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鱗歌さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 3885
性別 男性
年齢 53歳

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101.  サブウェイ123 激突
何で今さら『サブウェイ・パニック』を再映画化するんだろう(その一方でたくさんの新規な企画がボツになって消えていってるのだろうに)、しかも何でこんな鉄板(?)の企画でトニー・スコットが監督するんだろう(誰か新しいヒトに任せてみては?)、しかもしかも、何でジョン・トラボルタとかデンゼル・ワシントンとか、ギャラの高そうなヒトが、「これ誰やねん」と言いたくなる凝った役作りをしてまで主演するのか(こういうオッサンの俳優、他にナンボでもいそうだけど)。などなど、この映画の存在自体に対するギモンがイロイロと沸いてくるのですが。まあ、でも、結構、面白かったです。原作や前の映画に比べると、多少、荒っぽくて派手なので。ただし荒っぽくしてしまった分、トラボルタが変質者にしか見えず、常識人であるデンゼル・ワシントンとの間が一向に埋まらないまま、日常に埋没するように映画が終わってしまうのが、手ごたえ歯ごたえのやや乏しいところ。また、彼が身代金を運ぶ役に指名され、奥さんと最後になるかもしれない会話を携帯電話でするヘリポートのシーン、いい感じなんですが・・・日が照ってたはずなのに、明らかに曇りの状態で撮影されたカットが混じり、印象的なシーンに水を差す。日が出るの待ってから撮影できないもんですかね。あと、物語においてネット動画が重要な役を果たしたり、Googleマップみたいな街の俯瞰の映像が出てきたりする、これらの“ネット”ネタが、何やら、先日発表されたグーグルとソニーの提携の布石のようで(本作はソニー・ピクチャーズ)。グーグルをヨイショするための映画なんだったら、ヤだなあ、何だか政治的だなあ、と。さてところで。なんで、地下鉄の窓って、いつも濡れてるんですかね(それともこの映画だけですか?)。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2010-07-08 22:22:14)(良:1票)
102.  サンゲリア
国破れてサンゲリア、ゾンビもミミズも呼んダリア、みんな仲良く飲んダリア。と私も一応、言っておこう。さて、グロ映画の代表みたいに言われている本作ですけれども、いやこれがどうして、むしろ、なかなかの映像美が目を引きますね。冒頭、秘境の世界から都会に漂着する謎の船(ちょっと“ドラキュラ”の設定を思い起こさせる)、そして船上での謎の警官殺害事件。これが、主人公たちと我々を、秘境の世界へとおびき寄せる。秘境で待ち受けるは、ゾンビと鮫の死闘、あるいは眼球突き刺しなどの、常人の理解を超えるヘンテコな演出の数々。これだけでもこの映画を珍品化させるのに十分だけど、あくまでゾンビ大量出現は後半のお楽しみ、と、ここでは抑えた演出で、南の島の素朴な感じもよく出ております。後半は、待ってましたとばかり、土中からキタナらしい腐敗ゾンビが続々登場。と言っても、これもあくまで明るい陽光のもと、ますます素朴な美しさもあったりします。しかし、ゾンビたちを包む乾いた風と砂埃には、マカロニのニオイが漂い始め、ついにクライマックスには、銃と火炎ビンで武装した主人公たちと、ゾンビたちとの全面対決へ。まさにマカロニ全開、結構、シビれます。火炎ビンで炎上する建物、と言ってもまだ全然燃えていないくせに、上からは屋根材がバラバラと落ちてきて、危機感を演出。その落ち方がこれまたコンスタントで、いかにもスタッフが上から落としてます、ってな感じなのが、素朴でイイですね。ラストはまた都会に戻り、「無許可撮影です」ってのを隠すどころかむしろ全面に押し出したような、あの有名なラストシーンへ。本作、子供の頃は「観てはイケナイ映画」のように思ってたもんですが、いやあ、ちゃんとした映画じゃないですか。ところで、ゾンビに襲われた鮫は、やっぱりゾンビ化するんですかね?この路線でもぜひ一本。
