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コメント数 814
性別 女性

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1.  エンジェル・アット・マイ・テーブル
道の真ん中から、少女が私を見ていた。目が合って、逸らされ、戸惑われ、そして逃げられた。ただそれだけで、これは傑作だと確信した。実話に基づく1人の女性の、「自分探し」というにはあまりにも壮絶な魂の遍歴。叙情的で詩情に溢れながらも、暴威的なまでに人間の最深部に迫って来る作品。残酷なまでの繊細。饒舌な静寂。多弁な黙然。その全てを包み込むニュージーランドの風景。良い意味で閉じた僻地。原作者のジャネット・フレイムは2004年1月、逝去した。あの少女は天国のように美しい国から、本当の天国へと旅立ってしまった。思いを馳せながらもう1回観てみよう。それはとても勇気のいることだけど。
10点(2004-04-06 00:42:42)(良:1票)
2.  エル・ニド
冒頭、煙った大気の中を立つ馬。神話的で、まるで何かを暗示するよう。“子悪魔的な少女と彼女に翻弄される初老の男の物語”という陳腐で安っぽい話ながら、全編が一貫して不思議な保護膜に包まれて守られていて、何とも神話的なその雰囲気、空気感には魅了された。「シベールの日曜日」のパクリっぽいことは否めないけれど、私はこっちの方が好き。
9点(2004-09-06 00:09:06)
3.  エクソシスト ディレクターズカット版
そんな階段の降り方したら、ヘルニアになる。
9点(2004-09-05 23:47:27)
4.  エンパイア・レコード
かなり好きな作品。10代のリブ・タイラーやブレイク前のレニー・ゼルヴィガーの生き生きした表情が大好き。登場人物たちの人生の特別な一瞬を閉じ込めたような、“永遠なる一瞬”がある作品。ヘタな美化をせず、まんまチープにあくまでも“B級”なノリで貫いた、安っぽくもお洒落で可愛い作品。小さい頃わくわくして集めた安っぽいプラスチック製の指輪。そんな安くて、だからこそ素敵なものがいっぱい詰まった、宝箱のような作品。私の中で “愛すべきチープな雰囲気”を大切にしたい作品。
9点(2004-02-09 17:54:25)
5.  悦楽共犯者
私が「ヤン・シュヴァンクマイエル」の名前を知ったのはこの作品。雑誌で作中のワンカットの写真を観ただけでやばい位に心魅かれた。タイトルも私の心にクリーンヒットしてしまった。観れば分かるけれど、これ程適切なタイトルはない。大衆映画では絶対にお目にかかれない独自世界、“戦闘的シュールレアリスト”ヤン・シュヴァンクマイエルの描く深遠で哲学的な変態世界。好みは分かれるだろうけれど、他の何にも似ていないこの独自世界、1度観てみて損はないと思います。
9点(2003-12-23 22:12:49)
6.  エクソシスト
この映画ほど悪魔描写が深遠で、こけおどしではない真摯な姿勢でオカルト性にアプローチした作品は他にないと思う。映像も素晴らしく、全編を通じてゴシック絵画の羅列のように美しかった。スプラッタ・ホラーの金字塔が「死霊のはらわた」であれば、オカルト・ホラーの金字塔は「エクソシスト」。傑作です。そんなこと、今更言うまでもないけれど。
9点(2003-12-21 20:24:55)
7.  永遠と一日
永遠とは全てを包括し総括した絶対的な概念であるはずなのに、同時に絶望的に曖昧で不確定で、具体に寄らない卑怯で狡猾な逃げの表現でもある。永遠とは不確定と不毛と矛盾の総体だと思う。永遠というプログラムには脆弱性があって、それを埋めてくれるアップデートはないのです。老人の最後の一日。永遠の通過点の1つに過ぎない一日。だけれど時に、極度に限定された一日の質量は永遠のそれに匹敵するのだ、とこの映画は提示する。それは厳しく優しい矛盾、永遠が持つ脆弱性でした。老人の最後の一日、だけれどそこには紛れもない永遠がありました。優しく穏やかな「永遠」という澄んだ混沌がありました。
8点(2004-11-21 12:03:28)
8.  英国式庭園殺人事件
つまらないよ。ほんとつまらない。意味も相変わらず全然分からない。だからお勧めはしない。グリーナウェイ作品は正直、毎回頭に来る位訳が分からない。でも同時に、その訳の分からなさに上手く懐柔されている自分もいる。ただひたすら感じるのは、圧倒的な様式美と、腐りかけた臓物を無理矢理食わされるような不快感。そしてそれを行う相手はあくまで無感情。何でもないシーンの羅列、有り触れた日課、それでもそこに流れる空気全てに腐敗の臭いがする。何がどうというシーンもないのに、全体的に凄く気持ち悪い。多分、上流社会の腐敗を凄く的確に描いてるのではないかと思う。罪悪感のない悪意や、煌びやかな腐敗。綺麗なのに、胸が焼ける位に醜い。何だろうな~、恐ろしく退屈なくせに心中を穏やかにさせない罪作りな作品だった。私はこういう観客不在で進行する作品を観ると、器用に無視することも出来ずに、真面目に勝手な解釈を始めちゃう痛くて不器用な人間なので、こういう映画ほど、何かを考えてしまう。多分ずいぶんあさってなことを。グリーナウェイ作品は毎回対応に困る。何というか、ほんと、イヤな監督。
8点(2004-09-06 20:50:26)
9.  炎上
10代の時に原作の「金閣寺」を読み、その心情の全てを吐露し抉り出すような文章に圧倒され、日本語はこんなにも美しく深くグロテスクなのか、という畏怖に似た感情を抱いたのを憶えている。言葉は時には心を凌駕することもあるのかも知れない、そう思った小説の1つでした。しかしあまりにも観念的に過ぎ、しかも私の読解力が呆れるほど痛い為、主人公の内面世界の外の状況が客観的に分からなかった(記憶がある…私だけかな?)。そしてこの映画化作品を観た時にやっと理解した。こういう状況だったんですね。小説と映画の両方に接することをお勧めしたい作品です。どちらも強烈な美意識に溢れています。「滅して初めて完成される」、それは仏教観念の1つなのです。
8点(2004-04-02 13:53:14)
