Menu
 > レビュワー
 > にょろぞう さんの口コミ一覧
にょろぞうさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 380
性別

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順1
投稿日付順1
変更日付順1
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  呪怨 黒い少女 《ネタバレ》 
評判が悪かったので期待してなかったせいか結構面白かった 呪怨シリーズは最新作も含めすべて見た 呪怨ハウスが少しだけ出て来たようだが、むしろ呪怨ハウスである意味が無かった オリジナルの呪怨の悪霊とは違う相手に殺されたので、呪怨オリジナルハウスを匂わせる家はむしろ出てこない方が良かったのではないか 黒い少女の存在そのものがいつもの白塗り少年と同質の物ではあるが、異なる物であると言う、呪怨スピンオフとして、この映画が存在したほうがずっとリアルだった オリジナルとの関わりが、途中にちらっと見えた白塗り少年程度に止めておけばいいのに 映画そのものは、悪霊に取り憑かれた人達が、どんなに対策しても救われる事無く死んで行く その様が妙に哀しくて味があると思っただけに、無理矢理呪怨ハウスを出したのは間違いだと思う 相変わらず登場人物のエピソードが時系列を無視して語られる手法は面白い 呪怨スタイルと呼んでもいい演出ではなかろうか この手の映画に嘘くさいキャスティングは不向き 勝村政信のお笑い臭に違和感がある さらに殺したと思われる女を埋めるエピソードは無くてもいい 特に埋めたはずの穴が一瞬でまた元の状態に戻ってたとか、物理的に不可解な現象はシラケる 悪霊なら何でも出来るのか?とは思えないのだ リアリティの質はある程度は考えてほしい 勝村のその後も投げっぱなしなので、あのエピソードそのものが無ければ、この映画はシンプルに哀しい話で良かったと思う 
[ブルーレイ(邦画)] 7点(2016-05-16 00:07:45)
2.  少女は異世界で戦った 《ネタバレ》 
破綻したグダグダのシナリオにやっつけの演出 アクションが出来る女優をちょっと集めて、後は何だか見た事無い安い俳優で作りましたって感じの映画 天下の金子修介監督だがテレビドラマ並みの安いVFXにやっつけ感一杯の演出では何がしたかったのかもわからない 冒頭から意味無くヒロイン4人のぐたぐたな歌と踊りを延々と見せる 状況をセリフで説明する「独り言シナリオ」満載 アクションシーンも神社の境内みたいな林の中だけなのも相変わらずだし、何故Jソードアクションって森の中でしか撮らないのだろうか この類いの映画を見続けている身としてはすでに不思議の域に入っている パラレルワールドがテーマなら現代の普通の世界に生きるヒロイン達も交互に描くべき、などと言ってもこの作品ではしかたがないか(笑)まだ井口昇とかのバカ映画の方が百倍マシと言えるだろう バカ映画でもなく、さほどヒロイン達が魅力的でもない 金子修介がなんのためにこの映画を作ろうと思ったのかが謎 というよりもネームバリューで各国で配給が決まってるみたいなので完全に金儲けの為だね 本人の為にはなっているということだろう どちらにしても金子修介のファンもヒロイン達のファンにも見る価値が無い駄作
[ブルーレイ(邦画)] 3点(2015-02-05 02:23:08)
3.  女子ーズ 《ネタバレ》 
冒頭からなめた怪人と謎の戦隊ねーちゃんとのグタグタな会話と、謎の必殺技炸裂 狙いすぎのオープニングが始まる頃にはこれ、面白いかもという期待が膨らんだ 以降次々とクダラナイ怪人との戦いがグダグダな女子トークで続くが、決まり技とかは特に描かれない 勝って当然なので見せても仕方がないという展開はそれなりにスピーディで良い 勝った負けたの展開はどーだってよくて怪人とのグダグダトークはとにかく面白い しかし司令官チャールズとの会話が狙いすぎで尚かつ長い せっかくの笑える怪人バトルのリズムがチャールズが出て来ると止まってしまう これはシナリオが狙いすぎでクドいせいもあるが、せっかくヒロイン達を今、旬の女の子達を集めたのだから司令官もビッグな俳優にするべきだったと思う 女子ーズのねーちゃん達のキャラはそれなりに立っているのに怪人達にイマイチ魅力が無い 初期のゴレンジャーの怪人達の笑えるキャラや必殺技をもっと研究するべきだ 怪人の笑える必殺技が最初に出たワカメ怪人しかいなかったのはかなり不満だった 例えばゴレンジャーの跳び箱モンガーとか見たかって聞きたい ラストのロボットとの戦いも勝って当たり前的な尻切れとんぼな終わり方はおもしろかったので、女子ーズの必殺技もむしろ見せない方がおもしろかったんじゃなかろうか みんなで「女子トルネード!」