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あにやん‍🌈さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 2517
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ホームページ http://coco.to/author/aniyan_otakoji
自己紹介 レビューを相当サボってしまってるの、単に面倒になっちゃってるからなんですよね。トシのせいか、色々とメンド臭くなっちゃって。
映画自体、コロナ禍以降そんなに見に行かなくなったのだけど、それでも年に70~80本は見てるワケで(でも今年は50本行かないかな?)、レビュー書けよ自分、って思ってる、でもなんか書かない、みたいな。
これからは今までよりも短文でレビューを上げてゆきたいな、と思う次第であります・・・微妙だけど。.

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21.  スカイスクレイパー 《ネタバレ》 
 『タワーリング・インフェルノ』を期待していったら音痴な『ダイ・ハード』だったわ・・・   ドウェインがさ、もう「家族を助けなくちゃ!」って動機だけで頑張る映画、なのだけれど、だから悪人達のコトなんて興味無し、みたいな状態なのね。当然アクション不発。悪いヤツをやっつける、って点ではフラストレーション溜まり気味。その場その場での刹那的な、唐突で行き当たりばったりな展開が続いてゆくので、全体の状況が動いてゆく感じがあんまり見えてこないわけ。   そもそも悪人達の目的もなんじゃそりゃ、って状態で。  目的のモノがああいうカタチで存在してるのを知ってたのは内通者のせいとして(社長ペラペラ喋った?)、コピーあるとか思わなかった? クラウド上に置いてあるとかさ。つーかそもそも社長はコピー取らなかったの? なんで公表しなかった? 殺されるから? あんだけハイテクワールドなのに、データのあり方は随分と物理的で前時代的ねぇ。   せめて、スペクタクルな映像をもっと見せてくれれば良かったのだけど。あの高層ビルが単なる背景で、画として主役になってないのよね。せっかく凝ったデザインしてるのに。この映画で最も重要なのはあのビルなのだから、もっと色々な角度から色々な状況を見せてゆくべきだったと思うわ。   ドウェインが無茶してありえないような活躍をするところを見せたい、それだけで作られてるような映画、ならばもっと悪い連中ばんばんやっつける映画にしちゃえばいいのにねぇ。   それにしてもまーた中華味ハリウッド大作ね。レジェンダリーが作る以上はそこって避けられないのかしらねぇ。ゴジラまで中華風味にされちゃたまったもんないんだけど。
[映画館(字幕)] 5点(2018-09-30 20:25:37)
22.  スプリット 《ネタバレ》 
 ネタバレの有無については有にしてますが、配給会社の意向としてはネタバレ厳禁って事で、大事な部分についてのネタバレはしません。と言っても、この映画をネタバレ無しで語るのはなかなか難しいワケで・・・   まず、宣伝にある「誘拐された女子高生3人VS誘拐した男23人格」、ここが実は、あまり面白くありません。  監禁モノとしては『羊たちの沈黙』や『アリス・クリードの失踪』『10 クローバーフィールド・レーン』などの映画が思い浮かびますが、それらに比べるとサスペンスはユルユルな状態で、よくもまあこれだけ緊迫感の無い監禁モノが撮れるなぁ、ってヘンな感心しちゃうレベル。それは、どういう場所に監禁されているのかが一応隠し事になっているがゆえに監禁場所の構造や位置関係を明確にできないっていう理由もあるからなのですが、それ以前のところで、脱走を試みる部分や犯人との駆け引きが、バラバラ散りばめてあるばかりで単発の上げ下げ状態で、ちっとも映画全体の大きな流れになっていっていない、っていう。  また、犯人の人格がいっぱいあるがゆえに、犯罪者としての恐さが全く定まらない、弱い人間、優しい人間な部分がサスペンスとしての足を引っ張っちゃってます。  