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1.  受取人不明
これは凄い。10点つけさせてもらう。たいていのほかの映画が甘っちょろく思えてしまう。70年代の韓国と現代の韓国とでは、時代のきびしさが違うということなのだろうが、『サマリア』とは時代が違うのだ。最初、この監督の絵の作り方や作品の感じが、北野武と似たところがあるなと思ったが、これに比べると北野武ものもずいぶんと甘い。ところで、この監督はエリック・サティーが好きらしい。
[DVD(字幕)] 10点(2006-10-22 06:07:02)
2.  ヴァンパイア/最期の聖戦
 これをたんなるスプラッターと見てはいけない。ヴァンパイアとカトリックとの間のあいまいな相関関係に、これぞ「B級映画」の手法をもって、鋭く斬り込んだ傑作。
[DVD(字幕)] 10点(2006-09-24 04:20:48)
3.  美しい夏キリシマ
黒木和雄の最高作品と私は思う。同様のテーマの作品は、大島渚の『少年』などがあったけれども、これは監督自身の体験にもとづくだけあって、問題の深刻さと真摯さにおいて他をぬきんでている。また、主人公の少年と親戚の少女役の演技が、とても自然で、ただものでなかった。映像もふくめて、全体にすばらしい。
[DVD(字幕)] 10点(2006-01-01 02:02:02)
4.  歌行燈(1943)
立派な作品。感じ入りました。鏡花お得意の大団円の趣向も、うまくはまりましたね。それにカメラ、なかでもあの稽古の森の中のシーンの映像美に息をのんだのは私だけではないでしょう。新派の重鎮の役者たちの安定感ある演技もよかった。若い柳永二郎がいい味出してましたね。それにしても、これが戦時中の映画だということを忘れてしまいそうです。
[地上波(字幕)] 10点(2005-09-24 05:04:18)
5.  浮雲(1955)
最初二十歳前後に観たときには、暗いばかりで、なんとも思えなかった。ところが、三十越えてふたたび観たときには、うちのめされるように感動して、どうしようもなかった。うちのめされるという言葉が、まさにふさわしかった。みなさんも三十、四十越えてから、もう一度観てみてください。
[映画館(字幕)] 10点(2005-09-19 03:28:44)
6.  ヴィタール
この映画作家のものは以前『鉄男』をざっと観て流したほかは、『双生児』を一度観ただけだけれども、この人の素材への偏執狂的ともいえる熱中とこだわりには感服いたしました。無機質の鉄から有機質の人体へ。それも生きた身体でなく死体解剖へ。「記憶」ですら有機質に残された構造であって、生命とは持続する有機質の構造にすぎず、死者も誰か生者の有機質の構造に持続している限り生きている......。岸部一徳と國村隼は私の好きな俳優で、本作でも期待にたがわず光っておりました。浅野忠信もいつもの自然な演技を越えて、たんなる有機質の演技の域へと進み出ていて、よろしゅうございました。
[DVD(邦画)] 8点(2006-07-03 19:37:18)
7.  ウィッカーマン(2006)
 わけのわかりにくい映画。それもそのはずで、どうやらこれは、キリスト教徒から見た先住民ケルトの異教の世界を、恐怖をもって描いたものらしい。おぞましく邪悪な異教の世界。それでこの映画全体が、異教への恐怖に満ちた妄想をなしている。妄想でできた映画。キリスト教徒にしてみれば、こんな最高のホラーはないのかもしれないが、キリストもケルトもないわれわれには、「なんのこっちゃ」と、ただのわけのわからん映画でおわる。ただ、映像はきれいでした。 (と、当初辛口に4点をつけたのでしたが、不思議にもだんだんもう一度観たい気がしてまいりました。そこで7点献上に訂正させてもらいます。)
[DVD(吹替)] 7点(2008-12-23 05:16:54)
8.  宇宙大怪獣ギララ
