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anemoneさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 646
性別 女性
自己紹介 2006年のレビュー本数4本ってあんまりですわね。
2005年には「姑獲鳥の夏」まで見ていたクセに。
ってこういう使い方やっぱ邪道ですよね。来年こそは。

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1.  エボリューション
はっきり言って、これは傑作ではないでしょうか。おバカさ加減でもう一つ突き抜けた感じはしないのですが、未知なる物と向かい合った人間の姿としてはシリアスなSF映画よりよっぽどリアルだと思いました。人類って意外とこの程度じゃないかという気が私はするんですよね。いつもながら無表情なデビッド・ドゥカヴニーが能面のような顔のままジュリアン・ムーアを口説きまくるところとか、対象的に表情豊かなオーランド・ジョーンズが目線一つで笑わせてくれるところとか、頑張ってスラップスティックに挑戦してるのにちっともおかしくないジュリアン・ムーアとか、とにかく配役のバランスにお腹をかかえて笑いました。アイヴァン・ライトマンって役者に対してはある意味ムゴいですが、自分で演技をしないだけあって目線がすごくクール。主観的な面白さより、お客を楽しませる工夫に力を入れてくれる稀有な存在だと思います。全体的に、スケールアップした「ゴーストバスターズ」という印象は否めませんが、ちゃんとスケールアップしてるからOK。進化を続ける宇宙生物はなかなか愛嬌もありますし、彼らの動きだけで吹き出してしまったシーンも多々ありました。真剣に語ってしまう私も私ですが、スケール感もあり派手な仕掛けもあり、シリアスでも充分通用するだけのネタとキャストでここまでバカがやれてしまったことに対する驚嘆はデカいです。実はお正月用に山ほどDVDを借りて来てしまったのですが、これしか観ないことになりそうで怖いです。ブラボー。
[DVD(字幕)] 10点(2003-12-30 10:11:38)(良:1票)
2.  エド・ウッド
とりあえず現時点ではティム・バートンの最高傑作。今後もまだまだ傑作をモノにする無限の可能性を秘めた監督であるので、あくまでも現時点ではとだけ言っておく。ジョニー・デップは単なるハンサムボーイで売り続けようと思えばそういう道もあるだろうと思うのだが、敢えてこういうクセの強い役で勝負しようという強い意志が伺い知れて頼もしい存在である。おバカなドタバタの中にも、監督自身の映画に対するとてつもない愛情が感じられる、同レベルの熱狂的な映画バカに捧げられた作品として、こればっかりは絶対に譲ることができない。テーマは「人はどこまで映画バカになることができるか」または「映画は人をどこまでバカにならせることができるか」。史上最悪の映画監督は、たぶんティム・バートンが本当になりたい映画監督でもあるのだろう。万歳。
10点(2003-12-09 00:00:09)(良:1票)
3.  エイリアン
「スター・ウォーズ」を皮切りに、空前のスペースオペラブームに沸いた70年代末期。アメリカはベトナム戦争とJFK暗殺の暗い時代からようやく脱却し、人々が未来への夢と希望に溢れていたこの時代、「宇宙ではあなたの悲鳴は誰にも聞こえない」という名コピーと共に、突如夢と希望の空間を隔絶された恐怖の密室へ転換させてしまったのがこの作品である。いきなり人々の憧れに「NO」をつきつけたのも新しければ、それまで難関をくぐり抜けた一握りのエリートたちばかりだったはずの宇宙船の乗組員が、貨物船に乗り組む肉体労働者たちという宇宙を労働の場とするブルーカラーに設定したのも新しい。これってアレですよね、現代ならさしずめマグロの遠洋漁船に乗り組んでる人たちみたいなやつですよね。元々がそういう連中だから、宇宙で発見した異質な生命体に科学者ほどの危機感を持たない。