その23人格部分、マカヴォイの演じ分けは上手いとは思いますが、内面で23人がどう世界を作っていて、その関係がどのように動いてゆくのか、その深いところまでを想像させてくれるレベルではないんですよね。そこって結構重要なハズなのですが、シャマラン監督はそこにはあまり興味がないようで。   シャマラン監督作品らしさというのは一応しっかりと刻まれています。監禁や多重人格はシャマラン監督が一貫して描いてきた「見えない事の恐怖」に直結していますからね。でも、よくある素材である事によって他の作品との差別化がシャマラン監督お得意の「衝撃のラスト」程度でしか誇示できていないのが残念な感じで。   そして、一応の衝撃の展開の後の衝撃のラストなんですが、それは世界を矮小化させる、むしろガッカリさせるモノだったような気がして。そっち方面でなく、監禁された3人の女子高生の方に、もっと映画の気持ちを向けてあげて欲しかったなぁ。
[試写会(字幕)] 5点(2017-05-03 19:34:40)
23.  スーサイド・スクワッド 《ネタバレ》 
 ビジュアルデザインだけは最高で、あとはメタクタ。まあ、最初からハーレイ・クインとカタナしか期待してなかったですし、その点ではそこそこ満たされたんでいいんですけど。   本当にビジュアル「デザインだけ」で、ビジュアルの見せ方自体はダメですし(そこら辺『マトリックス』とかザック・スナイダーの監督作くらいやってくれれば良かったんですけどねぇ)、映像やエピソードがちゃんと繋がってないのは、多分撮る要素が多過ぎて取捨選択しきれなかったんだろうねぇ、って。   物語的にはワルが集まったはいいけどヤケにウェットな連中で、尖がったのがおらずに皆丸い仲良しチーム、みたいなのが「あらら」って感じでしたし、敵がこの世の者ではないので力と力の戦いみたいな面白さがありません。各人その能力を存分に発揮できているとは言えず、それどころか何のために出てきたのか、何してたのか、あまりよく判らないようなメンバーもいる状態で。バットマンとジョーカーの中途半端なポジションも、映画に華を与えるどころか足を引っ張ってるように思えますし。  もっとイケイケ(死語)でいいのにねぇ。せっかくの素材がもったいないです。   でも正直『バットマンVSスーパーマン』もワンダーウーマンくらいしか見るところなかったし、考えてみれば『アベンジャーズ』だってブラック・ウィドウくらいしか見てないんだし、まあ私にとってアメコミ系の映画なんて、そんなモンなんでしょう。
[映画館(字幕)] 5点(2016-11-02 23:01:36)(笑:1票)
24.  SCOOP! 《ネタバレ》 
 『モテキ』『バクマン。』に続いて、またまた編集部が拠点となる群像劇って事で、この監督の引き出しはソレだけなのかいな?   前半は快調です。ベテランのフリーカメラマンに無理矢理押し付けられた新人記者。まるでかみ合わない二人が夜の東京を舞台に繰り広げるドタバタ劇はスピーディで笑いもあって。  ところが中盤以降、徐々にテンポダウンしてきて、何やら小さなところでまとまりそうな感じもして、その程度の映画なのかなぁ、と思っていると更に続いて、この映画は一体いつになったら終わるの?というとりとめのなさを見せ始め。  そして唐突な展開によって映画のカラーそのものが変わるのがクライマックス。ここはサスペンスという事になるのでしょうが、どうにも緊張感に欠ける、ダラダラした画が連なっていて、登場人物それぞれの行動にまるで共感も納得もできず、その上で立てまくっていたフラグを当たり前に回収するという。カルいモノを撮るのは得意だけれど、シリアスな展開になるとボロが出る、みたいな感じですかねぇ。  更にその事が起きて以降がまた長くて、体感3時間、みたいな映画になっちゃってました。    大体、バディものとしてベテランがルーキーに夢を託し、その成長を描くのはいいとして、ロバート・キャパの精神を写真週刊誌のカメラマンに重ねるセンス、その写真を記事にするあたりのセンスを理解しろというのはかなり無理なハナシで。キャパの「崩れ落ちる兵士」の真贋騒動や、写真週刊誌のあり様(最初に最悪な仕事だと言わせつつ、最後には見ているこちらを置いてけぼりにする美化っぷり)を皮肉った上でそうしているのかいな?と考えたりもするのですが、じゃあ福山雅治の役はただの道化だったのか?って事になっちゃいますしねぇ。ドラマ上、福山雅治がそうなる事の必然性が薄い気がしました。  ラストの編集部一同の酔いっぷりも自己満足、自己完結っぷりがハンパなく、ずいぶんとスクリーンとこちらの距離が離れた映画だねぇ、って感じでした。妙に悟っちゃったような二階堂ふみや吉田羊はともかく、あの娘さんの物語上のフォローはしておいて欲しかったなぁ。
