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にじばぶさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 3271
性別 男性
自己紹介 監督別鑑賞作品数

成瀨巳喜男 69
溝口健二 34
川島雄三 41
小津安二郎 37
石井輝男 24
豊田四郎 19
石井岳龍 18
矢崎仁司 12
西川美和 8
山下敦弘 15
今泉力哉 21
フェデリコ・フェリーニ 24
ミケランジェロ・アントニオーニ 14
ピエル・パオロ・パゾリーニ 16
ルキノ・ヴィスコンティ 17
ジャン=リュック・ゴダール 36
フランソワ・トリュフォー 24
ルイ・マル 17
ジャン・ルノワール 15
ジャック・ベッケル 13
ジャン=ピエール・メルヴィル 11
ロベール・ブレッソン 12
イングマール・ベルイマン 27
アルフレッド・ヒッチコック 53
ジム・ジャームッシュ 15
ホウ・シャオシェン 19
ウォン・カーウァイ 14
ジャ・ジャンクー 9

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1.  深呼吸の必要 《ネタバレ》 
このバイト、若い頃にやってみたかった! 一心不乱にさとうきびを刈ってみたい。 さとうきび刈りの魅力は味わえたが、ストーリーはどちらかと言えば退屈なのがもったいない。
[インターネット(邦画)] 6点(2023-11-16 19:20:50)
2.  静かなる叫び 《ネタバレ》 
見ていて楽しくもないし、楽しむべき映画でもない。  いつの時代にも狂人というのは存在し、悲しいながら、その狂人のしでかす悲惨な行為を完全に封じ込める事はできない。 この狂人というのは、一般的な存在ではなく、言わば突発的に生まれた特殊な存在であって、その突発的な存在を基準に何か対策なり考察なりしてみても、あまり意味のある行為とは思えない。  ただただ、被害に遭われた方々を悼む事しかできない。 極論的に言えば、意義があるようでいて意義のない作品かと。
[インターネット(字幕)] 5点(2021-09-28 01:28:38)
3.  真珠の耳飾りの少女 《ネタバレ》 
何か起こりそうな雰囲気のする序盤から中盤。 しかし、何も起らなかった終盤。  スカーレット・ヨハンソンは終始、頭巾をかぶっている。 しかし、一度だけその頭巾を取るシーンが出てくる。 そのシーンの、なんとエロティックなことか。 ただ頭巾を取るだけなのに、何だかいやらしい。 恥じらいながら頭巾をとるその仕草が、何とも言えずいやらしいのだ。 直接的な性の描写は少ないのに、全体的にエロティックな香りの漂った作品だった。  というより、スカーレット・ヨハンソンが召使いに下宿しに来る時点で、いやらしい設定なわけだが。
[DVD(字幕)] 5点(2021-08-09 18:29:02)
4.  Jam Films2
“CLEAN ROOM”という短篇が圧倒的に気に入った。 劇中で描かれている「クリーン・ルーム」は無菌室という設定なのだが、色彩鮮やかで思わず画面の中に吸い込まれそうなほど。  そのクリーンルームの周りを囲っている透明のカーテン(?)の様なものがあるのだが、これもおそろしく透明感があって、どうやったらあんなに透明になるんだろう・・・って観ていて考えちゃったほど。  麻生久美子本人はさておき、その衣装も素晴らしかった。 (その不自然にとんがったアゴのラインに「?」となり、そこにも目が釘付けになったわけだが)  そして・・・ 「何より」自分がこの作品に引き込まれた理由・・・ それは、“エンディング・テーマ曲”だった。  エンドロールと共に流れる、瑞々しい歌声と素敵な楽曲。 チェックしたところ、“Hiroto Otsubo ft. Rie:「BREATHING」”の文字が。  で、“RIE”とは一体、誰?! 知らないぞ? とりあえず、いんたーねっつにて、必死こいて検索した。 しかし、大した情報も入ってこず。 かろうじて見つけたのが、この『CLEAN ROOM』という作品の、サウンド・トラックCDが発売されているという情報。 “Jam Films 2”内の他の作品とは無関係に、『CLEAN ROOM』についてだけのサウンド・トラックがあるらしい。をぉぉ・・・  迷わずインターネット通販にて購入。 4分という短い曲だが、自分のツボにはまる一曲だった。 そして、おもむろにCDケースについていた「帯」を見ると・・・ あれだけネットで調べても正体不明だったヴォーカルの“RIE”に関する情報がそこに!  いやぁ、これにはマジでビビりました。 なんかやられた!って感じと、ちょっとした衝撃感が・・・   実は、この“RIE”さんというヴォーカルの方、あの『リング』の主題歌を歌っていた女性だったのだ。 なんだぁ、そんな程度で衝撃の事実かよ!って思われるかもしれないけど、私にとっては相当な衝撃。  『CLEAN ROOM』という作品の清清しさ、瑞々しさと相まって、素晴らしい歌声を「BREATHING」という曲で披露し、それに見事、魅せられてしまった私。 しかし、その正体が  「きっとくる~、きっとくる~♪」  の“あの声”と同一人物だったとは。 結構な衝撃だった。
[DVD(邦画)] 6点(2021-05-28 00:23:49)
5.  新・仁義の墓場
『新・仁義の墓場』という作品は、私が近年観た数多くの「邦画」の中でも、TOP3に入る映画だった。 三池崇史監督作品である。  そして、この作品に心を奪われた私は、1975年の深作欣二監督作品、『仁義の墓場』をも、借りるに到ったのだ。  さすがに30年前のヤクザ映画を借りるのには、かなりの抵抗があった。 はっきり言って、「楽しめない」という確信があった。  だけど、三池監督の“新”の方を好きだと主張するからには、古い方も観ておかないと・・・ ってな感じで、意を決して観たわけだ。 90分程度の短い作品だったが幸いだったのかもしれないが、それなりに楽しむことができた。  これで更に、三池監督の、“新”の方への理解を深めることができた様に思う。 『新・仁義の墓場』は、私が観た三池作品の中で、間違いなく最高傑作だ。 同時に、邦画としてみても、自分が観た中では最高傑作の一つに入る作品である。
[ビデオ(邦画)] 9点(2021-05-28 00:21:51)
6.  13階段 《ネタバレ》 
彼女の手の温もりが忘れられない。 このセリフだけが印象に残った。  どう見ても反町隆史が喧嘩が弱いように見えない。 むしろ、あやつらをまとめてやっつけられるはず。 ミスキャストだと思われる。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2021-04-22 18:59:35)
7.  ジェリーフィッシュ(2007) 《ネタバレ》 
女による群像劇。 まるで詩のように流れていく時間。 そこには悲しみの連続、そして最後にほんの少しの安堵。 クラゲかぁ、、なるほど。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-09-06 01:03:09)
8.  シリアスマン 《ネタバレ》 
コーエン兄弟作品にしてはイマイチでした。 次々と身に降りかかる不幸。それは手加減なく容赦なく襲ってくる。 歯車が狂うと、こうも怖いものか。  しかも主人公は真面目な男だ。 それなのに不幸の連続。 まさに理不尽劇。  だが、この救いの無い物語に何の意味が? 何のメッセージが? どうにもならない不幸な運命を見せたかったのか?  いずれにしても見ていて楽しい気分になれなかった。 あとは宗教色が強いので、そこもイマイチ乗りきれなかった要因かも。
[インターネット(字幕)] 4点(2020-08-17 19:50:03)
9.  情愛 《ネタバレ》 
離れることのできない男女という意味で、この邦題かな? より正確に言うと、肉体的に離れられない男女。  この作品は、肉体的に離れられない男女関係を体験したことがある人が見たら、強く共感できる作品かもしれない。 端的に言えば、「体の相性」。  女は経済的な部分で安定が必要、だけど肉欲が強い場合は、不倫にはしる。 男も体の相性が良い女は、他人の嫁になっても忘れられない。 意外と肉感的な映画なのでは?と思いながら、そういう切り口で、この作品を見ました。
[DVD(字幕)] 7点(2016-11-04 22:44:28)