 ホームドラマを得意とした老舗、松竹が、柄にもなく時代に乗せられてつくっちまった怪獣映画。たしかに「場違い」もはなはだしい。しかし、いずみたくのお気楽な音楽といい、深刻さに欠けた緊張感のなさ、どこかちゃちな特撮は、松竹ブランドと言えるところ。そんなわけで、これは断然レアものだ。くわえて「この手のマニア」のはしくれであるかもしれん私にとっては、嬉し懐かし、「おもひで映画館」もの。なので、最低7点は与えておかなければならぬ。そしてこれと比べてみれば、東宝怪獣映画群の、あの本多猪四郎の誠実一路の演出、あの伊福部明の音楽のどす黒い暗さが、よけい引き立ってみえてくるだろう。
[DVD(邦画)] 7点(2008-05-01 03:22:25)(良:1票)
9.  ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~
太宰ファンはどう評価するのか知らないけれども、太宰好きでもない私のような者には、嫌ったらしい後味しか残らなかった。それ以上に、どうも描かれる世界が浅薄だ。そもそもこの作り手の根岸吉太郎という人の作品が、これまで観て来たかぎり、どれも語り口はいいし、受けねらいもうまくはまって、評論家氏によるランキングは高いのだけれども、私個人の感想としては、どうも嫌ったらしくて、後味が悪い。ひょっとすると、そんなところは、まさに太宰的で、ぴったりなのかもしれない。
[DVD(邦画)] 5点(2012-02-25 07:23:14)
10.  ウエスト・サイド物語(1961) 《ネタバレ》 
 一言でいえば、「くっさい」映画(「くっさい」は関西弁で、「臭い」の強調形)。公開当時の日本の若者は、これに胸躍らせたのかもしれないが、今観ると、くさいだけ。これぞサブカルチャーとばかりに、WASP(白人・アングロサクソン・プロテスタント)以外の移民の子弟たちが登場するのだけれど、ここでは中流以上のこぎれいな若者たちにしかみえない。しょせん、ニューヨーク版ロミオとジュリエットがやりたかっただけ。音楽のレナード・バーンスタインは、これで一世を風靡したわけだが、家族と自分のより良い生活のために、商業主義とわりきって仕事したのは見え見えで、これをいつまでも代表作扱いされては、バーンスタインもさぞかし不本意だったろう。ついでながら、黒澤明の『用心棒』や『椿三十郎』の、あの軽薄な佐藤勝の音楽は、これが元ネタだったんだ、とわかりました。 
[DVD(字幕)] 4点(2010-10-30 12:19:30)(笑:1票)
11.  埋もれ木
小栗康平監督作品はこれまでだいたい観てきたが、またか、と思うだけ。結局観るべきは最初の『泥の河』だけだったな、と再確認しただけに終わった。「映画にある程度の抽象性を入れるのを避けられなくなった」とは監督自身のことばだが、つながりに欠けたシーンをつないでいっただけのことで、これを抽象性というのは作家のおごりであって、これからは「オゴリ康平」と呼ばせてもらうことにしたい。
[DVD(邦画)] 2点(2006-11-08 13:34:47)
12.  宇宙戦争(2005)
特撮・特殊効果、すばらしい。一方、おはなし、なんともオソマツ。観客をなめとんのかい? そんなところで、つまりたんなる見世物興行の映画でした。それから、あの二人のガキ。うっとうしい、ただただイラつく。父親の稼ぎであんないい暮らしさせてもらっておきながら、あの態度はなんだ。私なら、まず最初に宇宙人に差し出します。あれが現代の家族の一典型なのでしょうか。それに群衆。アメリカ人というのは身勝手な野獣の集まりか。こわいですねえ。というわけで、一般にこの手の映画は、宇宙人というより、むしろ人間のこわさ恐ろしさが出るものですね。 
[DVD(吹替)] 2点(2006-07-04 15:08:16)(良:1票)
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