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あろえりーなさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 4669
性別 男性
年齢 41歳

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1.  ウエスト・サイド物語(1961)
まずオープニングがすごい。ロバート・ワイズただ者じゃないなと思った。音楽もすばらしい。これぞまさにミュージカル映画といったところか。ミュージカルという型にハマった演技にも関わらず、ケンカはいけないというメッセージがすごく伝わった。脚本がいいんだろうか。話が「ロミオ&ジュリエット」っぽい気もする。どっちかと言うと「サウンド・オブ・ミュージック」の方が好きなので、9点てことにしておく。でもこれはいいよ。
9点(2001-12-10 10:23:43)
2.  WOOD JOB! ~神去なあなあ日常~ 《ネタバレ》 
いや~面白かったですわ。泣いて笑って大満足。林業をテーマにした娯楽作を作ってくれたことにも感謝したいのですけど、ちゃんと林業的精神も盛り込んであってね。全部切ったら大金持ちだろってセリフに対して、みんな切ったら子孫はどうなるんだと。我々が切ってお金にしてる見事な大木は、みんな先祖が植えてくれたものなんだって。この長期的精神、ほんと大切ですわね。ダメ人間の主人公も、なんか憎めないやつで、少しずつ成長して周りと打ち解けていく様が微笑ましい。ラストのあの祭りはほんと爆笑しました。御神木をなぎ倒して、男根にして穴に突入させるってなんちゅう祭りやねん!て感じですけど、その男根の上でなんかヘロヘロになってる主人公が最高に笑えました。そしてまさみちゃんとの「さよ~なら~!」の応答シーンでまたぐっときちゃうし。この監督さんやっぱりいいね。ウォーターボーイズ以来の快作でありました。
[ブルーレイ(邦画)] 8点(2014-11-27 22:35:01)(良:1票)
3.  宇宙兄弟 《ネタバレ》 
不覚にも感動してしまいました、、。漫画やアニメのほうは観たことも無いので予備知識なく鑑賞したのですが、宇宙に対する熱い思い、なにかに挑戦することやロマンへの賛美といったものがひしひしと伝わり、ある種ダイジェスト的に見える終盤のまとめ方も個人的にはぐっとくるツボでした。そしてなんといっても、映像のクオリティが凄く高いです。最初のセンス良いオープニングから「お、なかなかいいな~」なんて思ってたら、宇宙船の打ち上げ、月面探査の様子など、これまでの邦画のレベルを超えたCGの出来映えに目を見張ります。飛行士選抜のプログラムも観ていて面白いし、特にみんなが気まずくなったところで宇宙への思いを突然語りだすシーンなんて実に良かったですね~。私自身、宇宙マニアなので、ヴィジュアル、内容の双方で納得のいく本作は大いに楽しめました。アポロ11号に乗っていたオルドリン本人が出てきたときにはほんと驚きました。やっぱり、宇宙って最高です。
[ブルーレイ(邦画)] 8点(2013-01-20 23:03:49)(良:1票)
4.  宇宙人ポール 《ネタバレ》 
これは面白いですよ。愉快で笑えるし、登場人物達のキャラが凄く良い。様々な映画へのオマージュに溢れているので、映画通の人にはそれもまた見どころの一つだし、映画通じゃないが観ても純粋に楽しめる。つまり誰にでも楽しめる娯楽作品に仕上がってます。なんといっても、宇宙人ポールが最高なんですよ。こんな宇宙人とだったら、友達になりたい!一緒に旅をしたら、めっちゃ楽しそう!て思わせる、地球人より地球人らしい宇宙人。これまでに数多くのSF映画が宇宙人を扱ってきたけど、こんなキャラのエイリアンって初めてなんじゃないかしら。そしてポールはユーモアだけじゃない。とってもハートフルな奴なんだ。ラストなんて、うるっときちゃうぐらい。個人的には、この作品だけのキャラにしておくのがもったいないって思っちゃう。ていうか、またポールに会いたい!続編を強く希望致します。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2012-07-10 13:13:42)(良:1票)
5.  うなぎ 《ネタバレ》 
