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ミスター・グレイさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 565
性別 男性
自己紹介 三度の飯より映画好きです。どうぞよろしく。
※匿名性ゆえの傲慢さに気を付けながらも、思った事、感じた事を率直に書いていますので、レビューによって矛盾が生じていたり、無知による残念な勘違いや独善的で訳分らん事を書いているかもしれませんが、大きな心でお許し下され。
※管理人様、お世話になっております。
※レビュワーの皆様、楽しく読ませて頂いております。

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1.  第9地区 《ネタバレ》 
有名な役者は登場せず、いかにも現実世界の人間のようでありながらも、その顔は記憶し易いような役者の選考はバッチリですし、人間よりも微妙にデカくて微妙に反抗しないながら親しみは全く持てないグロテスクなエイリアン像も良いと思うのですが・・・前半部のインタビュー形式でリアルさを求める安易さはいただけませんし、揺れまくる手ぶれカメラに素早くカットが変わる画面の目まぐるしさは私の動体視力では付いてゆけません。目を背けたくなるような衝撃的シーンもあったはずですが、まるで目撃しなかったとすら思えます。・・・ただ、それでも後半に人間とエイリアンが互いの目的を果たすために協力し合い戦い始めてからは一転して段々と面白くなってきます。ロボットでの銃撃戦は良く出来ていますし、実に軽薄そうだった主人公が片目エイリアンになりながら宇宙船を見上げる最後の表情こそが、人間の尊厳に満ち清々しいものなっているのもどこか感動的です。
[DVD(字幕)] 7点(2011-04-12 18:26:44)
2.  ダイ・ハード4.0 《ネタバレ》 
不死身の男マクレーン、しかも4作目ともなれば、もはや地球に隕石が降り注いだとしても死なないでしょう。ということで本作にはハラハラドキドキは求められず見せ場はド派手なアクションになるわけですが、これがなかなか工夫されていて面白いです。例えば、ヘリに襲われれば手始めに消火栓を破壊し反撃する。これは何とかしてヘリを撃ち落とすに違いないと思っていると、パトカーで撃墜するいう予想以上の離れ業をやってのけてくれます。あるいはマギー・Qに車ごと突っ込みブレーキなど決して踏まない。半ば自殺行為にもかかわらずマクレーンは自分でも不死身だと認識しているようで、その無茶苦茶さがノンストップのアクションを生み出しています。その究極が戦闘機との戦いであって、道路もぐちゃぐちゃになりターミネーターのシュワちゃんだって機械の部分をポロリと露出してしまいそうな激しい攻撃を受けることもマクレーンだからこそ可能なのです。生身の肉体の痛みは失われてしまった感はあるものの、シリーズとしての繰り返しを余儀なくされるのであれば、これぞまさに〝ダイ・ハード〟の続編だと思います。
[DVD(字幕)] 8点(2010-05-31 18:30:05)
3.  ダージリン急行
しょうもない兄弟のしょうもない親睦会を見せられている感じなのですが、それがなかなかどうして可笑しい。予定表がありながらも行き当たりばったりで、移動している感じがするのもいかにもロードムービーであり、三人兄弟と一緒に旅をしたくなってしまいます。そして全編を通して脱力気味であるにもかかわらず、随所で意外なまでに躍動感に満ちていますし、何度か使われるスローモーションも面白く、久しぶりに良いスローモーションを見たという感じです。・・・ただ残念?なのは、これの一番面白い所は冒頭に登場する本編とは何の関係もないビル・マーレーのシーンだったりするところです。…何の関係もないついでにもう一つ、三人兄弟のなかで最も男前なオーウェン・ウィルソンは包帯グルグル巻きで顔を隠していますが、彼は現在、プロ野球の巨人に在籍しているグライシンガーにソックリですね。いやぁただ誰かに伝えたかっただけなんです。ごめんなさい。
[映画館(字幕)] 8点(2009-05-08 18:34:41)(笑:1票)
4.  ダーウィン・アワード 《ネタバレ》 
人間の突拍子も無い発想から生まれるダーウィン的事故を見聞していくのですが、その〝目線〟が工夫されています。たまにわざわざドキュメンタリー男のカメラの枠を画面に表示させ、観客の目線をドキュメンタリー男のものと同化させているのです。ドキュメンタリー男の姿は画面に映りませんし、時にその存在も無かったもののように扱われますので、あたかも神の目線の如く、人間の奇妙な行動を観察するダーウィン的なファインズを観察するのです。・・・ところが、途中からこのドキュメンタリー男のカメラを構えた姿がチラチラと映し出され始めます。〝あらら、おかしいぞ、神様の姿は見えないはずだろ?〟と思っていましたら、最後の最後でドキュメンタリー男がダーウィン的行動をして画面にもろにインしてくるのです。まるで雲の上から下りて来るように屋上からファインズの位置まで落下してきます。つまりアホな連中だなと思って見ていたら自分もダーウィン的人物の仲間だったというわけです。神の目線は事件の真相を映し出していた固定カメラの方だったのです。当初はハンディカムで撮ってドキュメ風なんて安易でお粗末すぎやしないか?と思っていましたが、見事な仕掛けでした。と言う事で、素敵なダーウィン的人類に幸あれ!