10.  A.I.
人間とロボットの違いは何か?と考えた時に、意外と明確な答えは出て来ない。「人間は自然物で、ロボットは人工物」?しかし詭弁ながらもこういう反論も出来る。“自然の産物である人間が進化の過程に必然的に作り出したものもまた、自然の産物であり、そういう意味で人間とロボットは同系列的な存在だ”と。では「ロボットはプログラミングが必要だ」?それも違う。人間にとっての教育と、ロボットにとってのプログラミング。それらは第三者の教育的介入、という点では何の違いもない。つまり人間とロボットの違いは、構成体が有機的か無機的かの違いだけなのだ。人間もロボットも、その精神の実体は脳内の電気信号の交換に過ぎない。人間の脳は有機的コンピューターで、ロボットの脳は無機的コンピューター。それだけだ。人工知能を持ったロボットの思考能力は、人間と何ら変わらない。だから私は、デイヴィッドは人間だったのだと思う。彼の、プログラムによる融通の効かない行動パターンは、人間の、偏狭なイデオロギーを前提とする自己満足的な行動と何ら変わらない。彼と彼が彷徨うこの作品世界。矛盾と破綻、消化不良と自己完結のこの作品世界の姿にこそ、「人間」というものがあるのかも知れない。「人間」を描く上でデイヴィッドはスケープゴートであり、知らず「人間」を体現していた。釈然としない展開、絶対的な破綻と引っ掛かりが観る者を戸惑わせる作品だけれど、好意的に観ればどんな解釈でも出来る懐の深い作品のようにも思える。要は、破綻は大きいけれど、この作品に残された思考ののりしろを私は否定しないということだ。タイトルはとても良い。誰もが気付いただろうけれど、日本人は「A.I.」を「愛」と読める。この稀有な偶然は、日本(だけ)でこの作品がヒットした1つの要因なのだろうと思う。
[映画館(字幕)] 8点(2004-03-01 16:54:01)(良:1票)
11.  エイリアン3
デヴィッド・フィンチャーの味。音楽ビデオという映像畑出身ゆえ、そのセンスは折り紙付きの当時27歳の新進気鋭。監督デビュー作としてこのシリーズを任された重圧はおそらく凄まじいものだったことは想像に難くないが、結果的に充分な仕事をしたと思う。後の「セブン」で固まる、良い意味で期待を裏切る斬新な展開。1はホラー、2はアクションと来て、3に宗教色を盛り込んだその意外性。そうだな、このシリーズ、もう宗教の部類だ。映像美についても、他の監督と比較しても遜色のない出来だったと思う。何はともあれ、完結して良かった…え!?…完結してない!?…いや、私は4なんか知りません。知りませんよ。
8点(2004-01-21 16:32:14)
12.  エイリアン2
ジェームズ・キャメロンの味。妥協と躊躇を知らないダイナミックな娯楽第一主義。前作で見せ付けられた単体の恐怖から一転、今作では不遜なまでの物量作戦が繰り広げられる。流石にエンターテイメントの極意を知り尽くしたキャメロン監督、無駄と間隙のない一級アクション映画に仕上がっている。前作ではただ尊大なだけに映ったリプリーという女性が、今作では毅然とした姿の中にも他者に対する愛情を見せる。ただ相変わらず特定の者以外に対しては冷たかったですが(笑)。他人から親切を受けたらお礼位はちゃんと言おうね。やっぱりリプリーちゃんは性格的に問題がある。でも、あれ位でないと生き残れないのかも。
8点(2004-01-21 16:22:49)
13.  エイリアン
リドリー・スコットの味。流石に光と影の魔術師で、硬質で野暮な金属の構成体たる宇宙船内部すら、どこか高尚でありながらも色気の漂う映像空間に変えてしまうそのセンス。1つ1つの陰影全てが不敵なまでの計算の下に映し出される。美しい。閉鎖空間で繰り広げられる、これ以上はないというまでの心理戦。「宇宙人との対決」というテーマは、一歩間違えたらB級映画にまで陥落しかねないのに、この作品にはそこはかとなく高貴な雰囲気が漂い、圧倒的なまでに詩的。SFホラーの金字塔とまで昇華されている。ただ1つ指摘するなら、人物描写が物足りないような気がした。登場人物の背景が一切見えず、主人公のリプリーという女性の魅力すら伝わらない。残念ながら彼女は私には、ただ自己中心的で強気の女性、というようにしか見えなかった。まあ、主役はむしろエイリアンだからいいのかな。相変わらず私の好みのテイストの映画ではないけれど、このシリーズには、好き嫌いの範疇を超えた、その功績に対する1つの敬意としての高評価を呈示します。
