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1.  テリー・ギリアムのドン・キホーテ 《ネタバレ》 
始まっていきなりの二重構成に何じゃそりゃと思っていたのですが、最後までそのまま自信満々に押し切ってしまったのにはびっくりしました。どこまでも広がる妄想力と、それを何としても作品内に具現化させるという底なしの執念。まさにこの監督ならではです。しかし、一つ一つのシーンはきちんと撮られているだけに、通しで見ていると頭が痛くなってくるのも事実です。最後にヒロインがサンチョ・パンサになるというオチなどは気が利いているだけに、もう少し焦点を絞って尺も縮めたら名作になったのではとも思いますが、そういう理性的なやり方ではこの作品はできないか。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2023-08-03 00:07:14)
2.  天地明察
暦だの天文だの算術だのというテーマの伝記映画とはなかなか硬派な、と思いながら見始めたのだが、いつまで経っても面白くならないのでびっくりした。突っ込みどころはいろいろあるが、やはり最大の問題は、この突出した異形の才能を有する主人公に、その辺のフリーターにしか見えないこの役者を当ててしまったことではないだろうか。そのためかどうか、周囲の役者全員はもちろん、照明や音楽などのスタッフからもやる気が感じられないという現象が発生している。結局、テーマは二の次で、ほとんどホームドラマレベルに対象を矮小化したものになってしまっている。
[CS・衛星(邦画)] 2点(2022-08-31 01:55:53)
3.  テルマエ・ロマエⅡ 《ネタバレ》 
前作で前置きは終わっているので、今回は最初から飛ばしていく。往復の回数が多いのはちょっと安直ではないか?とは思いつつも、それだけネタを詰め込もうという姿勢は嫌いではない。後半は順当に各登場人物が収斂していって、まあ定番どおりの作り。しかし、邦画には珍しいほど美術や衣装やエキストラもきちんとしているのは、偉いと思います。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2022-04-23 00:50:44)(良:3票)
4.  デュラン・デュラン:アンステージド 《ネタバレ》 
デュランというバンドは、90年代中盤くらいの時点ですでに、「何とまだ頑張って活動してます!」みたいな捉えられ方をしていたのです。そこから20年経ってもまだ健在です。彼らもまた「怪物」の1つです。●というわけで勇んで見てしまうわけですが、見た人は誰でも10秒で分かるとおり、デヴィッド・リンチがグシャグシャにかぶせて崩しまくった特殊映像があまりにも酷すぎる。メンバーのステージの姿を邪魔しまくっている上に、それ自体に何の表現の意味があるのかも分からないという、最悪の手法。●そんなわけで映像面では躊躇なく0点なのですが、"Planet Earth"とか"Notorious"とか"Hungry Like The Wolf"とかが炸裂してしまうとつい体が反応してしまうので、点数はその辺に対して。他方で、セットリスト全体はむしろ近時の曲中心であり、懐メロヒットパレードになっていないところも良い。●個々のメンバーで見ると、サイモンはすっかり熊親父になってしまったのに、一声発すれば昔のとおりのチャラチャラ声(褒め言葉)なのは偉い。ジョンは渋いミドルになりましたねー、かつて一番嬌声を浴びていたのはこの人なのですが。ロジャーはほぼ違和感がないのですが、昔から老け顔だったのかな。そして「元祖男性版クール・ビューティー」のニック・ローズは、顔に皺は刻みつけられても、やはりキザ道を貫いておられます。
[ブルーレイ(字幕)] 5点(2020-09-02 01:53:27)
5.  デ・パルマ
映画史上に残る変態監督(褒め言葉)、ブライアン・デ・パルマについてのドキュメンタリー、というか半生振り返りインタビューです。まあとにかく、最初から最後まで、デ・パルマが喋る喋る。一部の大ヒット作や話題作だろうが、それ以外の大半のコケまくった作品だろうが、何ら変わることなく、「まだまだ言いたいことは山ほどあるんだあっ!」と言わんばかりに、ひたすら表情も変えずに喋りまくる。こうして何となく見えてくるのは、この人、とにかく打たれ強いです。というか、打たれていると認識しているのかどうかも疑問です。コケた作品で批判を食らっても、大してダメージも残さず次に行く。逆に、(珍しく)ヒット作が出ても、そこから学習して次はこうしよう、とかはほぼ考えていない。作品の傾向とか対象とか分野も、見事にばらばら。ついでに、少なくない作品で、現場ではトラブルが起こりまくっています。それを何事もなかったかのように乗り切ってここまで来たこの人には、全力で敬意と讃辞を捧げたいし、またその存在を記録として残したこの作品もまた、ドキュメントとして貴重です。なお、この時点までの彼の監督作品については、すべて言及がなされているはず。その意味でもきちんとした作りです。
