1. TENET テネット
《ネタバレ》 わかっていたけど初見で理解出来るはずがなかった。 お陰様で後半はどんどん置いてきぼりを喰らう羽目に。全く説明する気がないしわからないけどDV野郎の自暴自棄な悪事を止めればいいんだな!わかったぜ! 今回はスパイアクションなのでノーラン風007をこれでもかと堪能できる。想像以上に主役のジョン・デビッド・ワシントンはチャーミングで魅力的でビックリ、可愛いぞ。周りの役者もかなり良いし相棒のニールも良い。 だけど映像的にはインセプションほどの目新しさも、ダンケルクほどのインパクトは無く、所詮は逆再生なので見慣れてくるとそこまでの面白さは無い。(まぁどうやって撮ったのだろうとは思いますが) むしろ見所は飛行機を突っ込ませるシーンに驚き。ノーランの事だからマジでやったんだろうな、マジかマジかよとあのシーンが最も胸を滾らせてしまった。思えば007カジノロワイアルでもこんなシーンがあった気がするけどこちらの方が派手だぜ。 でも演出的には突然高速道路のバックしてくる車は新手のスタンド攻撃のような不気味さがあったり、尋問シーンの絶妙なおかしさが不穏だったりと巧さを感じますね。 設定的にも未来人がマジで話の上でしか出てこなかったり、アルゴリズム(2000代なら絶対ストラップが発売されてた)というものがマジでよくわからなかったりと面白さもありました。 ただ後半の戦場はインセプションの後半と同じく相変わらず面白さが無い。敵も見せない、なにか複雑な事をしてビルとか破壊したりするけれど景色もつまらない、しかも今回は謎の挟撃作戦のおかげで、ややこしさがこれでもかと上積みされているので純粋なアクションシーンとしては全然見れないのでけっこう残念。どうせだったら一人ぐらい対消滅して欲しかったぜ! 本作はこれまたノーランに一杯食わされた気分になる一度では全く理解できないなんとも面倒くさい作品でした。もう一度、いや、二度見れば面白いのかなぁ。とりあえず他のノーラン映画と違って映像的には若干インパクトには欠けました。 ラストもラストでドヤ顔の彼の理由もわからず、頭に疑問符が残ったまま席を立ち、とりあえず悔しくてパンフレットを買った。 [映画館(字幕)] 6点(2020-10-16 13:36:42) |
2. デッドプール2
《ネタバレ》 レッツゴー!Xフォース! ギャアアアア!!!えっ?ブラピ?! ヒーローは何かを失った時、使命に目覚める気がする。それはコイツだって例外じゃない。 まぁその成り行きはいつだって血みどろで阿呆らしい。でも愛すべき人の言葉を辿りデッドプールは1人の少年を救う事を決意する。そして組んだドリームチーム!…って即4人リタイヤかい!だけどラッキーマン…ではなくドミノさんの強運っぷりには恐れ入りました。「そんな事あるかい!」をたっぷり拝ませていただきました。 対するはカプコンのMVC2では超お世話になったケーブル!ウヒョー!カッコいい!大塚明夫の声も渋いぜ!そしてゲストはこちらも日本じゃゲームでお馴染みジャガーノート!イカすぜ!!それにセクシー!まさか出るとは思わなかったのでめちゃくちゃ嬉しかったです。 そしてデッドプールのメタネタも冴え渡り、007風オープニングから始まり、MCUをいじり倒し、映画ネタもたっぷり。ほんとシャークネードはいつまでやるんだろう。 前作に比べ過去の湿っぽいパートがなくなった分格段にテンポ良く暴れ放題で面白くなった第2弾。最初から最後までギャグとバイオレンスアクションを余すところなく楽しめる一本でした。 …かくしてケーブルの装置のおかげで忌まわしきウルヴァリンZEROのアイツは始末されたのでした。めでたしめでたし。 [映画館(吹替)] 7点(2018-06-25 18:56:01) |