今村さんの晩年の作品は、よくも悪くも一般的なストーリーラインに乗っ取った、まとまった映画になってるけど、これはやっぱり息子の天願さんが脚本に関わる様になったからなんでしょうね。独特な笑いや、UFO青年なんかにそういうものを感じます。こういう、過去に影を持った男が再出発を図るも、その呪縛からうなぎのごとくもがいて逃れようとしながら、いろいろあって前進していくという、そういう生き様に私はシンパシーを感じますし、また、どれだけ泥にまみれようとも、その姿を慈愛溢れる目で見つめ続ける今村さんの一人の作家としての寛大さが見て取れる様な気がします。それにしても、今村映画に出てくる女性というのは、やっぱり「男の目から見た女」という印象が強い、いわば古風なタイプですよね。こういう風な古風な女性像というのは、もう今の映像作家が作る作品にはまずお目にかからない。なんだか時代の違いみたいなものを感じてしまいました。
[DVD(邦画)] 8点(2008-12-29 22:44:03)
6.  海を飛ぶ夢
アレハンドロさんは本当にすごいですね。まだ30歳くらいでしょ?いやぁすごい。爽やかな感動をありがとうございます。それにしてもこの作品のテーマである尊厳死の問題ってほんと難しい。家族の中に意見の不一致があるのが如実に物語ってますね。死とは何か?愛とは何か?永遠普遍の問いにそう簡単に答えなどは出ませんが、観た後になにかしら感じるものがあれば、それでいいんです。
[映画館(字幕)] 8点(2005-05-06 01:20:08)
7.  ウォーターボーイズ
軽快なテンポ。コミカルなストーリー。センスのいいカット割り。いい映画ですよ。笑えましたねぇ。普通、誰にでも恥ずかしくてできなかったり言えなかったりすることがあるわけよ。それがこの映画は表にだしてるわけだよね。だから笑えるし、カタルシスを味わえるのよね。なにかをやるってたすばらしいことだね。
8点(2002-04-27 17:22:08)
8.  ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ 《ネタバレ》 
前作に引き続き面白かったです。とてもわかりやすいストーリー。 カーネイジ役にウディ・ハレルソンはハマっていたと思います。 一度は仲違いしながらも再びバディになるエディとヴェノムの腐れ縁のような感じが見てて微笑ましい。 それとクレタスと恋人と、その恋人を嫌うカーネイジの関係もユニークで、そのバラバラさが仇となるわけですね。 不満点は、視聴制限がないようにとの意図なんでしょうが、血の一滴もなく残虐描写が乏しいところかな。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-04-26 15:02:37)(良:1票)
9.  宇宙でいちばんあかるい屋根 《ネタバレ》 
個人的には結構好きでしたね、この作品。 主役の清原果耶という子は本作が映画初主演なんだそうですが、これがまた凄く良い演技してたなと思うんです。 彼女の魅力がまず本作一の見どころです。それから屋上のちょっとファンタジックな雰囲気とか、 お部屋から街並みから全体としてとても綺麗な画で描かれていて、それもまた彼女の魅力と相まってよかったです。 ストーリーも、じんとくるものがあり、それでいて爽やかなラブストーリーでもあり、好みの世界観でありました。
[DVD(邦画)] 7点(2021-05-19 16:13:06)
10.  ヴェノム 《ネタバレ》 
本国では評論家は酷評、観客には好評という意見の分かれた内容でしたが、鑑賞してみると確かにわからんでもない。 このバディ映画の作風はなんとなく懐かしさを感じさせるもので、批評家としては古くさく感じるのでしょう。 また、過激な描写が少なく血も出ない上にコメディタッチなので思ってたのと違う !てな意見もあるのでしょう。 ただ蓋を開けてみれば世界的に大ヒットだったので、こういうスタイルに仕上げたのは正解だったということですね。 「最も残虐な悪」という触れ込みでしたがヴェノム自体はむしろ良い奴なんじゃないかと思えるほどで、 これで見た目も可愛ければむしろ飼いたいなと思っちゃうほど。 「ゾンビランド」の監督さんらしく笑いが散りばめられていて楽しかったです。 欲を言えば、ヴェノムとの心の交流をもう少し深く描いて欲しかったなと。 エンドロールの時にウディ・ハレルソンが出てきますが彼がカーネイジ役になるということですね。 来年には公開予定の続編では本作以上の激闘や過激な描写に期待したいところです。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2019-03-07 20:55:57)
