1. JSA
終盤にさしかかるまでソン・ガンホ演じる北朝鮮兵士がホンモノの破壊工作員だと信じて疑わずに見ていたので、すべてのシーンで裏ヨミしてしまい、まったく感情移入できなかった。私って馬鹿。映画を見るときは下手に予備知識を入れないほうが良いと思っているが、たまにはこんな大ボケもかまします。しかし、そもそもなぜ私がそんな勘違いをしたかといえば、設定に無理があったからではないだろうか。手紙の受け渡しのシーンなど「絶対無理!そんなことやったらバレるって!」と思ってしまう。作品のテーマは良かったので、その点を評価してこの点数。 5点(2004-02-29 05:29:09) |
2. 十二人の怒れる男(1957)
密室劇の洗練の極致。肝心の殺人シーンについて”火サス”のような妙なオーバーラップ映像をかませたりせずに、見る側の想像力に委ねてくれている点が素晴らしい。「素材は提供しましたよ。後はあなたたちの想像力でこの物語を膨らませてください」という監督の声が聞こえてくるようだ。(この名作を”火サス”と比較するのは、ちょっと酷だったかも…) 10点(2004-02-25 23:59:44) |
3. ショーシャンクの空に
良作。見る価値あり。ただし、これは好みの問題かもしれないが、ラストシーンは不要だと思った。見る側の想像力に任せてくれるラストのほうが好きだなぁ。見終わった後の後味の良さは過去最高。落ち込んでいるときに見ると、救われた気分になること請け合い。ラストシーンが無かったとしても、この爽快感は損なわれなかっただろうことを考えると、やはりラストシーンは蛇足だと思うのだが…。 8点(2004-02-24 14:54:37) |
4. シックス・センス
「秘密がある」と言うからもっとダークなオチを想像していたのだが、良い意味で裏切られた。きれいにまとまったオチで良かった。と同時に自分の想像力の無さに失望した…。ただ、死人の描き方がグロいのがちょっと趣味悪い。怪我をして死んだら死後もあのままかよ?!どうせ化けて出るなら、自分が一番きれいなときの姿で幽霊になりたいなー。 6点(2004-02-23 22:04:49) |