1. ジョン・ウィック
《ネタバレ》 キアヌがかっこいいだけの映画。 ストーリーは至極簡単で大事な犬を殺されたので、マフィアを壊滅させる。というだけ。 アクションは最近のアクション映画を観まくって、使えそうな部分をまとめただけですが、 これで映画としてそこそこのクオリティを保てている点が恐ろしい。 多分、二流の俳優をキャスティングすれば大変酷いことになったのだろうが、 キアヌの説得力が半端なく、これでいいんだ。いやこれがいいんだったか。 とぐいぐい引き込まれていく、また主人公の強さが常識的でどうやっても無理なものは無理なあたりの抑制もよい。 まあ相手マフィアがもう少しちゃんとやれていれば壊滅まではしていないと思うけど、 爽快感があり暑苦しくない無双映画。 特に工夫無くそれなりにオリジナリティが出せている点を評価します。 [DVD(字幕)] 6点(2016-05-20 18:50:25) |
2. シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
《ネタバレ》 それなりに面白い娯楽大作。 物語はどう考えてもアベンジャーズだがキャプテンアメリカ。おそらく今回超パワー二体も欠席しているところから観ると、 もう一回は内輪もめをアベンジャーズでするのでしょうね。 特段、ファンでもないので悲壮な物語も気にせず楽しめたが、 所詮はアベンジャーズの次回作のためのつなぎであるという感は否めない。 いろいろいて、それが楽しい映画なのだけれども、どうしても個々の力の差が大きくて、 普通の人間の延長線上にいるようなキャラクタは自分のことをどう考えているのかと不安になった。 いわゆるデートムービー・ファミリー映画なので、 あえて文句を言うにはあたらないだろう。 [映画館(字幕)] 5点(2016-05-20 17:02:35)(笑:1票) |
3. 神聖ローマ、運命の日 オスマン帝国の進撃
拡大するアジアの脅威(イスラム)に対して共同歩調がとれないキリスト教圏。 なんというかこのご時勢に映画にするにはなかなか対象にされそうで恐ろしい気もするが、 内容がそれほど踏み込んだものでなく、かなり中途半端な映画。 あえて映画にするのであればもっと時代に応じたつくりも出来るだろうに、 そうするわけでもなく能天気に作りきったさまはある意味お見事。 大スペクタクルはないし、盛り上がりにも欠けるが、 歴史映画が少ない昨今がんばってつくったことを評価して一応、及第点とします。 [DVD(字幕)] 5点(2016-03-16 18:30:04) |
4. シティ・オブ・メン
いわゆる日常系映画。 日本のゆるさとは違ってブラジルのどうしようもない層のどうしようもない日々を描いた作品。 これが日常の中にある世界が地球の裏側とはいえあるということは確かで、 そこからいろんな物事を読み解くことも一つの狙いなのでしょうが、 まあそんなだいそれた映画でもないような。 映画としては随分荒削りな『シティ・オブ・ゴッド』のほうがそうした訴求力が高く、 映画としての作りがけっこうしっかりしているこちらのほうは、 ドラマがしっかり出来ているだけにパワーをもたない。 ああー大変だー。以上の感想を持ちにくい持ちにくいのはなぜなんだろう。 青春映画としてそこそこのクオリティというだけ。 『シティ・オブ・ゴッド』の正当シリーズですが、全くの別物。 [インターネット(字幕)] 5点(2016-03-15 13:10:11) |
5. 集団殺人クラブ
邦画ダメホラー。作品について、 アイドルを全然知らない私でもこの人たちのことを知っている人はあんまりいないだろう。 と断言できそうなアイドルがたくさん出てくる。基本的にエロイシーンはない。 もしくは全編にわたってエロイ、しかし特に嬉しいようなものではない。 素直にかわいくみえるような演出すらしてもらえないために、 クラスで3番目くらいには可愛いけれど性格が残念でちっとも人気の無い女の子。くらいの主演女優がさらに魅力的でなくなる。 ラストで急に悟ったようなメッセージがあり、 多くの場合は、いい加減我慢してみてるのになんでお前が偉そうなことを・・・とむかつく。 つまりは上記のような作品が観たいときには自信をもってお勧めできる。 遠藤憲一が異常に面白かったので一応4点。 [インターネット(字幕)] 4点(2015-12-25 13:12:41) |
