1. ちはやふる 下の句
《ネタバレ》 前作「上の句」のラストでチーム瑞沢が誕生したので「下の句」では初っ端から怒涛の快進撃を見せて欲しかったのですが、ドラマ部分が異様に長く葛藤ばかりで終始グダグダでした。一時間以上してやっと試合が来たと思ったらダイジェスト的な短さでこの映画は一体何がしたかったのだろうかと思いました。真剣祐は表情がいつも同じだし、本編前の予告で「四月は君の嘘」が流れ次世代女優・広瀬すずの一辺倒な演技は本作で早くも飽きてきました。内輪で盛り上がっているようですが、続編は観ないです。最早かるたは映画ではファッションとしてあるだけなので、この映画を観て原作のように「かるた面白い!!」とはならないのではないでしょうか。「しのぶれど」を取られて「ちはやふる」を取ってやった等の楽しい演出が随所に欲しかったです。監督と脚本は別の方がやって欲しかったです。クイーンは原作と外見的には似てないですが、松岡茉優さんの演技が良かったです。爺さんの葬式の日に二人でプレイは何かエロかったです。 [映画館(邦画)] 1点(2016-05-01 07:17:58) |
2. ちはやふる 上の句
《ネタバレ》 原作は17巻まで読みました。明朗快活な千早を初め、それぞれのキャラクターをうまく再現していると思います。アクションもとても迫力があり、皆が抱える葛藤も共感できるものでした。カルタの魅力を伝えて夢中にさせる原作より、少し青春ものの作りに思いましたが映画向きの良い解釈だと思います。千早が初めからある程度強いので、家庭で疎外感を感じ何もなかった千早が苦しみの中から自分自身を得たというエピソードは入れて欲しかったです。千早より机君の印象が強かった気がします。「上の句」(前編)なのに「下の句」(後編)にしか出ないライバルを劇場ポスターやパンフレットのキャラ紹介に普通に載せたり、パンフレットに「下の句」のライバルの場面写真も紛れて豊富に掲載するのはやめて欲しかったです。 [映画館(邦画)] 7点(2016-03-28 02:14:12) |
3. 小さいおうち
《ネタバレ》 私の母は「女中さんじゃないんだから」が生涯の口癖で長らく意味が良く分かりませんでしたが、本作は今より二世代前の生活様式がよく描写されていたため時間旅行のようでとても参考になりました。タキが時子夫人に強い口調で自分から提案した(予告編のシーン)事を実行せず運命が決まってしまったため、二人は信頼関係になかったという事で感動も無くわざわざ映画を作る内容だったのかと思いますし、映画としての満足度は低くなってしまいました。原作だとタキは時子夫人に恋していたという事ですが、残念ながらその複雑さは表現しきれなかったようです。60年も経てばあの時何故そのような行動をしたかの理由というかストーリーが自分の中で出来上がって言い訳がましく語る事もできると思いますが、それも無かったので薄っぺらい印象です。 [DVD(邦画)] 4点(2015-10-23 08:06:50) |
4. チョコレートドーナツ
《ネタバレ》 世間体や形式にこだわらず、一般的な家族以上に深い愛情を持って立派に戦った二人の姿が印象的でした。難しいテーマに自然に入り込めるようにした製作者の手腕も素晴らしいです。 [DVD(吹替)] 8点(2015-10-16 08:29:36) |
5. チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密
《ネタバレ》 ネタ映画だと思いつつも観に行きましたが、ネタにすらならない程のつまらなさにがっかりしました。物語は出だしからありきたりで、謎解き要素もそもそもありませんでした。主人公は最後までとぼけた感じなので愛着が持てず飽きてきますし、グウィネスは何を演じてもペッパー・ポッツで面白味が全くないです。ポール・ベタニーは顔が怖いので絶倫はともかくモテモテ設定に違和感を感じました。賑やかな予告編を何度も観たり、劇場の顔ハメ看板で写真を撮って公開前は存分に楽しませて頂きましたが、美術エンターテインメントとして「オークション・ハウス」みたいな要素をほんの少しでも期待したのは誤りでした。 [映画館(字幕)] 0点(2015-02-08 02:12:16) |
6. チェンジリング(2008)
《ネタバレ》 警部もすり替わった子供も、犯人も精神病院の人々も、適度に不快で誰が浮いているという事もなく調和が取れていて、皆良い演技だったと思います。未解決事件は好みですが、少々物足りなかったです。 [DVD(吹替)] 5点(2014-08-19 08:00:18) |
7. 超高速!参勤交代
《ネタバレ》 勧善懲悪もので、コメディかと思いきや戦闘シーンもしっかりしていて面白かったです。亀山(寺脇康文)は江戸時代でも亀山なんだなと思いました。佐々木蔵之介の居合が綺麗でした。琴姫役の舞羽美海(まいはね・みみ)さんが武家の娘を堂々と演じており、とても素敵でした。深田恭子が陣内にじゃなくて石橋蓮司に啖呵を切るのがスッキリせず、引っ掛かりました。くノ一の「死して屍拾う者無し」は使い方を間違えているような気がします。段蔵の最後のバトルも端折り過ぎていて、細かい所が雑だったのが残念です。 [映画館(邦画)] 6点(2014-08-12 08:32:00)(良:1票) |