1. 十三人の刺客(2010)
《ネタバレ》 松方弘樹は流石の殺陣。そのキレはいささかも見劣りしなかったです。でもやっぱり、脚本に難ありでしょう。火薬を使ったり、大掛かりな柵を作ったりした割に、ほぼしょっぱなから斬り合うという無策さ。もう、ただ単に「斬り合いを見せたかっただけ」という意図が見え見えでかなり興ざめ。ゴローちゃんに、弓の届く位置まで確保しておきながら、且つ、「まだ矢が余ってんじゃん!?」という状況で斬り合うって・・・。また、13人の中に一人若造がいますが、これがまたヘタレ・・・。13人の中でもトップレベルの伊原剛志の紹介なんだったら、少しは天才肌のところがあるとかの設定にすれば良かったのに・・・。(もしくは、ゴローちゃんにただならぬ恨みがあるとか。)更に、伊勢谷友介は、完全に不要。しかも、首を刀で貫かれて生きてるって・・・。(しかも何事も無かったかのように。)山道案内しただけジャンこいつ。存在意味が全く不明。ラストで山田孝之だけ生き残ったのも意味不明。 とどのつまり、アクションシーンと岸辺一徳以外は見所なかったということで・・・。 [DVD(邦画)] 5点(2011-09-11 23:22:24)(良:1票) |
2. 修羅雪姫(2001)
《ネタバレ》 アクションはそんなに悪くないです。顔が判別できないシーンはほとんどスタントですが、釈ちゃん演技頑張ってます。なのでアクション以外のシーンもそれなりに見れるようになっています。(もしほんとにコレくらいのアクションを素で見せてくれるようになったら、第二の志保美悦子になれるぞ!!)でも日本のチャンバラアクションはこのままでは駄目でしょう。もう、香港のカンフーアクションにしか見えない・・・。あんなにカンカンカンカンやると言うより、昔の大江戸捜査網や桃太郎侍のように、静と動が入り混じったあの間合い地獄の中でのアクションこそ日本のチャンバラたりえるのではないでしょうか。(普通あんなでっかい刃物もってたら一撃必殺で行くべきでしょう。)もうそんな時代劇に会えないと思うと非常に淋しいなぁ・・・。 [DVD(邦画)] 5点(2008-11-30 18:16:33) |
3. 幸福の黄色いハンカチ
《ネタバレ》 思ったよりも良い映画でした。最後の黄色いハンカチを掲げるシーンも衝動的な感動が襲ってくる非常に良い演出です。一枚で十分なはずなのに(途中のエピソードの部分では一枚だった)、あんなに大量に掲げられるといかに賠償千恵子が健さんの帰りを待ち望んでいたか、いかに深く愛しているかがこの演出だけで十二分に伝わってきます。でもやっぱり最後の武田鉄也と桃井かおりのシーンは全くと言っていいほど必要ないですね。これがなければ10点だったのに・・・。ちなみに健さんは高校の遠い先輩です。 [DVD(邦画)] 8点(2008-07-26 12:29:01) |
4. 12人の優しい日本人
《ネタバレ》 これはちょっと頂けない印象でした。何より人の有罪・無罪がこの議論で決定されるというシチェーションにおいて明らかにKY的な行動、言動が多く、リアリティが全く感じられませんでした。本家の「十二人の怒れる男」でも無責任発言は多々あったが「こういう風に言うヤツも中にはいるだろうな」というリアリティがありました。その点においてこの映画は自分的に「所詮作り物」という域を出ることができませんでした。 [DVD(邦画)] 5点(2008-07-21 23:21:50) |
5. 十二人の怒れる男(1957)
《ネタバレ》 こういう考えさせられる映画は大好きです。自分も社会人になって10数年経ちますが、どのような結論になったとしてもできる限りの議論、検討をした上で決めることが重要であると痛感させられています。この映画では正にこのことがテーマに上がっているのではないでしょうか。しかも人の生死に関わることであり、ヘンリー・フォンダがただ一人「議論をしよう」と主張したところでも「はたして自分も同じ立場であるなら同じことが言えるか」と深く考えさせられてしまいました。これから社会人になる人には「この映画が面白い、面白くない」という視点よりも、「何故ヘンリー・フォンダがただ一人違う意見を主張したのか」というところを考えつつ是非見て頂きたいと思います。(ちょっとエラソーか、俺??) [DVD(字幕)] 10点(2008-07-21 23:12:16) |
6. ショーシャンクの空に
《ネタバレ》 ここでの評判があまりに良かったので鑑賞してみたクチです。個人的には可もなく不可もなくという感じ。冤罪の罪を着せられた主人公ですが、刑務所の中では特に酷い扱いを受けてるわけでもなかったし、特に感動するところも無かったかなー・・・。 [DVD(字幕)] 6点(2008-07-20 07:25:21) |