10.  シークレット・サンシャイン 《ネタバレ》 
特別に美人でもなく、特別に若くもない、一人の女性を描いた、ドキュメンタリータッチの一本。  平凡とも思える日常から、最愛の息子を亡くすという、急転直下なイベントが中盤で発生。 女性は予想通り精神に破綻を起こし、奇行を繰り返す。  言ってみれば、どこにでも居そうな一人の女性を、淡々とリアルに描きつつ、息子を誘拐殺人で 亡くすという悲劇を絡めることで、不思議な雰囲気を作り出すことに成功している。  だけど、これ面白いか?と聞かれたら、間違いなく答えは「ノー」。 娯楽性は、ほとんどない。 ならばメッセージ性があるのか? あるといえばある。  ①宗教に対する批判的描写 ②脈の無い女性に対して男がいかにしつこく付きまとっても、結局は何も成就しない。  少なくとも、この2つはメッセージとして伝わってきた。 ①の宗教批判は監督の個人的価値観。 ②に関しては、男性の大半が一度は経験する、苦い糧。 ある女に対して男が魅力を感じ、しつこいくらいに面倒見たからって、恋愛感情が生まれること は滅多にない。 ファーストコンタクトで、男は脈ありか判断すべきで、この映画の男は脈がどうみても無かった。 脈なしと早めに判断し、女性の魅力に後ろ髪をひかれながらも、アッサリとあきらめるべきだった。  ラストシーンでも、この男女のとりとめのない絡みが映し出されるが、おそらくこの後も、何も 起きないだろう。 いや、起きたとしても、それは女が寂しさのあまり、その男に惹かれただけで、深い関係になった ところで、最終的にはダメになる。  そんなこんなで、体裁としては、一人の不幸な女性を淡々と描いた内容だが、内容的には、相いれない 男女の不毛な絡みを描いた、恋愛モノとも言えるかもしれない。 あとは、いやらしいくらい、しつこく描かれる宗教批判。 個人的には宗教は嫌いなので、別にどうでもいいんだが、少し回りくどいし、しつこいかな。  一人の人間を、淡々とドキュメンタリータッチに描く系統の映画は、結構好きな方なんだけど、 この作品は、そこまで魅力を感じずに終わった。 その最大の要因は、ただ一つ。 ヒロインに、性的な魅力を感じなかったから。 この手の映画は、ヒロインがおそろしく綺麗だったら、一気に見る気マンマンになるってものだ。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2015-05-10 03:08:04)
11.  実録・連合赤軍 あさま山荘への道程 《ネタバレ》 
あさま山荘事件について、事実を忠実に再現している為、事件の理解には役に立った。 この映画の存在価値は、その一点に尽きる。 映画的な面白さに関して言えば、ほとんど無しと言ってもよい。  事件そのものを理解するだけなら、ドキュメンタリーとして語れば十分。 事件を映像として、単調に再現する価値があったかどうか、それが疑問。  革命を起こす為に闘った、彼ら連合赤軍は、彼らなりに命がけで真剣だった。 鬼気迫る状況だったに違いない。 ところが、本作では、その鬼気迫る感が全く伝わってこない。 というより、映画でそれを再現しようとすること自体が、やや無謀なのかもしれない。 何故なら、彼ら「革命戦士」達は、盲目的に国家に立ち向かい、全身全霊でもって国家に対峙したであろうからだ。 そこまで命がけで行動した彼らを、演技で再現しようとしても、無理である。 いくら頑張っても無理だ。 だからこそ、陳腐な雰囲気の再現映画になってしまう。  この映画そのものが、既に企画段階で失敗作であったのではないだろうか。 事件を忠実に再現するだけなら、映画でなくてもよかったと思う。 もっと映画的に作ってほしかった。
[DVD(邦画)] 5点(2015-01-18 03:50:18)
12.  ジーザス・キャンプ 《ネタバレ》 