「なんだこれ~」と軽いノリで、ちょっと調べてみちゃったりする。この安直さがやがては宇宙船ノストロモ号を壊滅の危機に追い込んで行くワケだが、ジョン・ハートやイアン・ホルム、ハリー・ディーン・スタントンやベロニカ・カートライトなど、渋めのバイプレイヤーを集めながらも、始まった時点では誰が助かりそうなキャラで誰が真っ先に死にそうなのか全然読めないところもミソ。集団ホラーにありがちな「主人公は絶対死なないの法則」を適用させないようにしたことで、オチが皆目予想できなくなった。H.G.ギーガーのグロテスクな世界観の中で、絶対に殺すことのできない超完全生物エイリアンと丸腰のブルーカラーたちの壮絶な戦いは、他をの追随を許さない圧倒的な存在感で映画史上に燦然と輝き続ける。
10点(2003-12-08 23:03:19)(良:2票)
4.  エル・シド
この手の映画ってわりと長尺にもかかわらずちゃんと楽しく最後まで観られるように出来ていて当たり外れが少ないように思うのですが、中でも比較的宗教色が薄くスペクタクルに特化した作品として扱われ方は地味ですが私は「ベン・ハー」よりこちらの方が好きです。たぶん聖書にあまり詳しくなくても楽しめるせいだと思いますが、あまりにも宗教色が強いとどうしても途中で辛くなる部分があったりするけどこれは「おおーっ」とか言ってるだけで楽しめました。たぶん我々の孫の世代はシュワルツェネッガーの映画を観てこんな風に感じるんじゃないかな?と思います。私は世間一般の評価に比べて「グラディエイター」の印象が比較的薄いんですが、たぶん無意識のうちにこれと比べていたんじゃないのかな?という気もします。映像的に古いというのはもはやどうしようもないことですが、圧倒的なスケール感というかエキストラ1000人とか平気で連れて来ちゃう機動力がこの時代の大作にはありますので、そういう部分はCGで何万人見せられるよりやっぱり満足感があるような気もします。まあ当時の人たちに「グラディエイター」を見せたら、やっぱり何万人の方が凄いと言うでしょうけど。古い=有難い、とは私自身はあんまり思わない方ですが、この手のスペクタクルを作らせたらこの時代の作品はやっぱり賭けてるものが段違いでしょう。本気を感じるというか、そういう情熱って観ていて伝わって来るものだと思います。
9点(2004-01-20 22:41:57)
5.  エクソシスト 《ネタバレ》 
悪魔払いをモチーフにしながらも、現代の精神医学や心理学を論拠に「悪魔」の存在に徹底的に懐疑的な視点で扱ったところで高い信憑性をかもし出すことに成功した傑作。単に「悪魔がとりついてしまいました。追い払いましょう」ではなく、あくまでも迷信であると仮定して科学的に症状を説明しようとする医者たち。ついにイエズス会の神父でありながら精神科医の資格を持つカラス神父に鑑定の依頼がされるが、彼の目からも実質否定の状態のまま、催眠療法としての悪魔払いが実施されることになる。悪魔であるというはっきりした確信が持てないまま儀式に臨むカラス神父に悪魔が仕掛けるワナは、実は神父の心に潜む罪悪感との対話という形で人間の尊厳にまで言及し、やがてラストに至る人間対悪魔との壮絶な闘いへと展開して行く。カラス神父の心につけ入ったのは悪魔なのか、それとも彼の罪悪感にほかならないのか。実際にははっきりとした説明をしないまま、観客は素直な心を取り戻した少女の笑顔に安堵の吐息を漏らし、亡き神父の親友はひっそりと友の魂に祈りを捧げる。あまりにもセンセーショナルな原作小説にあくまでも忠実に映画化しただけの監督ウィリアム・フリードキンはこの作品を遂に越えられないまま今なお復活のチャンスを狙っているが、これは悪魔の呪いなんでしょうか。
9点(2003-12-08 23:40:02)
6.  エイリアン2
