21. スター・ウォーズ/最後のジェダイ
《ネタバレ》 うーん、なんだろう。面白いことは面白いんだよ。でも素直に評価出来ない感があるのは否めないんだな。8作目というのは3部作の真ん中に当たるわけだから、「帝国の逆襲」を意識させてくるだろう、という事は予想ができていたので、物語は当然撤退戦なんだろうと予想していたら、全編撤退戦という、まぁ殆ど考えていた通りの話になって、それを結構うまく見せていたと思うんだよね。でもなんか全ての要素がかなり雑になってるなぁという感じがするんだよね。例えばフォースの扱いが雑。物凄く御都合主義的に使われていて、そもそものフォースって何なんだ?って思わず言いたくなってくるんです。レイアにフォースを使わせたは良いけど、アレは無いだろう、とか、レイはバンバンとフォースを使いこなしているし、そんな中でルークに説教を垂れる始末。フォースってこんなに便利な物なんかなぁって思わせるほど扱いが雑になっているのは正直ガッカリでしたよ。元々のスターウォーズの世界観というのはルーカスの徹底した西洋文化や宗教の否定にあったと思うのだけど、やっぱり 人の手に渡るとこんなに変わるものなんだなと、思わずにはいられません。それと細かいところだけど、設定でおかしいところが何カ所もあります。もともとのシリーズも変な設定がありましたが、今回のはかなりあからさまです。多分ちょっと気を使えば、解消できるところなんですが、そういうのもそのままにしてしまうところがなんか雑だと言う気がします。 [映画館(字幕)] 6点(2017-12-18 20:59:49) |
22. ステイ・フレンズ
まぁ、ごくハリウッド映画にありがちな出来る社会人の恋愛事情をネタにするという類の映画ですね。ただ、面白いな、と思ったのはこうした映画って単なるバカっぽい映画になりがちなんだけど、二人の親がそれぞれ主役以上に馬鹿っぷりを見せる所だろうね。それが全然嫌味っぽく見えないし、主役たちの汚点の様に見せておいて、ちゃんと救いになっているのいうのが面白いなと思います。 [映画館(字幕)] 6点(2011-11-02 23:54:03)(良:1票) |
23. スケバン刑事 風間三姉妹の逆襲
こんなもんかなぁ、って感じ。浅香唯は嫌いじゃないんだけど、演技の下手さ加減が他の役者を遥かに超えてたからなぁ。他が頑張ってる分まだ観られるけど、そうでなければちょっと辛いよね。 [映画館(邦画)] 6点(2009-05-11 16:42:10) |
24. スウォーム
パニックものの流行していた時の映画ですけど、虫なだけにパニックの状況が中途半端なんだよなぁ。よくよく見るとみんなスズメバチやアシナガバチじゃなくてミツバチだし。最終的なオチも読めてたけど、よく山にクワガタムシ取りに行ってスズメバチに追われた事があるから怖かったなぁ。 6点(2001-11-21 18:11:45) |
25. スパルタンX
いやーこのゲームには良くはまりました。(笑) 冗談はさておいて、この香港映画が海外ロケで作ったという点で評価してます。まぁ一説にはサモ・ハン・キンポーが折角自分で書いた傑作なシナリオを撮影中にパクられるのが嫌で海外ロケにしたなんて話もあったぐらいだから、かなり力は入れてたのでしょうね。色彩もそれまでの香港映画に無かったような使い方とかしてる所は綺麗でしたね。 6点(2001-09-10 21:55:59) |
26. スーパーマリオ/魔界帝国の女神
これって、アメリカでうけたのかなぁ?あたしが日本で見たときは、「子供をなめんじゃねぇ!!」と捨て台詞を残して映画館を出た小学生の印象が強くてね(笑)あたしもそう思います(爆)。 5点(2002-08-09 19:28:25) |
27. スチュアート・リトル
猫とかそのまんまなんだけどネズミが妙にアニメチックになるのは仕方ないにしてもギャップが大きすぎるのがちょっと残念。出来は良いいです。DVDも買ったのだけど、日本語版は藤原達也の演技が残念。英語版のマイケル・J・フォックスの様な軽快さが感じられないです。まぁ聞きなれればそれほどでもないかもしれないけど。家族で安心して見られる作品にまとまってます。 5点(2001-07-16 22:39:41) |