ドキュメンタリー映画が好きだからという理由で、ツタヤのドキュメンタリーコーナーで、適当に手に取った1枚をレンタルしてきた。 これが近年、稀にみるほどムナクソの悪い作品だった。  アメリカにおけるキリスト教原理主義を追ったドキュメンタリー。 子供をとにかく洗脳する。 そこに選択の余地は与えない。  そもそも、選択の自由自体を否定していて、選択することの意義を完全に否定される。 私が今の日本に生まれたから、選択の自由を支持しているだけで、それ自体が間違えているという気持ちさせられるところが怖い。 まさしく洗脳ドキュメンタリーで、多少、反対派の意見も映像には出てくるが、実にひ弱な印象。  幼い子供を学校には通学させず、キャンプに送り、洗脳の毎日。 政治的なつながりもある。 こいつらの一番怖いところは、笑顔と幸せそうにしているところ。 現代社会でストレスにさらされ、いつもコウベを垂れている人間がこの作品に登場するヤツらをみたら、影響されるやもしれない怖さ。 洗脳されてもいいから、幸せな気分になりたい。 そう思っても仕方ないパワーを持った内容。 そういう意味で、非常に危険な洗脳ドキュメンタリーである。  結局は個人の価値観なのだが、私はコウベを垂れてでも、選択の自由を支持する。 幼少期にこんな洗脳キャンプに行き、自分の人生を周りの大人に決定されたくない。 選択の自由により、自分が選択した道だからこそ、障壁があっても後悔はしないからだ。 幼い頃、洗脳を受けて、その道に進み、人生もたそがれの頃、自分の歩んできた道に疑いを感じたら、それこそ不幸の極地だ。
[DVD(字幕)] 0点(2014-11-17 00:38:29)
13.  ションヤンの酒家(みせ) 《ネタバレ》 
ヒロインの女性をとりまく災難や試練、憂鬱などは、すべて彼女自身が招いたものであり、因果応報、自業自得である。 しかし、だからといって、彼女が悪いかと言えばそうではない。 女が一人で生きていく上で、彼女がとった行動は必要なものだった。  彼女は逞しく生きている。 その生き様がたまらなくかっこいい。  舞台となった重慶の街並みも極めてアジア的で美しい。 ついでに彼女の脚も極めて美しい。 ハイヒールとスカートがこれ以上なくフィットしている。 鎖骨も綺麗。 大人の女性ならではの洗練された美を感じる。
[DVD(字幕)] 7点(2014-11-06 03:11:10)
14.  上海恋香 Shanghai Lianxiang 《ネタバレ》 
男女の愛情は、国同士の政治的障壁や戦争をも越える・・・ そういったテーマの純愛ラブストーリー。  何十年も一人の相手を想い続ける。 それが本当に可能かどうかは別として、ただひたすらそれを語る。  相手方の俳優が魅力に欠けるのが難点か。  それにしても冒頭のシーンが魅力的! 伊藤歩が、下着姿で寝ているシーン。 髪の毛キレイ、お肌もキレイ。
[DVD(邦画)] 7点(2014-10-27 00:29:54)
15.  呪怨<OV>(2000) 《ネタバレ》 
確かに気味が悪い雰囲気は漂っているが、ホラー映画として怖いかといえば、怖くない。  おそらく“恐怖”というものの感性に関して、世代の違いがあるかもしれない。  私の子供の頃は、とにかく心霊写真が怖かった。 だから、本作よりも『女優霊』の方が怖い。 『女優霊』は、心霊写真を動画化したような趣向を持つ映画だからだ。  『リング』と比較すると、『リング』に何度もしつこく出てくる古井戸の画像が怖すぎるので、やはり本作の方が怖くない。  よって、ホラー映画として怖くないので、失格(笑)。
[DVD(邦画)] 2点(2012-11-22 17:25:42)
16.  四川のうた
古き物が廃れ、新しき物となって甦る。 中国の四川省成都が舞台。 その時代を駆け抜けた、多数の語り部によって描かれるセミドキュメンタリー。  歴史を刻んだ工場たち。 それらの映像が多数出てくる。 それは廃墟好きには堪らない映像の数々。 それらの廃れた工場を美しく捉えた映像もまことに魅力的で、素晴らしい。  戦争特需により隆盛を極めた時代。 その時代を語る人々の話題も豊富。 一人一人の思い出話が、一つの立派なストーリーとして成り立っている。  監督のジャ・ジャンクーが新境地を見せた作品。 画面に映る人達の生々しい息づかい、そして生活感さえも伝わってくるドキュメンタリー仕掛けな本作は、今までのジャ・ジャンクーとは異なる、また別の魅力が発揮されている。
[DVD(字幕)] 7点(2012-09-06 16:54:37)
17.  シチズン・ドッグ