11.  海街diary 《ネタバレ》 
前作「そして父になる」が素晴らしかったので鑑賞いたしました。前作ほどではなかったですが、やはり良かったですね。 役者さんと、素人さんがちゃんと一体になっていて、そしてすごく自然体なんですよね、みんな。演技っぽくないというのかな。 素人さんをどうやってあんなに自然体に引き出すのか。その演出力に再び感心してしまいました。 印象的なシーンはいくつかあります。冒頭の長澤まさみのブラジャーシーンだったり、すずが裸で扇風機に当たるシーンだっり、、、(笑)。 でも一番良かったのは、すずが自転車に乗ってる時の彼女の顔のどアップでしょうか。すごく美しいシーンだった。 家族は、何かと言い争ったりする時もあるんですが、そのすべてが愛おしい。やっぱり家族はいいものですね。
[ブルーレイ(邦画)] 7点(2016-02-11 23:42:05)
12.  美しき冒険旅行 《ネタバレ》 
なんと言えばいいんでしょう。凄く感覚的な映画。 観る人によっていろんな意味を汲み取りそうな、ヴィジュアルイメージで様々な示唆を匂わす作りでした。 冒頭の街のシーンからちょっと独特なんですが、突如として心中に走るお父さんから、 そこからさっと逃げて予感してたかのようにさっさと放浪を始める二人。ほんと不思議な展開です(笑)。 意味があるような無いような台詞で大半が占められるのですが、まぁ台詞よりもやっぱりヴィジュアルと展開なのですよね。 トカゲ、カンガルー。さくっと捕まえさくっと調理。しかも本当にやってるので、本物の現地の黒人の子なのね。 そのヴィジュアルがまた刺激的。まぁでも人類は皆、もともとこうだったんだしねぇ、みたいな。 個人的に一番印象強いのは、女の子が全裸で湖を泳ぐシーン。 美しいですよね。その美しいシーンに、調理中の獲物たちのシーンをサンドしてくるわけです。 美味しいものと激マズなものを積み重ねたハンバーガー。そんなのいきなり食わされたら、そりゃ刺激的です。 これは一体なんだったんだろう。立場を超えられなかった純愛物語か。人類数百万年の歴史を俯瞰した崇高なメッセージがあるのか。 よくわかりませんが、つまらなくはなかったので7点献上。
[DVD(字幕)] 7点(2015-07-19 21:59:37)
13.  ウルフ・オブ・ウォールストリート 《ネタバレ》 
いや~さすがはスコセッシですね。アングルからカット割りに至る全てが実にスタイリッシュに仕上がっております。だけど、スタイリッシュであると同時にもの凄くシニカル。これぞスコセッシ節なんですよね。人の業の愚かさを炙り描いたみたいな感じ。音楽と相まって、全編シニカルであるからこそ、後半の娘の取り合いのシーンが落差となってよりショッキングに感じる。巧いね。本作の主人公、そして会社で働いてる人たちは皆、人間というより喋る機能を備えた野生生物といった感じです。そんな連中の生活を覗き見するわけですから、面白いに決まってます。ドラッグ、セックス、セックス、ドラッグ。アホな会話にまた乱交。クスリが効きすぎてぶっとんじゃった時のレオ様は最高です。彼は本作でさらに一皮むけた演技を披露してくれます。前述のように本作はクスリと乱交のオンパレードなのですが、人間の性を描き出すという点ではやはりスコセッシは無類だなと感じさせるものがあり、それはの一代でのし上がって成金になってる人というのが、多かれ少なかれこの主人公とかぶるものがあると正直感じるのと、そんな主人公を羨望の眼差しで見る庶民たちがまたいかにもって感じでこれまた共感を持つわけです。誇張してるようで、まさに人間そのものをそのまま描ききってる。これぞスコセッシです。 
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-07-07 23:29:04)
14.  ウルヴァリン:SAMURAI 《ネタバレ》 
ヴィジュアル的にいいなと思うシーンがいくつかありましたね。まずは広大な矢志田家の屋敷。伝統的な日本風の家屋とモダンが融合した、とても素晴らしい建物でしたね。そこにある、矢志田氏が横たわっているピンベッド。なんでも、矢志田氏の意志が伝わりピンが自在に動くという設定のベッドだそうだが、寝心地悪そうとかそういうのはともかく、見た目に独創的。それから、シルバーサムライですかね。ウルヴァリン以外に出てくるミュータントは、派手さのない蛇女ぐらいでしたから、シルバーサムライの特異性が光っていたように思います。あとは、漁村でしょうか。ほんとどこにでもある漁村の風景という感じで、ああいう場所でハリウッド映画が撮影されたということ自体が新鮮に感じます。アクションは、新幹線の上で闘ってるシーンが一番よかったかなぁ。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-01-10 20:45:54)(良:1票)