28. スパイキッズ
まぁ、子供の喜びそうなスパイものなんだろうね。昔からどうしてもスパイ=アクション、冒険という構図を作り出してしまった中で、この映画自体が、物凄く典型的であり、子供が喜びそうな話として作っているので、どうしてもそういう非現実的な映画を避けていた人には評価を得られないと思います。なんだ、そんな映画は昔からあるのに何が違うんだ、と思うかもしれないけど、その一番大きい所は007の様な男女関係にあるとあたしは思うんだよね。だから、コメディ要素で補おうとしているのだと思うのだけど、それも子供が受けるようなものでしかないから、どうしても弱く見えてしまいました。 [地上波(吹替)] 4点(2011-02-06 19:14:06) |
29. SPACE JAM/スペース・ジャム
思ったよりも出来が悪い。ああ、技術的な部分ね(まぁ、シナリオもあまり面白いものではなかったけど)。明らかに”合成してますよ”といわんばかりの実写映像とアニメーションが残念だね。ジョーダンの人気におんぶにだっこの映画と言われても仕方ない気がします。 [CS・衛星(吹替)] 4点(2007-07-20 14:34:04) |
30. スーパーマンIII/電子の要塞
これシリーズの中では一番面白くなかったです。せっかくフェイ・ダナウェイが出演したって、あんなでしょ。クリプトナイトの影響で善悪二人のスーパーマンが出てくるなんてのはいかにもアメリカらしい発想だけど、ちょっとわかりにくいんだよね。 4点(2001-08-27 18:16:44) |
31. 涼宮ハルヒの消失
《ネタバレ》 これ、微妙だね。基本的に原作かテレビアニメを見ていないと良く分からない作りになっているし、原作かアニメを見ている人からすれば、キョンというキャラクターが大幅にアニメ等とは思考や行動に異常があるという風にしか見えない作りになっている。京アニが作っているからとか、原作が人気だからという部分でこうした作りに気がつかない人が多いけど、正直まともな出来の映画では無いですよ。ファンは気にならないとかいうのも違いますよ。僕もこのシリーズの小説やアニメは面白いと思って読んだけど、この映画についてはあまり感心しません。むしろ、視聴者を馬鹿にしているんじゃないかという気さえしました。 [DVD(邦画)] 3点(2012-01-03 01:45:30) |
32. SPACE BATTLESHIP ヤマト
《ネタバレ》 なんで、こんなに好評なんだろう? 元のアニメの出来を引き合いに出して「原作もああだったから」というのは違うんじゃないかな?むしろ、あれから35年が経って、実写として良くなっているのなら分かるけど、そうではないって事でしょ?それが良いなんて言えるですかね? 別にヤマト世代だからって訳ではありません。勿論、比較してしまう部分ではあるのも事実ですが、この際、その辺を抜きで感想を書く事にします。 先ず脚本が所々変ですよね。 二人のキスのタイミングは必然性を全く感じない。言葉遣いも滅茶苦茶で、軍隊敬語と敬語が混同されていたり、敬語そのものの使い方に不自然な部分があったりと、ちゃんと校正してるのかと疑いたくなるほどです。 演出もダメ、古代を現代風のちょっと突っ張ったリーダー的な風体にするのは良いけど、全然リーダーシップを感じられない訳ですよ。多分、キムタクのイメージをまんまキャラクター化しただけでしょ?もっと別の演技プランにしても、キムタクであれば出来た筈だけどね。 また、14万8千光年をはるばる越えてイスカンダルに辿りついたという割に、その苦労感が全く表現されていなかったですね。イスカンダル星での戦いにしたって、なんで輸送車の改造をするのに装甲に銃眼を付けないのかとか、それ以前になんで密閉型の装甲車両を最初から搭載してないのかとか、この辺の設定の良い加減さを見て、本当に軍事考証されてるのか(小川和久は戦略が専門だから、戦術の分かる他の軍事評論家に協力してもらった方が良かったね)と考えてしまいました。 VFXが凄いなんて話もありますが、動きに不自然さを見せる物もあったし、なによりヤマトがウェザリングを施していない出来立ての模型の様に見える箇所が多かったのも気になります。 