大好きなジャンルの「タイ恋愛映画」。  映像センスと、タイ・バンコクの街を映した映像は抜群に良い。 ヒロインもスレンダーで、腕がすべすべしていて美しい。 これだけで十分なのに、余計なCG効果やコメディ要素が多すぎた。 趣向を凝らしていて、苦労して創り込んでいるのは分かるが、むしろその苦労を、映像や主軸となるロマンス劇の方に更に注ぎ込んでくれたら、タイ映画ならではの完璧なる美しいラブストーリーに仕上がったに違いない。  そう思うと非常に残念ではあるが、タイ映画って、こういうコメディ要素を所々に挿入したりするパターンが多いので、仕方ないかとは思う。 いわゆる映画文化の違いとして、これはこれで楽しく受けれいれるだけの度量が、私に足りなかっただけかもしれない。  ただ、映像センスは抜群に良いので、「珠玉のアジア映画」というフレコミは、十分にクリアーしている。 もう少しクールで、バンコクの街の特徴を活かした様な、美しくストレートなタイ恋愛映画をいつの日か観てみたいものだ。 そんなタイ映画を探すべく、今後もタイ映画をはじめとした、貴重なアジア映画をどんどん観ていきたい。
[DVD(字幕)] 7点(2010-03-09 23:52:55)
18.  シティ・オブ・ゴッド
まず手持ちカメラが最悪。 臨場感を出すためだろうが、安っぽい演出で、ただ観づらいだけ。  そんでもって、無法地帯の抗争劇だが、これも大して面白くない。 そこら辺の日本ヤクザ映画の抗争劇の方がよっぽど面白い。  実話をもとに描いているとは言っても、『アルジェの戦い』の様な真に迫った迫力はなく、大したことのない凡作。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2009-01-12 00:50:29)
19.  ジャスミンの花開く 《ネタバレ》 
映像のレベルからすると、ここ最近の邦画より遥かに上。 特に冒頭の、淡いグリーンで統一された映像は素晴らしいの一言。 内容的には、母子の三代記的な内容で、やや飽きがくる。 ただし、最後の出産シーンは、あざとい演出ながらも感動できた。 チャン・ツィイーのワンマンショー的な映画で、彼女のファンなら十分に堪能できるはず。 色っぽいチャイナドレスを惜しげもなく披露してくれてます。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2008-07-31 19:17:04)
20.  ジョゼと虎と魚たち(2003) 《ネタバレ》 
本作はとても考えさせられる作品だ。 相手の女性が障害を持っている、それがきっかけで愛するようになった。 そして、少なくともある期間は、相手を本当に愛した。 だけど、やっぱり重荷に感じた。 そして別れを決心した。  ただ単純に捉えれば、好奇心で近寄った女性を、飽きたから捨てたということになるだろう。 でも果てして、そんなに単純か? 男が障害を持つ女性に惹かれたという事実、そこに嘘はない。  先まで読んで、それで付き合うか付き合わないかを決める。 確かにそれが一番賢明な考え方だろう。 でも本当の愛にそんな打算が必要か? 本当に愛しいと思ったからこそ、後先考えずに女性を好きになったのではないか?  そう考えると、この男の心情もとても良く理解できる。  かくいう私もこの男を好きになれない。 だけど、どこかで理解できる。 殊に、男女間の恋愛というものは、理屈では整理しきれない部分がある。 そういった問題を、本作はうまく問題提起している。  物事をただ一面からしか捉えなければ、ただ肯定的もしくはただ否定的な解釈ばかりが浮かんできそうだが、より客観的にこの男をみれば、何が絶対に間違っているとか、こうしなければならないとかの結論は出ないように思う。  こういったことを観る者に投げかけ、観た後にも考えさせられる。 これは映画としての、大事な魅力の一つではなかろうか。  ただ楽しければでいいといった様な娯楽作品だけを観たければ、本作は観ない方が良い。 逆に、映画から色んなことを考えさせられ、自分の人生観などと比較し、人間的に幅の広い考え方を持ちたいという人にはオススメしたい作品である。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2008-07-31 00:51:22)(良:2票)
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