安易に二匹目のドジョウを狙わず、大ヒットした前作のジャンルを完全に変えてしまうという凶悪な手法で、見事に前作とは全く異なる評価を勝ち得たという点で、映画史に是非残すべき作品。閉ざされた空間、姿を見せない敵、一人、また一人と消えて行く乗組員たち、という1作目の独特の世界観とギーガーの創出した奇怪な異星人の姿を思いっきり逆手に取り、わらわらと湧いて出るエイリアンに立ち向かうのは訓練を受けた職業軍人たち。「今度は戦争だ!」のコピーに恥じず、大派手にやってくれた心意気は大したもの。もちろん前作の独特のムードをブチ壊しにされたとリドリー・スコットが鼻血を出して激怒したのも無理はないが、敢えて大ブーイングを覚悟の上でこれをやったジェームス・キャメロンの度胸と自信には頭の下がる物がある。前作で、丸腰とは言えあれほど大勢の乗組員たちをひとたまりもなくやっつけたのがたった1匹であったことを考えると、いかに武装部隊とは言えずいぶんエイリアンが弱くなった気はしないでもないが、前作を完全にネタとして利用し尽くしたという点で、「二匹目のドジョウの正しい狙い方」に新たな境地を開拓したことの意義は大きい。前作の、かなり真剣なファンである私でさえ、これには参りましたと言うほかなかった。ヘタな猿真似に終わるよりは、はるかに有意義な「続編」だったのではないかと思う。ご立派。
9点(2003-12-08 22:44:44)(良:2票)
7.  エリン・ブロコビッチ 《ネタバレ》 
美人でスタイルが良く基本的にライトなコメディを得意とするジュリア・ロバーツのような女優がアカデミー賞を獲れるとしたらこの役しかなかっただろう。多くの役者が賞獲りレースに参加するために意に沿わない路線変えを余儀なくされる中、絶妙なタイミングでこの役にめぐり合えたジュリア・ロバーツは最高に運の良い女優だと感心した。ストーリーは貧乏のどん底で3人の幼児を抱えるシングルマザーの痛快サクセスストーリー。どう見てもただ生きてるだけで周りの反感を買いそうなほど美人でスタイルの良いジュリアが、カラダの線を思いっきり強調したド派手ファッションで颯爽と歩き、ちょっとダイエットの必要のあるサエない同僚に強烈な啖呵を切るシーンは観る人の勇気をそそる。人間がむしゃらに突っ走れば報われることもあるという、いかにもアメリカ人の好みそうなストーリー。これが実話でなかったら、主役がジュリア・ロバーツでなかったら、猛バッシングは免れないところだろう。観終わった後で気分が良くなるのでマル。
9点(2003-11-22 17:01:57)
8.  遠雷(1981)
私は都会育ちなので、実際に田舎の若者像というものを想像したことすらなかったんですよ。そういう意味で、この作品にはちょっと頭をぶん殴られたような衝撃を受けましたね。とにかく娯楽が何にもないから、若い二人が見合いをしてやることといったらセックスしかない。実際に地方出身の友達に聞くと、そんなものよと口を揃えて言いますが、都会だと普通もっと手順がややこしいじゃないですか。細かいストーリーとかあんまりよく覚えてないんですが、二人が最後に調子っぱずれで歌うのが桜田淳子の「青い鳥」というのも衝撃的でした。だって当時ですら既に懐メロでしたし、若い子が人前で歌ったりする歌じゃなかったですから。都会こそ素晴らしい所だ、都会じゃなきゃ駄目なんだという当時の圧倒的な価値観の中に、地方に根を張って生きて行くことのしたたかさ、たくましさを正面からはっきり言ってのけた、そういう「出て行かない選択」をした若者たちの強さに、これは勝てないと悟った一瞬でした。
8点(2004-01-20 23:04:24)(良:2票)
9.  es[エス](2001)
