21. 情婦
どうしてこんなに高評価なのか、あらすじを読んだだけではさっぱりわからん、というのが、多くの人の見る前の思いではないでしょうか。私もその一人でした。見終わって、脚本や演出がすばらしい、さすがワイルダーと思うのはもちろんですが、タイロン・パワー、ディートリッヒをいかにうまく生かしているか、というところも感心してしまいます。彼らに対する先入観こそがガラガラとくずれた思いがありますもの。(お若い方はもちろん、50代以上の方にこそ未見でしたら、ぜひ見ていただきたいと思います) ちなみに余談ですが、私はCSでこれを2回見ました。1回目は天候が悪い日で、最後のクライマックスで映像が映らなくなってしまいました。これにはかなりガクッときました(苦笑)。 [CS・衛星(字幕)] 10点(2008-12-07 13:22:25) |
22. 16ブロック
私の考える「いい映画、いい主役」って、こういう感じだなあ、と思う1作。テンポよく展開が予想を裏切ってくれて面白かったし、「あれ、これこそダイハードの続編じゃん?」と思うシーン多々あれど、ちゃんと一線は画していて、さすがはリチャード・ドナーです。ブルース・ウィリスは、ちゃんとくたびれたオッチャンを演じきってるけど、やり過ぎてないとこがほんとにオトコマエ。(オレってやるだろ?的自意識が全然見えない!だからむしろカッコイイ!)デビッド・モースも、今まで観た演技の中で一番よかったかも。いつの間にここまでうまくなったんでしょ! ところでこれ、CSで見るまで知らなかったので、あまりヒットしなかったんでしょうね。惜しいなあ。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-01-08 23:20:29)(良:1票) |
23. シベールの日曜日
《ネタバレ》 私も、かなり昔にテレビでたった1度だけしか見てないのですが、心にとめていた映画です。何しろものすごい衝撃だったので。そういう体験を持っている人がほかに何人もいたんだなあ・・と感慨にひたりました。あんがい、同じ放送を見ていたのだったりしてね。ちなみに、私が見た局はNHKで、確か昼間にやっていたんですよ。ということは、日曜日に放送したのかな。30年くらい前ですけどね。吹き替えじゃなかったから、印象がしっかり残ったのじゃないかと思います。ストーリーも結末もよく覚えているので、再見するのがこわいのですが、とにかくいずれはどうしても見直さなければ、と思っている1本です。 <再見しました>かつて見たときは10点くらいのインパクトがあったけど、再見したらちょとガッカリ。ラストシーンで絶叫したのが誰だったかというのも、私は完全に記憶違いをしていました。さらにもう一度改めて見直したい一作です。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2007-11-12 11:48:36) |
24. 四月の雪
お気に入りのホ・ジノ監督の作品ですからねえ、いかにペさんが苦手の私でも見ないわけにはいきません。しかし、感想はうーん、可もなく不可もなく。ホ・ジノ監督作品としては想定内にとどまった感じ。但し、韓国で不 (詳細はブログにて)[CS・衛星(字幕)] 6点(2007-06-20 09:02:04) |
25. 下妻物語
この作品そのものも面白いんですが、公開当時にCS放送で中島監督がこの作品について語っていたインタビューがめちゃくちゃ面白かったです(荒川良々は自分に質問してこないから好きな俳優だ、とか、 なぜ舞台は土浦がよかったかなど、言ってることはたわいなかったんですが)。特に表情がすっとぼけていて、今思い出しても吹き出してしまうほどでした。シャイなんでしょうね。途中までフツーに見ていたのですが、クライマックスの深田恭子に感激してしまいました。あの演技を引き出した監督に、8点献上したいと思います。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2007-03-11 14:40:41) |
26. シェルブールの雨傘