[試写会(邦画)] 5点(2016-09-26 20:15:45)
25.  ストロボ・エッジ 《ネタバレ》 
 移動の映画。  歩く、走る、そしてよくコケる。仁菜子は常に移動しています。それを受け止めたり一緒に歩いたり走ったりする蓮と拓海。頻出する電車も含めて、その移動は揺れ動きながら進んでゆく登場人物の姿を象徴しています。  海辺の蓮と麻由香は「道」の無い行きどまり、その先の別れを暗示して。   そんな移動と静止、そしてマルチ画面、クレーンを使った長回しや画面全体が白く飛ぶレベルのオーバーな露出等、技巧に走りまくった画作りをしている映画なのですが、あまり上手くいっていません。  同じ原作者の『アオハライド』同様、青臭くて恥ずかしい物語。それぞれがそれぞれの事を思う事ですれ違ってゆく物語、それは『アオハライド』と一緒なのですが、でも『アオハライド』と違って、それを映画へと昇華しきれていない感じなんですよね。テクニックで飾り立てれば誤魔化せる、みたいな印象。そうでなくて、そのキャラクターの「心」をちゃんと画で表さないとダメなんじゃないかなぁ、と。   そういう意味では麻由香役の佐藤ありさ以外みんなミスキャスト気味な気がしてしまって。福士蒼汰くんは相変わらず薄べったい演技をしてる感じですし、有村架純嬢は表情に乏しく、山田、黒島の両氏はビジュアル的にあまりこの作品に相応しい感じがせず、まあ、こういうのって結局は最初に俳優ありき、プロダクションの力ありきで企画されてゆくモノなので、そういう仕方ない、残念な感じになってゆくのだなぁ、と。  役者さん達がもっとバーン!と魅力を放っていたならば、多少のアラなんか(多少ではない気もしますが)なんとかなっちゃってたと思うのですが。   少女マンガ原作の映画は一定数の需要があるがゆえにこうしてコンスタントに作られてゆくのでしょうけれど、その精神は小手先のテクニックで表現できるものではないと思います。原作をきちんと咀嚼できているかどうか、そのあたりが鍵になるんじゃないかなぁ。
[映画館(邦画)] 5点(2015-03-15 23:12:41)(良:1票)
26.  3D彼女 リアルガール 《ネタバレ》 
 これはね、マンガやアニメだからこそ成立するネタ。実写でやっちゃったら「何様?」ってコトになっちゃう。   この映画ではアニメ=オタク=コミュ障=ひきこもり予備軍みたいな描き方(実際セリフにもしてる)で、ヒロインがそれを差別しない事で一見肯定的に見えなくもないけれど、実際にはそこからの脱却、卒業こそが唯一の成長ってハナシ。  ここではアニメは自己否定を引き起こす内的要因のメタファーみたいなモノ。ひたすらリアルに対するネガティブ発言を繰り返すアニメキャラ「えぞみち」に反映されていて。   アニメにはリアルを物理的に変化させる力は無い、それはその通りだけれど、実写映画もまた単なる二次元で、アニメと同一のフィールド上に存在するものなワケ。役を演じる人々はリアルに存在していても、そこに映るのは光と影と音の集合体、実体の無い幻、アニメと一緒。ついでに3D映画は2つの平面を映写してるだけの、ただの目の錯覚。アニメ同様、リアルを物理的に変化させる力は無いわ。   だからこの物語をマンガやアニメで描く分には自虐的、内省的に成立するけれども、実写でやると上から目線の、何らかの優位性を主張している状態になっちゃうワケよね。なんて思い上がりっぷりよ?  もっとも、リアルにはありえないような人物像や演技、後半の陳腐な展開は「映画」の限界っぷりを自虐的に描いてるのかもしれないわね。まあ、こんな程度のモンに「映画」を象徴されちゃたまったモンじゃないけど。   英勉って人、『トリガール!』でもオタクをネタにして嗤いつつその後のフォローをしなかったけれど、結局そういう人なんでしょうね。そっち方面でばっかり商売してるクセにね。   でもカメラと照明は丁寧。いい仕事。人工の光の効果的な使い方や、自然光でしっかり作られたコントラスト、レンズを使い分けた凝った画作り。もったいない。   中条あやみも美しく映えていて。でももったいない。   まー、見ていてストレスいっぱいの、色々もったいない映画だったわ。