3. デイ・アフター・トゥモロー
《ネタバレ》 「このまままだと地球は氷河期やで!」 「嘘乙・・・あれ?酷くなってね?うわ!ぎゃーなんだ!こりゃあー!」 氷河期突入!もれなく凍え死んでもらおうか!そこのなんちゃって日本!お前らにゃ雹をお見舞いしてくれる! こんな本作の味付けは薄めのキャラクターに、そこまで状況をかき乱すムカつくキャラクターがいないせいか至って冷静で静か。うるさいのはこの嵐。 そんな中、死を選ぶ者、信じた道を誤り死んでしまった者、そして助けようとする者、助けを待つ者が描かれる。気象学者の父ちゃんにしてはサバイバル精神漲ってますね。 なんだかんだで息子は図書館で本を燃やし暖をとる。人間自ら作り上げてきた文明を生きるために燃やして行くシーンはなんとも考えさせられます。 そして見どころの災害シーンですが序盤の水浸しのシーンは凄いですね。凄い水量。規模も凄い。 ただそれ以降はCGっぽいシーンの連発なのが今となってはちょっとアレ。狼出現もねじ込んだ要素のようで微妙すぎますね。 一通りのストーリーを終えたらすぐに消えてくれる引き際をわきまえすぎな天気にもなんだかな。 そんなこんなで結構淡々と進む本作ですが、かき乱す奴がいないという点でとてもリラックスしてみれるディザスタームービーでした。 みんな地球を大事にしよう! [インターネット(字幕)] 5点(2018-02-16 00:30:53) |
4. デッドゾーン
《ネタバレ》 ジョニーの不幸は運命か。 身についてしまった力は誰のためか。 ジョニーの前に降りかかる悲しみは計り知れない。その力も決して彼を幸せにはしてくれない。そんな足を引きずり歩く彼を見ていると胸が苦しくなる。それでも彼は目の前で起こる事は見過ごす事は出来ない。最後の決断も彼にしかわからない未来の為に決死の思いで挑んだのだから悲しい。 にしてもクローネンバーグ監督の手腕なのか死んだような目のクリストファー・ウォーケンの表情がたまりません。それに婆さん連中の演技も無駄に怖いですし、殺人鬼の死に方もヤバイですね。それと火災現場の水槽が沸騰するシーンなども凝っていて面白いです。 細々とした話で作られているせいか若干話のスピードが早く感じましたが、陰鬱とした冬の空気がとても苦しく、心が痛む物語でした。 [DVD(吹替)] 6点(2017-10-31 01:03:20) |
5. デイライト
《ネタバレ》 スタローン版ポセイドンアドベンチャー!…なわけですが船ではなくトンネル。 アホな業者とバカな犯罪者のスペシャルタッグでトンネル大爆発! それに巻き込まれる人々にとっちゃ最悪以外の言葉が見つかりません。生存者救出のために出向くスタローンですがその道も大変。 まずはこのエアダクトを…ってなにやら凄い怖い事をしているようなそうでもないようなシーン!でもここに閉じ込められたら嫌ですよねえ。 そんでもって助けに来たのに全く喜ばない生存者達。そんでもって言う事を聞かずに死ぬ人々。ありましたねえ船の方でも。 それでスタローンの筋肉爆破や力を合わせての筋肉救助もあっての脱出劇。途中みんなで順番に潜ったりもします。ありましたねえ船の方でも。 そして窮地に陥ったスタローンが最後の賭けに出る前に何者に向かって罵声を浴びせる!きっとこんな事をさせた運命!いや神へのメッセージ!ありましたねえ船の方でも。 どんどん出てくるポセイドンアドベンチャーのオマージュに「マジか」と思いつつなんだかんだ最後はスタローンも助かってめでたしめでたし。 悲しみの決断やら、徐々に芽生える信頼関係、団結力などいろいろありましたがさすがのスタローンも元ネタには勝てないという印象でした。 せっかくスタローンなら犯罪者が悪運高く生き残り、スタローンが見つけたダイヤを狙ってトンネル内で肉弾バトルをする展開が欲しかったところ…さすがにそれはバカすぎるか…。 [DVD(吹替)] 5点(2017-03-30 15:48:49) |