と叫んだらそれで終了みたいな(笑) エンディングもレッドが出て来たとたんに回りに誰もいないのが見えていてオチが完全にバレている 悪くないオチなのでもうちょっとバレないカメラワークで撮れよって思った レッドの彼氏の存在が意味が無いとか、そもそもイケメン彼氏が突然瓦割する演出とかむしろがっかり 演出が直球すぎて面白みが無い事が一番の問題だ
[DVD(邦画)] 7点(2015-02-05 02:13:55)
4.  呪怨 -終わりの始まり- 《ネタバレ》 
タイトルが「呪怨 -終わりの始まり」ってどっちやねん!って思ったが、もっとも怖かった最初期のオリジナル呪怨ビデオ版のリメイクだった 以前に見て怖かったエピソードを寄せ集めて、尚かつ登場人物の名前で始まるオムニバス形式も同じ作りになっている 時系列がある程度バラバラなのも同じ なので恐怖度だけで言えば近年の呪怨シリーズの中では筆頭ではなかろうか それだけオリジナルが怖かったということか しかしこれだけオリジナル呪怨ビデオ版のコピーならば過去のビデオを高画質にして編集し直した方が怖かっただろうと思える なによりもビデオ版の編集は最悪だったから オリジナルビデオ版前後篇を短く再編集してもう一度見たいと思うのは私だけでは無いだろう 相変わらずこのシリーズとアイドルキャスティングの相性は良くて佐々木希はなかなかはまっている ヒロインのでっかい目ん玉がゆっくりと動くと、その先に必ず白塗りの人がいるというお約束の作り 白目部分が多くて、黒目が動く先がよくわかるヒロインにはピッタリの映画だと思った 恐怖演出もほとんど同じなので先にオリジナルを見た人にはどこでどうなるがすべてわかってしまうデメリットがあるかな 舞台の佐伯家も綺麗になっていたりトリンドル玲奈の笑っちゃう芝居とか、以外に地味なVFXとか、常に昼間の明るい時間帯でのドラマとか、以前のおどろおどろしさがかなりダウンしていると思った ラストもちょっと直球すぎてむしろ笑えた 呪怨2 (劇場版)のエンディングが秀逸だったのでそこはまねして欲しかった しかし近年見たJホラーの中ではかなり怖かった部類にはいる それだけオリジナルが偉大だったということか
[ブルーレイ(邦画)] 7点(2015-02-05 02:09:11)
5.  昭和歌謡大全集 《ネタバレ》 
村上龍が好きだ 原作は昭和歌謡大全集というタイトルからは想像出来ないスラプスティクテロバトル小説 映画は原作の持つイメージをほぼ忠実に映画化していると思った 残念ながら原作ではカタカナで表記される登場人物達の名前が、映画ではイメージ出来なかったことくらいか 村上龍はたびたび登場人物を無機質なイメージを持つカタカナの名前で表現するが、カタカナというイメージを映像で表現しろというのは無理な注文だ しかし各パートを昭和の歌謡曲のイメージで切った所とかは原作よりもタイトルの歌謡曲を巧く使ってると思った 冒頭、懐かしきピンキラの「恋の季節」を歌うシーンも「時計仕掛けのオレンジ」を思わせるスラプステックさで掴みは抜群だ ダスキンの先に付けた包丁が喉に突き刺さり、小便をまき散らしながら倒れるスギオカに、激バカなチャンチキおけさがかぶる このバカ爆発なスプラッタシーンにも脱帽した ミドリ会のオバさん達がイシハラの仲間達をバズーカでぶっ飛ばすシーンや、ラストの「貧者の原爆」が調布上空で爆発するシーンも2003年制作という時代を考えたら手抜き無しのうまいVFXではなかろうか ここでこれらのシーンを手抜きにしたら村上龍の世界観を表現できなかっただろう 途中でトカレフを分解しながら講釈を垂れる武器オタクぶりも原作のイメージを損なわない重要なファクターだと思った 原作は超傑作の2005年の小説「半島を出よ」に続くが、このエンディングでは繋がりようが無いのが残念だった しかし2003年制作という事を考えればあたりまえのことか 映画全体にブラックなバカバカしさが散りばめられていてそこをクダラナイと思う人には見ていられないだろう しかし村上龍のファンならば見ても損はない映画だと思う
