1. エイリアン:コヴェナント
《ネタバレ》 登場人物は別なので仕方ないのだけれどもいつも同じ事を繰り返して酷い目に合っている人間達を見ていると「馬鹿みたい」と思えてしまう。その点でオリジナルシリーズにおけるリプリーの存在は重要で、「エイリアンはヤバいんだって!信じてちょうだいよ!」と注意喚起してくれて、にもかかかわらずナメちゃってる登場人物達が「あれ、ちょっとヤバくね?これ」ってなる展開がちょっと小気味良かったりする。つまり今作にもエイリアンの存在は知らずともめちゃめちゃ警告して注意深い慎重派が必要。更に言えばそれはリプリーとキャラを重ねた様な主人公であるべき。そこで、『にもかかかわらず』系のおバカキャラがやらかすならばまぁ良いんだけれども、今作は溜めも無くしょっぱなからナチュラルなおバカばかり。主人公の存在感も無く、序盤ではいい感じのトラブルメーカー臭があった代理船長も途中からいるんだかいないんだか的な扱いに成り下がる。最も罪深いシーンはこの船長がフェイスハガーに襲われるシーンであり、その前にめちゃくちゃヤバそうな研究室を見せられておいて、その数倍ヤバそうな地下室で、どこからどう考えてもヤバそうな巨大卵を「覗いてごらんなさい」と言われて覗き込むっておかしいでしょう。「この人はフェイスハガーの事をよく知らないんで近づいて覗いちゃっても仕方ないんですよ」という脚本の言い訳も通用しないくらいしょうもない展開でした。宇宙船のハッチを開けた時の時間が止まった様な描写がフレッシュで綺麗だった事と、主人公のエッチな体は素晴らしいです。 [インターネット(吹替)] 6点(2018-04-15 12:47:28)(良:2票) |
2. ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q
《ネタバレ》 冒頭からの全ての描写や設定や謎においてつきまとう「どうでもいい感」をラストまで拭いきれず。今作『Q』での謎は、前作『破』でのそれとは比べ様もなく深まっているのは解るんですが、旧シリーズを観ながら訳もわからず興奮していたあの頃(思春期の頃)と比べて鈍感になってしまったのかなと。他、難癖つけたいのはメカデザインのダサさです。色合いもゴチャゴチャしてるし、旧劇場版での量産機の様な気色悪くて不安を煽る様なデザインの方が好みなんです。終わりに予告での8プラス2号機にズコーンとなったのでマイナス1点。けれどもやっぱり宇多田ヒカルは天才のでプラス1点。すみません。僕は単純に『破』でいいです。 [映画館(邦画)] 3点(2013-01-08 22:37:29) |
3. SP 野望篇
《ネタバレ》 全体のほぼ9割近くを思わせぶりのみで作り上げている金儲けのためのヒドい作品だと思います。「何か起きるか!?起きない」「謎が解けるか!?いや解けない」のパターンに終止するのみで97分間。撮りたい見せ場を成立させるため、前シーン段階の設定をつじつま合わせする事は悪い事ではないけれど、それをやるならばもっともっと考えておかないと。日本のアクションは本当にココの詰めが甘い。岡田のアクションのキレと香川照之に1点ずつ。 [映画館(邦画)] 2点(2010-11-21 08:36:04) |
4. ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破
《ネタバレ》 この作品は前提に前シリーズがあり、そことどうストーリーが変わっていくのか、という鑑賞の仕方をしている方が自分を含めてほとんどだと思います。なのでこの作品を本当の意味で正当に評価できているのかはわからない。けれど、この「破」は続編としても単品としてもかなり完成度の高い作品だと感じました。 戦闘シーンの「序」どころではない激しさにゾクゾクし、アスカのまさかの展開に口をあんぐりし、特にレイの変化には驚かされました。そのレイを想うシンジの気持ちに「綾波を返せ!」でホロリ。 もしかしたらこの「破」の終盤の展開は前シリーズよりも世界観を浅くしてしまう危うさもあるのかもしれない。けれども、単純に「アスカも一応元気な姿で予告に出てきたし、レイもシンジも無事で良かったー!」で帰れるヱヴァも好きです。面目躍如といった感じでやはりすごいアニメだと感じました。アスカの無事を確かめるため、「Q」も観に行かせてもらおうと思います(笑) [映画館(邦画)] 9点(2009-06-28 15:08:08)(良:1票) |
5. X-MEN:ファイナル ディシジョン
《ネタバレ》 ジャガーノートきっついな~。ヒーローものなのにビジュアル面で登場人物が誰もかれも垢抜けてないのはきつい。橋を動かすシーンもサブかったし。エレン・ペイジは萌えたけど(笑) 作品のオーラが全体的にダサダサな感じでダメだった。 [地上波(吹替)] 3点(2009-01-12 03:01:40) |