[DVD(字幕)] 7点(2009-12-31 11:21:04)(良:1票)
103.  最後の戦い
セリフ無しの近未来SF。いやSFと言っても小汚いおっさんばっかし出てくるんだけど。セリフ無しでもちゃんとストーリーが判る・・・ようには必ずしも作られてないこの映画。このファジーさが、ヤサグレた映像にピッタリだったりもする。まあ、正直言って、いっそセリフが無くて字幕が無いと、おかげでかえって映像に集中できちゃったりするのよね。だもんで結構面白かった・・・のはいいけど、一番印象に残ったのがジャン・レノのブリーフ姿だったりする。これはキツイ。あと、エリック・セラの音楽も、本作「は」、なかなかに魅力的だったんじゃないでしょうか、ね。
[地上波(字幕)] 7点(2006-05-29 19:36:08)
104.  座頭市(1989)
決して上手い映画とは言えません。が、「とりあえず上手く見せよう」なんぞと小手先の技術で見栄えだけ取り繕った映画ではなく、多少イビツであってもとにかく大胆に突っ走っていく強引さ、そこに妙味があります。ホレ闇だ、光だと、何やらワカリヤスイ照明テクニック、しかもところどころは撮影に失敗したとしか思えないシーンもあるんですけどね。しかし無愛想なまでのブツ切り感覚の映像、スピード感あふれる殺陣、ミスマッチな音楽、これらとあいまって、何ともアヤシイ魅力をはなっております。内田裕也の最期のシーンなど、まるでトロマ映画を見てるような気分になっちゃう迷シーンでありました・・・。ところで座頭市は本当に強い。どうしたら彼を倒すことができるのか。一対一ではかなわない。さりとて大勢で向かって行っても、座頭市を中心に円形に取り囲むような布陣をとってはいけない。彼が身を翻した瞬間には。彼から等距離に立っている者全員が斬られているのである。結局、私には座頭市攻略法を見つけることはできなかったが、少なくとも、斬られやすい立ち位置には立たないこと、まずはこれが何よりの秘訣であろう。
[地上波(字幕)] 7点(2005-05-01 01:16:25)(笑:1票) (良:1票)
105.  サイクロンZ
結構おもしろいと思うんですけどね。注目度が高くないのは、「スパルタンX」の二番煎じみたいなこの邦題のせいじゃないですかね。というか、これじゃドリンク剤の名前みたいやね。それにしても、やはりここでも、ユン・ピョウの命知らずぶりには、唖然といたします。ハラハラしすぎて、もはや笑っちゃうしかない。
7点(2005-01-19 23:55:50)
106.  残酷ドラゴン/血斗竜門の宿
ええと、別に「残酷」でもなければ「ドラゴン」でもない、まあようするに(中華風)時代劇なんですけどね。キン・フー監督 = ワイヤー・アクションの開祖、なんて図式だけで本作を観てしまえば、やはり後のカンフー映画ほどの迫力も無いし、そもそもこの映画よりは、チャップリンの『キッド』の夢のシーンの方がよほどワイヤー・アクションっぽい。しかし、この映画はやはり、雰囲気をあじわいたいもの。政変劇から一変、舞台は辺境の地、竜門の宿。胡散臭い場所に胡散臭い連中が集まってくる、この胡散臭さ(←何となく、わかりますよね??)。活劇は、アクションのみではなく、雰囲気に支えられていることが、わかります。
7点(2004-08-22 02:14:36)
107.  サムライ(1967)