[映画館(邦画)] 4点(2018-09-16 17:24:03)(良:1票)
27.  すーちゃん まいちゃん さわ子さん 《ネタバレ》 
 この映画で私が最も注目したのはロケが地元周辺だった事。すーちゃんが住むのは地元の学芸大学駅周辺、すーちゃんの勤め先は多分、故郷の中目黒あたり。そしてそれ以外にあまり注目すべきところは無く・・・   日常のあるあるネタをコラージュしていて、それは男でも共感できる点があって。職場での人間関係とか、介護の問題とか。   でも、それだけで終わっちゃってる感じの映画。その日常的なエピソードが生むストレスとか行きづまり感とか焦燥感とか、そこからじゃあ何をどう紡いで作品として仕上げてゆこうとするのか、そこがあまり見えてきません。  一応まとめたように思える(状況が変化してゆく、転がってゆく)部分もあるけれど、多くは散らかった印象のままに終わってしまう感じ。   イヤなヤツをイヤなヤツとして描いて不快感を煽り、相対的に3人はいい人なんですよ、みたいな描き方はどうかと思うんですよね。人には人の事情があって、そこで摩擦やすれ違いが生じて、みたいな描き方でないと、結局は上っ面だけの映画になっちゃう。   すーちゃんの家にマネージャーが訪ねてくるシーン、すーちゃんは料理をしていたのですが、映画はマネージャーとすーちゃんの行動は追っても、その料理がどうなったかは描かれません。料理途中でフライパンの火を止めるというのがどれだけ厄介な事なのか、この映画はそこをスルーしてしまいます。  夜、泣きながら自転車を二人乗りするシーン、さっきのカットと同じ場所を走ってる、って。雑です。   そういう、繊細なフリして実は無神経って感じが全編に漂っていて映画にノレませんでした。コラージュするならばするなりにもっと細やかに優しく(あのスーツ姿の男の面接シーンなんて暴力的でしょ)できたんじゃないかな。
[映画館(邦画)] 4点(2013-09-26 22:23:35)(良:2票)
28.  ストレイヤーズ・クロニクル 《ネタバレ》 
 面白くなりそうな要素はあるのに、脚本と演出が延々と外してゆくような感じ、明後日の方向を向いたまま最後まで突っ走ってるような感じでもどかしいったらありゃしないっす。   大雑把に言っちゃえば安っぽい、スケールの無い『X-MEN』なわけで、それでも面白くする事は可能だと思うんですが、とにかくまず脚本が雑で。  各キャラクターが何を考えているのか、何を動機としてその行動に出るのか、どう心情の変化が生まれてゆくのか、そこら辺がもうまるで計算されてないんですよね。ただだらーっと並べてあるだけ。エピソードが唐突で繋がっていない状態で羅列されるばかり。だから誰にも感情移入できず、悲劇なのですが全く心に迫ってきません。何しろ殆どのキャラクターは「クライマックスまでずっとただの馬鹿に見えるけれど唐突に実は悲しい存在として散ってゆく」って状態で。散々馬鹿だったのに最期だけドラマティック気取られても、みたいな。  クライマックスに向ってゆくに従ってどんどんテンポダウンして、間延びしてダラダラモタモタした状態を見せられるのは苦痛です。  大体、岡田将生が洗脳されちゃった仲間に首絞められて「うぎぎぎ」ってのを3回も繰り返す必要がこの話のどこにあるんでしょう?   そして、物語がそんな状態なので演技が大根状態に思えてしまいます。この映画のキャラ達は画面に映っていないところでは棒立ち状態になっているとしか思えないんですよね。他キャラが動いている間、一体何をしていたのかまるで見えてこず、計算したようなタイミングで画面内に割って入ってくるような状況が連発され、それはまるで学芸会的タイミングの世界。