6. デルタ・フォース(1985)
《ネタバレ》 デルタフォース部隊出動!!! 前半のハイジャックパートはとにかく長いです。しかも一人一人キャラが立っている人が多く、ここだけでもサスペンスドラマとして良く出来ていて緊迫感があります。長いですが。 この緊張状態からどうやって我らがチャック・ノリスは人質を救出するのだろうかとハラハラします。 って思ったら人質は全員飛行機から下ろされてアジトに移されてるのね。 後半はお待ちかねのデルタフォースのターン。事あるごとに流れまくるメインテーマがたまりません。 しかもデルタフォースはとにかく強い。チャック・ノリスは更に強い。今までのリアリティあふれるサスペンスから一転かなり大味なアクション映画に大変身。ミサイル付きバイクを駆使してテロリストを一方的に皆殺しにしていきます。強いってレベルじゃないぞ!ばらまいてるようにしか見えない弾もチャック・ノリス補正によって全て当たる!格闘も負けない!まるで全てお見通しのような動き!派手にバイクで窓をぶち破る豪快さ!そして「君もデルタフォースに入らないかい?」と言わんばかりのキメ顔を見せてくれます。 一連の作戦で部隊の一人が死んでしまいましたが、もしかしたらチャックの活躍には若い命を捧げなければいけないのかもしれません。そういう闇の信仰がデルタフォースにはあるのかもしれない…と思わせるくらいチャックは強いのです。 あれだけ重たい前半に比べると強すぎるデルタフォースの活躍により結構あっさり人質も飛行機も取り返し、敵ボスも皆殺し。その分爽快感はありますけど軽いなー。 そして流れるメインテーマ。これで何度目かと洗脳のように流されます。 まぁなんとも重たい前半と軽い後半の二部構成な一粒で二度美味しいような、バランスが悪いような、そうでもないような…まぁそういうちょっと変わった映画でした。 [DVD(字幕)] 6点(2017-01-02 15:54:20) |
7. THX-1138
《ネタバレ》 ディレクターカット版を視聴。 無機質で構成的な構図で描かれた管理社会ディストピアSF。いちいち絵になるシーンが多々あるのがカッコ良く、面白いです。 ガジェットも凝っていて、登場する車やバイクなどのデザインは今でもイカしていますし、全体的に古めかしさを一切感じません。というかスターウォーズの前の作品とは思えません。あの白い牢獄はなんとも不気味です。自称ホログラムの黒人さんも謎で良いですね。でもやっぱり印象的なのはオナホールマシン。 オチはオチでなんだか悲壮感を表すような終わり方。一体なんなのか分からない所がまたいいです。 ただまぁこのディレクターズカット版はルーカス監督によくある後で手を加えたバージョンで、途中途中CGが加えられてしまっているのには逆に興ざめしてしまいました。 エンタメ性は低いですが、それでも見入る世界観のなかなかのSFでした。 [DVD(吹替)] 5点(2016-07-23 21:58:15)(良:1票) |
8. 電人ザボーガー
《ネタバレ》 原作は知りませんが、井口作品である事を知り視聴。 もうずっと笑って見ていました。オーバーな演技に、聞き取りにくい台詞。謎のセクシー要素。最高です。 ですがアクションシーンもとにかく多く、特に一部はめちゃくちゃ濃いですね。特撮はとにかく気合いが入り様が尋常じゃないですね。見ていてワクワクが止まりませんでした。ザボーガーの技がいちいち面白くもカッコいい!あんなに変に見えたザボーガーの造形が最後にはとても頼りがいのあるロボに見えて最高でした。 約2時間の長尺でありながら、とてつもない濃い物を見させていただきました。 [インターネット(字幕)] 7点(2016-07-21 17:27:38) |