いや~久しぶりに観たぜ。この映画ではアラン・ドロンは一言もセリフがなかったように記憶していたが(ウソつけ)、実は結構しゃべっていた(当たり前だ)。映像が冷たいというか、水彩画のようですね(日本の古いアニメはこんな感じだ)。それが見どころといえば見どころ、しかしさすがにストイックすぎる気もしないではなく。なお、私にとってのサムライはもちろん、越中詩郎です(←全然関係ない)。
7点(2004-05-15 00:10:33)(笑:1票)
108.  サボテン・ブラザース
そんなに笑えた訳ではないのですが、愉快な気分になる映画です。屈託の無い三人の姿を見てると、そこはかとない哀しみすら感じられ・・・ないか。
7点(2003-10-11 22:01:23)
109.  ザ・ファーム/法律事務所
この映画については、「原作がめっちゃ面白かったのに、映画はサッパリ」という声をよく聞くのですが、私は実は原作読んだ方が後で、「映画がまあまあ面白かったんで、原作はこれより面白いのかと期待して読んだらガッカリ」というパターンです。まあ要するにどんな場合でも、過剰に期待しちゃあいかんのでしょうなあ。
7点(2003-08-15 22:56:32)
110.  ザ・グリード
おお、まだ生きてたかゾンビコップ。観客の想像力に訴えるような恐怖感の演出とかなんとか、そんなメンドくさい事してる暇あったら、CGモンスターをドンドン出しちゃえ、どや、スゴイやろ!ってな感じの映画。ハイ、確かにすごいです。さすがにここまで来るとややクドい気もしますが。食べ放題、お味はまあまあ、といったとこでしょうか。
7点(2003-08-12 12:57:58)(笑:1票)
111.  ザ・チャイルド(1976)
最初に延々続く実写フィルムが、実はあまり効果を上げてないのですが。でも、怖い映画です。子供が怖いというより、子供の視線が怖いんですね。主人公がまず何かを目にして、次にカメラがそれをとらえる、という演出を多用しているので、観客の注意をひきつける緊張感があります(大して何も起らない映画ではあるのですが)。
7点(2003-06-08 14:20:21)
112.  さいころ奉行 《ネタバレ》 
正直、こんなタイトルの映画を誰が見たいと思うのか、一体誰が見たがると思って作品を製作したのか・・・という思いに負けて結局見てしまうんですけどね、例によって。 見てみると、たしかに「さいころ」が劇中の重要アイテムになっています。が、別にサイコロである必然性は特になく、結局、ハメられたのは私だった、と言うわけで。 千恵蔵が演ずるは、ご存知遠山の金さん・・・と思いきや、映画の最初の方では身分が定かではなく、むしろ、「遠山金四郎」という人が他にいたらしいことが匂わされ、もしかして千恵蔵、今回は金さん役ではないのか?・・・もちろんそんなワケはないのですが、一応、驚いておきます。 ひょんなことから、乱暴者の大男(というほどデカくはないかもしれないけど、一応、進藤英太郎)を子分にした金さん。コイツがなぜか「遠山金四郎」を名乗っているのですが、その理由が、以前遠山金四郎なる男をやっつけた記念に名前もパクってやった、とのこと。つまり、ニセ「ニセ遠山金四郎」なのですが、この際、これはどうでもよくって。 二人が船に乗っていると、スリ騒ぎが発生。というか、その騒ぎが大きくなる前に金さんがそれを察知して、何となく場を収めてしまう。財布を掏られた浪人体の男はかなり困っている模様だが、スリの手からこっそり巻き上げられた彼の財布は、素知らぬ顔でいる金さんの懐の中。そりゃまずいんじゃないのーーーと思うところ、ですが、後で財布の中身を調べると、中から出てきたのは謎のサイコロ。やたらカラフルです。怪しいです。 で、そこから物語は、世を騒がせている「世直し党」なる一味の陰謀、そして、それを探り彼らのテロを阻止すべく、下男として料亭に潜り込んだ金さんたちの活躍へと。 どうも千恵蔵、料亭でマメマメと働く姿はいいのですが、貫録があり過ぎて、雇われの身というより、まるで、会社の重役が引退後も顧問として残り、今日も元気に現場に顔を出しています、といった風情。