[DVD(字幕)] 7点(2009-04-14 18:18:56)(良:2票)
5.  ダークナイト(2008)
お話としてはシリーズ中一番良く練られている思います。が、映像として見た時、はっきり言って何を見たのか印象に残らないくらい画面に深みが無ければ実際に奥行きもありませんし、動きまくっていて全く面白味がありません。長い尺にもかかわらずそれでも足りんとばかりに、詰め込まれた物語をスピーディーに処理しようとしているために画面の方は全く練られていないのです。夜のアスファルトを濡らせて光らせることすらしていませんし、見てもらいたいシーンとか重要なシーンとか無いんじゃないかと思ってしまうくらい平坦なのです。当然アクション・シーンともなるとさらに何がどうなっているのか訳が分からずで、とにかくバットマンが暴れているということしか分かりません。これはノーラン版一作目の「~ビギンズ」でも同じようだったので、この辺りがノーラン監督の限界なのかと感じずにはいられません。 ただ、やっぱり筋書きは面白いですし、演技が絶賛されている亡きヒース・レジャーのジョーカーは確かに良かったです。あれは声が素晴らしい。
[映画館(字幕)] 5点(2008-08-15 17:53:24)
6.  題名のない子守唄 《ネタバレ》 
トルナトーレ監督、六年ぶりの新作なのですが今までの心温まる寓話的作風とは無縁のとにかく辛い辛い現実的な裏社会の映画。これまでの囚われが夢であるとしたら今回は悪夢。このブランクの間にトルナトーレは一体?と思うほど題材も異なれば撮り方も若干今風になっています。何と言いますか物語やメッセージを伝えようとするあまり繊細さの欠けたような作りになった印象です。記憶をたどるように回想シーンを挿入するフラッシュバックは少々乱暴で、どうしてわざわざサスペンスタッチにするのか疑問に思いますし、たびたび使われる覗きという行為や階段という装置は好ましいのですが、どちらも昇華し切れているとは思えません。さらに主人公イレーナ視点で進みますが、過不足無く等身大の女を描写しようとしたためか悪の部分も大きく、イレーナ目線では物語に付き合い難い作りになっています。 ・・・それでも心情のような冷めた画面や残酷な描写による暴力の普遍的支配力、過酷な状況下にある悲劇性、強烈過ぎる愛は徹底していますしモリコーネの音楽は言語並の力を有しているので、子どものいる女性の視点から観たらもっと違う印象になるのかもしれません。例えば、自由の喪失を意味するように縛り上げられた自身の体験をなぞらえテアを縛り何度も押し倒す場面など鬼気迫るもので、愛があるとはいえ男親は娘に対してこんなこと絶対出来ないと思います。 ・・・それからもう一つ、ラストになってロマンチスト・トルナトーレが顔を覗かせます。イレーナとテアの再会シーンは両者満足げな表情で幕を閉じます。しかし現実としては、いくら濃い時間を過ごしても幼い頃の短期間、まして刑務所の壁に隔たれればいつしか疎遠になるというのが世の常でしょう?私はてっきりあの後ベッドで夢見るイレーナの姿が映るのかと思いましたよ。彼女に救いを用意したあたりが夢追い人トルナトーレらしいですね。 ・・・で、結局のところトルナトーレならば〝もっともっと〟ということでちょっと辛目に6点で。 
[映画館(字幕)] 6点(2007-09-28 18:27:47)
7.  ダウン・イン・ザ・バレー 《ネタバレ》 
車が激しく行き交う交通量の現代と過去の遺物のようにテンガロンハットを被りカウボーイの出で立ちをするハーレンの対比は極めて明確ですが、物語自体は不明瞭な部分が多いです。憑かれてしまったようにウェイドを敵と確信し行動を抑制できないハーレンの姿に何かを感じるほど背景が描かれていないのですから。それでもトーブを撃ったもののロニーを救出しようとした行動にはハーレンの信念が窺えます。おそらく西部劇のヒーロー気取りで現代社会に巣くう病を敵視し、愛するトーブを守るという使命をえて実際に制裁を加えようとしている。その姿には恐怖を覚えます。我こそが正義と常軌を逸してしまったハーレン自身も現代社会の副産物であり病の一部としているのでしょうが、自称でも正義を異常に描くことにより逆に世の中の腐敗を表現しているとも考えられます。前半の甘いラブストーリーから一変する後半の狂気。鏡に銃を向けるシーンなどもあり「タクシードライバー」を彷彿させます。