9. 10 クローバーフィールド・レーン
《ネタバレ》 狂気!監禁デブオヤジからの脱出! ある事故がきっかけでキチガイオヤジ製のシェルターで共同生活を無理やりさせられちゃうミッシェルちゃんの奮闘記。 外は外で大変そうだけど、こんな怪しくて、ヒゲが汚い、汗臭そうな男といるなんてまっぴら御免よ! もうそりゃIMAXで見ちゃったものだから、オヤジの顔がデカイし迫る迫力が違いますよ!とにかくオヤジの一挙手一投足にとにかくビビります! ですがミッシェルちゃんも黙っちゃいない、日用品から様々な物を作り出す超DIY精神であらゆる窮地を脱出して行きます。 映画の半分以上がシェルター内での濃密すぎる緊張生活で非常にイヤ〜な雰囲気をコレでもかと味わえます。宇宙からの侵略者はオマケ程度でしかもオヤジとの戦いで練度を積んだミッシェルちゃんの前には雑魚同然。 いやぁ、やっぱり一番恐ろしいのは人間ですね。 ラスト、最初の頃とは顔つきがシガニー・ウィーバー並に違う彼女が向かう先は避難所ではなく、助けを求める者の所…この熱い終わり方が本作の救いです。 前作の怪獣モノとは、ほとんど別物ですが、極上の密室緊張世界を味わえる、ちょっとだけSFなサスペンス映画でした。 今年の俺デミー賞助演男優賞はこのオヤジで決まり! [映画館(字幕)] 7点(2016-06-27 20:40:56) |
10. デッドプール
《ネタバレ》 ついにデッドプール参上 ストレートな下ネタに腕は飛ぶ、首は飛ぶ。こっちに話しかけてくるし、メタネタ上等。X-MENの連中もたじたじなのが痛快。 だけど思ったよりインパクトに欠けるのが正直な所。 敵ボスはビジュアルも悪役っぷりも能力も印象にあまり残らないし、下ネタもスパイス程度なのでそこまでやりすぎ感も感じず。 そしてデッドプール誕生までの回想がシリアスで丁寧なんですが、どうしてもあんな破天荒ヒーローに流れ着いたのか結びつかないのが残念でした。 それとやっぱりこの類にはよくある、分かる人だけには分かるギャグネタがあるので、自分がアメリカ人ならもっと楽しめたのではないかと思ってしまう一本でしたね。 [映画館(吹替)] 5点(2016-06-04 00:29:58) |
11. テッド2
《ネタバレ》 相変わらずの二人。テッドは結婚、ジョンは離婚。 もう相変わらずの2人組に、今回もギリギリアウトな最低ネタ満載。忍び込んで精子盗りに行くのは最高でした。 若手弁護士さんとジョンとの関係も良く、今回も楽しめました。でもやっぱり日本人にはわからないネタが多いのはたしかです。 結局あの大麻畑は誰のだったんでしょうね。次回作があるなら次は映画館で見に行きたいです。 [ブルーレイ(吹替)] 6点(2016-04-09 22:44:54) |
12. テッド
《ネタバレ》 ここまで変態熊畜生だとは思ってなかった。 登場人物は彼女のロリー以外全員頭がイカれているので見ていてツッコミが追いつかないし、主人公は主人公でボンクラなので見ていて「アチャー」って気分に。 テッドの下ネタはもうドン引きレベルのモノで、もうホント最高です!もふもふテディベアというクソ免罪符のおかげでやりたい放題。人間だったら見てられないよ。 映像のもふもふ感は凄いし、下ネタの合間に度々入る往年の映画ネタも面白かったです。 サタデーナイトフィーバーのシーンで大笑いw逆だってばw しかも、まさかオクトパシーのテーマを21世紀に歌うとはw ただやっぱりアメリカの世相のネタが多いので分からない部分も若干あるし、それをわかってか「クマモン」とか「ガチャピン」「星一徹」といったワードに変換されている部分もあり、無理矢理感は否めないモノの、新鮮な方法でしたね。 最後には小規模でありつつも、ハラハラ変態親子との対決、そして感動。おまけに謎なエピローグでオチまでスッキリ。アイツ屁のガス爆発で死んだんだねw 総じてテンポの良い奇天烈コメディでした。まぁ人は選ぶけどね。 [インターネット(字幕)] 6点(2016-02-09 17:21:17)(良:1票) |