この主人公、設定上はどうやら、それなりに若い役みたいでして、父親との会話シーンなんかもあったりするのですが、もう違和感しかない。。。でも、その手の苦情は受け付けない、それが大スターの風格。 で終盤、華やかなる演芸舞台と、その最中に行われようとしている暗殺計画。どこかで似た話を聞いたような設定ですが、それはともかく、オリジナリティが高すぎるのが、どういう訳だか金さんまで舞台に上がって大活躍、という展開。しまいにゃ舞台にお白洲のセットが登場して観客の面前でお裁きが始まり、いやはや、何でもアリにも程がある。金さん、よくもまあ、こんなセットを作らせたもんです。そのクライマックスシーンをさらに劇場ごと、観客ごと描いた東映も、よくやるなあ、と。 いざお裁きが始まると、完全に千恵蔵にスイッチが入って、パワー全開で啖呵切りまくり、もはや何を言っているのかわかったようなわからんような、とりあえずその迫力には圧倒されます。 「〇〇奉行」の〇〇の部分に何が入ろうが結局みんな、これが見たいんですよね。
[インターネット(邦画)] 6点(2024-06-02 07:35:38)
113.  サラリーマン専科
「単身赴任」というサブタイトルを目にして矢も楯もたまらず、いきなり2作目から駄文を投稿してしまいましたが、だってさ、この映画の主人公一家のマイホームの場所はどうやらK県K市、いま私が単身赴任でトバされてる場所に程近いところ、らしい(あ、鎌倉市じゃないよ)。マジで代わってくれ。 それはともかくこちらが第一作であって、早くも単身赴任ネタが仕込まれてるあたり、イヤホント、サラリーマンにとって切実なんです。さっきからどうでもいいコトばかり言ってますね、スミマセン。 釣りバカ日誌の代わりの映画、だからなのかどうなのか、ちょっと同じ路線です。大会社の社長役に西村晃。ノリノリですごく楽しそうに演じてます。三國連太郎よりずっと、楽しそう。どっちも同じぐらい悪人顔なんですけどねえ。 で、そこに妹ならぬ弟の縁談の話まで巻き起こり、この辺は男はつらいよ第一作路線。 という訳で、第一作から飛ばし過ぎるくらい飛ばしており、この時点でどこまでシリーズ化のことを考えてたのでしょうか。惜しみなく突っ走ってます。ただ、釣りバカ+寅さん、という点で二番煎じ感が出てしまうのは、残念なところ。 でも、喜劇らしい喜劇になってて、好感が持てる作品です。
[インターネット(邦画)] 6点(2022-04-13 23:07:25)
114.  ザ・ゴーレム
子供の頃、正確には覚えてないけど「世界の妖怪百科」みたいな本があって、色んな妖怪が載っている中で(妖怪の定義は不明だが)、妙に心惹かれるのが、このゴーレムというヤツ。何が気に入ったのか自分でもわからんけど、おそらく、オドロオドロしい妖怪たちの中で、やたら無機質なのがカッコ良かったのかも。もっとも、「ぬりかべ」と「いったんもめん」とかが有機物なのか無機物なのかは知らんけど。水木先生の筆一つ。 しかるにこの映画のゴーレム。これではまるでタールマンじゃないか。いやそれどころか、ドロドロを落としたら、普通のコドモではないですか。ま、いいけどさ。 というワケで、圧迫と復讐、みたいな凄惨な「昔話」を描きつつも、主人公がかつて失った自分の子供をゴーレム少年に投影した、現代的な家庭劇の要素もそこに加わってます。 そういう点で、ゴシックホラーでありながらちょっとウェットなものを感じさせもして、ユニークな作品ではあるのですが・・・もうひとつ、うまく撮れてない印象。 自然があってこその超自然。なんかもう少し、「前触れ」みたいなものがあってもいいかと。
[インターネット(字幕)] 6点(2022-03-13 21:10:34)
115.  THE POOL ザ・プール
