1. WOOD JOB! ~神去なあなあ日常~
《ネタバレ》 特に深く考えずに林業の世界に飛び込む若者の話。軽快な笑いと、林業の魅力が存分に描かれた良作。伊藤英明演ずる熱く、昔気質で豪快な林業の男-ヨキが非常に魅力的。一本気の男に見えて、女関係にだらしないクズな部分も描かれるので人間味が出ていて、良い。 染谷将太演じる死んだ眼をした無気力の若者-勇気が、その熱い男に目をつけられ、ひいひい言ったり、時には逃げ出しながらも、林業の魅力に惹きつけられていくのだ。 出てくる子供が、本能のままにバカなのも良い。同じフレーズとをひたすら繰り返したり、変なところに登ったり、大人に変なあだ名を付けてなついたり。 映画やドラマにおいて我慢を強いられている健気な子供とか、やたら大人びた子供は見飽きてたので、バカな子供を見てるとホッとする。 題材としては地味であるが、きちっと緊張や興奮、スペクタクルがある。初めて木を切り倒す瞬間の緊張感はすさまじい。 そういえば、チェーンソーって武器じゃなかったんだ。そんな当たり前のことを気づかせてくれる。 クライマックスのポコ×ンジェットコースターに大笑いした。いやー、田舎の祭りはこうじゃなくっちゃ。 [映画館(邦画)] 8点(2015-03-28 21:05:53) |
2. ウォーム・ボディーズ
《ネタバレ》 質問:あなたの恋人を殺したゾンビは、あなたの恋愛対象になりますか? ゾンビがしゃべったり、共通の敵がいたり、脳を食べるとその人の記憶が流れ込んでくる…と反則ばかり。映画内ルールもさだまっておらず、主人公たちの都合の良いように話は動く。 …でも、まぁいいんじゃないかな、愛こそすべて!で。 ゾンビ界でもトップクラスにポップで、キャッチーなおしゃれ映画。 [映画館(字幕)] 6点(2014-03-22 18:43:53)(良:1票) |
3. ウルフ・オブ・ウォールストリート
《ネタバレ》 見る前は、3時間も退屈しないで見れるか心配だったんだが、まるで心配無用。 あんまり内容おぼえてないんだけど、デカプリオが吠える!ラリる!!ヤりまくってプッツン!!!ってのに、ひたすら魅了されていた。 デカプリオがまるでゴリラのようで、いつか血管キレてしまうんじゃないかって心配だった。彼の一挙手一投足が面白すぎる。本当にすごい役者になったもんだ。 キマりまくって、這いずりまわって痙攣するシーンは 映画史に残る怪演だったじゃなかろうか。 最後にこれだけは言わせてくれ。3時間おしっこ我慢できません! 長い映画には、インターミッション入れてください!! [映画館(字幕)] 8点(2014-02-23 12:05:32) |
4. ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館
《ネタバレ》 ヨボヨボなダニエル・ラドクリフ君が心配。あんなおっかない事が起きているのに、あんまりびびらない彼は老練な賢者のようだ。 ぜんまい仕掛けのオモチャなどの小物に気が利いていてやたら気味が悪い。 落ち着いた正統派お化け屋敷映画。 [DVD(字幕)] 7点(2013-06-23 11:41:47) |
5. WIN WIN ダメ男とダメ少年の最高の日々
《ネタバレ》 立ち上がりは遅いが、登場人物達にハマりだすと面白くってしょうがなくなる。主要キャラクターの素晴らしさは言わずもがな、脇の脇のキャラクターまで愛嬌があって素晴らしい。主人公マイクの親友はコリン・ファレルみたいな濃い顔して、軽いボケをガンガンかましてくれてとても楽しい。 もう一人の名(ボケ)脇役ステムラー君は、かなり重要。スターウォーズオタク(?)で貧弱で、レスリングの才能はほぼゼロ。 「時は来た」と、敵に立ち向かいながら、堂々と逃げまわる姿に笑わされながらも、なぜか感動を覚えてしまった。