この実験の存在自体は耳にしたことがあったのと、人間って結構その程度なんじゃないかなぁ、と常々思っているためか特にぶったまげるほどの衝撃は感じなかったが、映像として再現される「狂気」そのもののリアルさには感心した。非常に淡々と1日1日を追いかけて行くために前半での掴みはイマイチな感じが否定できないが、下手な小細工でしょっぱなから盛り上げようとしなかったお蔭で後半の異様な緊張感が際立っている。あくまでも覗き見趣味的に「本当にあった怖い話」を眺める作品かなあ、とは思うけど、もちろんその覗き見趣味は十二分に満足させてくれるし食い足りない物は何もない。実はドイツでは有名なセレブ達だったりするのかも知れないが、ドイツ映画に馴染みがないため登場人物に一人も知った顔がいなかったことも妙なリアリティをかもし出した。役者は上手いし、演出もチャチくない。特に心理学に馴染みのない人にとっても充分楽しめる作品になっていると思う。重ねて言うけど人間って所詮この程度じゃないかと私は思います。ちょっと権限を与えられれば増長するし、取り締まられれば萎縮する。周囲の同年代の友人知人達を含めて、私自身も増長しやすい年代に入りました。わが身に照らして、戒めて行かなければと思いました。
8点(2004-01-04 11:48:46)
10.  エデンの東(1955) 《ネタバレ》 
愛されなかった子供という普遍的なテーマを扱って今なお多くの亜流を生み出し続けているエリア・カザン監督の問題作。旧約聖書を題材にしたとされているが、カインとアベルの物語では弟アベルを殺した罪でエデンの東に追われるのは兄のカインの方である。ジェームス・ディーンの卑屈な個性が、愛されない弟キャルに見事に投影され、屈折した青春が観客の共感を呼ぶ運びは良いが、あまりにも取ってつけたようなラストの急展開には今もって納得がいかない。原作となったスタインベックの同名小説を読んでいないので何とも言えないが、本来映画は原作と切り離して一つの作品として自立すべきであるという観点から考えれば、いくらなんでも安直かつ偽善的な結末ではないかという思いが否定できない。まあこういう映画が喜ばれる時代ではあったんだろうけど。こういう話なら無理やりカインとアベルにこじつける必要もなく、ただ魂の救済をテーマにした美しい親子モノという態度を徹底した方が美しかったんじゃないだろうか。まあ嫌いな作品ではないし、「リバー・ランズ・スルー・イット」が良い良いと騒ぐぐらいなら、こちらの方をお勧めしたい気持ちは充分あるのだが。とりあえずジェームス・ディーンの姿が拝める数少ない作品ではある。が、彼が生き延びて傑作をあと50本も撮っていれば、時代と共に薄れてしまった可能性は否定できない。非常に微妙な8点献上。
8点(2003-12-08 23:55:14)
11.  エアポート’77/バミューダからの脱出
個人的にエアポートシリーズの最高傑作と信じる本作は、なんと飛行機が海の中に沈んでしまったという奇想天外な設定。ほとんどタイトルの意味を失ってしまい、単なる密室サスペンス劇のバリエーションと化しているが、ジャック・レモンにブレンダ・バッカロ、オリビア・デ・ハビランドにジェームス・スチュワートなどシリーズ随一の豪華キャストにクラクラ。沈んだ場所がバミューダ海域というのは当時流行っていた世界のナゾ世界のフシギ系味付けにすぎず、特にストーリーに大きな影響はなかったような気もするが、まあそこはご愛嬌。海に沈んだ飛行機から脱出するのと、沈没船から脱出するのとどう違うのよ、という声も聞こえて来そうだが、飛行機って案外水中に沈むには不向きにできているのだという一つの教訓にもなる。114分のほとんどが海の中という非常に異質な航空パニック映画だが、これが売り物の絶望的な状態で織り成される悲喜こもごもの人間模様も、シリーズ中これが最も美しくてヨイ。まあこのへんでやめておけばよかったんだよね、というのもまた正直な感想なのですが。(以下次号)
8点(2003-12-08 23:21:24)
12.  エンゼル・ハート