水が満杯入ってないと金輪際出られないプール、なんてあるのか? このプール、誰かちゃんと掃除してるのか? ってなコトはどうでもいいとして。 これがホントの「水のないプール」。ただしワニ付き。昔、某プロレスラーがワニ(ただし1mくらいしかないヤツ)と棺桶デスマッチをやったことがありましたが、あんな感じ。違うか。え、某プロレスラーって誰かって?ミスターデンジャーこと、松永光弘。それはさておき。 次から次に危機、というか、何から何まで裏目に出る展開、そのサービス精神はとてもよくワカルのですが、如何せん、ここまでやっちゃうと、殆どギャグになってしまいます。かえって意外性がなく、ベタな展開に、ちょっと笑ってしまう。 あちこちで使用されるジャンプカットは、スピード感を高めるためのものなんだろうけれど、もう少しじっくり見せてくれてもよかったこな、と。ここまでくると、少々、お手軽な印象。そのくせ、痛そうな描写だけはやたら引っ張って強調する。 まあ、そういったこと皆、サービス精神の表れなんでしょうね。その点は、ちょっと頭が下がります。下がりますけど、やっぱりこの映画、考えすぎなんじゃないかなあ。ホントにドキドキするものとは、アイデアよりももっと、感覚的なものだと思う。
[インターネット(字幕)] 6点(2022-03-05 20:39:19)
116.  最後の特攻隊
冒頭、この物語は宇垣中将とは無関係です、みたいな但し書きが出てきて、すでに何だか煮え切らない印象。 誰のことも悪くは描きたくない、という気持ちはわからんでもないけど、全編にわたって、いい人ばかり登場し過ぎ、キレイごとを言い過ぎかと。もちろん自由な発言が許される状況ではないのだけど、それならそれで、無念を滲ませるような描写がもう少しあってもよさそうなもの。 「建もの探訪」氏に関わるエピソードには多少、そういう要素も織り込まれてはいますが(特に母との関係)、結局、自己犠牲の美談で丸め込んでしまう。 優等生顔の梅宮辰夫、これはさすがに喋りすぎでしょう。 このテーマを映画の題材に選んだ以上、やはり腹をくくって作品を作るべきだったのでは。 戦争を題材にした作品には、もっとむせ返るようなエネルギーと怒りを感じさせるものがあって、そういう作品と比べてしまうと、やはり無難さが目立ってしまいます。 ただ、空中戦におけるミニチュア撮影のクオリティの高さは、特筆モノだと思います。
[インターネット(邦画)] 6点(2021-12-19 22:57:09)
117.  ザ・デプス
高校の頃、さてリバイアサンを見にいくか、それともザ・デプスを見にいくか・・・と天秤に掛けて結局リバイアサンを選んだのは、要するに、カサンドラクロスがいいか13日の金曜日がいいか、という選択だったのか。そりゃ比べるまでも無いってか。 ま、この、2本、実際にはそこまでの差は無かった、ような気もするんですけどね。 いや、単にキレイな女優さんが出てる方を選んだんだったのかも??? それはともかく。リバイアサンみたいな露骨なパクリ映画(エイリアン+物体X)ではなくって、こちらの作品はナンボかオリジナリティを感じさせるのですが、如何せん、とことん安っぽい。特殊効果のイケて無さが、見ててちょっと寂しい気持ちにさせます。 何かヘンなモンスターみたいなのがいるらしいのたけど、それをなかなかハッキリと描いてみせないのが意外なほどに効果を上げておらず、ちょっとダレ気味。ようやくその全貌が明らかになったところで、え、なんだこんなヘンなヤツだったのか、と。 などと、イロイロと文句を言いたくなるのも、裏を返せば映画の中でイロイロなことをやってるからでして、一応、意欲作と言っていいんじゃないでしょうか。安い意欲作ですけどねー。
[インターネット(字幕)] 6点(2021-10-13 22:35:47)
118.  サウスポー 《ネタバレ》 