8点(2004-01-21 16:14:16)(良:2票)
14.  エリン・ブロコビッチ
いいじゃないですか。爽快、痛快。そのバイタリティに惚れます。根拠なくポジティブな人間は胡散臭いですが、これは実話というだけあって、エリンというキャラクターにリアリティがあります(まあ、美化はかなりされてるでしょうけど)。世の中を動かすのは知性ではなく行動力。机上の空論では新しい風は作れない。外に出て、目を開けて、小さな道が開けた時、そのタイミングを逃さずにに猛進よ!ってな感じのかっちょいい女性の映画でした。
7点(2004-04-02 14:13:46)
15.  エイミー(1997) 《ネタバレ》 
公文のCMでこの曲を聞いて、「子供の声なのにえらく歌がうまいな~」と思っていたら、この映画の主人公の女の子の歌だった。その歌声を聴くだけでもこの映画を観る価値はあると思う。ストーリー運びなど色々な所の粗は気になるし比較的地味な映画だけれど、悪くないです。松本人志の「シネマ坊主」にも書いてあったんだけれど、ラストの現実感が良かった。もしこれがハリウッド映画なら、きっとラストは有り得ない位みんなハッピーになってしまったでしょう。でもこの作品にはそれがなかった。だから良かったですね。
7点(2004-01-07 14:36:12)
16.  8 Mile 《ネタバレ》 
洋楽にさほど興味もなくほとんど分からない私は、ラップというものが本来はあんなに汚い罵倒の言葉の羅列だとは知らなかったので軽く面食らったけれど、まあ、1つ勉強にはなった。2時間で安易にスターの階段を上るような出来合いのストーリーではなく、アメリカンドリーム前夜もしくは序章、という形でキッパリ終わるラストは良かった。主題歌の耳障りも良い。
6点(2004-03-15 12:11:54)
17.  エバー・アフター
以前「トレビアンの泉(仮名)」で、「シンデレラは人を殺したことがある」というネタに笑ってしまった。そうか、殺してたのか…(笑)。それはさて置き、ドリュー演じる、知性と謙虚さとアグレッシブさが混在する現代感覚的シンデレラは新鮮。テクノ音楽とシンデレラストーリーという、本来なら対極なもの同士がしっくり来ているというのも面白い。
6点(2004-02-26 19:55:44)
18.  ELEVATED(エレヴェイテッド)
以前某番組で「エレベーター」の日本語を考えるということをやっていて(「昇降機」という日本語が思いっきりあるのだが)、「だまり箱」という提案が通った。うん、確かにみんな黙る。奇妙な空間ですよね。見知らぬ人達とぎっしり狭い空間に収まって。確かにエレベーターには、日常とは微妙にずれた奇妙な世界への入り口がある。そういう着眼点に6点。
6点(2004-02-19 16:14:45)
19.  エアフォース・ワン
何かに付け、アメリカ人にとって大統領ってのは特別なのだなあ、と思う。ヒーローなんでしょうね。…ハッ。内容はダイ・ハード空中密室バージョンみたいな感じで、エンターテイメント作品!という感じです。そつなく出来ていると思ったので、6点献上。ただあの馬鹿馬鹿しさには腹が立ちますが。大統領があんなに強いかよ。美化すんじゃねえよ、いい加減抜かすなよ、みたいな。
6点(2004-01-28 20:46:56)(笑:1票)
20.  エルム街の悪夢(1984) 《ネタバレ》 
アイデアや演出や雰囲気は好きです。魅せる力はある。邦題も私的にはかなりキャッチー。ただもうちょっとフレディという人物に関して掘り下げて欲しかった。続編でどんどん明らかにされるのですか?この作品の時にもう続編を視野に入れていたのでしょうか?続編は観ていないので何とも言えないですけど。あと、ジョニー・デップの死に様は凄かった(笑)。死体が見たい。
6点(2004-01-11 16:09:10)
020.25%
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