1. ダンディー少佐
テーマが一向に見えないダラダラダラダラした展開でのチャールトン・ヘストン大根芝居に嫌気が。タイトルをタイリーン大尉として90分くらいの尺で良かったかと。 [DVD(字幕)] 3点(2022-08-15 03:16:39) |
2. 太平洋ひとりぼっち
お目当て森雅之さんは見せ場なしで市井のお父さん役は親子夫婦の絆が感じられない残念な姿でした。石原裕次郎の大根芝居と棒なナレーションには辟易でしたが、キチンと準備して臨んでいる姿は興味深いものがありました。 [インターネット(邦画)] 5点(2022-05-30 16:21:02) |
3. 太陽はひとりぼっち
90分で収まるところが2時間超えになったような各シーンのダラダラ感が苦痛で苦痛で。お顔とスタイルの美しさに目を瞠るモニカ・ヴィッティを音を消して眺めているぶんには楽しめる映像美ではありましたが。 何にも価値を見いだそうとしない、感謝することもない、不毛だ不毛だと喚いているばかりの作品にヘトヘトになりました。 アラン・ドロン人気にあやかってひねり出したかのような邦題に苦心の跡が窺えます。 [DVD(字幕)] 3点(2022-02-22 14:00:01) |
4. 007は二度死ぬ
初見。舞台の殆どが日本なのは嬉しいところなのですが、ツッコミどころで埋め尽くされた脚本でのショーン・コネリーが痛々しくて楽しめず、まさかの怪作珍作愚作に呆然状態です。ケン・アダム流石の仕事ぶりに+1点。 [インターネット(字幕)] 4点(2021-11-22 03:46:16) |
5. 007/サンダーボール作戦
《ネタバレ》 初見。舞台は海洋。制作費をたっぷりかけたアクション巨編という事ですが、手に汗握る場面が一度も無かったのはどういう事なのだろう。高価な器に入った味気ない料理を食しているかのような作品。ラストの大爆発も「あ、そういえば、原爆積んでたんだっけ」あとから気がついた次第です。 [インターネット(字幕)] 6点(2021-11-16 01:57:16) |
6. 007/ドクター・ノオ
初見。今でも退勤タイムカードに007とあると「!」反応してしまうゼロゼロセブン。ジェームズ・ボンド登場第一作は「アラビアのロレンス」に次ぐ興行成績を上げて後々50年超に及ぶシリーズ化となったのも頷けるものでした。スコットランド労働者階級という出自から断固反対するイアン・フレミングを押し切って起用したショーン・コネリーは、ボンド像を確立させた魅力溢れる姿。帽子を投げる小ネタ、ワールドワイドな舞台、敵に捕まる→脱出する(本作はチョッと安っぽかったですが)→悪の本拠地に乗り込む→ラスボスとの一騎打ち→イチャイチャキスシーンでお開き。スパイアイテムは無いものの、シリーズフォーマットも確立されています。「寒い国から帰ったスパイ」とは違って能天気・・もとい、明朗快活なアクション娯楽作秀作です。 余談ではありますが、「スペクター」の存在を知らしめたドクター・ノオが桂福團治師匠に似ている、あぁ、聴きに行きたい!チケット購入したのは私だけでしょう。 [インターネット(字幕)] 8点(2021-11-12 13:17:46)(良:1票) |
7. 007/ロシアより愛をこめて
初見。生真面目すぎずおちゃらけず。良い塩梅な007作品として肩の力を抜いて楽しめました。 「バルジ大作戦」ヘスラー大佐同様に無機質なグラント役で強烈な印象を残すロバート・ショウもさることながら、クレッブ大佐役のロッテ・レーニャがMIP。最期の悪あがきが痛々しい、もう少し華を持たせてあげられなかったものか・・・同じオバチャンとして思うところであります。 [インターネット(字幕)] 7点(2021-11-08 16:37:11)(良:1票) |
8. たたり(1963)
お化け映画でお化けを見せない演出に監督のこだわりが見えるところで、館の外観がモノクロ映像効果でお化け映画の雰囲気を感じさせます。好感はそれだけ。脚本・演技とも一本調子で退屈な上に心の内をペラペラ喋りまくるジュリー・ハリスの鬱陶しさに辟易。結末にも「あ、そうですか」ENDマークに「終了、解散」あっという間に忘れてしまうであろう作品。 [DVD(字幕)] 4点(2021-10-26 15:17:59) |
