1. テキサス・チェーンソー
《ネタバレ》 あのカルト中のカルト『悪魔のいけにえ』のリメイクをしようというのだから、そもそも負け戦なのは殆ど決まっているのですが、それを度外視すれば近年のホラー映画としてはまあ平均的な水準の作品であったとは思います。それでも矢張り観終わった後には、如何にオリジナルが素晴らしいかを考える結果になってしまったのは、まあ仕方が無い所でしょうか。 普通に良くないと思ったのは、劇中で同じ演出が何回か繰り返されてしまうことでしょうか。例えば、鉤に吊り下げられた人間を解体するというショックシーンですが、被害者の男性二人が同じ目に逢います。また、息を殺している所で、敵が近づいてくるも、実は隠れていた場所と敵が辿り着いた場所では無かったという、ミスリードも、精肉店と最後の車のシークエンスと二か所あってしまっています。全く同じ展開の繰り返しなので、正直あまり面白くない。 それから、この手のホラー映画で、死体の明確な破壊描写を映さないのは勿体ないと思います。正直、観ている方は(少なくとも私は)、被害者たちがどのような手で殺されていくかが楽しみなのですが、今作では一人以外の死の瞬間は殆ど明確には映されない。しかも、その一人というのも主人公が引導を渡したという結果ですし。 [DVD(字幕)] 5点(2015-10-23 23:34:16) |
2. ディノクロコ
由緒正しきB級映画。ワニというよりゴジラの出来損ないのような見かけのモンスターなのも御愛嬌。というか2004年の映画と知った時が、この映画で一番の驚きでした。安っぽいな~。 [DVD(字幕)] 5点(2011-03-15 23:24:55) |
3. テキサス・チェーンソー ビギニング
《ネタバレ》 オリジナルの「悪魔のいけにえ」とは違った演出が多く、ホラーのリメイクとして大いに楽しめました。チェーンソーでの惨殺を隠すことなく見せた事、安易なハッピーエンドにしなかった事、ヒューイット一家のキャラクターが良く出来ていた事、等が個人的に良かったと思います。特に偽ホイト保安官は良いですねー。彼こそがキング・オブ・キチガイでしょう。 [DVD(字幕)] 7点(2010-10-03 16:16:58)(良:1票) |
4. 鉄男 THE BULLET MAN
《ネタバレ》 鉄男の造型は前作同様に狂っていてカッコいいのですが、ストーリーが全く狂っていないのが残念でした。鉄男の出自や"Bullet Man"を作り上げる実験内容は入れなかったほうがいいんじゃないでしょうか。友人と「鉄男がフツーのアンチヒーロー物になっちゃったな」と話しながら映画館を後にしました。 [映画館(邦画)] 5点(2010-07-07 08:09:33) |
5. ティム・バートンのコープスブライド
《ネタバレ》 高い技術のパペット・アニメーションが魅力ではあるけれど、如何せんストーリーの展開がベタ過ぎ。次の展開が容易に想像出来てしまうのは問題だと思います。しかしそれを意識したのか、ストーリーの展開が早く、上映時間も短くなっていたのは良いですね。 ここからは私のティム・バートンへの愚痴になるのですが、彼を投影させた様なヘナヘナな主人公が、殆ど無条件に二人の美女から愛される展開は個人的に好きになれませんでした。こいつ序盤なんてピアノ弾けるだけじゃん。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2010-04-13 13:30:44) |
6. ディア・ドクター
《ネタバレ》 監督の出演者の持ち味を最大限に生かす演出に終始唸らされました。伊野の持つ、おおらかさ、優しさ、そして少し似非な感じが釣瓶と絶妙に合っていたのは流石としか言いようがありません。他の作品だと只の大根役者に見えるのに、この映画では非常に演技派に見える。素晴らしいキャスティングだと思います。 映画全体の出来も良く出来ており、邦画界もまだまだ捨てた物では無い事を再確認させてくれました。ラストで伊野の持つ、誰よりも優しい想いが伝わってくる瞬間が心地良い。 [映画館(邦画)] 8点(2009-09-04 21:44:03) |
7. D-WARS ディー・ウォーズ