まず冒頭のボクシングシーンの迫真の描写にオドロキ。『ロッキー』なんかよりもずっと迫力あるのでは。 と、どうしても『ロッキー』と比べてしまう、比べられてしまう。 いっそ、クライマックスではロッキーの音楽パクって流しちゃえば、盛り上がったのにねえ。 なんて言ってはイケマセンけれども。 ボクシングシーンの出来は、やはり結局、冒頭が一番良かったのかな。クライマックスをもう少しうまく盛り上げて欲しかったところ。 妻を亡くしてボクシングに気が入らなくなり、財産も無くし、ついには娘とも引き離されようとして一念発起。ってな話で、主人公の身の回りには色々な事が起こるんだけど、結局のところ、妻と娘の二人がかりでも、あのボケーッとしたエイドリアン1人に存在感で勝てないってのが、やっぱり『ロッキー』の手ごわさ、なんでしょうか。 さすがにフォレスト・ウィテカーは、バージェス・メレディスと互角といってよさそう。あんなにアクが強くないけれど、静かな存在感を示しています。このヒト、「デカい」という印象があったんですが(初体験リッジモンドハイの時の印象か?)、この映画ではあまりデカさが目立ちませんね。
[CS・衛星(吹替)] 6点(2021-03-13 15:32:18)
119.  座頭市関所破り
冒頭、行きずりの男から手紙を託されたり、はたまた宿で女性と相部屋になってしまう座頭市。こういったエピソードがうまく絡み合っていき、剣豪風のライバルも1~2名ほど登場したりして、なんだかよく出来たオハナシのような気はするものの、その割にはピンと来なくって。 大映の「準主役級俳優の層の薄さ」みたいなものが、こういう映画ではどうも悪い方に出てしまいますね。座頭市以外がなかなか目立たない。あまり大映のイメージが無い平幹二朗がライバル格だけど、端正で行儀よく、そしてイマイチ目立たない。 そんな中で、上田吉二郎のダミ声が唯一、存在感を示していますが、このヒトも、大映映画だったらやはり、ガメラ対ギャオスの方が光ってましたかねえ。 ついでに、何のために出てきたのかワカランけれどとりあえずそれなりに目立ってしまっているのが、「青火がパーッ、ボヤがポーッ」でお馴染み、ダイラケ師匠。ただしストーリーにはあまり絡まない、単なる賑やかし。 という訳で、せっかくのよくできたオナハシの割には、どうもチグハグな印象。ラストの殺陣も、もう一息盛り上がるかと思ったらいきなり終わっちゃうので、なーんか、不完全燃焼。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2020-08-31 21:02:45)
120.  座頭市二段斬り
ヒロインに相当する役が「連想ゲーム」でお馴染み坪内さん。座頭市に好敵手に相当する役がこれまた連想ゲームでお馴染み加藤さん、ではなくって、「ヨシ、ワカッタ!」でお馴染みの方の加藤さんなのですが。こういった、本来なら物語で大きな存在感を示すであろう登場人物たちが、もうひとつ目立ってなくって、それはひとえに、「桃屋のCM」でお馴染み三木のり平が、あまりにも存在感を出しまくっているから。 彼の娘役の少女がやたらと歌がうまくって、それがまあ、顔を見たら、小林幸子なワケです。ホント、このヒト、変わりませんね。これは、当時から老けてる、という理解でよろしいのでしょうか。 この父娘の存在が、本作では際立ってます。特に三木のり平。はたしてこの物語は、彼を最後まで生き残らせるのか。それとも途中で殺してしまうのか、そのどちらの展開をとるかで、映画が比較的明るい基調の作品となるのかどん底の暗黒作品となるのかの、大きな分かれ目になります。小林幸子がどうなろうと、もう、知ったことではありません。 それとは別に、演出面では、手持ちカメラのちょっとアングラっぽいシーンがあったりして、こういうのは独特のイヤラシサがあって、いいですね。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2019-10-12 12:04:18)
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