[DVD(邦画)] 8点(2014-12-01 14:25:30)
6.  白ゆき姫殺人事件 《ネタバレ》 
とにかく井上真央の百面相爆発の映画 こんなにうまい女優だったっけ 実は主演作は「綱引いちゃった!」しか見た事がなくて、こんなに色々な顔が出来る女優だとは思わなかったので驚いた したたかな殺人者から世間知らずの純情娘までシームレスで表情を変えて行く演技は見事 物語は冒頭からいかにもなクズディレクターの綾野剛がワイドショーのキワモノ情報を求めて事件を取材していく様子がそれなりにリアルで引き込まれる 取材したビデオがミヤネ屋風のワイドショーになって偏った報道にされて行く感じはよく出来ている どうせならまんまミヤネ屋を持ち込めばもっとリアルだったのにって思った 途中途中に差し挟まれるツイッターのコメントが、めまぐるしくていささかウザイが、リアルな現代の情報網を見せる そのツィートは常にいい加減で相手を非難するか、あくまでも自己享楽的でいちいちイラッとさせる ツィートが現代の軽薄さを演出するが、ポスターや予告編がいかにもスマホが鍵な感じのビジュアルなのにさほど意味が無かった ポスターは明らかにステマ これも流行の情報網の活用か 被取材者の言う事が言葉通りではなく、徐々に事実が覆って行く過程は面白いが、主人公の綾野剛が謎にせまるわけではなく、そこだけがヒロインの井上真央の独白に依る所は物語としては非常に弱い 前半に物語に謎を持たせておいて、実は真相はこうだった的な事がヒロインの独白で解決するのはドラマとしてはなんのこっちゃである 推理ドラマの様な展開を期待したら裏切られる 監督の中村義洋はひと捻りしたオチの映画はなかなかうまくて、この映画もその亜流だとおもったが、さらに探偵物のようなひと捻りが欲しかった 途中「ほんとにあった! 呪いのビデオ」の演出家らしいモキュメンタリーホラーのような展開があったり、ヒロインのパートはいきなりのファンタジーな作りで、バリエーション豊富で尚かつバラエティー感があって飽きさせない ラストのドンデン返しはマジシャンが自身でネタをばらすがごとく「あーそうなんだ」って思っただけでカタルシスが無い これは主人公が徐々に真相に迫る話にしたら傑作になったんじゃなかろうか 「アヒルと鴨」のドンデン返しと「ポテチ」の泣ける展開を合わせた良品ではある 菜々緒のお尻が4分の1程度拝めるのも吉(笑)
[ブルーレイ(邦画)] 8点(2014-10-10 18:48:33)
7.  SHORT PEACE 《ネタバレ》 
オープニングのイメージがまどマギである これはいただけない まどマギ以前ならホウーって思っただろうに余りにも公開された時代が近いので、オマージュではなくパクったとしか思えなかった 映画は全四話のオムニバスだが既に二話は公開されてて、残り二話を加えてオリジナルタイトルを付けた映画らしい なので統一感が無い 似た様なコンセプトのアニメ、95年の「MEMORIES」よりもやっつけた感じが強い 最初の三話はほんとになんのこっちゃである 教訓物なのかと思えば八百屋お七だし、シロクマにエイリアンな赤鬼には笑った(悪い意味で)タッチも同時期の「風立ちぬ」風でいただけないな こりゃだめだと思った後に「武器よさらば」である まじめに大友らしい原作はこれのみだけど、これがとにかくイイ♪ この「武器よさらば」クラスの短編を後3話集めたら手を合わせて拝んであげるのに とにかく近未来な武器の設定が超リアル 武器ひとつひとつのガジェットが素晴らしいし、オチもいかにも大友マンガでまさに「キター!」って感じ ラストのチ○コ丸出しで怒る主人公はまさに大友のチ○コっちょう(真骨頂です くだらなくてスマン)である 「夢であいましょう」の名曲で終わるのも最高にクール しばらくは耳に残った 本当にこの「武器よさらば」は抜群でクソつまらない前半をすべて蹴飛ばした はっきりいって点数の7点はこの話のみである 時間がない人は早送りしてこの話のみを見る事をオススメします
[ブルーレイ(邦画)] 7点(2014-05-10 13:32:49)
8.  自殺サークル 《ネタバレ》 