30数年ぶりで見ました。号泣。美しくせつない映画、なんて、ありきたりな言葉を書いた自分が、情けないです。こんなにせつなすぎる映画を観た事はない!!!と断言してもいいです。ミュージカル嫌いのオット、ムスコも、最後は言葉がありませんでした。時代が引き裂いた二人を痛切に描き、だけど、登場人物を公平に描いている点で、ミュージカルというか音楽映画にした意図?はとてもこの映画に合ったものだったのではないかと思います。8点としてましたが、再見にあたり、満点ではないけれど9点を献上せずにはいられません。 [地上波(字幕)] 9点(2007-01-10 22:16:34)(良:1票) |
27. シザーハンズ
白眉は、エドワードの風貌を、異形、それも白塗りという表現にしたことでしょうね。 「あの姿はいったい?」という興味で見て、気に入った人、運がよかったですね。 あのジョニーの顔に抵抗を感じて見てないという人、損してますね。 ファンタジーもの、賛否両論作品の多いティム・バートンだから、ということで見ない人も多いかも。 まムリには薦めません。そういう人は、ずっと損しててください。 ストーリーは、気に入って連れてきたもののそれが悲しいお話の始まり、ということで、アメリカ版「かぐや姫」みたいな趣き。 でもただきれいで切ないだけじゃなく、映画という表現方法のさらなる可能性を教えてくれる作品でもあると思います。 [ビデオ(字幕)] 10点(2006-06-01 00:41:25) |
28. 渋滞
初々しかった黒木瞳が見られるくらいが、唯一のポイントか? そのあたりに注目してみると、もしかしたら「ひょっとしたらひょっとする」かもしれません。 [ビデオ(邦画)] 4点(2006-05-16 01:14:42) |
29. 真実の瞬間(1991)
正義感や、今これを伝えなければ、という使命感はわかるのだけれど、それがちっとも伝わってこなかった。正義感、使命感だけでは、だめでしょ。これは、最近の社会派日本映画にも通じることだけど。 [映画館(字幕)] 5点(2006-05-14 23:55:59) |
30. ジュラシック・パーク
原作を先に読んだとき興奮してしまったせいでしょうか、つまらなかった。「技術」を見せてもらっただけという感じでした。 [映画館(字幕)] 5点(2006-05-14 00:30:55) |
31. 死ぬまでにしたい10のこと
断然、好み。早く見ればよかった。私は、DVDプレーヤーを入手してまだ半年。しかしDVDを買おうかな、と思ったほどの作品てほとんどありませんでしたが、これは珍しく手元におきたいなあと思った作品でした。 9点(2004-08-22 02:46:44) |
32. 白いドレスの女(1981)
ウィリアム・ハートとキャスリーン・ターナーという配役から格調の高さを予想すると裏切られる、B級半的映画。 そこが面白い。 但し、「白いドレスの女」なんていう陳腐な邦題より原題のほうがなんぼかよかったのにねえ。 今みたいな、原題生かしの発想が薄かった時代の作品だからしょうがないのかなあ・・。 7点(2004-07-18 22:39:15) |
33. 仕立て屋の恋
切ないけど、ちょっと気持ちわるかったりもする。でも、途中でやめたくなるほどではない。 ほかの映画と比べたらかなり短いところが、むしろこの気持ち悪さを面白さや共感に転化させる要因になっていると思う。 つまり、この映画の成功は長さにあり、と言いたいわけ。 ルコントに比べると、長さに鈍感な監督が多すぎるんじゃないの?と思いますね。 7点(2004-07-11 23:06:53) |
34. シェルタリング・スカイ
うーん、疲れた、いろんな意味で。マルコヴィッチの知的で色っぽい雰囲気はわるくないけど。 6点(2004-07-04 22:32:55) |
35. JFK