15.  ウェイバック -脱出6500km- 《ネタバレ》 
ピーター・ウィアー監督久々の作品ということで、興味深く拝見致しました。彼の作品には、独特な魅力を感じていたので、以前からリスペクトしておった次第です。「命」と「自然」との関わりというものに、強い思いを抱いてるんじゃないかな。本作もやはり、そういうテーマを感じる。2時間の中に、この壮大な旅を描くのはなかなか大変だったろうとは思うが、それでもやはり距離の果てしなさはしっかり感じます。延々と続く風景。シベリアでは極寒で、次は灼熱の砂漠、そしてまた極寒。出会う人たちもそれぞれ人種が変わってくる。そんな距離を、ただただ歩いて横断するというのがどれほどもの凄いことか、想像に難くない。それまでずっと一緒だった仲間が、砂漠で一人、また一人と倒れる様は実に辛い。ミスター・スミスも諦めかけたとき、ヤヌシュが語った言葉がとても感動的。「自分を責める必要はないんだということを、生きて伝えたい」素朴な言葉だけど、胸にズシンときましたね。ラストは、ヤヌシュの歩みと「歴史」が重なり合う。そう、諦めずに、しっかりと歩んでいけば、いつか世界は変わるんだ。
[DVD(字幕)] 7点(2013-03-21 20:53:44)
16.  植村直己物語 《ネタバレ》 
植村直己さんは、僕が心の底から尊敬する日本人の一人です。兵庫の豊岡にある植村直己冒険館にも行った事がありますが、この映画にも描かれているように、彼はとても優しい方だったそうですね。エベレストに登った時にも、先輩を先に立たせようとしたり、友情とか恩といったものを凄く大切にされたそうです。冒険の先々で見つけた綺麗な花を押し花にしてずっと保管しておいたりとか、そういう「強さと優しさ」を両方兼ね備えているというところにぐっと来ます。そしてまた、これも劇中描かれているように、元々登山が達者だったわけではなく、仲間から「どんぐり」と言われてバカにされるほど足手まといな存在だったそうですね。だから、努力の人なんだと思います。冒険館には、登山の時に背負っていた25キロの重さのリュックが展示されているのですが、それを僕も背負ってみて「こんなとてつもないものを背負って登山するだなんて、、、」と心底驚いたのを覚えてます。世間的には、植村さんという人はいわば「社会のはみ出し者」であって、仕事も碌すっぽ出来ないタイプなんですね。僕もちょっと社会不適応なところがあるから、そういうところにもシンパシー感じちゃいます(笑)。冒険に危険は付き物ですが、では植村さんは恐れ知らずなのかと言うとそうではなく、クレバスの前に立つと常に足が震えるっていうんですね。危険な冒険をすることによって、その時初めて「自分が生きているんだと言うことの実感」を得られるんだと。植村さんて人は、不出来だったからこそ努力し、不適応者だったからこそ孤高な挑戦を成し遂げ、億病だったからこそ冒険が出来たといえるわけです。彼の生き様は、人生の教訓をたくさん教えてくれるように思います。話が長くなりましたが、リアリティに徹したこの作品は植村さんの偉業を後世に伝える上で満足のいく出来映えになっていると感じます。西田敏行と倍賞千恵子も好演でした。 7点を献上。
[DVD(邦画)] 7点(2012-04-26 02:08:17)(良:1票)
17.  上を向いて歩こう 《ネタバレ》 
名曲「上を向いて歩こう」をフィーチャーして作られた本作。製作されたのがもう半世紀も前ですよ。半世紀前の日本の風景見てると、昔のクラシカルな車がずら~っと並んでる光景とか、なんだか違う惑星でも見てるような気分になりますね。いかにも高度経済成長期というのかな、東京オリンピックを2年後に控えて、もの凄い激動の空気だったんだろうなという感じが伝わってきます。さて、映画の内容はというと、不良少年がわんさか出てきて、頻繁に喧嘩しているだけなんですけど、でもね、みんなワルじゃないんですよ、むしろみんな良い奴。とても分別があるというのかな。吉永小百合がびしっと決め台詞言って、そんではっと我に返って二人抱き合うとかね(笑)。それから、女の子が脚で立てるようにと支えてあげるシーンとかね、なんだかほっとするんですよ。役者の皆さんも、九ちゃんの人懐っこい爽やかな笑顔が本当に良いなと思うし、若かりし高橋英樹なんて、まさにスターの風格という感じでイケメンですよねぇ。そしてラストにみんなで上を向いて歩こうを唄うシーン。もうそれだけでなぜかぐっと来ちゃう。60年代の雰囲気をよく現している、とてもポジティブで楽天的なメッセージ。余談ですが、ラストの歌詞にはレコード版にはない「冬の日」バージョンが唄われていて、それもまたファンとしては興味深いところです。
