1. 3-4X10月
《ネタバレ》 ただただ続く日常。その中で偶発的に起こる暴力の発火と終着点。素晴らしい。が、沖縄上陸後は映画として収まる場所を急に探し始めた感じがして自分には合わない。タンクローリーでの突入も「その男凶暴につき」ような美しさはない。「その男~」時にあった『死』を超えて互いに関係性の構築をぶつけ合う様ではなく、単純に、短絡的に『死』で決着を着けようとスイッチが入った若者にしか見えない。このような短絡的な『死』の物語にも美しさはあると思うが本作は描けてはいない。残念。 [DVD(邦画)] 7点(2013-04-19 13:30:50) |
2. 猿の惑星:創世記(ジェネシス)
《ネタバレ》 ややCG感がどうしても感じられてしまう。ゴリラや手話ができるテナガザル?には感じられないのだけどー。その事が気になってしまう。ストーリーについては「人間って酷いよねー」という感じには取れない、むしろお隣の叔父さんには同情した。 [DVD(字幕)] 6点(2012-10-23 14:54:00) |
3. 最強のふたり
《ネタバレ》 『レインマン』や『セント・オブ・ウーマン』みたいなのかなぁ....と思いつつ大評判に乗せられて劇場へ。オペラ?内の緑の木の人を茶化すとこなど笑えたシーンや「同情しない」ことの大事さの発見はあったものの、そこまで大作とは感じなかった。最後の別れ方は鮮やかで気持ちよかった。 イヴァンヌさんがかわいかったなー。 [映画館(字幕)] 6点(2012-10-14 18:07:10) |
4. ザ・ビーチ(2000)
《ネタバレ》 公開当時、すごくダサい作品のイメージがあったものの実際見るとそんな悪くなかった。ディカプリオも嫌じゃない。観光日本赤軍の内ゲバを思い出させる。彼らがコミューン内で臭いものに蓋してやり過ごす様は他人ごとには思えなかった。僕らの生活もまぁ似たようなもんだ。タマに出る安いCGは冷めるけど。 [DVD(字幕)] 6点(2012-10-02 00:23:01) |
5. ザ・ファイター
《ネタバレ》 おもしろいけどなー。マーク・ウォールバーグが老け過ぎててなんかギャップを感じた。クリスチャン・ベールとメリッサ・レオの演技はさすがアカデミー賞受賞だなぁと。クリスチャン・ベールがシャーリーンに「自分たちは変わらない存在」だと語るシーンはグっときた。予告で拳潰されるシーンにインパクトがあり、本編ではどのような描き方なのか楽しみだったのだがーなんかアッサリ目に感じた。最後の世界戦では想像通りの展開だったのがやや寂しい。エンディングの二人を見るとドキュメンタリーで実在の彼らを観てみたくなった。 [DVD(字幕)] 6点(2012-07-22 15:16:39) |
6. SOMEWHERE
何のカタルシスもなく、ただの日常を描いてるのがイイ。すげーケミカル臭いけど!今までみたソフィア・コッポラ作品で一番好きです。 [DVD(字幕)] 7点(2012-05-25 22:36:40) |
7. サマー・ソルジャー
《ネタバレ》 強い思想を持っているものの、他人事で理想主義的にしか反戦活動ができない日本人達と 思想よりも現実逃避として脱走した若いアメリカ人がお互いを理解出来ず、 歩み寄れないまま乖離していく様を描いている。 60年代末にピークを迎えた「市民活動」がどのように一般市民と乖離していったのか、その合間を見たような気がした。 高い思想を持ち、ハイカルチャーな知識階層の日本人よりも、 トラック運転手やキャバ嬢がアメリカ人を受け入れていたのも興味深い。 タイトルは「サマー・オブ・ラブ」の終わりから来たのだろうか。邪推かな。 「アイミスユーよ。ジム。」 [DVD(邦画)] 7点(2012-03-16 18:26:48) |
8. サヨナライツカ
《ネタバレ》 ビビった。よくここまでヘボい作品作れたなー。感動。すごく真面目に取り組んだのわかるし作品への愛もすごく感じる。でもダサい!!!!!!!!!!!!!西島秀俊の真面目な演技と加藤雅也のカッコヨさ。それ以外全部ダサい!!!!!!!!底です。底なしです。最初の西島とミポリンのセックスは興奮しましたなんか。からの『花様年華』みたいな前半。センスって大事なんすね。お金も労力もすごく費やしたのにね!ダサい。泣ける。いきなり老齢化。以降ギャグとしか思えない。なんで待ってんだ日本行こうよ!ほんとコレを劇場で観て、二度と映画館なんか行くか!って思った人いると思う。あとミポリンって残念な歳の重ね方したんだなーと確信。行定勲もそら抜けるわ!これぞ底。底オブザ底。万歳。 [CS・衛星(邦画)] 1点(2011-08-31 01:00:59) |
9. 櫻の園 -さくらのその- (2008)
1990年版には強い思い入れがあり、本作は全然期待しないで見ました。「どんくらいダメなのかなぁ」くらいの感情でしたが意外に最後まで見れました。内容より「女の子のカタログ」という趣き。強い作家性を持って女性を撮っており見ごたえがあります。が、見ててビックリするほどのカワイイ女子の顔ってのは出てこない。渡辺杏は見てて楽しいんだけど、90年度版のつみきみほのような輝きは感じ無いですね....。ストーリーで前作と同じようなシーンが多々あるのは嬉しい。しかし、全て痩せ細り、スカスカした内容で残念でした。残念。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2011-03-27 13:03:32) |