリになると思います。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2015-11-13 22:17:05)(良:2票)
33.  西遊記 はじまりのはじまり
「西遊記」と言われてイメージするのは、子どもの頃にTVで毎週楽しみにしていた、 夏目雅子さんの三蔵法師とマチャアキ孫悟空をはじめ3人の弟子たちと天竺を目指して旅をするのあの西遊記です。 一方本作は濃いキャラを揃えた愉快な妖怪ハンターたちと妖怪と、 最後に孫悟空が登場する、天竺への旅に出るまでのお話。  チャウ・シンチーらしいギャグを随所に挿入しながらもロマンスも盛り込み、 本作のMVPはパワフルな妖怪ハンター姉ちゃんを演じたスー・チーさんじゃないでしょうか。 「ジョーズ」を思わせるハラハラドキドキの冒頭。特にこの冒頭は結構残酷なシーンも多く、 チャウ・シンチーの西遊記は子供が見るにはちょっときついかな。 しかし冒頭からラストまでテンポ良く一気に見せてしまうチャウ・シンチーの剛腕ぶりは健在です。 3人の弟子たちと天竺への旅に出るところでエンディングとなりますが、 当然、天竺への旅を描く続編もあるんですよね?期待していますよ、チャウ・シンチーさん!  Gメン75のテーマもいいですけど、「ガンダーラ」でもよかったかも・・・?
[DVD(字幕)] 7点(2015-06-27 20:26:04)
34.  サンシャイン♪ 歌声が響く街
スコットランドの田舎町ののどかな風景描写や人間模様は良かったのですが、 ミュージカルとしてのテンポの良さや躍動感はイマイチの作品でした。 ミュージカルとしてもう1つ残念なのは、女優陣はまだ良かったのですが、男優陣にしっかり歌える人がいなかったこと。 広場でみんなで歌い踊るラストは本作の中では良かっただけに、 歌唱力が物足りない分、全体的にもっとダンスの要素を入れて作品に躍動感があった方が良かったと思います。 長年連れ添った夫婦のストーリーと若い恋人たちのストーリーが同時進行するのですが、 特に若い恋人たちのパートではもっと歌って踊ってがあっても良かったと思います。
[DVD(字幕)] 4点(2015-04-06 22:50:18)
35.  サラの鍵
2、3年ほど前になるでしょうか。「黄色い星の子供たち」と本作、同じ歴史を今に伝える映画が続いて日本で公開されました。 史実へのアプローチ方法や視点は異なりますが、両作品ともに真摯に歴史を伝えようという意思が感じられる素晴らしい作品です。 本作は冒頭、サラの家族が連行され、サラが収容所を脱出し、弟のもとへと辿り着くまでの前半と、 その後の彼女の消息を追う現代の女性ジャーナリストを中心としたドラマの、2部構成のような形になっています。 容赦ない描写を含みながらの、弟のもとへたどり着くまでのサラの物語が強烈に印象に残る。 それだけに後半はインパクトに弱い部分もあるかもしれませんが、 後半の物語からは、その歴史を経験した人、その家族、子孫にとって、 心の奥底から悲しみや苦しみが消えることは無いのだと改めて思い知らされます。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2015-01-13 22:07:46)
36.  サンバ 《ネタバレ》 
「最強のふたり」の監督と、主演のオマール・シーが再びタッグを組んだ作品。 期待していたのですが、釈然としない思いが残る作品でした。 「最強のふたり」で見せた、オマール・シーの天真爛漫な笑顔と明るさ。 演じた男が実に魅力的に見えました。しかし本作のサンバにはあまり魅力が感じられませんでした。 脇役ですが友人の偽ブラジル人の方がよほど魅力的に思えました。 しかしその友人も尻切れトンボのように気がついたら作品からいなくなってしまいました。 もう1人の友人である、移民収容センターで出会ったコンゴ人の男との顛末や、 この男の彼女とサンバのエピソードも必要だったのかな?と思います。 そして僕にとっては何ともお久しぶりのシャルロット・ゲンズブール。 あの“なまいきシャルロット”も老けたなあ・・・。という思いもしましたが、 精神的に問題を抱えながらも移民を支援する女性アリスを好演しています。 国外退去を命じられても帰るに帰れない事情を抱える、 貧しいアフリカ諸国から苦労してフランスまでやって来た移民たち。 そんな移民を支援するフランス市民の存在。 フランスの移民政策が抱える問題の一端を垣間見ることはできました。 難しい問題を適度なコメディタッチで描いており、 サンバとアリスの静かなロマンスも良かったのですが、本作のラストにはちょっと納得がいかなかったです。 オマール・シーに関しては、独特の愛嬌があり個性的な俳優だと思うのでコメディ路線での今後に期待したいです。
