1. スター・ウォーズ
やはり、この映画が洋画に興味を持たせた最初の映画でしたから個人的には評価が高いですね。今みると結構役者がヘタだったり、Xウイングの動きが妙に遅かったりするんだけど、そんなのは全然気にならないほど楽しい映画ですよね。 10点(2001-07-24 00:40:59) |
2. スター・ウォーズ/帝国の逆襲
仕方が無いのだけど、エピソードが進むにつれて映像技術が進化して同じ話なのに出てくるメカもなんかちょっぴり進化して(笑)、そういった中でこの作品は本当に面白かったです。特撮好きならわかるホスの戦いの映像の凄さはルーカスの映像にかける情熱がスタッフに伝わってるのが良くわかる。ただ、ちょっと2時間の中で細かいエピソードを詰め込みすぎたかな、って感じはどうしてもしてしまうのが今思えば残念かな。シナリオの節目で、後(3作目)に繋がる台詞とか多くて、そのくせ3作目の公開まで時間が掛かり過ぎたので、大事な所を忘れていて、3作目を見たとき、話を繋げるのがたいへんでした。 10点(2001-07-16 23:16:57)(良:1票) |
3. スター・ウォーズ<特別篇>
オリジナルからみてる者としては、どのくらいの修正と追加がされているのかが非常に期待だった訳ですが、結果から言えば、オリジナル前後のエピソードとフックさせるためのカットの多さに驚きでした。このシリーズではあたしは帝国の逆襲が一番好きなのだけど、それはちゃんとシリーズの前後を見渡した設計がされている所に魅力を感じたからなのですが、ちゃんと特別編も同じ様に修正しているんだよね。細かいディテールについての修正というよりも、こうした物語の連続性を意味付けする構成であることが、うれしくてなりません。 [映画館(邦画)] 9点(2011-02-06 15:09:27) |
4. スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃
ネタバレはしょうがないところだなぁ。【クゥイック】さんはヤマが無いと言われてるけど、全編がテンション高いからねぇ。唯一はパドメとアニーのナブーでのホノボノシーンでしょうか。あれ友人に聴いて判ったんだけど、黒澤映画のオマージュなんだね。それがわかって大喜びでした。今回の見どころはやっぱりジェダイの騎士達の戦い振りでしょうか。剣の振り方の基本はみんな同じなんだけど、扱い方に個人の流儀みたいなのがあるんだよね。しかもヒューマノイドタイプ以外のエイリアンのジェダイのセイバーの構えとか振るい方が実に綺麗でカッコイイんです。それ見ただけであたしのボルテージは上がってました(笑)。クリストファー・リーも凄い剣捌きがうまいのね。途中スタントが入ったにしても、名優の演技の素晴らしさに感嘆してます。そしてやっぱりヨーダですか。あの小柄の老体の剣さばきというのは実にカッコヨカッタです(笑)。剣を腰から引き抜く所から構えるまでというのが、黒澤映画の侍の凛々しさに似ているんですよ。でもってあの剣使い、なるほどルークの特訓というのは自分の剣術を教え込もうとしたんだろうな、なんか納得してました。あと、映画の構成自体がエピソード5と似てる感がありますね。多分、その辺は計算してるんだろうなぁ。エピソード1が消化不良だっただけにあたしが満足してます。 9点(2002-06-30 17:07:22) |
5. スーパーマンII/冒険篇
シリーズでは一番好きです。ハリウッド・スタンダードのシナリオを綺麗に見せてくれたのには感心してます。ラストの決闘のオチについては、あたしはうけました。ちゃんと三段オチの形式をとってたね。 9点(2001-08-27 18:28:30)(良:2票) |
6. スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
《ネタバレ》 いよいよ物語のクライマックス、という所なんだけど、あまり興奮できませんでした。アナキンがヴェーダーに変わる過程というのが雑だし、何よりも話の流れが急激に直情的になる感覚というのが、結構違和感を感じますね。 [映画館(字幕)] 8点(2011-10-11 20:47:41) |
7. SUPER8/スーパーエイト(2011)
この映画は、スピルバーグの映画をワクワクして観た人と、そうで無い人との差が出るかな、と言う気がします。年代の差なのかな、という気もしないでもないけど、家で映画が見られる昨今を考えれば、それもあまり無いのかなと思うし、こういうレビューを意識して観てしまうとどうしてもアラが目立つのかもしれません。(まぁ、他のレビューにも言える事なのかもしれませんが) あたし自身は実のところ、スピルバーグ作品はあまり好きでは無いのだけど、それでも面白かったし、何よりもスピルバーグ作品に対するリスペクトを感じただけで、映画としては成功なんじゃないかな、と思いま。 [映画館(吹替)] 8点(2011-08-16 01:21:20) |
