1. シン・ウルトラマン
《ネタバレ》 完全ネタバレ雑感(旧ウルトラマン、シンエヴァ、第9地区のネタバレも含む)。 予め点数を詳しく言うと、メフィラス星人までなら9点、ゾーフィの行動原理が理解不能のため、合計7点。 登場キャラ。 神永:主人公、ウルトラマンの人。斉藤さんの無機質な顔が、宇宙人ライクで実にいい。宇宙人が地球人を理解していく、というよりは理解を最後まであまり出来ない、というところがいい。 滝:物理学者。登場人物の中ではメフィラスを除いて一番いいキャラ。ジャニーズでびっくり。顔が若い頃の阿部サダヲにしか見えない。物理学、数学を得意としているが、大して役に立たず、ザラブ、メフィラスが出てきて自分として、地球人としてのプライドがずたぼろとなるが、最後にゼットン攻略の陣頭指揮をするところがいい。さらにいいシーンはその直前、USBに気づかされる直前シーンで飲んでいるのが(恐らく9度の)500mlのチューハイなところ。しかも数缶買ってる。 宗像:上記の班の室長。最初はあまり有能そうに見えないが、至るところで有能さを発揮していく。地球人では滝の次に好きなキャラ。 大隈総理大臣:実に無能そうなところ、メフィラスとの交渉で「前向きに検討します」と言うところが実に好感が持てる。地球が滅ぶというときの顔のアップも必見。 メフィラス星人:この映画を見て好感を持った人の99.8%がメフィラスを好きと答えたという調査結果が出てませんが、好きです。「○○、私の好きな言葉です」という何にでも使える名台詞。団地、ブランコ、居酒屋はメトロン星人のちゃぶ台を意識してると思います。この映画も「新・メフィラス星人」でもいいと思いますし、シンウルトラマンとはパラレルで、メフィラス星人山本が主人公で、地球や日本と交渉する「メフィラスQ」とかAmazonが30分or1時間ドラマで10話くらい作ってくれないでしょうか。 ゾーフィ:山ちゃんはエヴァQに出られなかった恨み節を延々言っていたので、シンエヴァで山ちゃんが出たときはそれも影響したのか、と思いましたが、ゾーフィもなんかそれ影響してそう。はっきり言って行動原理がよくわかりません。原作ウルトラマンのウルトラの星の考えとは違ったとして、地球の人類、人間だけとか動物だけを中性子爆弾なり、人間だけ抹殺する兵器使えばいいのに、なんで一兆度で数光年蒸発、数百光年内の生物はまず死ぬようなことをするんでしょうか。危険なのは人間だけであれば人間だけどうにかすべきでしょう。まあ強いて言って地球だけ消滅させればいいでしょう。ここがどうにも理解できないので低評価になります。 話としてはウルトラマンが出てくるまでに自衛隊と専従班の努力で5体の怪獣を倒した状況。 そこからウルトラマンが2体の怪獣を倒し、偽ウルトラマンであるザラブを倒して、ウルトラマンが日本で信頼される存在となります。 そこで出てきたのがメフィラス星人で、浅見を巨大化し、巨大浅見が体や服まで完全に別な元素で構成していること(対怪獣に有用であること)を日本政府に伝えることで日本政府に人類が巨大化出来る機械をレンタルし、自分が日本にとっての上位概念(物語では神、となっているが、具体的にはアメリカとの入れ替わりレベルであろう)になろうとした。 そしてメフィラスは、先の怪獣7体とザラブはウルトラマンを地球(日本)に来させ、活躍させ、ウルトラマンの有能性をアピールした上で自分の商品を販売しようと目論んでいたことをウルトラマンに伝える。 これが、メフィラス戦までの流れです。 なぜ日本なのか、というのは明確な回答があります。 日本は核兵器を使えないからです。 アメリカロシア中国フランスインドその他は最終的に核兵器があるため、怪獣が街中以外、郊外に出てきた場合、最初の怪獣5体を倒したような細かな作戦を考えずにミニマムな核兵器を使うことを考えるでしょう。 そして恐らくそれは多くの怪獣にある程度は有効である。 それを考えると、核兵器を持てない、使用できない日本に売り込み、その上で巨大化人間が核兵器以上に有能であることを日本が証明することで他国に売り込む、この作戦がベストだと思われます。 本当に、人類だけ消滅させて、動物は全部生かす、くらいであれば、旧ウルトラの光の国の考えとは違っても、まあありかなと思えるんですけれどもね。 ゾーフィ部分だけ作り直す、というよりは、メフィラスをラスボスに据えて、いや、メフィラスはあくまで友好的、紳士的、戦闘を好かないキャラだからいいので、やっぱりゾーフィと一兆度をなんとかして欲しいところでした。 以上、一行でまとめると「メフィラス好き好き、山ちゃん嫌い」でした。 [映画館(邦画)] 7点(2022-11-19 09:28:36) |
2. シン・エヴァンゲリオン劇場版:||