こういう映画って、時期によって違う感慨をもたらしますね。 今思えば、観たときよりさらに「国家ってほんとにうさんくさいなあ」ということが、胸に迫ります。 ケネディが亡くなったという報道をリアルタイムでTVで目撃した世代としては、そうそうよそごとに感じられなかったから、これは私よりさらに上の世代こそ観ておいたほうがよい作品かも。 それにしても、こういう作品を作れる国だというプライドが、免罪符にすりかわっちゃまずいだろう、と思うけれど、アメリカ人はそういうこと、どう思ってるのかしらねえ・・。 8点(2004-06-26 23:02:00) |
36. シティーハンター(1993)
むちゃくちゃサブカッタ。香港映画にはかなり免疫のあるほうだし、人気作品だしナアと、それなりに期待して見に行ったんですが。 一緒に見に行った息子は、まだ当時小学生でしたが、2人でけなしあいながら帰った記憶があります。 1点(2004-06-24 00:29:30) |
37. 12人の怒れる男/評決の行方(1997)<TVM>
吹き替えで見るのは好きじゃないけれど、まいっか、と視聴。 但し結論はやっぱり「字幕のほうで観たかったなあ」。 声優さんたちも頑張っているらしいのはわかるんですけど、似たような声やしゃべり方の人が多かった感じ。あれじゃ単調では? 日本のTV局は、もっと声優のキャスティングや演出に神経をつかってほしいものです。 今回のリメイクにあたって陪審員に黒人を配したことは、むしろ自然さを感じさせてよかったと思いますが、さらにバランスをとろうとしてか判事を女性にしたのは、何だか安っぽかったですね。 あそこまでしなきゃいいのに。 とはいえ、なぜこれをリメイクしたかについては、そのあたりに企画の裏話が潜んでいそうな気もします。 かつての映画が、いくら名作といっても白人男性ばかりのキャスティングである為に、何か都合の悪いことがあったんじゃないかと。 たとえば学校教育でこの映画を子どもたち見せたいんだけど、でも使えない、といったような。 日本でも陪審員制度が取り入れられそうな按配ですけど、本作はテキストとしておおいに役立つんではないでしょうか。 「映画」としての緊張感はかなり薄かったと思いますが吹き替えだったからかもしれず、けっこう飽きることなく楽しめたので、この点にしました。 7点(2004-06-19 10:56:37) |
38. 私生活
本作は、スキャンダラスな女優だったブリジット・バルドー自身を最も投影した作品、と言われていますね。 当時、フランス国内の映画賞もとったとか。 そもそも昔のこの人は、かわいくてセクシーでほっとけないキャラで、マリリン・モンローと双璧の人気だったと言っても過言ではないが、モンローが死によって伝説の人になったのと比べ、動物愛護でヒステリックに叫ぶオバチャンになってしまって、おそらくかつてのファンも離れ、すっかり過去の人になってしまったんでしょう。ザンネン。 でもそれで映画愛好者にも忘れられていってしまうのは、積年の末端ファンは少しさびしい。 本作は、たまたまスターになってしまいマスコミ攻勢につぶされていく、無邪気でコケティッシュな女の子がたどる運命ってことで、BBのかわいさ以外にさして見るところはないかもしれないのですが、ラストシーンのうまさ、きれいさ、残酷さが、なぜか私の脳裏に鮮やかに残っています。 7点(2004-06-19 10:45:29) |
39. シコふんじゃった。
「ファンシィ・ダンス」で周防サンに「はまった」私は、公開直後に銀座で見た。 立ち見も出る盛況ぶりはちょっと意外だったが、「みんなわかってんなー」とうれしくもなった。 で、その満員の観客が、みんな椅子からころげおちんばかりに笑っていて、映画館のたてもの全体があそこまで揺れ動いているような感覚に陥った経験は、あとにも先にも、この映画1本きり。 あー・・あのシアワセ感は、あのときあそこにいた私達だけのもんだったなー・・。 とまあつまり、こんなふうに映画にしかない醍醐味をめいっぱい味わえた私にとっては、誰が何と言おうと、この映画は10点!なのです。 10点(2004-06-19 09:58:18)(良:1票) |
40. ジャック・サマースビー
面白そうな設定なのに、R・ギアとJ・フォスターの演技力の差でね~・・。(以下省略) 3点(2004-06-10 23:22:25) |