1. ウィニング・パス
《ネタバレ》 ストーリーは至って普通。各要素は提示するだけで掘り下げが足りず、深みなし。最後は自分がシュートを撃たずに誰かにパスするのだろうと思ったら、自分でシュートを撃つんでびっくり。あそこはベタでも誰かにパスして、主人公の成長を表すべきなんじゃないのかね。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2008-05-01 23:48:29) |
2. 運命じゃない人
良い時の宮籐官九郎に三谷幸喜エキスが少し入ったようなイメージ。時間が微妙に何度も戻りながら真相、というかその裏側を明かしていくある種のザッピング的構成が絶妙。時間の受け渡しがとても上手く出来ている。観たことも無いような役者が殆どというのもこの映画を素直に楽しめるポイント。良作です。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2008-04-20 18:22:00) |
3. 裏窓(1954)
窓から見える裏庭を取り囲むようなマンション群のセットが凄い。窓から見える風景も人々の暮らしも何気なくとても生活感がある。無駄に音楽が使用されず、自然音で占められていることも大きい。遠くの音は遠く、声は微かに聞こえ、不必要にカメラを寄せて主人公の部屋から飛び出さないなど、自分が主人公と同じ目線で裏庭を覗いている感覚を見事に作り上げている。ヒッチコックの演出の巧みさが良く判ります。それにしてもこの映画のグレイス・ケリーは美しい。ジェームス・スチュアートがちょっと歳を取り過ぎてて、その癖、まだ結婚は…なんて悩んでるあたりに微妙な違和感。一体何歳になったら結婚するつもりなんだ。贅沢な。 [DVD(字幕)] 7点(2008-03-09 16:55:47) |
4. ウエスト・サイド物語(1961)
冒頭の数分のシーンが素晴らしい。作り込まれていて芸術性が高い。このシーンだけでもこの映画の価値はあった。楽曲も名曲揃い。ただストーリーは後半失速気味。現代リメイクとはいえ、ロミオとジュリエットの呪縛からは離れられないか。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-03-09 16:44:34) |
5. 歌麿をめぐる五人の女(1946)
《ネタバレ》 タイトルから想像するようなものとはかなり違った内容。別段歌麿を巡ってないし。関係も浅い人が殆ど。5人と言いながら極めて影の薄い女性が多い。5人目にいたっては誰が五人目なのかも判然としない有様。てっきりおしんかと思ったら、解説によるとどうもおまんがそれらしい。これはさすがに影薄すぎでしょう。どうみてもおまんよりもおしんの方が5人目にまだ相応しい(解説者が間違ったのかな?)。歌麿よりも弟子入りした絵師とのかかわりの方が深い。全体に背景の描かれ具合が乏しく感じる。作品のいまひとつの説得力のなさはこの描かれ具合の低さが原因の一つなんでしょう。どうも困難なはずのことが困難に見えないことも問題。駆け落ちも楽々だし、御用絵師が身分を捨てて弟子入りするのは一大事のはずだが楽々。雪江にしても右に同じ。身軽な町人の行動レベルになってしまってるんですな。こういったことが作品の浅さに繋がっていきます。ところどころ見られるユーモアは良い味が出ているんですがね。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2008-01-13 18:07:29) |
6. ウインズ
《ネタバレ》 日本艇がちょこっと善戦したのはこの頃だったっけ。日米合作というのはその影響だろうか。内容的には特にどうということもなし。定型なキャラ設定、展開が目立ちます。恋愛話に終始するので、他のクルーの影がやたら薄いのが戴けない。そこまでして描く人物を絞った割には、設計士のキャラクターなどもそれほど生かされず、どうも中途半端。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2007-10-26 23:07:17) |
7. ウォール街
《ネタバレ》 チャーリー・シーンがあまりに無能なおばかさん過ぎるというのが映画を面白くないものにしているように感じる。後半、マイケル・ダグラスを一泡吹かせるほどに成長しているといのも違和感ありすぎ。計画が成功して有頂天も反撃食らって連行されて泣くところも、その前のシーンを台無しにしている。これじゃ結局なんの覚悟も出来ていないお馬鹿さんのままです。ダグラスもダグラスで、事がわかった後でわざわざC・シーンにあって、テープに内幕を録られてしまうというのはお馬鹿すぎ。普通そのくらいは警戒するものです。ダリル・ハンナの存在もかなりぼやけていて、本当、別にいてもいなくてもいい。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2007-07-08 22:22:17) |
8. UDON
