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1.  THE FIRST SLAM DUNK 《ネタバレ》 
話の中心は主人公の桜木花道…ではなく、宮城リョータ。原作ではほとんど語られなかった彼の生い立ちや家族関係の描写を、インターハイ2回戦である山王工業の試合に絡めて構成する、という内容。公開前に色々言われていたCGアニメも違和感なく、原作漫画であった非現実的な展開(試合中にギャラリーがコート入ってきちゃうとか)もカットされて、見せ方としては実写寄りのアニメーション映画という感じでなかなか面白かったです。ただ、スラムダンクの魅力のひとつであったSDキャラでのギャグ描写が完全カットされてギャグセリフを真顔で言っているシーンがちょいちょいあったり、山王側のキャラの掘り下げがバッサリ無くなっていたりと、本作が「原作漫画を忠実に映画化」という映画かと言われればちょっと違うかと思いますが、作者にして監督である井上雄彦が今の感性で再構築した「新しいスラムダンク」として楽しむのが吉かと思いました。
[映画館(邦画)] 7点(2023-01-03 22:51:38)
2.  ザ・ソウルメイト
幽体離脱ものと言えば某映画を思い出しますがそれはさておき、正義感の強すぎる警官と過去の経験から他人に干渉しなくなった柔道館長が一致団結(?)して犯罪者を追うコメディ寄りのバディームービー。幽体が自分にだけ見える事実にうろたえて白目剥いて気絶したり、アワアワするドンソクのコメディ演技っぷりはなかなかのものでした(笑)。ストーリーは本題に入るまでが丁寧に描かれており、割と「これの伏線が後々にこうなるんだな」的な先の読める箇所もありましたが、結構笑えてちょっと泣ける、掘り出し物の一作。
[DVD(字幕)] 7点(2021-10-16 20:43:18)
3.  さらば冬のかもめ 《ネタバレ》 
不良中年に促されて自立していく、青年の姿を描いた良作ロードムービー。ラスト近くの世にも切ない手旗信号に涙。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-10-08 00:21:52)
4.  サマータイムマシン・ブルース
世紀の大発明、タイムマシンを使ってまずすることが「クーラーのリモコンが壊れる前の昨日へ戻ってリモコンをゲット!」という、えらくスケールの小さい目的に苦笑。画面二分割などの映画ではあまり使わない手段を用いて「昨日」と「今日」を同時進行させる演出も新鮮。各キャストのキャラ立ちとストーリーの面白さも相俟って、楽しい作品です。本広監督、最近「踊る~」関連で評価を下げていたのですが、この作品に関してはよくぞやってくれた!という感じ。原作は舞台の芝居ということで、そちらのほうも機会があれば観てみたいですね。
[DVD(字幕)] 8点(2006-09-09 18:00:23)
5.  THE 有頂天ホテル
下でも書いている方がいましたが、私もチュンソフトの名作サウンドノベル『街』を思い出しながら観ていました。三谷幸喜はこういう「閉ざされた空間」での「群像劇」がやっぱり得意なんだな~と実感。一方で、観た後で何も残らないという印象を受けたのも事実でした。これはまあこういう作りだから仕方ないのかな、とは思います。キャストは新選組!チームの同窓会であるがごときの充実度。個人的には津川&近藤のエルフな耳に絶句(笑)
[DVD(邦画)] 7点(2006-09-09 16:56:25)
6.  サイン
宇宙人の侵略というサスペンスに期待して観た分には肩透かし。だが、信仰を失った元牧師とその家庭の失われた絆が再び蘇るというヒューマンドラマ的側面に関しては納得の行くデキ。ただ、後者のテーマは別に宇宙人侵略という物騒なモノと結びつけなくても描けると思う。それにしてもシャマラン監督って「水」をキーワードにするのが好きだよね・・・。
[地上波(吹替)] 5点(2006-09-09 16:28:24)
7.  ザ・ファン
野球ファンが野球以外の全てを失い徐々に狂っていく・・・という筋書きなのですが、デ・ニーロが序盤の時点ですでに「普通のいち野球ファン」にはどうしても見えない。最初からどこか観ていて狂気を感じてしまうのです。そこがインパクトの点でマイナス。各登場人物の描き込みも浅く、話もいまいち緊張感に欠けていました。デル・トロの野球選手役に+1点。
[地上波(吹替)] 6点(2006-02-12 21:24:49)
8.  34丁目の奇跡(1994)
クリスマスシーズンにぴったりの、心暖まるお話でした。クリングル氏ことリチャード・アッテンボローの愛嬌ある演技や、イタズラっぽい笑顔は本当にサンタにピッタリ。買収やら裁判やらで、普通に考えればシリアスになりがちなこの話ですが、彼の存在のおかげでハートウォーミングなものに変えていたと思います。今作は昔の映画のリメイク作品、そして原作は舞台劇ということですが、そちらの方もちょっと観てみたいかな。
[地上波(吹替)] 7点(2005-12-25 20:09:45)
9.  サンキュー、ボーイズ
ああいう家庭環境で素直に育ったジェイソンって結構凄いかも。個人的には何だかんだ言いながらも一人娘とそれに関わる人々のために奔走するお父さんがいい味出していたと思います。結局、親にとってはいくつになっても自分の子供は子供のままってことなんですね。
[地上波(字幕)] 6点(2005-12-18 22:24:52)
10.  最後の恋のはじめ方
ストレートなラブストーリーで面白かった!ウィル・スミスはコメディも出来る俳優だったんですね。↓の皆さんも言われていますが、アルバートとセレブ女優さんの絡みが最高。思わず応援したくなっちゃいます。デートムービーには最適かな。
[映画館(字幕)] 7点(2005-09-18 12:10:05)
11.  サクラ大戦 活動写真 《ネタバレ》 
あくまでも「サクラ大戦」シリーズのファンに向けての映画。登場人物もほぼ揃い踏みでそれなりに出番もあるので、各キャラのファンにとっては嬉しいでしょう。ただ、そんな中で劇場版の新キャラクターであるラチェットの存在があまりにも薄い。花組に入っても普段はあまり波風立てないので表向き不協和音の描写がなされていなかったし、そんな彼女が過去に何があったのかを明かすシーンも観客側に提示されることはこれといってなし。だから織姫がラチェットを制して飛び出したりする場面でもこちらとしては「なんで急に?」みたいな感想を抱いてしまいます。それはクライマックスの舞台でいきなりアドリブで心理劇をやり出すのも同じこと。もっと彼女を前面に押し出して物語を進めていけば、最後盛り上がったと思うのですが・・・。私はこのシリーズのファンですが、敢えて厳しめに5点を付けさせていただきます。
[CS・衛星(吹替)] 5点(2005-06-12 21:11:31)(良:1票)
12.  サイダーハウス・ルール 《ネタバレ》 
孤児院や林檎園が舞台だからか、どこかほのぼのとしているものの、あの人の良さそうな黒人のおっさんが娘を妊娠させる事件にはびっくり。ホーマーは林檎園だけじゃなく、もっと広く世界を渡り歩いて見聞を広めてから、本当の自分の居場所である、もとの孤児院へ戻ってきてほしかったかも。マイケル・ケインはさすがの名演技。
7点(2004-09-27 22:14:24)
13.  猿の惑星
1968年当時にしては猿の特殊メイクはかなりのものなのではないでしょうか。その猿が中盤あたりから登場して人類を虐げるあたりはかなり恐ろしいものがありました。一方、宇宙船関係は今観るとどうしても古臭さが否めませんでした。ラストは何となく知っていましたがやはり初見の時は驚いたことを覚えています。
6点(2004-09-04 20:03:58)
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