行方不明になった往年の歌手、ジョニー・フェイバリットを探し出して欲しいと依頼するナゾのお金持ちの名前がルイ・シフレ。依頼を受けてジョニー探しに乗り出すしがない私立探偵がハリー・エンゼル。もうネーミングだけで笑ってしまう、ウィリアム・ヒョーツバーグの傑作小説の映画化。オカルトとハードボイルドを融合させようと思いついたのは彼が最初ではないかも知れないが、少なくとも私の知っている限りにおいて、成功したのはこれが初めて。映像化の難しい作品ではあるが、アラン・パーカーの暗い画質が原作の持つ独特のオカルティシズムと見事にマッチした。濡れた石畳の舗道、ニューヨークの裏道、湿った空気の都会からニューオーリンズのひなびた雰囲気へと移動する後半。時間的制約もあって多少駆け足になった感は否めないが、考えられ得る最高の水準で映像化されたという意味でファンには嬉しい映画化作品となった。これが遺作となりかねないミッキー・ロークには、ご苦労さまと言うほかはない。なかなか雰囲気があって楽しい作品ですよ。
7点(2003-12-09 00:22:17)
13.  エルム街の悪夢(1984)
シリーズ化されちゃってコメディ路線に流れたようですが、1作目のこの作品は本当に久々の正当派ホラーという感じで非常に好感が持てました。悪夢が人間を襲うという発想も当時かなり新しかったですし、何より登場人物たちが魅力的でしたね。バスルームで後ろから襲われるシーンなど、子供時代から70年代ホラーにどっぷり浸かって大きくなって、いつか自分がホラー映画を撮るとしたらこんなシーンを撮りたいなあ、と思っていたシーンを端から実現してくれた楽しい作品でした。ありそうでなかった、痒いところに手が届く映画だったということです。コワイ、という意味ではそれほどコワくはなかった気がしますが、作り手の誠意が伝わる良いホラー映画だったと思います。ただしシリーズ化は良くないね。
7点(2003-12-09 00:10:25)
14.  エアポート’75
どちらかと言えば悲喜こもごもの人間模様メインだった第1作から、やがてスケールを拡大しすぎて迷走を始めるシリーズの第2作と考えれば、仕掛けもそこそこ派手だしまずまずの及第点と言えるシリーズ中ではわりと地味な作品。前後の作品に比べるとオールスター度はやや低いが、グロリア・スワンソンとリンダ・ブレアが頑張っている。私はシリーズの最高傑作として3作目の「77」が一番面白かったかな、と思っているのだが、この作品は当代きってのアクションヒーローだったチャールトン・ヘストンと、アメリカン・ニューシネマのシンボル的な存在だったカレン・ブラックが共演しているという点でちょっぴり興味深い作品ではある。飛行中のジャンボ旅客機のコクピットのガラスが吹っ飛び、一介のスチュワーデスが操縦桿を握るというちょっとあり得ないストーリーだが、まあこの時代の映画って夢があったよなあ、と思わされる展開ですね。どうでもいいけどただでさえ寄り目のキツいカレン・ブラックが操縦桿を握るという都合上、真正面からのアップが多く、観ている私も寄り目になりました。キャスティングが面白い、というだけで7点は甘すぎかしら。
7点(2003-12-08 23:12:42)
15.  エントラップメント
「キャサリン・ゼタ・ジョーンズはカラダが柔らかい」っていう映画ですよね?でも芸になってるからいいじゃん。と思った私は寛容すぎ?だってやっぱりカラダは固いより柔らかい方がいいですよ。それだけで6点あげちゃう私もどうかと思うが。
6点(2003-12-14 04:01:58)(笑:1票)
16.  エアフォース・ワン
個人的に、グレン・クローズの出て来る映画ってハズレが少ないように思います。この映画は、周りがあんまりつまんない、つまんないと言うのでかえって面白くなってしまいました。何かのインタビューでショーン・コネリーが、「ハリウッドもずいぶん変わった。今じゃ大統領があの冒険家だ」と言ってましたが、クリントン時代の映画に出て来る大統領ってなんだかとっても若くてアクティブですよね。ゲイリー・オールドマンの大げさなテロリストぶりや、ウィリアム・H・メイシーのキレっぷりに、いちいち声を出して笑いころげて観ていた記憶があります。カッコよくテロリストと戦いながら、家族を人質に取られてテロに屈してしまう大統領という設定も笑えました。何より目の前で飛行機からぶら下がったりしているのが大統領だというだけでもう。あ、私もしかしてジャンル間違ってますか?