8. スノーマン<TVM>
基本的にサイレント映画と同じで、動きで全て表現させているって所が良さだと思います。 [ビデオ(字幕)] 8点(2010-11-18 12:39:02) |
9. スーパーの女
伊丹監督の女シリーズの中でも一番コメディっぽい映画かな。でも内容は相当なブラックで、スーパーの裏側というのを巧みに見せているっていう形が面白い。他の女シリーズと比べると、随分とあたたかい脚本になっているため、今までの女シリーズを見てたあたしとしてはちょっと肩透しを喰らった感じに受け取った分、評価としては損してるという結果になりました。 [映画館(邦画)] 8点(2006-09-16 22:01:17) |
10. 助太刀屋助六
いや、いいよ、岡八!!近年のリアル路線よりも軽快な娯楽時代劇として上手くまとめてる。話はこじんまりしてるけど、話をそれ以上に展開させないやりくちなんか巧妙だとあたしは思いました。【ちっちゃいこ】さん、この面子でこのメンツで「おぼこ」やらの話なんだけど、昔の時代劇の役者に比べりゃ若いっスよ。あの演技を今の「おぼこ」にやらせようたって、そうは出来ない。(笑)あと、問題は方言だね。上州弁がどうしても鈴木京香はずうずう弁っぽくなってるし、岸田今日子もそれに引っ張られてる感が強かった。真田も信州訛らしきものがちらほら、いちばん上手かったのは小林桂ニでこれは群馬出身だから当然、で次が村田雄浩なんだけどこれがハッキリしていて映画的にも方言的にもよかったかな。あたしの見ている周りは殆どお年寄だったけど、実に楽しそうでした。こういう映画をもっと作って欲しいものです。 8点(2002-03-04 12:55:16)(良:1票) |
11. スタンド・バイ・ミー
ロブ・ライナーはこういう作品はホント得意だね。あたしんちは田舎なもんで、ちょっと子供の頃を思い出しますね。(別に死体は捜さなかったけどね) キングの書く、ホラー以外の作品では私はこれはあまり好きじゃないのだけど、子供の頃をなんとなく懐かしんで観る自分が確かにそこにいる。そういう気分になれただけでも、あたしはこの映画を評価したい。みんなリバー・フェニックスの事ばかり良いって書くけど、この当時の演技はコリー・フェルドマンの方が上手いと思っているのはあたしだけ? 8点(2001-09-10 21:38:43) |
12. スーパーマン(1978)
実写での映画化と言う事で、アメコミのヒーローが何処まで実写でそれらしく見えるかと思ったら・・・これはハマッタってかんじでしょうか。出生からスーパーマンとしての活躍を始めた頃と言う事で面白かったですね。個人的にはハイスクール(だったかな)のフットボールのマネージャー時代に誰もいないフィールドで向こうのゴールまで届くパントをあおり気味に見せるのは撮り方として面白かったですね。地球の自転より早く回って時間を戻すのはちょっと「???」でしたけど。 8点(2001-08-27 18:23:16) |
13. スネーキーモンキー/蛇拳
あたしも酔拳よりは蛇拳ですね。あたしが好きな”蟷螂拳”が出てくるってだけでなんですが(笑)。アクション的には蛇拳の本質的な部分が京劇の派手さに置き換わっているのが残念です。(映画としてはそれでOKですが)蟷螂拳も多分、梅花蟷螂か七星蟷螂なんだけど、ちょっとアクションに他流派っぽいのが残ってたり・・蟷螂拳は他の拳法の長所を引き継いでいるからそういう流派かもしれないけど・・そういう細かい所で中国拳法も好きなあたしとしてはまさに京劇って感じもありました。 8点(2001-07-29 18:45:01) |
14. スター・ウォーズ/ジェダイの復讐
個人的にはどうしても2作目以上に評価できない。3本まとめて評価したがる人が結構いるけど、1本1本をそれぞれ楽しめる様に作るとルーカスも当時言っていたのだから個別に評価しちゃうとやっぱりエピソード4みたいな衝撃は無いし、エピソード5の様な物語の展開の面白さが無いから、前の2作以上には評価しにくいですね。アクバー提督は良かったな。あれだけヒューマノイドタイプの惑星人が出る中で、あそこまで異形の惑星人を指揮官として置いたのは帝国軍との差別化で大きく貢献したと思います。エピソードはここで終結の筈だけど、ノベライズでその後の展開を多く書かれてるので、ファンは不満が大きいのだろうなぁ。 8点(2001-07-16 23:35:33) |
15. スター・ウォーズ/ジェダイの復讐<特別篇>