さすが園子温、凄い映画だと思うが何が何だかわけがわからない 冒頭から「いっせーのーせっ!」で女子高生が手をつないで電車に跳び込む凄まじいシーンでいやおう無く映画に引き込まれる 途中からは、これではストーリーが破綻無く終わるのは到底無理だと思ったのでそれなりの覚悟を持って見ていたが、ローリーが出て来るあたりで破綻具合が中途半端なリアル感を伴って、むしろつまらない印象になって来た むしろローリーのエピソードは要らなかったんじゃなかろうか ローリーの回りのクソガキの取り巻き達も、ただイライラさせるだけのノイズとなっているだけでこの部分でかなりテンションがダウンした この映画をまともなミステリーとかホラーだと思って見ると見ていられないだろう しかし黒沢映画のように解けないメタファーを並べるだけの映画にはなっていないので、見ていて引っ掛けられた嫌らしさは感じない 黒沢映画は解けないメタファーを明らかに伏線のように描くので見ていてイライラする ならば整合性のあるストーリーじゃなきゃいけない理由は無いわけで、インパクトのみで押し切ったこの映画の存在価値はあると思った しかしオチはメチャメチャである この展開でちゃんと納得出来るオチがあれば傑作になっただろうな この後で「紀子の食卓」である程度解明するが、自分にとっては「紀子~」のオチにはさほど意外性が無く、むしろこのままのSFやホラー的な設定で誰かリメイクしてもらえないかなと思った作品だった
[DVD(邦画)] 7点(2014-04-09 11:44:56)(良:1票)
9.  地獄でなぜ悪い 《ネタバレ》 
いろいろと賛否があるだろうが悪くは無い ただ園子温なのだからと思うともう少しハードルを上げて見てもいいかと思った 役者の芝居にしても堤真一の浮きまくりの怪演をどう評価するのかがネックだと思う 私的には有りじゃないかなと思った ただ他の人達がほとんど素人なので浮きまくってる この映画、他にもキレてる芝居をする人がいれば良かったんじゃなかろうか 長谷川博己が同じく浮いた芝居だが、あの人はあれでいつもの長谷川なのでさほど違和感が無い(笑) しかし、展開は他に類を見ないほど徹底したグロバカで、メインキャストをバカバカ消費するラストバトルは、同時期のオバカ映画「マチェーテ・キルズ」を思い出したが、出来は何故か「地獄~」のほうがずっと良い スラプスティクな不条理さもこちらの方がだいぶ上回っている これまでに似た様なグロバカな映画をずっと撮り続けてる井口昇ら、SUSHI TYPHOONレーベルの映画を軽く超えているのは流石に園子温と言うべきか まぁ、園子温の映画もSUSHI TYPHOONにラインナップされているので当たり前なのか しかしエンディングは、投げっぱなしな上に安易なファンタジーになってなければ、もっと点数を上げてもいいかなと思ったぐらい酷いエンディング 微塵もカタルシスが無い 「ヒミズ」のパロディーのつもりだったらふざけるなって思った SUSHI TYPHOONと言えば看板俳優の坂口拓がこれで引退らしいが、近年の坂口はギャグに向かない割に存在がギャグで見ていて非常に痛々しかった ファンだったので残念だ
[ブルーレイ(邦画)] 7点(2014-04-09 11:40:58)
10.  呪怨2 (2003) 《ネタバレ》 
劇場版呪怨1が今ひとつだったのでさほど期待してなかったせいかそこそこ面白かった しかし最初のビデオ版呪怨に比べると不気味さではかなり落ちる やはり悪霊がただの白塗りであることが完全にバレてることが一番の原因だろうな ビデオ版はかなりのインパクトだったが、さすがに4作目なのにまったく変わらないこの造形はキツい さらにカメラワークや編集等が最初のビデオ版から一歩も進化してないのはかなり不満だ せめて劇場版なのだからそれなりの重厚さがほしい とにかく悪霊が出過ぎるわりに白塗りの伽椰子と俊雄だけなので飽きて来る さほど白塗り達が出てこない序盤の新山千春の章あたりが一番怖かった しかし時系列を無視したオムニパス構造は「事件を巻き戻したらこうだった」的なおもしろさがある 朋香篇の壁の音とか千春篇の恐怖の顛末とかはなるほどと思わせた ヒロインがいきなり出産するラストはやりすぎ だったらお腹が大きくなるまで時間の経過が必須だ 時系列じゃ無いのが売りの映画なのでどうにでもなっただろうに 