《ネタバレ》 ネタバレ超ありありで。 前半、黒アヤナミがさよならするまでの展開が非常に良い。 Qとシンは当初同時上映予定だった。 だからミサトはシンジを突き放せたし、カヲルくんも意味不明なこと連発して勝手に死ぬことも出来た。 が、2012年にQは公開して、シンは一応完成が2020年初夏あたりだったか。 勝手にQを公開して勝手に鬱になってる暇あったら、この冒頭の「第三村」の展開だけでも1年後なり2年後なりに提出しておけば良かったのに。 ゲンドウの語りは、非常にストレート。 TV版、旧劇場版、漫画版は押さえてるが、それの中でも最もわかりやすい。 「ユイたんに会いたい」ってこと。 でもまぁ、序の公開の頃には既にアニメになっていた、銀魂のマダオのほうが数段上なんだよなぁ。 サングラスだしマダオ本人もやたら真似してはいたが、「性別、肌の色、貧富の差もない世界」とゲンドウが言うより「貧富の差が全くない世界、人類マダオ計画」とマダオが言ったほうが説得力がある。 もう一つひどいのが、初号機と13号機が非現実だかで戦うシーンの中にミサトさんちがあったり、さらにはセットになっていたりとかもうひどすぎ。 まだ百歩譲ってミサトさんちはいいとして、セットは最後半でもずっと引きずっていて、神の国=セットなん?って、ちょっとドン引き。 まぁ、このドン引きも含めての「エヴァンゲリオン本編の最終回の最終回」なんだろう。 だってまた5年後とか10年後あたりに少なくとも庵野はエヴァを作りたいと思わない結末にした。 なんにせよ、これが本編としての最後のエヴァンゲリオンであることは間違いはない。 Qがひどかった、と思う人は見ておくといいとは思う。 楽屋落ちみたいなノリはいただけないが、TV~旧映画~漫画の要素は大体全部持ってきてる。 とネタバレありに書いてもしゃあないか。 [映画館(邦画)] 8点(2021-03-08 21:47:45) |
3. ジョーカー
《ネタバレ》 ディスク版やレンタルは二週間後ということで初めてデジタルのみを購入しました。 吹替+日本語字幕で見ました。 点数は、映画単独で見たら9点かなぁという感じですが、 この内容は何度も見る内容じゃないぞということで購入してしまったので一点減点。 レンタルで十分ですよ、わかってくださいよ。 うーん、ひたすら救いがないです。 ただ、先に言いたいのは、司会者は、あれ、司会者が悪いとしか言いようがない。 人を頃したと言ってる人を、馬鹿にしてテレビに出しておいて、 「俺を馬鹿にしてるだろ」と言われて、テレビだから頃されないだろ的に 煽ってるのはとても残念。 ジョーカーは結構人を頃してますが、理不尽と言えるのはサラリーマンの最後の一人と あとは元同僚だけでしょう。 まぁ一人でも頃したらあかんというのはわかりますし、 この映画の影響を受けてうんぬんというのもわからないではない。 これが15禁というのも低いし、20禁とか22禁とか作ってもいいくらいです。 で、舞台はゴッサムとなってますが1980年代前半のNYですね。 電車は汚くて暗い電灯であそこまで頻繁か知らないですがやたら電灯が切れる。 当時のアメリカは日本の台頭で暗い雰囲気になりつつあった。 NYも汚さがより犯罪を増やしてまた汚くなる悪循環真っ最中。 そして普段見えても見えない振りをしたくなる要素満載の内容。 でもひとつだけ気づいたのが、アメリカのドラマなどでよく、変な箇所で笑う男がいるが、 あれは主人公と同じように、笑いたいわけじゃないのに笑ってしまう病気なんですね。 まぁ、とりあえず、「見ろ」と勧められるような内容じゃないです。 ただ、主人公の俳優の演技がすごいのは揺るぎない。 映画の話としては、暗い要素はわかるんですが、 単に暗い要素を大量にぶち込んでそれで終わりってだけにも思えもします。 そこまで一部の人に絶賛される内容かは謎、と自分も高評価をしておいて終わる。 [インターネット(吹替)] 8点(2020-01-14 05:32:52) |
4. 死霊の盆踊り
《ネタバレ》 当時入ってた大学のサークルで皆で見ようということで見せられたと思います。 内容はもうほとんど覚えてませんが、どんな素人でもこれ以下の映画を撮ることは難しいと思います。 なぜ皆で見ようということになったか、今となってはわかります。 こんなの一人で見たら気が変になるからです。 酒のつまみ程度に斜め75度くらいの角度から見るのがちょうどいいかと。 内容が面白いなんて思って見てはいけません、見る行為自体が面白い、くらいにやらないと。 今どきならYoutuberになった気分で、映画にツッコミを入れる感じで見ないと無理です。 [DVD(字幕)] 0点(2019-06-12 23:04:06)(笑:1票) |
5. シン・ゴジラ
《ネタバレ》 発売日にレンタルで済まそうと思っていたら全部レンタルされてたのでBDを購入、 したが、買って後悔した。 なんだろう、一度は見てもいいけれど買うほどではないといった感じ。 3時間の脚本を2時間でまとめるために全員早口にさせた、ってアホかいな。 2時間でまともに見せるために3時間の脚本を2時間に縮めるのが脚本家だろうが。 まぁ人間のやってることはどうでもいいことなんで よく聞こえなくても全く問題はないから別に全然問題はないんですけどね。 ゴジラが変化していくところはなかなか良かったです。 空想科学じゃないですが100mの怪獣は陸に上がった途端に自重で潰れそうですが。 あとエヴァファンの神経を逆なでしたくて仕方ないみたいなところも気になります。 音楽がまんまエヴァだったり作戦名がエヴァを彷彿とさせてたり、 何よりいまだ続報のない「シンエヴァ」の「シン」を冠してるところとか、 ゴジラなんて撮ってないでさっさと終わらせるもの終わらせろと言いたくなります。 とりあえず一番最悪だったのは野村萬斎のモーションで歌舞伎みたいな歩き方するゴジラ。 あれ、超絶ださいですよ、まだシェーするゴジラのほうがいいですよ? [ブルーレイ(邦画)] 5点(2019-06-02 21:37:46) |