1. 太平洋ひとりぼっち
《ネタバレ》 今から50年近くも前にヨットで太平洋横断を成し遂げたという事実だけで凄いこと。実にあっけらかんとしてどんな困難にも前向きな態度や台詞で乗り切っていく姿に堀江謙一という人のキャラクターを十分感じる事が出来る。目的地に着いて、外国人に囲まれ英語の質問で捲くし立てられ、辟易するかと思ったらほったらかしではっちゃける。う~ん感じる関西魂。海外でのもてはやされぶりと、日本で家族が申し訳なさそうに会見している姿の対比も面白い。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2008-04-06 22:04:02) |
2. ダーティハリー5
《ネタバレ》 殺人自体に現実味がない。突っ込みどころ多数でまったくもっていい加減。犯人は万能の透明人間じゃあるまい。悪趣味な監督と悪趣味なレポーター。彼等悪趣味とハリーの戦いかと思ったら、最後はハリーも銛で犯人を突き刺しにするという悪趣味に走ってしまってがっかり。もうなんでもありだね。 [DVD(字幕)] 3点(2008-04-06 21:41:42) |
3. ダーティハリー4
《ネタバレ》 ハリーが間接的に殺人幇助してしまっているような流れがどうも。その上、死んだレイプ犯に連続殺人犯の罪を着せてめでたしめでたしという流れ。これでは私刑斡旋業だ。今回は相棒らしい相棒は存在せず、犬が相棒だろうか?それともそれを贈った黒人の彼が相棒?そしてその黒人さんは何の関係もないのにレイプ犯たちに殺されてしまって、関係ありまくりのハリーは襲われても殺すことはせずにボコって海に落とすだけって、どういうことよ。やるなら逆でしょ。おかげで復活したハリーが灯りをバックにしてシルエットで登場と、西部劇的演出。このシリーズが西部劇ノリだということへの開き直りのように思えて妙に面白かった。それにしてもイーストウッド、前作から急に老けたと思ったら前作から7年ぶりなんですな。そりゃ年も取る。 [DVD(字幕)] 4点(2008-04-06 21:33:14) |
4. ダーティハリー3
《ネタバレ》 今回の犯人は殺人を楽しんでいるという設定が1の犯人を思わせるが、あちらのような空恐ろしいリアリティはなく、ただの犯罪集団。何の深みもない。アルカトラズ刑務所に乗り込んでの対決はそれ程見るべきものもない。中盤で前振りしたバズーカで犯人を木っ端微塵にして終了。でもその前に犯人が何故か市長を手放して一人塔の一番上に上がっていくということが、撃ってくださいと言わんばかりで冷める。それにしても序盤のカフェの強盗団にといい、殺さんでいいのに殺しまくりですな。まあ普通のアクション刑事もの。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2008-03-09 19:02:40)(良:1票) |
5. ダーティハリー2
《ネタバレ》 ギリギリ前作の匂いは残しているものの、前作と比べると見劣り感は否めない。大体ハリーの位置づけが変わってしまっている点がどうも。始めのハイジャックのシーンからして無茶苦茶で、ここで既に1とは別物だということは良く判った。悪徳警官との対決も全員殺して解決だぜという西部劇的ノリ。法の枠とのジレンマというハリーシリーズのテーマは見られても、2以降はどんどん普通のエンターテイメント映画に落ちていってしまっている。3以降よりは見られるが面白いわけではない。それにしても停止スイッチのついた爆弾って、目覚ましじゃないんだから。 [DVD(字幕)] 5点(2008-03-09 18:54:45) |
6. タイガーランド
《ネタバレ》 無闇に上官に反抗するだけで、根性のなさそうな主人公。魅力的でもなければ、感情移入も出来ない。一体何が言いたくて何がやりたいのかのねぇというキャラクターで、それが作品の印象にも繋がって、なんかピントがぼけた後味しか残らない。無用にいがみ合うライバルの存在など、鬱陶しい要素も多かった。 [DVD(字幕)] 5点(2008-03-07 20:30:53)(良:1票) |
7. 誰が為に鐘は鳴る
《ネタバレ》 一見戦争映画のような体だが、結局これは恋愛映画なんですね。そう割り切らないとかなり厳しい。しかし、あんな状況でいちゃいちゃするってのはどうなんだろう。主人公も初めからスケベ心丸出しなくせに、女にかまける時間はない発言。嘘こきなさい。あんな経験がありながら、妙にピュアなヒロインも謎。過去が過去として都合のいい時しか影響してこない典型に思える。トラブルメーカーのパブロを何故か殺さないのも最後の山を作りたいばかりのように見える。不出来なご都合ものな話で萎える。こんな恋愛映画を二時間半超の尺で見せられてはかなわない。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2008-02-21 18:38:56) |
8. ダーティハリー
《ネタバレ》 犯人の男が能力が頭抜けて優れていたりするような男ではなく、少しばかり悪知恵の利くだけの弱弱しいサイコ野郎というところが現実的でかえって恐ろしい。自分が狙った獲物が物陰で見えなくなった時に酷くイライラしたりするなど、リアリティを感じさせる描写に優れているため現実味の比重が高く、時折見せる娯楽性故の強引さもしらけることなく受け入れられます。 [DVD(字幕)] 8点(2008-02-21 18:23:18)(良:1票) |
9. 太陽はひとりぼっち
《ネタバレ》 冒頭、別れ話をさんざ話し合った後らしい二人のシーン。なんのメリハリもなく、意味なく続く20分間に唖然とする。なんだろうこれは。あんなに未練たらたらでどうしようもなくなっている状況で、男が髯を剃ることにも驚く。どういうことだ。妙な余裕かまされても困る。とにかくこのダラ付いたシーンの連続でこれが2時間以上も続く。思い出しただけで恐ろしい。映像優先で根拠もない行動もちらほら。作り手の狙いは理解出来ないわけではないが、この手のインテリ風の狙いは透けて見えるだけに、そこに衒いや小賢しさの方を強く感じてしまう。まあ自分には向かない映画だった。 [CS・衛星(字幕)] 1点(2008-02-10 15:33:25) |