9. 太陽の下の18才
「女性上位時代」と共にレンタルして折角だから観てみました。他愛ない話で男性陣が皆おんなじ顔に見えて誰が誰やら状態。活気あるリゾート地に点数の全てを。 [DVD(字幕)] 3点(2021-10-05 16:26:01) |
10. 大頭脳
《ネタバレ》 天才と言われ澄ました顔していても何処か抜けているデヴィッド・ニーヴン、トニー・モンタナのような妹を溺愛するガサツなイーライ・ウォラック、全編トホホ顔のブールヴィル&超お気楽ジャン・ポール・ベルモンド。現金強奪に於ける個性溢れる三つ巴の争いで最後に笑うのは誰かという展開ですが、観ているこちらが笑いっぱなしのドタバタコメディでした。この手の作品におけるお決まりな宙を舞う札束ももの凄い量で爽快です。ニーヴンとベルモンド直接の絡みがほぼ無かったのが残~念~なところですが、 製作時においてフランス映画史上最大の製作費をかけたという力作且つ快作で十二分に楽しめました。 [DVD(字幕)] 7点(2021-08-29 23:35:03) |
11. 大盗賊(1961)
金持ちから奪う義賊のようでありながら山賊には違いないのでいくら格好つけても・・・・・この部分を封印出来れば楽しめるかと思われる活劇の快作。オープニング音楽に「あっ、これは!」すぐに分かったジョルジュ・ドルリュー、毎度の事ながらこれから始まる物語が素晴らしいとの確信でワクワクさせられます。安定のかっこよさを見せつけるジャン・ポール・ベルモンド、渋~いジャン・ロシュフォール、噛ませ犬キャラが光るマルセル・ダリオ、それぞれ輝いていました。そんな彼等を霞ませてしまったのがクラウディア・カルディナーレでため息の出る瑞々しさでありました。 [DVD(字幕)] 7点(2021-08-09 22:05:36) |
12. 大追跡(1965)
《ネタバレ》 オープニング音楽に、子供時分の旅行で電車が動き出した時のワクワク感が浮かびました。流石名匠ジョルジュ・ドルリュー。撮影アンリ・ドカエに、刑事もの?ギャングもの?音楽と合わないなぁ?本編始まって直ぐの接触事故でバラッバラになった車と当事者同士の掛け合いにコメディ作品だとわかりました。この二人、私は知らなかったのですが、フランスで知らぬ者無い喜劇役者というのが納得の存在感で、プッ、クスクス、アハハハ、ア~ハッハ~、大小取り混ぜて笑わせて貰えました。フランスならではの哲学的な台詞も印象的な2人の女性とのロマンスも盛り込まれた展開結末はお見事。あ~面白かった~、芯から楽しめた快作です。1965年度フランス興行収入第1位獲得も納得です。 [DVD(字幕)] 7点(2021-07-09 15:49:22) |
13. 007/カジノ・ロワイヤル(1967)
007作品でのシャルル・ボワイエに期待を寄せたのですが。「まだか、まだか」と思っているうちに終了して愕然。速攻観直して確認出来ました。眼鏡のせいもあるし、オーラが感じられなく残念。「ジョージ・ラフトはどこに出てた?」で更に再見でやっとこさ発見。泥沼に咲いた一輪の蓮の花を思わされたコイントスの姿・崩れ落ちる姿に往年の名シーンが甦ります。イメージが覆りそうな弾けっぷりのデボラ・カー、針で突いたら弾け飛んで行きそうな存在感満点な巨体オーソン・ウエルズ、イメージにドンピシャだったネズミ男っぷりの大嫌いなウディ・アレンが印象に残ります。他にもスターがズラリと居並び、馬鹿丸出しのコメディで共演している事に感心します。超絶駄作にしてある意味貴重な珍作。 [DVD(字幕)] 3点(2019-01-27 23:30:40) |
14. 脱走特急
《ネタバレ》 一瞬も目が離せないスリル満点の物語でフランク・シナトラ、トレヴァー・ハワード、ウォルフガング・プライス、オリアリ大尉、コンスタンゾ大尉それぞれ味わい深いキャラクー達が輝いていました。とある所でライアン大佐が死ぬ事を知ってしまった上での鑑賞が何とも残念ですが、最後の一歩が踏めなかった全力疾走に鳥肌が立ち、ラストの台詞に涙が止まりませんでした。脚本・演出・撮影共に一級品で「大列車作戦」と並び称される傑作。 [DVD(字幕)] 9点(2018-06-16 23:01:31) |