13. 鉄人28号―白昼の残月
《ネタバレ》 Gガンダムやジャイアントロボといったケレン味たっぷりの豪快なアクションが売りの今川監督の初映画作品ということで期待していましたが、 予習に見ていた2004年のTVアニメ版「鉄人28号」は戦争の影が色濃く残った戦後の暗い話で、面白いには面白かったのですが、だいぶ体力を吸い取られるような内容でした。 そんでそのアニメ版の設定を若干変更したのがコチラのようです、やっぱり特有の拗れた話。しかしアニメ版ではできなかったド派手アクションで的ロボをガシガシ壊して行く姿はやっぱり「兵器」という側面を持つ鉄人の影を感じながらも恐るべき力に、カッコいいと思う反面恐怖してしまいます。 そんでもって正太郎ともう一人のショウタロウの存在。もう金田博士はロケットでも爆弾でも鉄人でもなんでもかんでも正太郎と名付けたがるんですね。やっぱり鉄人に出てくる博士は皆総じて狂ってます。 そして金田博士はついにとんでもないモノを作り上げていたんですね。巨大な腕が出て来た瞬間「なんじゃそりゃー!よっ今川ーっ!」と叫んでしまいそうになりました。 ラストの大鉄人が落ちる鉄人28号を手で受け止めるシーンは、まるで鉄人も兄弟のように見えました。にしてもボロボロの鉄人はちょっと怖いです。 台詞が正太郎とショウタロウで、どちらの事を指しているのかわかりにくく、非常に面倒くさい所もありましたが、まぁ普通の人がやらないような事をするのもらしいというかなんというか。 全体的な完成度はやはり高く、TVアニメ版を知らなくても満足して見れる作品だと思います。にしてもやっぱり暗い。 [DVD(邦画)] 6点(2016-01-29 23:00:11) |
14. デッド寿司
《ネタバレ》 脅威の薬物によって凶暴化した寿司達が襲いかかる! そのショボいCG!下手な演技!よくわからないシチュエーション!ヌルいアクション!投げっぱなしのボケ!いちいち見りゃ分かるのに状況を叫ぶ連中!わざとやってるのかわからない寒いギャグ!松崎しげる! もうツッコむのも面倒くさくなる展開の数々に最初は引いてしまったが、最初から最後まで勢いを維持して行くのにはビックリ!それなりにグロさがスパイスとして聞いているのかもしれません。でもそれも安っぽいのがなんともいえないw 無理矢理でアホで状況もよくわからなくなる怒濤の場面の連続と、だんだん言動が意味不明になって行く主人公達を見て行くにつれてなぜか面白くなって来ちゃいます。 いや!ひとつひとつのギャグは寒いんですよ!でも不思議となぜか笑えるんですね。 見所はなんといってもココでしか見る事の出来ない貴重な寿司の交尾と産卵。そして松崎しげるのシャウト! かなり人を選ぶ映画ですが、とりあえずお酒を飲んでから見る事をお勧めします。 [DVD(邦画)] 6点(2015-11-20 01:05:11) |
15. 電脳ネットワーク23/マックス・ヘッドルーム<TVM>
《ネタバレ》 最先端広告…しかしそれは脅威の殺人装置だった!巨悪メディアの陰謀を暴け! というのを現代を舞台にやったらなんか普通だけど本作は荒廃した未来世界が舞台。 人間の死体は売買され、人間はテレビにハマりまくり。そして街にはなにもない…。 テクノロジーが発展とは裏腹に病んだ世界はまさにディストピアSF。 映像も当時のCGが古くさくも見えるが、今より無機質でさらに神経質な構図が不穏さが増している。 職場や部屋の美術もどこか退廃的で見ていて飽きない。 しかしこの映画なんと1時間しかない。 そのせいであっけに取られる終わり方なのがちょっと寂しい。 作られた人格のその後が少し見てみたかった。 [DVD(吹替)] 6点(2015-11-11 02:15:37) |