[DVD(邦画)] 7点(2012-04-21 23:42:10)
18.  ウエスタン 《ネタバレ》 
僕はウェスタン&インディアン雑貨が大好きでよく集めているんですけど、そういう自分にとっては、この作品はかなり魅力満載でしたね。なんというか、西部劇の世界の空気感、埃っぽさ、暑さ、質感、スケール感、男臭さ、周囲の匂い、そういうのが凄く感じとれる。あぁ、この時代のアメリカって、こんな感じだったんだろうなぁ~って、映画という媒体によって疑似体験させてくれる。まぁ、3時間もあるし、間延びしてるところもあってかったるい部分もなくはないんですけど、この独特の間合いがセルジオ・レオーネらしさなんでしょうね。特にオープニングの10分くらい、台詞とか全然ない一連のシーンはもの凄く印象深い。台詞ずくめだったら、この印象の強さは出てこないと思う。モリコーネの音楽もなかなかいいですよ。チャールズ・ブロンソンが出てくる度にハーモニカのあのモチーフがしつこいぐらいに出てきて(笑)。あのメインモチーフが、この作品の主軸をぴしっと定めているなと感じます。そして何と言ってもチャールズ・ブロンソンの演技。あのおっさんの、まるで宇宙の全てを知っているかのような、堂々たる落ち着きの表情が実に渋い。
[DVD(字幕)] 7点(2012-03-05 02:05:22)
19.  失われた週末 《ネタバレ》 
喜劇のテクニシャンであるビリー・ワイルダーが、こういうシリアス?な内容の作品を撮りあげ、しかもきちんと評価を受ける。いやはやさすがは名匠です。夜の病棟のおどろおどろしさ、コウモリやらねずみやらの幻覚シーンなど、白黒映画ならではの恐怖演出が際立ってますね。「このことを小説に書こう」と男は目的を持って、自殺を思いとどまるラストもまとめ方としてとてもうまいです。確かに、全編にわたって依存症となった男の苦悩を描いているだけなので、お話として面白いわけでもなく、娯楽的に楽しいストーリーではないですけど、一人の男の惨めさや葛藤を覗き見るだけで最後まで飽きさせることなく、きちんと一本の作品として成立させているのはさすが、と言わざるをえません。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2009-01-31 21:47:24)
20.  ウォーリー 《ネタバレ》 
いや~、さすがはピクサーですね。毎回見る度に思いますけど、彼らが作るアニメーションは、人間の原初的な部分、心の一番奥深いところに訴えかける力を持ってますよね。もぅ~、とにかくウォーリーが可愛いのなんの。「ウォーリーくん、こっちおいで~」と呼んで思わず頭ナデナデしたくなるような、そんなキュートさ。ラストで彼の記憶が喪失してしまったのか、と思いきや、再び蘇り二人で手をつなぐシーンで、私の目から汁が2滴ほど垂れ落ちてきてしまいました。きっちり感動させてくれる、憎い演出ですよまったくもぅ!ただ、宇宙船に乗り込み、ぶよぶよのマシュマロマン状態になった人間がわらわらと出てくるシーンあたりから話が少々中だるみしている様な気がします。中盤をもっとシェイプアップして笑える要素を多く散りばめたらさらによくなったかな、と思います。なにはともあれ、このロボット達は私たちにいろいろなことを教えてくれます。さぁ皆さん、手をつなぎましょう!視野を広く持ち、自分の力で道を切り開き、そして心に思いやりの草を植えましょう!もちろん、体を動かす事をお忘れなく。あぁ!文章にすると、なんて陳腐で説教クサい代物になってしまうのでしょう、、、。でもこの作品はそれをストーリーで伝えてくれるから、全然説教クサくないんだよ!とにかくこれだけは言える。ピクサー社は今、世界で最も良質なアニメを作り出すスタジオです。たとえディズニーに飲み込まれても、彼らの精神は全く変わっていなかったことに、私は安堵の胸を撫で下ろしたのでした。
[映画館(吹替)] 7点(2008-12-04 22:05:33)(良:2票)
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