15. 太陽の中の対決
《ネタバレ》 「白人は助け合うのよ」と言いいながら先住民は虐げてきた。ペラペラ喋る女性に対するポール・ニューマンの淡々とした言動の端々に窺える憤りに寒々しさを感じる。hombreとしての最期も寒々しかった。フレデリック・マーチとの絡みが物足りないのがとても残念。 [DVD(字幕)] 6点(2018-03-31 20:56:44) |
16. 太陽が知っている
4人の思わせぶりなだけの姿をダラダラ垂れ流すだけのつまらなさでイライラし通し。ポカーンとするのみの結末に詐欺に遭ったような脱力感で一杯。企画・配役・脚本・演出・邦題(まで)全てが安易な愚作。 [DVD(字幕)] 3点(2018-02-04 00:55:50) |
17. 大列車作戦
《ネタバレ》 操車場の爆撃、単機による列車掃射、機関車の衝突、全てのシーンが臨場感に溢れる息を呑む迫力で撮影の困難さが想像出来ます。 「わが命つきるとも」で信念を貫き通したポール・スコフィールドが演じる悪役は、絵画に対する異常な執着心を持ち、やはり偏執的な信念を貫き通しておりました。一言の抗弁も許さぬ無言の目力に見惚れてしまいナチス式の敬礼までかっこいい。バート・ランカスターとの最後の対決は圧巻。盗人猛々しく価値観をまくしたてる威風堂々とした大佐に無言で引き金を引くラビッシュ。転がる多数の木箱と多数の射殺体が戦いの虚しさを漂わせます。傑作。 [DVD(字幕)] 9点(2017-10-15 01:07:45) |
18. 007/ゴールドフィンガー
ハロルド坂田と金粉まみれの死体と主題歌が記憶に残る本作。観直してみて、つっこみどころ満載の展開ながら、後の作品でエスカレートしてゆく、白けてしまう人間離れした活躍を思うと、作品全体のまったり感もまた良しといったところです。そして、ハロルド坂田演ずるオッドジョブがシリーズ屈指の悪役である事を再認識しました。 [地上波(吹替)] 6点(2011-01-16 12:41:04) |
19. 大脱走
《ネタバレ》 冒頭のテーマ曲に家族3人でテレビ鑑賞した子供時分の光景が甦りました。 「腐った卵を集めている収容所」に不似合いに漂うヒューマンな空気の中、エンターテイメント性を前面に押し出した脱走劇に釘付けです。逃げ切れた者3名という厳しい現実にほろ苦さを味わい、ラストのヒルツと収容所長の会話に命があることのありがたみを感じ、独房のボールの響きに「自暴自棄になるんじゃない」との激励を聞きました。キラ星の如き男優陣の中で偽造屋を演ずるドナルド・プレザンスがマックィーンと共に一際輝いていました。 【2023.5.25追記】 午前十時の映画祭 ♪ターンタンタタタンターン タタン タカタカタタタン タンタンタカタカタン で早くも感無量。 クレジットの HANNES MESSEMER に「昨日観たばかりやないの、この人が所長やったんか~」 ドイツ空軍をナチスと一緒にするなと言わんばかりの姿にやはり惚れ惚れ。歴史的名作に相応しい名演でありました。+1点 トイレ休憩を挟んでのあっという間の3時間大満足のひとときでありました。 [映画館(字幕)] 9点(2009-11-03 23:48:47) |
20. 太陽がいっぱい
《ネタバレ》 本作をたまたまテレビ鑑賞したことがきっかけで映画の世界に引き入れられ、アラン・ドロンに中学生になるまで夢中になりました。約40年を経ての鑑賞です。当時は理解できなかった「太陽がいっぱいだ」という一言から満ち足りた表情で電話の呼び出しに向かうラストシーン。夢と命の終焉を告げる音楽はやはり切ない響きがありますが、「願いが成就した時が終わりであること」の幸福さを感じました。陽の光を浴びたいという狂おしい程の一念を青い瞳に宿したアラン・ドロンは今観ても一世一代の名演技でした。 2024.8.19追記 ドナルド・サザーランド 88歳、アヌーク・エーメ 92歳、ジーナ・ローランズ 94歳、アラン・ドロン 88歳 皆さん逝ってしまわれました。 悲し過ぎます。 合掌。 [DVD(字幕)] 8点(2009-05-10 23:57:07)(良:1票) |