1. ちょっと今から仕事やめてくる
《ネタバレ》 後半30分がまるで違う映画になっていて、なおかつ冗長だという意見に賛成。 「ヤマモト」が主人公になってどうする。小池栄子は今や北条政子にしか見えない。バヌアツの良い面だけ取り上げすぎ。 そもそも会社を辞めるまでが長く、明らかにブラック企業なのに居続けるのが理解できない、現実的に上司があんな奴ならもっと上に部下の不満が届くだろうし、もしワンマン会社なら部下が萎縮して業績悪化し続けていくのは確実なので、やりすぎ。 妻帯者だったり借金があったり若くなかったり、という理由で仕事を辞めたくても辞められない多くの人にとって「ヤマモト」は現実にはいないし、次が安定した雇用かどうかは分からないのが現実。ファンタジーじゃなくて、きちんと辞めてきちんと次の企業で再生していくプロセスを描いてほしかった。 あと個人的に好きな黒木華さんが悪女として使われているのも嫌。屈託のない微笑をくれる癒し系で出してあげれば良いのにね。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2022-07-27 06:53:15) |
2. 地球の静止する日
《ネタバレ》 これはSFの古典であり、名作と言ってもいい。白黒の昔の映画だからと期待しないぶん、かなり良かった。 アイデアや世界観も良いが、主人公のセリフやたたずまいからして「品格」を感じるのだ。 この前テレビでやってた「アルマゲドン」を観ちゃったあとということもあるが、シンプルで重厚な作りは悪くない。 結局、説教かよというツッコミもあるが、この期に及んで滅亡への道を進みかねない地球人の頭を冷やしに来るんなら大歓迎だ。 終わり方もシンプルで良い。 当然ながら「死ぬまでに観たい映画1001本」のうちの一本。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-07-26 19:13:15) |
3. 小さな恋のメロディ
《ネタバレ》 英国版「ぼくらの七日間戦争」ですかね。抑圧的な親や教師に反発する子供たちの生々しい姿を、音楽にのせて瑞々しく描く・・・というと魅力的な作品かと思いますが、個人的にはつまらなかった。 「オンザマユゲ」みたいなクスッとさせるシーンもなければカタルシスもない。気弱な主人公が可愛い女の子とうまく恋に落ちていろいろ悪さをするんですが、ユーモアというか面白さに欠けるんですよね。 これが欧米ではなくて日本で受けたのも、管理社会からの抑圧にモヤモヤ悩んでいる人が多いからなんでしょう。 ただ、イギリスでも人の真剣な恋をからかう奴とかリアルに描いていて、学園のシーンがなかなか本物っぽく撮れていたのは感心しました。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2022-07-25 15:38:25) |
4. チャップリンの独裁者
《ネタバレ》 ちょっと期待しすぎた。全体的に冗長で、ユーモアもそれほど面白くない。最後の演説も普通だった。 それでも第二次大戦直後に作られたというこの作品は意義あるものだし、これからもファンを作っていくだろうとは思う。 でも自分にはあまりに響かなかった。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2021-05-08 21:25:47) |
5. チャーリーとチョコレート工場
下の【いっちぃ】さんと同意見。かなり退屈な内容だった。 なにか現代の米国を揶揄している内容だと取れば深いのかもしれないが、会話のやりとりが的はずれで面白くないし、次の展開もワクワクしなかった。一度見れば充分かと。 でもリスの部屋がいるダストボックスエピソードは面白かった。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2019-12-15 18:36:45) |
6. ちはやふる 結び
《ネタバレ》 相変わらずぴったりの配役や抑えの効いた演出などは素晴らしかったが、肝心のストーリーが詰め込みすぎてダレた。 部長の退部などのエピソードが訳が分からないし、後輩の二人にも魅力を感じなかった。 この三部作では8点→7点→6点とどんどん魅力が薄れていく感じ。 最後なので名人戦やクイーン戦でのカタルシスを期待していたのも大きかったのだろう。 [地上波(邦画)] 6点(2019-04-01 09:12:01) |
7. ちはやふる 下の句
《ネタバレ》 疾走感に溢れた前作と違い、こちらは「静」といった佇まい。良い歳したおっさんなので、これはこれで良い。 相変わらず、ラストに向けての盛り上げかたが素晴らしかった。 主人公がクイーンに執着したり、新も祖父の死を引きずって大スランプに陥るなど、各自心の闇を抱えるなか、それを支える仲間のサポートがうれしい。 もっとつながれ!という主人公のまっすぐな思い、ちはやぶる状態でのハイタッチなどツボをついた演出は原作が良いからなのか、映画のスタッフや出演者が良いからなのか、まだまだ現代の日本映画も捨てたものじゃないなと感心させられただけも良かった。 [地上波(邦画)] 7点(2018-03-19 08:27:28) |