[映画館(字幕)] 5点(2015-01-09 17:57:31)
37.  サウンド・オブ・カラー 地下鉄の恋
キャストの中にグイ・ルンメイの名前を見つけていなかったら、多分見ることは無かったであろう作品です。 残念ながら彼女の出番はほとんど無かったのですが、 トニー・レオンとミリアム・ヨンの2人の素朴な好演が光る、優しさのあるラブストーリーがとても良かった。 トニー・レオンのこういう役もやっぱりいいなと思う。ミリアム・ヨンの目の見えない演技も素晴らしかったです。 その一方で挿入されるもう1つのラブストーリー、 チャン・チェンとドン・ジェの2人の恋はほとんど印象に残らないのが惜しいです。 話を1つに絞ってトニー・レオンとミリアム・ヨンの2人のラブストーリーをもっとじっくり描いた方が良かったのではないかと思います。
[DVD(字幕)] 6点(2015-01-06 20:51:40)
38.  サザン・コンフォート/ブラボー小隊 恐怖の脱出
未公開に終わっているウォルター・ヒル監督作。キャストも地味で派手さは無く、作品としても全体的に地味。 久々にピーター・コヨーテを見たなあ・・・。と思っていたらあっという間に殺されてしまいました。 戦争コメディのような軽いノリから作品はスタートしますが、それははじめだけ。 画面を通して伝わってくるかのような、どこまでも続く湿地帯、欝蒼とした森のジメジメ感。兵士たちの焦燥感。 姿の見えない敵から命を狙われ次々と命を落としていく小隊の恐怖を、 派手さは無いですが余計なものを削ぎ落としたような迫力ある演出で見せる。 ジョン・ブアマンの「脱出」を彷彿とさせる作品です。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2014-11-06 21:14:52)
39.  ザ・ドライバー
序盤のカーチェイス。顔色一つ変えずにクルマを滑らせ警察の追跡をかわすライアン・オニール。 夜の街にクラクションとタイヤの音が響く。そしてクラッシュ。 繰り広げられる熱いカーチェイスの中、1人クールなライアン・オニールがカッコイイ。 以降は終盤まで派手なカーアクションを抑え気味ですが、 中盤も熱いブルース・ダーンとクールなライアン・オニールが心理戦の火花を散らす。 そして美しいイザベル・アジャーニの存在が効いています。 1つ1つの台詞が短い。誰もベラベラ喋らない。ほとんど音楽も使われず、登場人物には名前さえ無い。 熱くもありそれでいてクール。独特の世界観もまたカッコいい作品。
[DVD(字幕)] 7点(2014-10-05 01:34:39)
40.  猿の惑星:新世紀(ライジング) 《ネタバレ》 
前作を凌駕するパワーに圧倒される作品です。 作品そのもののパワーもさることながら、シーザーの醸し出す迫力や凄味は見事の一言。 そして前作以上に考えさせられることが多い作品でした。 発電所の復旧のくだりでは猿と人間の共存が実現するのかと思いきや、終盤は思わぬ展開に。 敵対する猿と人間、猿同士、人間同士。様々な対立軸が存在する一方で芽生える猿と人間の友情。 前作でシーザーが幼少期を過ごした、今では朽ち果ててしまった家が登場します。 シーザーにとってはかつてのこの家の主人に続き、人間との間に芽生えた2度目の友情に胸が熱くなった。 様々な局面で展開を左右するアイテムとして登場する銃。 銃で殺し合う猿と人間。そして猿が猿を銃で殺害しようとするシーンは衝撃的。 その一方で銃に頼ろうとしないシーザーの姿からは、彼の真の強さを感じました。 この先猿と人間は共存の道を進むのか、それとも対立はさらにエスカレートしていくのかは分かりません。 出来れば対立の果てに共存の道を模索する両者の姿が見られるような、本作の更なる続きが見たいと思います。
[映画館(字幕)] 9点(2014-09-24 22:09:46)(良:1票)
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