6点(2003-12-11 01:44:07)
17.  A.I.
セオリーから何から、もう全然ダメダメなんだけど、ジュード・ロウのジゴロ・ジョーに敬意を表して6点。ハーレイ・ジョエル・オスメントの卑屈な個性は観る人を辛い気持ちにさせるが、役柄にはちゃんとマッチしていたので良い。普通に訴えるものはあるんだけど、訴えているものが普通すぎて特に新しい驚きはない。ただひたすら、ジゴロ・ジョーが素晴らしい、それだけ。
6点(2003-11-22 17:46:06)
18.  エイリアンVS. プレデター
8歳児向けだが、ことエイリアンが絡むと途端に8歳児モードにシフト出来てしまう私はうっかり楽しんでしまうことが出来た。ほとんど寅さん状態っていうか。おーおー元気でやってるぅ、頑張れぇ、という楽しさ。誰にも期待されてないことをよくよく自覚している無茶苦茶ベタなストーリーと、子供向けのコスプレアクション物にありがちな対決シーン展開、過去にエイリアンと闘った人類の中ではずば抜けて強いサナ・レイサン。ツッコまれるために出来たような映画だけど、まあお祭りですから。真面目な人にはかなり辛かったでしょうね。盛り込まれたギャグは全て空振っており場内の誰もクスリとも笑ってませんでした。私はそれなりに楽しかったんですが、まあエンドロール最後まで観なくていいや、と思ってしまった久しぶりの作品でしたし、わざわざもう1度観ようとは思いません。プレデターの中で、メインで活躍していた彼にはちょっぴり『死霊のえじき』のバブくんを思い出しました。Bマイナス級のエセ“超大作”だと思いますが、今年は年末年始向けの大バコ物が寂しいので、そこそこ売り上げるのではないでしょうか。確かに正月向けではあると思います。
5点(2004-12-19 02:21:29)
19.  エバー・アフター
たまたまヒマな時にCATVで観たのでそれほど腹も立ちませんでしたが、劇場へ足を運んでいたら口直しに何か別の映画が観たくなっていたかも知れません。普通に笑えるし普通に納得の行くラストなのですが、どうもドリュー・バリモアにもう一つ美貌を感じられないとキツいです。魅力的な女優さんだとは思うのですが、美貌度ではちょっと厳しいです。アンジェリカ・ヒューストンはこういう路線がちょっと板につきすぎてしまってコワイです。もう後戻りは効かないんだろうナ・・・お嬢さまなのに。
5点(2003-12-09 00:03:47)(笑:1票)
20.  L.A.大捜査線/狼たちの街
単に主人公が薄かったせいもあるだろうが、デフォーファンの間ではなかなか評価の高い作品。ウィリアム・フリードキンは「フレンチ・コネクション」や「エクソシスト」で大御所の仲間入りを果たしたかのように見えたが、結局普通の映画監督でしかないことをこの作品で決定的にさらけ出した。観る人の期待度にもよるだろうが、あまり期待せず、普通よりややレベルの低い刑事ドラマと思って見ればそれほど大きく裏切られることもないと思う。正直、デフォーのファンでもない限り、わざわざお金を出して観るほどの映画ではないと思うが。
5点(2003-11-29 18:06:26)
0121.86%
1121.86%
2172.63%
3264.02%
4304.64%
5517.89%
67611.76%
710416.10%
813120.28%
910115.63%
108613.31%

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