[映画館(字幕)] 6点(2006-12-29 16:40:51)
8.  大統領の理髪師 《ネタバレ》 
軍事独裁政権の圧制時代の韓国を一般庶民の目線から描き、しかも語り部が子供のなので柔らかくなっているところが良いです。何でも無いただの理髪師が権力世界へ巻き込まれるという喜劇的で悲劇的な面白さ。どんな場面もシリアスな雰囲気になり過ぎることなく終始コメディタッチで描き、親子の愛を軸にしているのも好感が持てます。ただ後半、近所の仲間が〝マルクス病〟の疑いで連行され死刑になってしまうなど、スカッと笑えず少々引っ掛かるところもありました。それでも淡々と進む物語は感動の無理強いがなく、それでいてとても力強く胸に伝わってきますし、最後に禿かかっている新大統領からも理髪師の依頼を受けたハンモが「御髪が伸びたらまた来ます」と権力に対して一市民のせめての反抗を見せるのは気分爽快です。ソン・ガンホは『殺人の追憶』で認識しましたが良い役者ですね。ハンモのような役もピッタリです。子どもの足が治った時の感極まった表情にラストの二人並んで自転車に漕ぐ時の笑顔。これらのシーンには台詞が無いんですよ。それなのにもう完璧に伝わってくるのですから素晴らしいの一言です。
[DVD(字幕)] 7点(2006-11-29 17:36:50)(良:1票)
9.  ダ・ヴィンチ・コード 《ネタバレ》 
原作読後に鑑賞。原作が長編であったり複雑であるとよく起こり得る事ですが、本作も例に漏れず読んだ者には物足りなさを、読んでいない者には不明瞭さを感じさせるのではないでしょうか。本作の見所はラングドンとファーシュの追いかけっこでもなければ、導師の正体は誰だというネタバレでも何でもなく、ソニエールの残した天才的な暗号の解読にあります。ところが映画はフィボナッチ数列の説明をせず、クリプテックスを一つ省略しただけではなく言葉の壁にぶつかる度に難なくすいすいと進んでいくので、ソニエールの存在が非常に軽くなり、ラングドンやティービング、ソフィーの個人的必要性を感じられませんし、観客として謎解きを楽しむ暇もありません。そして原作と大きく筋を変えた結末は劇的な効果を狙ったのでしょうが映像としての印象は格別無く、私にはやはり原作の方が物語りの終りを感じました。 やはり〝言葉遊び〟に適した最たる媒体は活字であり映像とは思えませんので、ストーリーを追うだけになるのなら思い切った変更があっても良かったのではないでしょうか。という訳で、結局のところ新聞についているパズルを楽しむ類である私は楽しく読んで、楽しく観たのは確かですが、普通のエンターテインメントであり話題先行型であるのは否めないと思いました。・・・ところで、こういうのを見るとローマ字は良いなぁと思ってしまいます。漢字は一字だけで意味を成す素晴らしい文字だけれど、言葉遊びに関してはローマ字にはかないません。スペルの並び替えや短縮で幾通りも単語を作れるのですからね。
[映画館(字幕)] 6点(2006-06-24 11:43:17)
10.  ダーク・ウォーター 《ネタバレ》 
久しぶりにティム・ロスがスクリーンで見られるという事で映画館まで足を運びました。もとネタの「仄暗い水の底から」は未見なので比較はできません。それでも同じジャパニーズホラーのリメイク作「ザ・リング」とはだいぶ趣向が違いますね。なにしろ全くと言って良いほど怖くないのです。なぜならこの作品はホラーがメインではなく、ある悲しい女性の物語が軸になっているからです。これも因果応報なのでしょうか、親のなした罪のために娘が贖罪をするのです。その悲劇的物語が実に丁寧に撮られています。登場場面は少ないながら脇役陣もいわゆる実力派で固めてます。いかにも商売人な不動産業者のジョン・C・ライリー、なおざりな管理人にピース・ポスルスウェイト、そして一癖ある弁護士にティム・ロス。こういうありがちな設定は作品をチープにしがちなのですが、そうはならないのはやはり監督と俳優が巧いからに他なりません。でもだからと言って演技を楽しむタイプの作品ではありません。彼らの技量によりスキの無くなったストーリーをじっくり観るという事です。  もしこれから観ようと思っている方がいらっしゃったら、ホラーとして観ない事をお勧めします。
[映画館(字幕)] 7点(2005-11-18 12:59:17)
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