1. スパイダーマン(2002)
ストーリーは、まぁ普通に面白かったと思う。くらくらしそうになる街中ジャンプのCGもよく出来てるし、展開もそう退屈ではない。元がアメコミの看板作品をライミが今さらっていうか今どき製作するってことで、大ハズレの酷評もありうるのではないかと思ったけれど、蓋をあければいたってスタンダード。そういう意味では安心して観ることができる作品でしょうよ。ただ、ポイントの大きい肝心のヒロインがちょっと痛かった。なにが、どこがって説明に苦しむが私にとっては妙に痛すぎた。なんだかなぁ・・・このダメージを引きずってしまってマイナス。内向的ヒーローにペーソスが漂う点、やはりライミ風味にマッチしてます。 5点(2004-12-04 18:46:52) |
2. スターシップ・トゥルーパーズ
何気なく観ていくうちに、おいおいこれって、と思ったらハインラインのあれだったとは・・・笑。小説の機動歩兵のメカニカルなイメージとはあまりに離れてはいたのだが、これはこれで肉弾戦の持ち味か?結構退屈しなかった。アンクルサムのWant Youじゃないが、徴兵が愛国昂揚と優越市民権の獲得という餌のもとに展開される。それを皮肉を込めて描き出している点は面白く、優等生的作風を敢えてきらって随所にわざとらしくB風味を出しているようで楽しい。わんさか湧いて出てくる虫は気色悪いの一言。思いの外、あれよあれよで最後まで観ちゃった作品です。 6点(2004-11-12 19:18:55) |
3. スタンド・バイ・ミー
観ているうちに引き込まれてしまったんだよ、という表現の他には適した言葉が思い浮かばない。日常の喧騒の中に忘れ去ってしまった、子供の頃の甘酸っぱい思い出を一つ一つ思い出させて、切なく懐かしい気持ちにさせる、あるいは今の自分を見つめなおすように促してもくれる、そんな映画。 7点(2003-11-08 03:36:24) |
4. スターリングラード(2001)
良かったのは独軍狙撃兵(兵といっても上級士官だが)役のエド・ハリス。その存在感・演技力は流石だと思ったが、子供を吊るす役を彼に押し付けたのはやり過ぎだ。いくら赤軍兵士が主人公の映画とはいえ、「ドイツ軍、これ非道の極悪集団」的な図式を敢えてどぎつく表現したのは何ゆえなのか。アウシュビッツは事実だろう。しかし、局面局面においてもっと人間性溢れるエピソードだって大いにある。イワンも戦中には散々な非人道的行為を犯しているのだ。言いたいことは、公平な視点で狙撃兵「たち」のヒューマニズムと葛藤の図式、その人間性を描く方向で進めればよかったのではないかということだ。戦争の悲惨さをあのような描写に頼ることには憤りを覚える。互いをリスペクトする狙撃兵同士の対決、そのあたりのストーリー展開を期待していただけに非常に残念だ。さらに噴飯モノだったのは、戦場でイチャつく男女の姿。しかも最前線で。何故あのようなシーンを入れたのか理解に苦しむ。と言うよりも当時の将兵を馬鹿にしている。二人の寡黙なスナイパー同士のサイレントな対決だけにポイントを絞りきればよかったものを、変な色恋話を挿入することで中途半端な超安物にしてしまった。全編の舞台(激戦の市街地の情景)は見事な再現で迫力があったのに、大変大変勿体無い・・・。 5点(2003-11-01 16:02:25) |
5. 推定無罪
展開は普通。まぁ退屈もしなかったけれども普通。ラストは、おっと結構意外だった。併せてハリソン・フォードがかなりのトホホ男ぶりを好演した功績により6点を献上。 6点(2003-10-20 00:28:07) |