6. シグナル
とんでも映画を面白く観ることにかけては自信があるのですが、 なぜ賛否が分かれるかがよくわからないくらいに面白さを感じませんでした。 果たしてこれはとんでも映画なのでしょうか、 私見ではこれはただの長ったらしいSF映画という感想。 アイデアとしてみるべきものが本当にあったのか、 だいぶこちらが前のめりに理解しようとしないわからない面白さだったのではないかと思います。 いや難解というよりは空白・間を入れすぎなような・・・ 足の変化だけがポイントであと新鮮なものは感じなかった。 [DVD(字幕)] 4点(2015-12-25 11:36:27) |
7. 地獄の変異
いわゆる正統派のB級モンスターパニック。 洞窟内というシチュエーションも上手に使えているし、小道具も上手くあるし ジャンル映画への愛情がしっかりあって作られているので小気味が良い。 特にラスト。助かったぜ。やったね。だけではなく、 それなりにあとを引くような余韻があり、意気込みが感じられる。 褒めまくったが、B級としてはですので・・・5点です。 [DVD(字幕)] 5点(2015-12-19 20:24:59) |
8. 十二人の怒れる男(1957)
シドニールメットに外れなし、とはいえこちらの作品はそれ以上に素晴らしい評価を受けている。 実は民主主義の素晴らしさだけではなく、危うさも描いた作品であり、 政治思想としても優れた感性を持っている脚本なのだけれども、 流麗な弁論の中で、それらが掻き消えてしまい、ただただ会話劇としての面白さが クローズアップされてしまった評価に落ち着いているのは些か残念。 つまり実は犯人の少年が真実、それをおこなったかどうかは全く不明で、 素晴らしいやり取りの果てになんとなく無罪の方が良さそうな空気が出来ているだけなのだけど、 そこで皆が納得した以上、これが事実以上の真実となる。という映画。 巧妙すぎるほどに巧妙で冒険的な映画ではあるが、 特異性のみに目を向けて過剰な評価をする事は好まないので7点。 [DVD(字幕)] 7点(2015-12-16 16:17:54)(良:1票) |
9. ジュラシック・パーク
最高の映画の一つ、 小学生だったが、映画館にいけるとなった瞬間からのワクワク感と 実際に鑑賞できたときの喜び。映画体験として最高の一本。 映画でしか味わえない感情と思い出だったと思う。 内容も素晴らしい。 10点でもいいのですが、マイルールで10本だけと決めているので外しています。 [映画館(字幕)] 9点(2015-11-11 20:13:24) |
10. しあわせのパン
とにかくだるい上に、幼稚で傲慢。 それでいて人生の本質について知っているかのような素振り。 ああ、うすっぺらい。うすっぺらい。 児童文学のような絵本のような・・・を目指したのだろうが、 そうした作品とは程遠い、あほなアラサー・アラフォー女子とかいいいそうな気質全開のだめ映画。 正直こういうのを下劣というと思う。 [DVD(邦画)] 2点(2015-11-07 16:21:52) |
11. ジュラシック・ワールド
新しさを求める大衆とそれに応えるために~と考えていくとテーマパークとこの映画自体がリンクする所は面白い。 しかしこの映画に構造や背景を求めるの事は無粋ってもんでしょう。 要はどれだけサービス精神があるか、そして巧くそれを発揮できているか、 そんな視点では目新しさはないもののファンを喜ばせようという工夫 といくかギミックに満ちた作品だったと思う。 もう少し抑制を外してもっと直球でもよかったかな。 ワクワクしたし、楽しめた。ラストだけ夜ではなく昼の決闘だとよかったかな。 しかし、田舎ではなんと吹き替え2Dのみの上映。 だったらせめて俳優ではなく声優にして欲しい。 [映画館(字幕)] 6点(2015-11-05 15:14:15) |