[DVD(字幕)] 7点(2020-02-29 18:47:41)
6.  テルマエ・ロマエ 《ネタバレ》 
いかにも「洋画の吹き替え版」っぽく作っているのがよく分かる導入部で、ああ気合入れて頑張ってるなあ、と思うわけです。台詞の組み立てが未熟なのとか、ギャグ(タイムスリップギャップ)以外の部分が結局は凡庸なのとかは目をつぶるとして。で、何がいいかというと、風呂に対する制作者の愛情が最初から最後まで満ち満ちているという点なのです。いろんなタイプの風呂を、とにかく作る。見せる。組み込む。タイムスリップ上の諸問題も何となく風呂が解決、さらには戦闘や歴史すら風呂が解決。だから、きちんと一本の筋が通っているのです。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2019-03-30 00:16:15)
7.  手紙は憶えている 《ネタバレ》 
前提の設定が実に巧妙なんですね。「主人公は依頼を達成できるのか?」「それ以前に、認知症の主人公が無事に目標に到達できるのか?」「いやそもそも、手紙には一体何が書かれていたのか?」という三重の謎を冒頭であっという間に提示し、そのハラハラを最後まで維持させる。そして途中の見せ方も巧妙で、次々に想定外のターゲットを登場させてスリルをつなぎ、一方で認知症の表れ方も、進行を阻害しないぎりぎりのラインに抑えられている。最後は、それまでと打って変わった明るく健康的な家にたどり着き、着地寸前まで「まだここに裏があるのでは?」と思わせておいて、いったんストンと落とした上で、さらにあの二段オチ。その上で、ある登場人物の「執念」が作品の底流だったことが分かる仕掛けです。後で見返すと、いろいろなシーンが別の意味に見えてきます。
[DVD(字幕)] 7点(2018-09-28 01:47:20)(良:1票)
8.  ディス/コネクト 《ネタバレ》 
全体としては、4本の脈をうまく絡ませ、またそれでいて緊張感を切ることなく最後まで突入しており、したがって脚本の水準は優秀だと思います。ただし・・・扱われているのが、少年ポルノ、個人情報ハッキング、なりすましSNS(とそこからの性被害)と、それ自体がすでに犯罪とも呼ぶべきもので、ネット上じゃなかったってもちろんやってはいけない。そうすると、その犯罪から生じる問題をどうやって解決するかという点に重心が移ってしまい、原題(邦題も)から表れている、ネットでつながる人間関係そのものという問題意識が薄れてしまうのです。あと、最後は結局家族だよねというありがちな方向に収束していくのも、それ以外にはあまり思いつかないとはいえ、何となく安易。
[DVD(字幕)] 6点(2016-10-25 02:27:49)
9.  デリーに行こう! 《ネタバレ》 
インド映画なんだけど、ノリはボリウッドというよりも完全にハリウッド。アクシデントから見知らぬ男女が道中を共にするようになり、そこでさらにアクシデントが重なって云々、という王道パターンです。ちょっと違うのは、恋愛的要素はゼロであること、男は最後まで変な人であること(笑)、そして旅が終わった後の一幕でしょうか。洗練された好作品であることは間違いないのですが、インド映画なんだったら無茶な場面もいろいろ見たいなあ、などと勝手なことも思ったりして。
[映画館(字幕)] 5点(2015-09-24 00:18:04)
10.  天国からのエール 《ネタバレ》 
すべての描写と台詞が説明的で事務的だとか、そもそも主人公が弁当屋をどのようにやっていたのかの描写がないので、後半の展開にも意味がないだとか、問題はいろいろあるのだが、一番致命的なのは、当の高校生たち自身が、音楽や演奏が好きなようにはまったく見えないということ。そして、クライマックスで、ステージを進行できないのを観客に助けられて場を取り戻しているという甘さ。それを物語の着地点としてしまっているという鈍感さ。音楽をなめるな。
[CS・衛星(邦画)] 1点(2014-08-10 01:49:04)
11.  テイク・ディス・ワルツ 《ネタバレ》 
不倫モノというのは、その前提となるべき日常生活の「生活感」をしっかり表してこそ、そこから逸脱することへの飛躍感や背徳感があるはずなんだけど、ここではまず、そこがダメ。主人公は何かのライターっぽく登場するんだけど、実際何をやっているのかさっぱり分からないし、プライベートでものんびりプールに行ったりなんかして、凄くお気楽に生きているように見える。輪をかけて、不倫相手との逃避を決めた後の展開は完全にグシャグシャで、ほとんどファンタジーの領域にしか見えない。結局、雰囲気だけの作品にしかなっていないのです。
[DVD(字幕)] 4点(2014-02-24 00:26:58)
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