この弱さと正直さは、主人公のマイクとカールにはないものであり、ステムラー君の戦い方こそが二人に欠けていたものなのではなかろうか。 「勝てる気がする時に戦ってみる。で、ダメなら逃げる。けど、粘る」 このスタンスが人生訓になっているかのようだ(ただのお笑いシーンかもしれないけどね)。 結末は、ちょっと残念。説得力のあるクライマックスにして、気持ちを盛り上げてくれたまま終わってくれれば、大傑作になり得たのになぁ。 でも、この作品大好きです。 [映画館(字幕)] 8点(2012-10-17 22:47:39) |
6. 宇宙人ポール
《ネタバレ》 うーん、おかしいな。みんな楽しんでるようなのに、全然面白くなかった・・・。 何より、ニック・フロストが全然ぼけないのが不満。主演の二人が割と常識人なんだもの。 もっとはしゃいで、やりすぎてよ!コメディ色が弱いせいか、薄味すぎる。かといって、シリアスなSFというわけでもないから、追われてても緊張感ないし、とんでもないことは起こらない。SFも好きだし、主演の二人も好きなんだけど、自分には全く合わなかった。非常に残念。 [映画館(字幕)] 4点(2012-07-29 01:47:01)(良:1票) |
7. 宇宙ショーへようこそ
絵が本当に美麗!! 精密に描きこまれまくった田舎の風景とか、実写を超える美しさがあると思う。 キャラクターの動きも当然、めちゃめちゃ滑らか。 アクションシーンとかも凄くカッコ良い!そうそう! こういうのが観たかったの。 宇宙に出てからの、宇宙人の造形やら何やらも全てのアイデアを ぶち込みまくり精魂込めて描かれている。 髪の毛が手みたいになってる宇宙人のインクちゃんとか可愛すぎだし。 物語のプロットとしては、大長編ドラえもんのあの感じ。 異世界をちょっと覗いてみたら、でっかい事件に巻き込まれててんやわんや。 子どもだけど勇気を出して戦う!みたいな。 しかし、本作では「ドラえもん」は不在。 便利な道具がタダで出てくることもなく、子どもはただの子ども。 そこらへんの苦悩もしっかり描かれている。 あまねとなつきのビミョーな関係性の描き方が絶妙で、どちらも非常に愛くるしい。 メッセージも子供へ向けているのものと思われるので、観ているのが大きなお友達だけってのは勿体無い。 ただ、長すぎる。丁寧すぎるのと、表現したいものを全て形にしたいという高い志ゆえに、広げすぎた話のテンポが若干悪かったり、話がごちゃごちゃしてて整然としていないため、お子さんが集中して席に座って見ているのは辛いかもしれない。 しかし、大人も子供も楽しめる作品であるので、もっと多くの人に観て欲しいと思うのであった。面白かったです。 [映画館(邦画)] 8点(2010-07-17 15:16:56)(良:2票) |
8. ウルフマン(2010)
《ネタバレ》 面白かった!! しょぼいB級映画の可能性も覚悟してたが、なかなか格調高い。 古くて大きい洋館とかの美術も力入ってて、古典への敬意がしっかりと込められたゴシックホラーと言えるかもしれない。 それでいて、ゴア描写にかなり力が入っているのに好感が持てる。 集落の人々が、一瞬にして次々と狩られていくシーンとか、演出的にも素晴らしくて生唾もの。おぞましい変身シーンもフリーザ様の変身のときのような恐怖感があった。 変身完了後のウルフさんは、若干笑いそうだったが。 ストーリー自体もサスペンス性があって面白い。不要とも思えるバトルシーンなどもサービス精神が旺盛とも言えるかもしれない。 気軽に見れるシリアスで高潔で残酷なケダモノ映画だ。 それにしても、酷い殺され方して死んだばかりなのに、弟と嫁がいい感じになっちゃうなんて不憫なお兄ちゃんだ。呪われすぎ。 [映画館(字幕)] 8点(2010-04-29 22:32:47) |