10. ダイナソー
《ネタバレ》 人間を恐竜に置き換えてるだけなんですな。出来れば全編会話なしというストイックな映画だったら良かった。映像は綺麗で、巨大な隕石が落ちてくる映像にはかなり心惹かれるものがありました。ストーリー自体は捻りはなし。普通です。ただリーダーの死に際など、感動を誘うような最後の会話がありそうなところでも、全く会話なしに既に死んでいるという潔さ。これは良かった。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2007-09-18 20:02:40) |
11. ダンサー・イン・ザ・ダーク
《ネタバレ》 確かに不幸で救いようのない話。親友も主人公が貯めた金を弁護資金に使うのではなく、自分でカンパ集めて弁護資金を用立てようぐらいの努力は出来ないもんかね。最後の文章は、死刑に対するものなのか障害者差別に対するものなのか判りづらい。前者とすればそれを主張するには映画の内容がずれているし、後者とすればこんどは文章内容が微妙にずれている。字幕が不出来だったのかもしれませんが。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-08-09 22:51:14) |
12. ダロウェイ夫人
《ネタバレ》 裕福な階層の初老の女性の若干のノスタルジー。これがこの階級の人間的、あるいはイギリス的と言うべきなのか、やたら裏表のある人間が多い。主人公は結局自分のことばかり。偽善的な嫌なばあさんです。短く短く回想シーンを交えるつくりはそれなりに良く観ていてそれほど飽きはしなかったが、こんなばあさんのノスタルジーに付き合わされるのは厳しい。どうでもいいです。自殺する男に随分時間を使って描いているが関わりがあまりに薄く、そこまで時間をとって描く必要はないように思う。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2007-07-23 20:42:02) |
13. タイタンの戦い(1981)
《ネタバレ》 特撮がちゃちく見えてしまうのは時代的に仕方ないとは思って観ていても、ちょっとつらめ。この手のものに思い入れがないと、今更新規で観るには辛いのかもしれない。主人公があまり魅力的ではなく、冒険心も掻き立てられなかったため、終始退屈気味。さんざ身勝手な神々に、最後に愚かな人間たちよ的発言で締めくくられるのもんだかなぁです。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2007-03-17 23:00:35) |
14. TAKESHIS’
もっとダメダメかと思ったが、記憶の再編はそこそこ面白く、思ったよりも観られる。しかしこれまた尺が長すきで飽きが来ます。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2007-01-20 19:29:02) |
15. ダンボ(1941)
主人公のダンボが一言も喋らないってのは結構意外。古いアニメなのでかなりほのぼのとした作りで良い。 [DVD(字幕)] 6点(2007-01-20 19:24:33) |
16. ダイ・ハード3
《ネタバレ》 ダイ・ハードに行動を共にするような相棒は必要ないでしょ。ダイ・ハードの魅力は主人公一人だけ真実に気づき、周りに理解されない中、閉塞的な現場の中で孤独奮闘することなんじゃなかったのか。一緒にがんばる相棒作ってどうすんのよ。閉塞的な現場も1のビルから2の飛行場、今回はついにニューヨーク市内とどんどん広くなり、広くなりすぎてもう限られた場所で主人公の活躍なんて話でもなくなった。派手にやってるが、本当に普通のアクション映画に成り下がりました。そして普通のアクションとして観ても全く面白くない。妙にコメディ要素が高くして大すべりでマイナス。事件がクリスマスの日じゃないってのもマイナス。なんで毎回クリスマスにってのは、不自然に感じたとしてもそこが面白いのに。それに復讐を語る今回ならクリスマスに決行する理由も十分あっただろうし。 [DVD(字幕)] 1点(2006-12-17 22:43:09)(良:2票) |
17. ダイ・ハード2
悪くはない出来だと思うが、やっぱり1の面白さと比べるとかなり落ちる。それでも周囲に理解されずに孤軍奮闘する感じもしっかり出ているし、続編としては成功している部類だとは思います。 [DVD(字幕)] 5点(2006-12-17 22:15:55) |
18. ダイ・ハード
《ネタバレ》 最後のアレはちょっとやりすぎな感じはするけど、様々な娯楽性に富んでいて、今観ても十二分に楽しめる。なんといっても限られた空間での攻防という要素が抜群に効いているし、巻き込まれた男がぶつぶつぼやきながら渋々孤軍奮闘するところが妙に魅力的。「あんなに人を怒らせるのはあの人しかいない」という奥さんの台詞が良いです。 [DVD(字幕)] 8点(2006-12-17 22:02:20)(良:1票) |
19. ダ・ヴィンチ・コード
原作未読。逃亡劇の方がメインに見えて、ダ・ヴィンチの謎解きが殆ど刺身のツマのように感じてしまう時点で出来がいいとは言い難い。ちょっとした論争の部分に若干の面白みを感じたが、それだけで二時間半はやはり長い。 [DVD(字幕)] 4点(2006-12-08 21:51:18) |
20. 単騎、千里を走る。
なんとも微妙。この監督さんらしく素人さん多数出演は良い味が出ているし、それなりに感じるものもあるんだけど、どうにも退屈なんです。 [DVD(字幕)] 5点(2006-11-13 17:51:25) |