1. シティ・オブ・ゴッド
《ネタバレ》 「日常を描いた映画」と言えば、淡々としてのんびりした雰囲気の映画を思い描くはず。けれど、"ブラジルのスラム街での"と頭に付けただけで、ここまで様変わりしてしまうとは!「常識」っていうのは一体なんなんだろうなと思っちゃいます。この映画以降手持ち撮影が流行ったりしてこのスタイルにも見慣れたし、それなりに年数も経ちました。それでも初めて見た時の衝撃は強烈に印象に残っています。ハエを叩き殺すのとさほど変わらないテンションで殺人が行われ、偉そうなギャングでさえ「神の街」の中では虫ケラ同然。まるで虫カゴの中を観察しているかのような残酷ささせ感じる作りの映画でした。もしかして「神の街」の"神"ってこの映画を見てる観客のこと?まさかねえ…。とは言え、映画を楽しんでしまったのも事実。個人的に印象に残ったのは、最初はただクスリをやってた白人のアンちゃんが、何時の間にかギャングの中でそれなりの地位まで上がっていたこと(笑) 野心を持たずにマイペースでいるほうが、案外生き残るのかもしれない(彼は結局死んでいたけど 汗) 。リトル・ゼなんかも、絶対に関わり合いたくないような人物。けど最後まで見てると、意外と彼に感情移入していたことに気づかされて、それもまた複雑な気分に。 [DVD(字幕)] 8点(2013-11-08 02:22:49) |
2. G.I.ジョー(2009)
《ネタバレ》 「どんどんブッこめ!」って感じで、見せ場盛りだくさんのサービス満点な映画。パリ市街地のチェイスシーンはなかなかの見せ場。人様に迷惑かけすぎなのは気になるけれど、縦横無人に走り回るパワードスーツアクションは、他の映画ではなかなか見られないものだったと思います。ただ、ストーリーの面白さと直接関係あるわけじゃないんですが、映画に登場するガジェットやセット、モニターグラフィックスのデザインがことごとく、「ちょっとダサい」のが気になりました。別にレトロフューチャーなわけでもないし・・・。こういう映画ってガジェットのカッコ良さが重要だと思うんですけど、そこがあと一歩な感じ。こういうところで、アイアンマンシリーズと決定的な差があるような気がします。クライマックスでの、リップコードの予想以上の活躍には男泣き。 [DVD(字幕)] 6点(2013-06-08 17:43:42) |
3. ジュラシック・パークIII
3作目ともなるとCGには慣れてしまうし、モンスター映画も随分充実したけれど、やっぱりこのシリーズは特別だなあと感じます。バイオテクノロジーの危険性への警告や、人間のエゴなどといったテーマから離れ、冒険活劇として単純に楽しめます(少なくともロストワールドよりは好き)。恐竜同士の戦いは一作目のクライマックス以来だけど大迫力だし、メッセージ性も「家族愛」というような割とシンプルなものでいいですね。しかし、このシリーズはパート3に限らず、登場人物が揃いも揃って自分勝手なヤツばかりなのがタマにキズ。考古学者でもハンターでもないズブの素人が恐竜の世界に迷い込むという設定は面白かったですけどね。 [映画館(字幕)] 6点(2013-06-05 01:09:26)(良:1票) |
4. JUNO/ジュノ
高校生で妊娠、しかも本人は恐ろしく軽いノリ(「生まれたらすぐに配達に来るわ!」なんて、マジか!)。「ええっ?それってどういうつもりなん?」と思ってしまうけれど、この映画は後半に行くにつれて、主人公の周囲、もっと言えば観客にも「じゃあお前はどういうつもりなんだ」と突きつけてくる映画ですね。養老孟司だったかのエッセイで、「大学生に性教育(妊娠)のビデオを見せてアンケートを取ると、女子は『勉強になった。考えさせられた』という意見が多い一方で、男子は「そんなことはもう既に習った。知っている」という意見が多かったとか。これを読んだとき、性だ妊娠だとかの以前に、"分かる"or"分かってない"ってどういうことなのか分からなくなったことがある。この映画を見て同じような気分になった。「重いテーマを、こんな軽く扱っていいのか」というのは簡単なんだけど、オレはその「重さ」すら実感がなくて分かってないんだよなあ。けれどこの映画は、別に高層ビルでテロリストと戦うような映画じゃない。多かれ少なかれ、いつかは誰でも直面するようなことなんだから(直面しないならそれはそれで色々あるだろうし)、そのときになってみないとどうしようもないんかなあと思う。 前半でオレは「突きつけてくる映画」と書いたけれど、「大丈夫だ」と背中を押してくれているような気もした。うーん大丈夫か? [ブルーレイ(字幕)] 8点(2012-04-06 00:47:13) |