また、デスラーを思念体みたいな物にしたのも分からない。地球に遊星爆弾を落としてまで、可住惑星にする理由が無いんですよ。そして放射能除去装置があの形と言う所で絶句しました。この映画、SFとか言ってたよね、ファンタジーの間違いじゃない? 最後に、映画そのものの問題では無いのだけど、なんで主題歌をタイラーに発注したのか分からないですね。映画では日本を強調しているのに、何故、主題歌に外国人を使うんだろう?この辺の良い加減さも腹が立ちます。 あ、ヤマト世代では無い方へ、これを「宇宙戦艦ヤマト」の実写リメイクだと思わないでね。 [映画館(邦画)] 3点(2010-12-10 12:51:29)(良:3票) |
33. 300 <スリーハンドレッド>
アメリカ人がいかにも好きそうなマッチョな映画という所から抜けきらない気がしてならない。戦闘シーンは派手だが、血しぶきが飛んだり、首が宙を舞っても、いつもならこういうシーンが苦手なあたしが平然と見られたというところに、ちょっと薄っぺらさみたいなものを感じてしまう。 [ブルーレイ(字幕)] 3点(2008-12-23 09:49:20)(良:1票) |
34. スターゲイト
壮大なスケールの映画の割に中身は陳腐。エメリッヒの常道なんでしょうか?本当に特殊効果が派手な割に中身が無くてテレビで見て正解でした。 3点(2001-09-10 21:28:26) |
35. すんドめ
昔のあたしなら喜んで見ていたかもしれないけど、今となってはこんなので喜んでいたであろう自分がちょっと情けない気がする。漫画の面白さを完全に損ねてるし、なによりヒロインが演技が下手でもうちょっとなんとかならんのかなぁという感じ。1980年代にも似た様な映画は沢山あったけど、これよりはかなりまともだった気がする。 [DVD(邦画)] 1点(2009-04-29 11:40:42) |
36. STAND BY ME ドラえもん
《ネタバレ》 先ず、言っときます。山崎貴の監督作は本当は見たくないんですよ、酷い映画ばっかりだから。でも、この作品の感想をあちこちで見聞きしていると、映画の評価基準が分からなくなりそうな気がしたので見ました。一応、今作は八木竜一が共作という事もあって、少しはマシかな、と思ったけど、よく見たら、脚本は山崎が書いていて、結果はまぁご覧の通りの評価ですわ(笑)。本当は技術面や役者陣だけでも評価したいのだけど、それらも霞んでしまう酷い内容だったので、勘弁して下さい。イイトコドリするのは仕方ないにしても、何の工夫の無い脚本には、毎度のごとく呆れます。いや、訂正、ロクデモナイ工夫しかできない脚本には、毎度のごとく呆れます。独自の設定もありましたね、成し遂げプログラムだっけ?なんか山崎は子供達に『すてきな未来が来るんだぜ』と嘘でも言いたい、みたいなことをインタビューで語っていたけど、あんな暴力プログラムをドラえもんに仕込む未来が素敵って、支離滅裂だよね。あたしは泣くどころか感動すら出来ませんでした。漫画であれだけ感動出来たのにこの映画では出来ない。多分、本質的な所をちゃんと理解しているとは思えないんだ。映画に取り入れられた「さようならドラえもん」って話はこれまでドラえもんに頼りきりで成長しないのび太が、大人への成長の第一歩を踏み出す通過儀礼の話で、だからこそ感動できるんだよ。そこで終わっていればまだしも、なんでまたドラえもんがのび太の元に帰る所までやってしまうのだろう。あの話は一度終了させた連載を再開させるに当たっての口実的な話であり、言いかえれば、のび太がまた元の成長しない子供に戻るという事であって、ひとつの物語としては折角の感動の腰を折る話でしかない訳です。多分それすらも理解していないから、STAND BY MEなんてタイトル付けるのだよね。ドラえもんが”そばにいる”というのはモラトリアムから抜け出せない事の筈なのにね。金をかけた大ヒット作が必ずしも名作でないという、典型的な一作だと思います。 藤子F不二雄生誕80周年記念作らしいけど、先生が生きていたら激怒してる気がしますよ。 [映画館(邦画)] 0点(2014-08-24 00:41:09)(良:7票) |