今までの存在感が曖昧な悪霊という存在からモンスターに変わってしまったら不気味さが無くなってしまう しかも回りの医者達がその場で死んでしまったら大事件になるだろ リアルからかけ離れるとこの呪怨に関してはかなりのマイナスだ 医者達が死ぬ理由も描かないのは完全にやっつけなオチ これはしらける 紙袋に赤ん坊が入ってるのは造形の費用を浮かしたとしか思えなかった だったらわざわざ撮らなくてもいいだろう この出産のエピソードは無くても良かったと思う いつのまにかヒロインがお母さんになってた方がエンディングがもっと哀しかっただろうに エンディングはヒロインの最後もけっこう哀しくて不気味でもあり好きなエンディングだ ホラーに良いエンディングが少ないのでこれは貴重 このエンディングでプラス1点にする
[DVD(邦画)] 7点(2014-03-15 13:35:05)
11.  少年と自転車 《ネタバレ》 
心に残る小品と言う感じ 主人公は自分勝手なイライラさせるガキ 見ていてずっとイライラした 基本的に子供が嫌いな人はまったく感情移入できないだろうな この主人公をむかつくクソガキと見るか、心を閉ざしたかわいそうなクソガキ(笑)と見るかで映画の印象がかなり変わると思う しかし映画はそんな事はおかまいなしに淡々と主人公と里親の日々を見せられる 里親のサマンサは本当にいい人でやさしくてなによりも我慢強い サマンサが余りにも女神すぎるので違和感があるが、国が変わるとこんなボランティア精神もあるのかなと思った 私の常識だとありえない気もするが 主人公のシリルは大嫌いだが、施設で暮らす子供のリアルさは伝わってくる 悪事を止めようとするサマンサを怪我をさせてまでシリルは強盗を強行するが、残されたサマンサの哀しみが痛いほどに伝わる このシーンはめちゃ哀しかった しかし話はウエットにならず淡々とシリルの尻拭いをするサマンサを描く ほんとに凄いぜ、サマンサ。 シリルは暴力を振るった相手から一方的に痛い目に遭うが、それを瀟々と受け入れるシーンで終わる 場合によっては致命的な怪我を負ったかもしれない、見る人によっては切ないラストだが、最後にシリルが自分で自分の罪を償ったと思えば、過去の罪を自分の体でみそぎをして、これからサマンサと新しい生活を始められるというある意味爽やかなラストにも思えた リセットされたシリルと熟女神サマンサとの関係に幸せを祈らずにはおれないエンディングは、深く心に残った
[DVD(字幕)] 7点(2014-02-24 16:21:48)(良:1票)
12.  死霊館 《ネタバレ》 
ジェームズ・ワンの前作「インシディアス」の焼き直しだと思った 不可思議な事象が起こる家に心霊現象解明のプロ達が集まって家族を救うところもまったく同じ インシディアスで不満だった所が解消されている まず家の中で起こる不気味な出来事 インシディアスでは街中の昼間の瀟洒な家の中で怖さがほとんど無かった 今作は森の中の古い洋館だ 佇まいそのものがすでに不気味 悪霊の出番も最小限でインシディアスのディズニーランドのような大騒ぎの悪魔は鳴りを潜めた 「インシディアス」は悪魔というよりはモンスター映画だった 冒頭今作とまったく関係ない人形の話で始まり、これが結構怖くてつかみとしてはバツグンだ しかも主人公二人のプロフィールを兼ねているのはうまい作りだ この主人公のエピソードの話とメインのトラックドライバーの家族の話が別々に同時進行で語られるが、二つの話が結ばれる所にもうひとつひねりがあるとよかった 主人公の妻の深刻な精神的障害もほとんど語られないので映画に深みが無い 実話ベースらしいのでこの辺の夫婦の葛藤があると映画にリアルさが出たのに しかし、この手の映画で人が死なないのは逆に斬新だ エンディングもホラー映画にありがちな、それまでの主人公の努力を台無しにするバッドエンドじゃなかったことも評価できる
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-02-24 15:59:41)
13.  死霊のえじき 《ネタバレ》 