5. Shall we Dance? シャル・ウィ・ダンス?(2004)
面白かった。日本版は見たけどあんまり覚えてないのが良かったのかも。みんな楽しそうで良かったです。ただ、これが日本映画のリメイクじゃなくて、アメリカオリジナルだったら、むしろ「まあ、普通じゃねー?」とか言ってそうな気がする。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-07-24 18:04:44) |
6. シモーヌ
ネタはいいんですが、後半グダグダしていて残念。なんか毒にも薬にもならないような話になってしまいました。前半では、タランスキーが、シモーヌが泊まったとみせかけてホテルのシーツなどを乱したりする場面が特に良かったです。その後を追っかけてくる雑誌記者がなおいい(笑)。 [ビデオ(字幕)] 7点(2006-07-16 15:26:54) |
7. シン・シティ
まあまあカッコよかった。個人的にはキルビルのほうが好きかな。時間軸を入れ替えた構成は悪くはないけど特筆するほど良くもなかったような気がする。 [映画館(字幕)] 7点(2005-10-26 11:02:49) |
8. 69 sixty nine
友達から「ウ○コのシーンで爆笑した」って聞いたので期待してたら(←何に期待してんだ)、実際見てみると割と普通だった(確かに行為は下品だけど表現としてはそんなに…)。 オープニングは良くも悪くも「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」みたいでしたね。 [ビデオ(字幕)] 7点(2005-04-16 21:42:32) |
9. JSA
おおっ、平均点高いね。ビデオでだら~っとした状態で見ちゃったのが悪かったのか、ストーリーの細部を理解しきってないのですが・・・。戦闘シーンよりも4人が無邪気に遊んでるシーンのほうが緊張感を感じてしまいました。境界線上のセットなどもよくできてるようです。報道番組でやってたけど、警備兵にこの映画を見せたら「いつこんな映像を撮ったんだ?」と聞いてきたそうです。(ただ、北の警備兵と会話することなどあり得ないとも言ってましたが(汗))地雷の信管(?)やチョコパイ、写真、似顔絵、帽子などの小物を駆使した演出が印象的でした。 [ビデオ(字幕)] 6点(2005-04-04 19:44:35) |
10. シービスケット
ウォーアドミラルとのレースでは手に汗握った。「あばよチャーリー」ってカッコ良すぎだよアンタ。けど、ここで映画も終わりだな、と思ったらまだ続きがあった!ビックリ~。時間配分は失敗だと思う。それに、これって競馬の綺麗な一面しか描いていないような気もするなあ。 8点(2004-02-05 17:16:15) |
11. ジョンQ-最後の決断-
話の本筋とは全然関係ないんですけど、他人の心臓で生きる気分って一体どんなモンなんだろうかと思ってしまいました。ほんとに関係ないですね。けど不思議。 7点(2003-10-26 22:59:12) |
12. ショウタイム
二大スターが出てる割にはあんまり面白くない。展開もすぐに読めてしまうし。それである意味安心感はあるけど(^^;。悪役も途中まで堂々としてたのに最後でいきなり弱々しくなるしなあ… 5点(2003-10-18 09:12:25) |
13. 修羅雪姫(2001)
そこはかとなくマンガ臭いです。なんか敵が金曜ロードショーのルパン三世スペシャルに出てくる奴みたいで嫌。アクションもなんだか闘ってるというより芸をしてるみたい。 4点(2003-09-28 20:40:38) |
14. ジャスティス(2002・ブルース・ウィリス主演)
《ネタバレ》 「目的を達成するためには犠牲も必要だ」という考え方がどうも理解できないんだなあ。ブルースウィルスも最後は自らを犠牲にしたけど、なんの罪もない兵士を犠牲にするほどの目的だったのかな? 7点(2003-08-27 19:03:47) |
15. ジュブナイル
面白くなかったです。宇宙戦争を中途半端にパクってるとことか、もうガックリ(何がしたかったんだか)。林原めぐみに3点献上(←アホ) 3点(2002-08-04 01:07:22) |