《ネタバレ》 スターウォーズ・サガの最終話でそりゃもう期待が膨らんだものですが、うーんやっぱり昔見たのとは違うねぇ。いや、アナキンの目の色を変えるとか、ラストで色々な星の歓喜にあふれる姿をみせるとかいう細かいディテールの修正については構わないと思う。けど、ラストのアナキンの姿を何故あの姿にしたのか理解に苦しみます。だってヨーダにしたって、オビワンにしたって、消滅した時の姿で現れるのに、なんでアナキンだけ・・・ヘンな所で辻褄を合わせる行為が返ってヘンな形で嫌な印象しか残さない問うのは、少々問題があるような気がしますけどね。 [映画館(字幕)] 7点(2011-05-22 18:41:41) |
16. スープ・オペラ
原作は読んでいないのだけど、非常に阿川佐和子の書く小説やエッセイを非常に上手く映画にしてる感じがします。脚本も演出も別に特別な事は全くしていないのだけど、それ故に非常に阿川佐和子の文体や彼女の感情を感じさせるというちょっと不思議さがあるかな。もの凄く舞台的という事も良い影響を与えていると思うし、役者陣が優れているという事もあるのだろうね。何しろ坂井真紀がルイ、藤竜也がトニーさんという役にぴったりと嵌ったのがこの映画の出来を決めたかもしれません。西島隆弘、平泉成、田山涼成、萩原聖人、加賀まりこ等といった、他の役者達もちゃんとポイントを掴んでいるのも、良かった点ですね。ラストに向けて物語はかなり荒唐無稽になるのだけど、それがちゃんとラストにピタッと嵌ったのも良かったと思います。 [映画館(邦画)] 7点(2010-10-18 20:59:24) |
17. スチームボーイ STEAM BOY
良く出来た作品だと思いますよ。大友の得意とする細密な背景、実写と間違うくらい綺麗な映像、実写でもなかなか出来ない大胆な構図とかね。でも残念なんだけどあまり評価があげられないですね。冒険活劇と謳っている割にはシナリオが中途半端、あの断ち切り方では大人は許しても子供は許してくれないです。多分、これが宮崎駿・富野由悠季・高坂希太郎・今敏とかいう人だったらもっと上手く纏め上げたかもしれない。大友自身が独創的な人なんだから、独創から外れた”並”の事をしようとしても評価は上がらないと思います。(この辺は難しい居所ですけどね)あと、皆さんは結構「ラピュタ」を思い出しているようでしたけど、あたしは「ナディア」を思い出していました。まぁ、メタ的に変わりは無いのですけど、やはり「ラピュタ」に見られる空想感よりも現実に近い所でやっている感じがそう見えたのかもしれません。あと、万博もありましたし(笑)。 声優に関しては、主要な所を声優を使わなかった事はあたしはやはり失敗だと思ってます。まぁ、中村嘉葎雄、津嘉山正種、児玉清、斉藤暁あたりはそれなりに上手いんですけど、でも良く見てみると中村嘉葎雄と斉藤暁の役以外は結構平板でも出来るんですよ。小西真奈美が上手く聞こえるのは役柄にあまり感情的な表現を必要としないからで個人的には普通に声優使ってた方がもっと声に表情を出せたのではなかなぁ。鈴木杏は論外。こういう吹替えで女性が異性の吹替えをする難しさみたいなものを露呈してしまった気がします。やっぱりこの辺は演じ慣れてないと駄目かもしれない。役者としては小西真奈美も鈴木杏はとても良いと思っているだけに残念ですね。あたしは宮崎駿の最近のキャストにも不満を持っているんだけど、宮崎の唯一の救いは演技を徹底させる所なんです。大友が何処まで演技をさせているかはわからないけど、せめて普通に役者を使うならAKIRAの様にプレスコを使うべきではなかったかと思います。 7点(2004-08-08 20:16:30) |
18. スター・ファイター
丁度SF映画の大作が無かった時期に出た映画ですね。今みるとツッコミどころもあるんだけど、結構今みても新鮮ですね。 7点(2002-10-07 22:08:27) |
19. スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス
正直期待はずれでした。それまでのイメージが強すぎただけに、いきなり古典の世界を見せられた様でね、まあ序章なんだし仕方が無いかな、なんて思いますが、見ていて面白かったのはCGでクリーチャーが表現されてるじゃない。あれが無機質の機械に見えたんですよ。まだ前作でメカニカルで表現していたクリーチャーの方が生物的だったのであの辺に違和感がありました。 7点(2001-11-07 16:18:13) |
20. スペースボール
メル・ブルックスってすごいオッサンだよなぁ。下卑た笑いでもきちんと丁寧に撮ってるし、パロディには違いないけど、シナリオは綿密に作ってる。アメリカでのうけるのを前提に作っているから日本人には判りにくいギャグが多いのはしょうがないけど、それでも要所はきちんと笑いを取れるようにしてあるんだよなぁ。 7点(2001-07-16 23:43:55) |