8. ちはやふる 上の句
《ネタバレ》 競技かるたという地味な競技をとりあげながら、それをエンターテイメントに仕上げているところが素晴らしい。 壁に突き当たっている個々のキャラクターが変わっていってチームの絆も強まっていくという展開が見事。どんどん面白くなって惹きこまれる 個人的に和歌にとても興味があるので、何度も見返して百人一首に親しんでいけるのもありがたい。 [地上波(邦画)] 8点(2018-03-15 09:44:58) |
9. 沈黙の戦艦
前半は面白かったが、無敵で敵をなぎ倒していく一方的な展開に後半はしらけた。 全体的に画面は暗くて観づらいし、ストーリーも暗いので単純にアクションを楽しむというわけにはいかず、微妙だった。 [ビデオ(吹替)] 3点(2010-02-08 16:04:22) |
10. チルソクの夏
まっすぐで、微笑ましく、初々しい青春映画。淡い、切ない恋に、歴史や考え方の違いを織り込んで共感できる部分が多かった。監督がどういう意図で作ったのかはうかがいしれないけれど、これを見た人が少しでも得たものがあればいいのでは。あと、必要以上に下着シーンが多いのはなぜ? [CS・衛星(邦画)] 6点(2007-11-22 17:21:19) |
11. チャップリンの冒険
最初から最後までにやりとさせるドタバタ劇。無声映画としては、アイデア満載で面白いのだけど、今の時代には…。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-05-01 17:33:08) |
12. チャップリンの黄金狂時代
下の【まさかずきゅーぶりっく】さんとほぼ同じですが、最後の小屋が傾くシーンにはけっこう笑わせられました。チャップリンの映画は初めて見ましたが、もう少し喜劇性が高いのかと勘違いしていました。爆笑に次ぐ爆笑、みたいな感じで。実際は意外とストーリー重視なんですね。次は「犬の生活」を見ます。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-07-28 21:04:58) |
13. 蝶の舌
期待外れでした。下で【Olias】さんがおっしゃるとおりですね。全体に暗くて分かりにくかったです。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2005-08-29 11:51:21) |
14. 散り行く花
悲しい物語です。東洋人が主人公というのは、日本人は親近感を持てるのでないでしょうか。いつの時代も、こういった物語があるのですね。私は常々「人間の本質」に迫る映画を観たいと思っているのですが、この映画はその条件を満たしていると思っています。かといってハッピーではない映画はどうしても評価点が低くなってしまいますが…。さて、この作品を見た晩に、夢を見ました。私が主人公の男になり、女性の病気の看病をしているのですが、胸にできた腫れ物を私が食べるという気持ちが悪い夢です。うえっ、今思い出しても気持ち悪くなってきた…。なんでこんな夢を見たのだろう…。「死ぬまでに観たい映画1001本」収録作品。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2005-06-21 09:28:40) |
15. 中国の魔法使い
これはあまりいただけませんでした。中国の人が見たら怒り出すんじゃないかとも思いますが。。。しかし、まだこの頃の中国って清朝だったんですね。うーむ。 3点(2005-03-11 19:59:36) |
16. チキンラン
期待外れでした。ニワトリが主人公といっても、典型的な勧善懲悪なので先が読めてしまい、正直途中だれました。ドタバタものですが、単純に子供向けの映画ではないところも気になります。(TV、日本語吹替版) 4点(2005-01-08 18:44:38) |
17. チャーリーズ・エンジェル(2000)
アクションは他のへなちょこ映画と比べると特筆すべきものがある。頭を空っぽにして、気分転換にみるとすっきりとしていいかもしれない。ただし、点数は高いけれど、一度見たら十分という作品。お色気だけでは、世界を制することは出来ない。 [ビデオ(吹替)] 6点(2004-07-31 11:07:32) |
18. 父の祈りを
《ネタバレ》 ものすごく出来はいい作品。しかし、15年という重さを受け止められるかというと、それもまた難しい。「ショーシャンクの空へ」と似たような展開だと思ったけれど、最後になってやっと冤罪が晴れるなんてね。救われない。重い気分になるだけ。自分が理想とする映画は、何度も見られて、気分がすっきりする映画なんで、こういう映画はどうしても点数が低くなってしまう。でも、6点以下にすることはできない。それほどリアリティに満ちている。演技が迫真に迫っている。実話がベースなんだよね、これ。自分としては、燃やした紙が舞うシーンよりも、テープを引きちぎって人格が壊れるシーンが頭に焼き付いている。 6点(2004-07-28 00:19:28)(良:1票) |