《ネタバレ》 ハッキリ言ってアホみたいな映画です。映画としての粗を笑って楽しめる人(僕はそのタイプです)にはかなりお勧め出来ますが、良い映画が観たいって人には間違っても勧められる内容じゃありませんでした。話のジャンルとしては一応ファンタジーに入るのでしょうか。まあラスト20分位のLAでのドラゴンとの攻防戦パートの為だけにある様な映画です。他のパートは本当に出来が酷いです(良い意味で)。まず韓国のお話が、現代のLAで巻き起こるってのも無理のある話ですし、一組のカップルが友達の家でイチャイチャし出した瞬間にイムギに喰われたのには安直過ぎて抱腹絶倒モノでした。FBIが韓国の伝説を知る理由が「オカルトの専門家に教えてもらった!」ってあり得ないでしょ(笑)。敵のイムギはヒロインを二、三回も追い詰めてるのに中々喰おうとしませんし、推測するに彼はジェントルマンなイムギだったんでしょうね。そしてラストシーンに唐突に登場する善のイムギ、こいつにはホントに「お前は今まで何処で何をしていたんだ」と云いたい。 と駄文を撒き散らせて頂きましたが、ネタで観るには非常に優れた映画でした。B級おバカ映画が好きな方には是非観て頂きたいです。 あと、ただバカな丈では無くLAの戦闘シーンやラストのイムギ二匹による対決は結構燃えますよ。 [映画館(字幕)] 4点(2008-12-07 22:53:14) |
8. デス・プルーフ in グラインドハウス
《ネタバレ》 ホンッとに下らない映画。でもその下らなさが凄く面白いと感じるのはタランティーノに毒されて来てるんでしょうか 笑。カート・ラッセルの前半のサイコキラーの一面と後半のヘタレっ振りが最高です。 [DVD(吹替)] 6点(2008-10-21 18:18:25) |
9. テープ
《ネタバレ》 「舞台は一つの部屋のみ、登場人物は三人だけ」という余りにも限られた条件で、あれだけ観客を飽きさせないのは普通に関心しました。もしかしたら飽きる人もいるかもしれませんが。話は男女の三角関係の縺れというありきたりな物です。もうちょっとシリアスな話にすれば緊張感もより生まれて面白かったのかも。 [地上波(字幕)] 6点(2008-10-02 09:51:51) |
10. デトロイト・メタル・シティ
最近の漫画の映画化作品にしては結構出来た方だと思います。兎に角、松山ケンイチと松雪泰子のキャラのなり切りっ振りが凄い。不満点を挙げるとすれば、映倫に年齢制限掛けられてもいいからもっと下ネタ満載にして欲しかったのと、最後のキレイなまとめ方はやめて欲しかったくらいですかね。まあこれは映画としては仕方の無い点なんでしょうけど。 [映画館(邦画)] 6点(2008-09-21 09:35:11) |
11. デッドコースター
前作と殆ど変わらない作り。ホラー性はまだ前作の方が強かったかも。そこら辺は見る人の好みによって評価が変わりそうですね。 あと女優さんの顔のレベルがかなり高かったんですが、そこのこだわりはなんだったんでしょうか(笑) [地上波(吹替)] 6点(2008-08-24 17:00:21)(良:1票) |
12. デジャヴ(2006)
《ネタバレ》 まさか最後にタイムスリップの話になるとは思っていませんでした。 無茶苦茶な話ですが、船の爆破シーンやデジャヴが生まれるシーンは中々良かったです。 [DVD(字幕)] 5点(2008-08-15 00:25:41) |
13. ディープ・ブルー(2003)
映像美、そしてそれに乗っかるベルリン・フィルの音楽が終始素晴らしかったです。 深海魚の映像はほとんど見たことが無かったので、これまでグロテスクな生き物としか認識していなかったので、衝撃的でした。 最後にチョロっと地球温暖化へのメッセージを込めるのも子供の教育に良かったと思いました。 [映画館(字幕)] 7点(2008-08-05 14:39:44) |
14. デイ・アフター・トゥモロー
突っ込みどころが満載なのは、この際エメリッヒだからいいんですが、災害の中で起こる人間ドラマがちょっとチープかと。CGによる災害のシーンは迫力があってよかったです。 [映画館(字幕)] 6点(2008-07-31 10:31:56) |
15. デッド・サイレンス(2007)
《ネタバレ》 ソウの監督だったジェームズ・ワンによる最新作。 ソウのようにサスペンス重視でいくのかなっと思ったら、完璧に心霊現象のホラー物でした。 それでもいまいちホラーにも成り切れてなくて、しかも見せ場であるシーンが余り怖くないのはちょっと問題かと。 終盤の刑事が幽霊になって襲ってくるシーンは最早ギャグでした。 オチは中々よろしかったです、ゾクッと来ました。次回作に期待します。 [映画館(字幕)] 5点(2008-07-30 14:22:10) |