1. 鳥(1963)
もし、この作品が、ここ最近作られたのならば、パニックブームにおける便乗作品として一蹴されたに違いない。しかしこの作品は、当時として、いわゆる「コロンブスの卵」であり、いやはや、誰もが鳥の集団攻撃を発想できなかったに違いない。やはりヒッチコックの長けた才能だけに生むことができた名作。これに似た作品に、近年、低予算で作られ、タイトルは忘れたが、こうもりが集団で人間を襲うパニック映画が製作されていて、一応観たが、やはり大した事なかった。どんなに時が流れても、パニック映画の金字塔として、「鳥」は、これからも残り続けるだろう。 8点(2003-05-22 16:22:42)(良:1票) |
2. となりのトトロ
非常にシンプルなストーリーと、身近な場所から生まれるファンタジックな世界観は、非常に親しみやすい。ジブリの代表作のひとつだが、まさに親子で観るには最高品質のアニメと言える。アニメとしては観た事ないは、いないのでは? 7点(2003-05-20 20:24:58) |
3. トゥルーマン・ショー
完全に人権やプライバシーを無視して、それを逆手に取った題材によるコメディは、一見すると、非常にブラックで、不謹慎極まりない映画になりがちだが、本作からは、あまりそのような印象は受けなかったので、映画としては、割と消化しているのかもしれない。そういう意味においては、オリジナルあふれる創造性は素直に褒めたい。ラストは少し、唐突でやりすぎの感も否めないが、コメディ要素と「我は何のために生きていたのか?」とメッセージを想起させる演出の組み合わせは、ある意味、知的であると言えよう。 7点(2003-05-19 19:24:53) |
4. トゥルー・クライム(1999)
ストーリーの進行にイーストウッドのスケベっぷりは、邪魔でしょうがない。何か、意味あるの?でも、イーストウッドは凄く好きなんでしょうね、こういう演出。 2点(2003-05-07 19:49:22)(良:1票) |
5. ドライビング Miss デイジー
本当に凄く温かい作品ですよね。誰もが気難しい年寄りを相手にするのは難しいと感じますが、雇われ運転手演じるモーガン・フリーマンの豊かな表情としぐさから、次第に関係がほぐれていく展開を観てると、これから深刻化する「年寄りが年寄りを助ける」高齢化社会における真の意味での人間の接し方を教えられてるような気がします。どこまでもほのぼのとして地味ですが、これほど心に残る作品はそうはないですね。大好きな作品です。 10点(2003-05-04 20:35:41) |
6. ドクター・ドリトル(1998)
こうやってみると、確実に、エディは昔と比べると、衰えていってると思わずにいられない。「エディのコメディ映画」らしさが、皆無。CG使った動物の会話だけじゃ笑いも生まれない。なにかエディの姿に一抹の寂しさを感じるのは私だけだろうか・・・ 2点(2003-05-02 21:49:46) |
7. 隣のヒットマン
結局、いい人?だったのね、ブルース・ウィリス。でも、こういうオチは使い古されていて、新鮮味がないかな。序盤の不気味さを維持してほしかった。どんどん普通の人間っぽさが、出てきてからはつまらなくなった。 4点(2003-05-02 21:37:43) |
8. トラ・トラ・トラ!
今は亡き、初代黄門様(水戸黄門シリーズ史上最高のハマリ役で有名)を演じた東野英二郎の渋い演技が好きです。ストーリーは、段階的に高まる緊張感と士気が結構、リアルな空気を醸し出してると思います。今作は、全体的には反戦映画ではなく、あくまで史劇として観るのが妥当かもしれませんね。 7点(2003-04-22 20:56:37) |