16. デモリションマン
《ネタバレ》 いやぁ、楽しかったぁ。 冒頭の96年は何かの冗談かというくらいの荒廃っぷりに爆笑。パトカーはハマーを使う時代とは恐れ入った。そんな中叫びながら敵の基地に潜入するスタローン。もうこの時点でこの作品が僕好みの映画だということがわかりました。 そして未来世界へ。思った以上にちゃんとSFしてるんでビックリ、しかも極端な二分社会はHGウェルズの「タイムマシン」のオマージュと来た。でも緊張感は皆無、だってツッコミ所満載なんだもん。半分コメディのような仕上がりなのもこの作品の楽しい所だ。 そんな超潔癖社会にスタローンはヘタヘタ、まったくどうやって貝殻で尻を拭くのやら。でもその未来設定は作り込まれているし、美術もかなり凝っている。今でもなかなかセンスフルな未来を体験出来るし、ピザハットは最強だ。パトカーや車などほとんどこの映画のためにデザインされて作られた者ばかりで見ていて飽きない。 途中から三つどもえの展開になったりとストーリーもテンポ良く進み、超殺人鬼スナイプスのイカれた所業もなかなかだ。ただスタローンと戦うとどうしても弱そうに見えちゃったのが残念かな。 それとサンドラ・ブロックは終始お茶目で可愛いのがたまらんかったね。 総じてアクションとSFが相見え、それでいて飽きない未来設定をふんだんに盛り込んだ素晴らしい作品です。最高! [DVD(吹替)] 8点(2015-09-25 01:06:53) |
17. 鉄人28号
《ネタバレ》 なんだこれは。なにかの間違いなのか。 ブラックオックスが登場した瞬間の全身から力が抜ける。あぁ…マジか…。 安っぽいにも程があるCG、どこからツッコんでいいのかわからない設定。ただのガキすぎる正太郎。迫力のかけらも無い戦闘。 設定が現代なのはきっと今の世界にもし鉄人がいたら…というものかと思ったらそういう訳でもなく。 どこまでも意味の無いキャラクター達。退屈すぎるだろう…ショボすぎるだろう…。悲しくなって来た。 僕的にはデビルマン(内容はともかくCGがなんてったって良かった)よりキツかったです。 あぁ…久しぶりに凄いのを見てしまった。 [DVD(邦画)] 2点(2015-06-27 18:10:36) |
18. ディック・トレイシー
《ネタバレ》 とことん漫画的に実写化した映画は「シンシティ」や「スピードレーサー」と見てきたがコレも凄い。 コートから車、建物から小道具、全てが絵の具の原色のような色で作られておりとても鮮やかで、急なパースの付いた模型の街も最高だ。 顔も特殊メイクで漫画的にしている凝りよう、次から次へ変な顔のキャラクターが出てくるから見ていてワクワクするね。 でも話の展開がどうも地味だった。ディックもあまり個性が見えなかったのが残念。 だけどコレは見てよかった…やっぱり漫画の実写化はこのくらい美術に気合いが入っていた方が楽しいよ。 [DVD(吹替)] 6点(2015-06-24 02:08:48) |
19. ディパーテッド
《ネタバレ》 これがアカデミー賞なのかー…とか思っちゃう映画でした。 絡み合った糸がほどけて行く様が面白いはずなんですが、なぜかそこまでハラハラもドキドキもせず。 ただただマットが焦ったり、おどおどしたりして最終的には哀れに死ぬ様を長い時間見ちゃった感じです。うーん、頑張ったディカプリオが不憫です。 [ブルーレイ(吹替)] 5点(2014-09-18 23:44:47) |