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1.  動乱 《ネタバレ》 
 歴史的な事件を題材に、国の腐敗と国民の困窮を憂いた青年将校を描いた大作。  二部構成になっており、劇場公開時には、休憩を入れたのかな?だが、その配分がアンバランスな上に、第一部の「海峡を渡る愛」という、その「愛」の部分が第一部では殆ど描かれない。サユリちゃんは苦しんでいる不幸な国民の象徴だから、大事なのは判るんだけど、ちょっとうまく物語になっていない感じ。  冒頭描写される、売られる姉を救うために脱走した初年兵の顛末と、主人公の顛末が、(自決用拳銃を渡される所まで)そっくりなのは、もちろん意図してのことだろう。腐敗した国を憂いて起った宮城大尉は、姉の境遇を見ていられなかった青年そのものであり、おそらく殆どの人が寄せたであろう、彼への同情の気持ちを、上手くその後の宮城大尉らへの気持ちにつなげている。・・・というのは後付で、ホントはこの時点で、ああ自分のこの気持は、あの初年兵と同じなんだ、と気付く仕掛けになっている。  国を思う気持ちの根っこは、大事な人への思いと同じなんだと、気付かされる映画。  あっさり言ってのけたけど、多くの批判される戦争映画の中で、これを胡散臭いイデオロギー色を排して、ちゃんとわからせる映画は、なかなか無いと思う。
[DVD(邦画)] 6点(2012-12-04 22:37:40)
2.  時をかける少女(1983) 《ネタバレ》 
TVドラマ「JIN」の最終回、失った記憶に抗う女性の手紙にいたく感動したが、「何かに似てる」と思って、これを思い出し、見直した。 確か、知世ちゃんは、記憶を失ってしまっても、再び出会った想い人に何か、惹かれるものを感じていたように記憶している。 さて、30年前に観た時にも思ったが、吾郎ちゃんがかわいそう。未来からやって来た薬学博士に、思い出を乗っ取られ、想い人まで盗まれる。大体、ラベンダー欲しさに未来から来るのなら、ピンポイントでやって来て、人とかかわらずに採ってすぐ帰れよ。 たぶん、こう思われてる時点で、この映画は失敗しているんじゃないかと思う。知世ちゃんが未来人に惹かれてゆく気持ちに、まったく感情移入できない。二人はひと月しか過ごしていないし、それも他人の思い出を掠め取った上に築いた関係で、二人独自の思い出は殆ど無い。指の傷を確かめた後には、この未来人は「騙した男」にしか見えない。だから、二人の(いや、一方的な知世ちゃんの)想いも、冒頭示されるような「真実の愛」には、とても見えない。 そこの所さえ、巧く作ってくれれば、知世ちゃんは可愛いし、音楽も素晴らしいし、かなり高得点だったと思う。 
[DVD(邦画)] 5点(2011-07-05 16:00:40)
3.  トットチャンネル 《ネタバレ》 
 トットは、特に強い希望や憧れがあって、TV出演者になりたかった訳ではない事が、冒頭示される。一緒に入った仲間たちは、それはそれは強い願望と努力の果てに、入社を勝ちとったというのに。そして数々の失敗を重ねながら、自分の進む道であるテレビジョンの世界で、少しずつ巧くやれるようになってくる。  幾つも語られる、生本番ゆえの、どうにも仕様のない失敗も面白いが、ある時トットが、寄りかかったセットの壁が倒れてくる、というトラブルに現場の知恵で対処する。これがおそらくトットの転換点。植木等先生がまた見事な慧眼で、いい事を言う。 「いいえ、重かったはずです。あなたの背負っていたのは、『テレビジョン』という、大きな壁だったのですから」  トットのこの時の笑顔が素晴らしい。自分のしている事、自分の存在、仕事の意味を理解した瞬間。評価された嬉しさ。  その後、新しいことに無理解な人たちとの闘いもありながら、自分の行く末の仕事が、かつての人々の「夢」の実現であることを知ったトットの、暗闇でもそこに向かって歩き始めた後ろ姿のラストシーンは、清々しい感動だった。  この映画は若者の青春映画だが、新人社会人への優れた啓蒙映画としても見ることが出来る。  また、後年、三谷幸喜がそこに見つけた、コメディエンヌとしての斉藤由貴の優れた資質を、すでに見ることが出来るのも嬉しい。
[ビデオ(邦画)] 8点(2011-06-24 01:41:00)
4.  トロン 《ネタバレ》 
昔、観たけど、かなり忘れていたので、レガシーの為の復習として再び観てみた。 今回はじめて気が付いたが、あの時代の「ユーザー」って、使用者でもあるが、製作者(創造主)でもあったんだな。だから今の「ユーザー」のつもりで観ると、ちょっと感覚が違う。そう見ると、MPC(マルチメディアPCじゃないんだな。マスターコントロールプログラム?OSって呼んじゃえばよかったのに)が、アンチ「ユーザー」を唱え、それに抗うものを問い詰める場面は、文字通り「異端審問」なのだと気付いた。とすると、フリンはさながら、創造主で「父でもあり、子でもある」キリストな訳か。でもこちらのキリストは、苦労して異教徒を悔い改めさせ、昇天する。宗教映画だな、こりゃ。 
[DVD(字幕)] 6点(2011-06-04 04:27:38)(良:1票)
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