エピソードに流れが無くてブツ切れになっている事も手伝って、こんなにも役者を揃えているのに全員大根演技に見えてしまうんです。   演出は中途半端にスタイリッシュ気取ってますが(画面に時間経過を表す文字を出すなら最初の方でほんの数回でなく全編通すべきですし、分割画面もちょっとだけ使ってみました、みたいなハンパさではそこだけ浮きます)、それよりも各キャラを明快に、だけど奥深く描く事に腐心して貰いたかったところです。   碇ゲンドウの出来損ないみたいな伊原剛志の存在も含めて独りよがりの設定を納得させる努力も無く、なんだか随分と自己陶酔型の映画を見せられちゃったなぁ、って印象。最後まで見るのがシンドかったです。あまりのツラさに「あー、やっと終わった、もうとにかくさっさと帰ろう」と気が急いてシネコンに傘忘れてきちゃいましたよ。
[映画館(邦画)] 3点(2015-07-01 23:20:13)
29.  スカイライン-征服- 《ネタバレ》 
「今年はエイリアンの年にしましょう」って業界で決めたんだかなんだか知りませんが、上映前に『世界侵略』の予告見て、「ああ、今日見る映画はコレじゃないのね」って。どれが何やら。さて、「またつまらぬ映画を見てしまった」って感じでございます。登場人物に全く魅力なくてドラマが徹底的につまんないんですよね。主人公らしきラテンノリ入ったおっちゃんは勝手にウロウロするばかりだし、他の人物もみんな映画に必要とも思えないような存在だし。つーか、あの黒人兄ちゃんはどう見たってセレブに見えませんよ? で、人類大変!って大風呂敷広げたクセに、「これってまさか、そのマンションから外に出ないまま?」ってイヤな予感がして、それが早々に破られると思って安心・・・って戻るなよ!籠るなよ!みたいな。でも、そんなんでもUFOだのエイリアンだの戦闘だのをドカン!ズドン!ってハデに見せてくれれば文句はないんですが、これがショボショボで。今時、CGと実写のマッチングがちゃんとしてます、なんてのは当たり前なワケでねぇ。ドッグファイトは引きの画ばかりの傍観視点だし、デカいエイリアンは、なんか『ギアーズ・オブ・ウォー2』あたりで見たよーな既視感強~いオリジナリティ薄~いシロモノですし。「神風」なんて最低。日本人馬鹿にしてんの? ついでに青いきっつい光がクネクネと先っぽで光ってるのは胃カメラを思い出して胃がシクシクしたわ。で、色々と放り投げたまま、最後の最後にエイリアンマン誕生!僕たちの戦いはこれからだ!ストラウス先生の次回作にご期待下さい!だもんなー。こんなもん六本木にかけるなよー、『悪魔の毒々エイリアン』とかいうタイトルでシアターN渋谷か銀座シネパトスにでもかけとけよー、そしたらもう1点くらい付けるよー、って程度のシロモノでした。脱力感たっぷりで疲れたわ。
[映画館(字幕)] 2点(2011-06-19 14:15:28)
30.  スーパー! 《ネタバレ》 
『キック・アス』によく似た設定ですが、予告編を見た限りではアレよりは面白そう、って思いました。でも、結局はアレと同じ。『ウォッチメン』や『ダークナイト』とも同じ。いやいや、全然違うダロ!ってツッコミ入れられるかもしれませんが、ヒーローものに姿を借りて正義と悪と暴力についてグダグダこねくりまわす映画って点ではどれも一緒ですわ。エレン・ペイジ扮する無自覚な残虐ヒロイン、ボルティに訪れる結末は『キック・アス』のヒット・ガールに対する皮肉のようにも映ります。だけど「やってる事、一緒だって!」ってツッコミ入れたくなるような感じで。自分達の嗜虐趣味を正当化するように理屈付けて言い訳してるような映画、もうウンザリ。いや、言い訳してるだけならまだしも、露悪的に観客側にぐいぐいと押し付けてる状態ですから始末に負えません。全くイケてない状態のエレン・ペイジだからこその魅力を見せておいた上で、思いっきり落としてみせて「どうだ」って、そういう悪趣味につきあう気はないんですってば。まあ、どういう劇場で上映されるかを知った時点で色々と感づくべきではありました。
[映画館(字幕)] 0点(2011-07-31 14:44:04)(良:1票)
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