ロメロの初期ゾンビ三部作の最終作 実質前作ゾンビの続編か しかし死霊のえじきという邦題はどうなんだ このタイトルからするイメージよりはずっと名作である 前作同様ヘリで始まりヘリで終わる ゾンビのバブがある程度の人間の知能を見せる所でこの映画が終わる これは今作の20年後のランド・オブ・ザ・デッドに繋がる設定だ 冒頭おばさんのヒロインを含めてすべての登場人物にイライラさせられるのは映画として巧い作りだと思った しかし後半、軍側の悪党ぶりが常に上回り、ヒロインに対するイライラが軽減されていくと作品のパワーがダウンした 前半の密室劇の様に「こいつらみんな死ね」みたいなイライラが最後まで持続すれば快作だった それでもゾンビ史上最高キャラのバブの役作りは秀逸 ラストのキチガイ大尉をハンドガンでぶっ飛ばした後できっちり敬礼するかっこよさはゾンビ映画の歴史に残る名シーンだと思う
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-02-17 19:17:43)
14.  死霊のはらわた(2013) 《ネタバレ》 
1981年の『 死霊のはらわた』のリメイク オリジナルよりストーリー恐怖度共に良くなっていると思った オリジナルほどメチャメチャなパワーはダウンしているが 切れ味のよいゴア表現でホラー映画としてはオリジナルを越えている 主人公は「デッドガール」に出てたキモイにいちゃんだ いいのか悪いのかわからないが「デッドガール」ほどのキモさは無かった ヒロインの主人公の妹がいまいち魅力がない 総じてキャストに魅力がない 当初ヒロインかと思った一番きれいなネーチャンが、真っ先に殺されたのは意外で面白かったが、以降キャスティング的にはつまらなくなった Jホラーっぽい表現が結構ある たとえば不気味な女の佇まい 狂った女が狂ったようにいろんな物を刺す おなじみの口避け女など この映画は基本オリジナルを下地にしているので、むしろネタバレを防ぐためにも未見の人はオリジナルを見ないで見た方がおもしろいのではなかろうか オリジナル(1981版) を評価する人は、当時見た衝撃を思い出して比べているのであって、この映画の直後にオリジナルを見直した人はほとんど居ないのではなかろうか 実際に偉大なオリジナルは見直して見たが余り面白く無かった オリジナルほどオリジナリティーがあるホラー表現はなかったが、ラストでは悪魔を二枚におろした(笑) オリジナルが偉大すぎてこのリメイクをボロクソにけなす人が多いが、決してこの映画がオリジナルに比べて劣っているとは思わない オリジナル権威主義者達に抗議する意味を含めて、通常7点の所を1点プラスして8点にしてみた
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-02-12 01:34:41)(良:1票)
15.  シュガーマン 奇跡に愛された男 《ネタバレ》 
アメリカでまったく無名だったミュージシャンが南アでは誰でも知っている伝説のミュージシャンだった しかも死んだと思っていた本人は生きていて、自分がヒーローであることをまったく知らないで、なおかつめちゃめちゃ人格者で良い奴だったって話 一言でいえばこういう話だが見て行くにつれて解る展開になっている なので本人が生きていることがわかるまでに興味を引っ張る魅力に乏しいと思った もう少し本人登場までに盛り上げてくれる演出がほしい しかし本人が生きているとわかってからはまぁまぁおもしろかった しかし最後まで見ても素晴らしい人格者だと回りの人達が言うだけで具体的な例は何もなく、今ひとつ「シュガーマン」の人となりがわからなかったのがこの映画の弱点じゃなかろうか
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-02-02 22:44:33)
16.  死霊のはらわた(1981) 《ネタバレ》 
サム・ライミデビュー作でスプラッター・ブームの先駆けで記念碑的作品という意味以外あまりないと思った スプラッター表現の中にクレイアニメのような手法があって「鉄男」とかに影響したのではないだろうか スラップスティックな展開も「鉄男」ぽい気がする この後でいろんな作品にオマージュされたのではないか 触手が女を犯すみたいな表現もこれ以前では見た事が無いが今ではエロアニメのカテゴリーとして確立している とにかくサムライミがメチャメチャやる映画なのでディテールなんかどうでもいいじゃん的な感じ パイオニアとしてはリスペクト出来るが、反面今では普通の表現ばかりなので今見ると結構退屈 お話も主人公以外皆意味なく悪霊になるし、もっとも危険だと思われる森へ逃げ込んではやられるの繰り返し 魔封じの剣らしき物が出てくるが刺しても余り効果無し 伏線ぽいプレゼントのルーペのペンダントもルーペである必要がなかった チェンソーが出てくるもまったく切らないのはちょっと出してみました的なギャグなのか 権威主義のホラーマニアのみ賞賛する傑作としか言う言葉が無い
