1. セーラー服と機関銃 -卒業-
《ネタバレ》 原作3冊を読んで臨みました。皆の演技は良いのですが、言葉が洗練されてない脚本がとても残念です。カメラが序盤からブレブレで気持ち悪いです。関東連合について書かれた本に「ヤクザの組長は小柄な者が多い。覚悟が違う」という記述があり、環奈ちゃんの組長は堂々としていて良かったのですが、女子高生が気に入らない・許せないものを最後重圧を覆して暴力でぶっ潰すから「セーラー服と機関銃」な訳で、鬱屈したものから爆発へ・苦悩を通じて喚起へ、みたいなテーマは環奈ちゃんでは美人過ぎるし既に強すぎてあまり伝わりませんでした。エンディングが終わってからも「カイ・カン」と言わせるのはくどかったです。カフェはもっとちゃんとして欲しかったです。ロケ地の高崎は廃墟みたいです。キービジュアルは環奈ちゃん単体より、長谷川博己と環奈ちゃんが良かったと思います。 [映画館(邦画)] 6点(2016-03-17 00:44:36) |
2. セデック・バレ 第二部 虹の橋
《ネタバレ》 負けると分かっている戦いや激しい死に様が淡々と描写されるためとても虚しく、まあ戦争映画なのでそれは良いのですが、それでいて終わり方は「虹の橋」というスピリチュアルに走ってしまい戦後処理もはっきりしないため、とても惜しいです。第一部の方がインパクトがありました。寝返った側は最前線に送り込まれてくるので、同胞と殺し合う事がただただ苦しかったです。別の族長が「使い方がわからねえ」と逆ギレした(後になぜか死亡)機関銃を、少年がランボーさながらに使いこなしていたシーンは大変良かったです。 [インターネット(字幕)] 6点(2016-01-14 17:01:28) |
3. セデック・バレ 第一部 太陽旗
《ネタバレ》 躍動感溢れる出だしに圧倒され、警官をリンチした辺りからのめり込み始めました。制作者は反乱に立ち会った訳ではないのに、このような感じであっただろうと本気で作ってあって本当に凄いです。自衛隊の指揮官席に米軍が座り、国営放送を未だに米軍に検閲され続ける日本にはこのような映画は永久に作る事は出来ないでしょう。台湾は自由の国なのか、とても羨ましいです。中曽根・小泉・竹中・安倍といった日本人を食い物にし続ける売国政治家とその上にいるジャパンハンドラーズを追い出さないと、われわれの民族の歴史は未だ何も始まりません。 [インターネット(字幕)] 9点(2016-01-14 03:41:11) |
4. セッション
《ネタバレ》 陰湿ないじめを受けながらもしごかれた経験は誰にでもあると思うので、そういった人間の性質を映画でうまく表現できた凄い作品だと思います。最後の演奏はずっと見たかったです。 [映画館(字幕)] 9点(2015-05-03 18:01:26) |
5. ゼロ・グラビティ
独特の浮遊感が癖になる映画、というより映像体験。序盤の遠心力でくるくる回るアームが忘れられない。特にストーリーはないので、何も考えずアトラクションを楽しむのが良い。いつかまた映画館で観たい。 [映画館(字幕)] 6点(2014-08-10 08:19:22) |