《ネタバレ》 とにもかくにも長い。このネタで130分以上の長尺とは正気ではない。必要ならしかたないけど、明らかに要らないと思われる部分も目に付くし、間延びしているというかくどいというか無意味に長いシーンも多々。キャプテンウドンは、それ単体としてみればそこそこ面白いけど、映画の中では浮いている。要らんですなぁ。雰囲気だけで説得力のないナレーションもマイナス。やはり要らないものが多すぎる。削ぎ落とせるものは皆削ぎ落として、しっかり100分くらいに纏めてくれればそれなりに良い娯楽映画になっただろうに。 [DVD(邦画)] 4点(2007-04-08 21:21:13) |
9. 浮雲(1955)
腐れ縁の男と女。しかしそこにあまり説得力は感じられず。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2007-03-29 18:34:05) |
10. ウェディング・バンケット
《ネタバレ》 テンポも軽快でいかにもなコメディタッチものな展開も楽しい。ちょっとベタ過ぎにかんじなくもないけど、親子の情愛は十分に感じられ、中々良い映画です。ただ恋人役の男に魅力が薄かったり、前半など、それ程には恋愛感情を感じられないのは難点。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-03-12 19:34:12) |
11. 海の上のピアニスト
映像も綺麗だし、全体の構成も良い。ユーモアも過不足無く、バランスが良く取れているファンタジー映画。とはいえ、色々釈然としない部分は多いし、行動に関しての説得力も結構弱め。ファンタジーですからということで、全てを丸め込まれている感じがしなくもない。まあそれを差し引いても、妙に魅力的な良い映画です。 [DVD(字幕)] 7点(2007-01-21 19:56:46) |
12. ウォーク・ザ・ライン/君につづく道
《ネタバレ》 頑固な親父に、ドラッグに不倫と、実話といえ定番。目新しさは無いわけで、ならば見せ方や音楽に心惹かれるものが欲しいがそれもなく、どこか焦点もボケ気味。主人公にまったく魅力を感じられないのは致命的で、盛り上がりどころであるはずの舞台でのプロポーズも、脅迫じみていて好きになれません。主人公が愛せるキャラなら、あのシーンも感動出来るシーンになったんでしょうけど。 [DVD(字幕)] 4点(2007-01-20 18:13:15) |
13. Vフォー・ヴェンデッタ
《ネタバレ》 一年かけて人民蜂起を目指し、人の心に革命を植えつけていく様は思ったよりも説得力がある。ちょっと饒舌過ぎて醒めなくもないが、特段飽きることなく楽しめます。最後の爆破シーンも迫力十分で良い。 [DVD(字幕)] 6点(2006-11-17 23:00:41) |
14. ウェールズの山
《ネタバレ》 関係のない人間から観ると、山だろうと丘だろうとどうでも良い事でも、当事者の村人にとっては名誉がかかった一大事で大騒ぎになるところが面白いし、その気持ちも理解出来る。若干中だるみというか中盤から飽きてくる感じはしなくもないけど、まあこんなもんでしょう。最後の現代に戻ってのラストシーンがかなり効いてます。 [DVD(字幕)] 6点(2006-06-24 15:22:23) |
15. 海辺の家
男の情熱に、次第に周りの人間が感化されていく姿は見ていて楽しい。思ったほどの感動はなかったけど、十分な及第点。 [DVD(字幕)] 7点(2006-06-18 08:59:25) |
16. ウォルター少年と、夏の休日
ありえないなんて言葉は無粋になるファンタジー。全体に悪い部分もなく、良くまとまっています。「ビッグフィッシュ」を思わせるラストも良かった。でも何故か物足りなく感じてしまいました。 [DVD(字幕)] 5点(2006-06-12 18:07:12) |
17. ウォーターボーイズ
気楽に楽しめる青春コメディでした。多くを求めなければ十分楽しめますよ。 [DVD(字幕)] 6点(2006-06-10 18:34:01) |
18. ヴァン・ヘルシング
モンスター総出演なのに、この盛り上がりのなさはなんなんでしょう。 [DVD(字幕)] 3点(2006-05-16 16:05:03) |
19. 歌え!フィッシャーマン
ノルウェーの漁村の猟師による合唱団を追ったドキュメンタリー映画。村人の独白と歌で進んでいくが、実に生き生きとした人間性があり、楽しい。 [DVD(字幕)] 6点(2006-05-16 16:00:49) |
20. 運命を分けたザイル
映画というより、山岳事故の再現ドキュメンタリー。こんなんどうやって撮ったんだろうと思う映像がちょこちょこ出てきて驚く。実際の事故の当事者の話を交えて進行するが、外人特有のくだらないジョークが混じったり、自分を英雄のように勘違いしてるんじゃないのか?と思えるような部分や格好つけな部分を感じて嫌な感じがする。確かにあの状況で生還したというのは凄まじい精神力のなせる業だろうから、凄いとは思うんだけど、なんか傲慢な奴だなという印象ばかりが残る。まあドキュメンタリーとしては良質です。 [DVD(字幕)] 6点(2006-05-02 21:44:46) |