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-02-02 22:25:46)
17.  人生の特等席 《ネタバレ》 
久しぶりのクリント・イーストウッド主演 最近見た高倉健の「あなたへ」を連想した リタイヤ間際の老人のロードムービーだ イーストウッドと高倉健は通じる所があるな 役どころは同じでも性格は丸反対 でも存在感は同質のものだ 不器用なところも同じ 何故か娘とまっすぐに向き合えない頑固親父を好演している しかしアメリカ人ってなんですぐ物に当たるのか つまずくたびに物をぶっ壊してたら部屋から物がなくなるぜ(笑)こんなクソじじいが近くにいたら絶対いやだ 主人公が妻の墓前で「You are my sunnshine」を歌う所は印象に残った 野球の話だが何故か野球のシーンに迫力がないむしろ軽い演出 少なくと優秀なピッチャーを見つけたときの娘との投げ合い ドラフト一位のデブとの投げ合いはもう少し気合いを入れて演出するべきだろう そこがいまいち盛り上がらなかった 優秀なピッチャーが突然目の前に現れるなど安易だと言われてるようだが、今時もっとご都合主義な映画がごまんとあるのでこのぐらい全然気にならない どこが取り立てて良いと言うわけではないがまずまず面白かった
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-01-15 00:21:53)
18.  ジャンゴ 繋がれざる者 《ネタバレ》 
久しぶりのタランティーノ作品 お腹一杯になるほどらしい作品 古くさくてかっこいいが、これはマカロニウエスタンを知らない人でもおもしろいのか? 過去の名作をあえて感じさせるシーンとかは全くないにもかかわらず 完全なマカロニウエスタン ただここまで完全なマカロニウエスタンだとわざわざ今さら作る必要があるのかと思ってしまう キルビルぐらいがバランスが良いんじゃなかろうか 3時間近い長丁場だがストーリーに関係ないシーンが結構ある(KKKの覆面とか) 飽きるほどではないが長い 長い割にジャンゴが強くなる過程が短いというか殆ど無いのが不満 主人公のドクターが簡単に死に過ぎ、残念すぎる ドクターには生きていてほしかった
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-01-02 16:37:47)(良:1票)
19.  四月物語 《ネタバレ》 
岩井俊二演出の小品 たわいない話だが松たか子が抜群だ 「みずみずしい」と言う言葉がぴったりの映画 高校を卒業して実家から離れて大学生活を始める、長い人生の中で一番きらめいている時期を、一番いい時期の松たか子で表現している こんな時期が自分にもあったかな?あるいは、あったあったと思わせる、又はうらやましく思い起こさせる、ノスタルジックな作品だ ラストのセリフはいくらなんでも恥ずかしい、笑ってしまった 67分という尺がちょうどよくこれ以上長いと見ていられなかっただろう 劇中劇の「生きていた信長」はなんだったんだろう もしかしたら瑞々しい新生活に対して対照的なモノクロ生活のようなものか?だったらちょっと無くてもいいかな そうすればもう少し尺が短くなってちょうどいいかも くそじじいになったらもう一度見て、がっかりして死ぬのも悪く無いと思わせる映画だった (笑)
[ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-12-20 22:49:25)(良:1票)
000.00%
110.26%
210.26%
351.32%
4215.53%
5174.47%
66717.63%
717646.32%
88221.58%
992.37%
1010.26%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS