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イニシャルKさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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41.  憎いあンちくしょう 《ネタバレ》 
石原裕次郎&浅丘ルリ子主演のロードムービー。全体的に軽いタッチで描かれていて(ひたすら重苦しかった「愛と死の記録」と同じ蔵原惟繕が監督とは思えないほどに。)なかなか楽しめた。既に下の方も書かれているが、浅丘ルリ子がのちに「男はつらいよ」シリーズで演じるリリーの原型のようなマネージャーを好演しており、やっぱりこの女優にはこういうキャラクターがよく似合っていると思うし、裕次郎も自身とオーバーラップするような大スター役がピッタリとはまっている。それに、ディレクターを演じる長門裕之(桑田桂祐にしか見えない。)も見ていてなにか笑える存在でよかった。しかし、芦川いづみに関しては前回見た「風船」での珠子役が素晴らしかっただけにこの映画ではイマイチパッとしないのが残念。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2008-03-14 02:38:19)
42.  二階の他人
山田洋次監督のデビュー作。同時期に松竹に所属していた新人監督だった大島渚監督や吉田喜重監督のデビュー作のような衝撃的な映画ではなく、新居のローン返済の為にその二階を貸間にしている若夫婦の話という庶民的なテーマなのが山田監督らしい。デビュー作ということもあってか山田監督らしさはそれ以外あまり感じられないが、上京した母親のことで兄弟が口論を始めるシーンは「男はつらいよ」シリーズでの諏訪三兄弟の口論シーンを彷彿とさせていた。その母親を演じる高橋とよがいい味を出している。
[DVD(邦画)] 6点(2006-12-06 02:34:20)
43.  日本橋(1956) 《ネタバレ》 
市川崑監督の初のカラー映画となる泉鏡花原作の文芸映画。主人公の芸者 お考(淡島千景)の恋愛模様や、ライバルの芸者 清葉(山本富士子)とのバトルなどが描かれていて一見すると王道を行く女性映画なのだが、市川監督らしい変化球演出もある作品になっている。しかしそういった市川監督の演出と作品自体の世界観がうまくマッチしなかった印象が強く、映画としては正直イマイチ。冒頭に幽霊を出してホラー風味を加えるのはいいとしても、熊の毛皮を来た赤熊(柳永二郎)のウジをアップで撮っている意図がよく分からない。赤熊の異様さを表現したかったのかもしれないが、こういう表現をすると単なる変質者のストーカーにしか見えず逆効果だと思う。それに葛木だけでなく赤熊も柳永二郎のようなおじさんではなくもっと若々しい俳優のほうがよかったのではと思えてしまい、この時点で既に失敗しているような気がして、巡査役の船越英二と役柄が逆のほうが良かったと本当に思う。それからしっとりとした前半に対して後半がちょっと急展開すぎるのもバランスが悪い。本来市川監督はこういうジャンルは不得手という印象はないだけに本作はどこか空回りしているのが残念。ただ、お考と葛木が出会う夜の橋のシーンは良かった。ところで、本作は市川監督にとって「処刑の部屋」の次の作品で、主演だった川口浩がチョイ役で出演しているが、子供たちと一緒に若尾文子にちょっかいを出すガキ大将の役というのはギャグにしか思えない。
[DVD(邦画)] 5点(2014-06-12 18:05:27)
44.  ニュージーランドの若大将 《ネタバレ》 
若大将が社会人となって2作目。本作は前作「フレッシュマン若大将」と同じ自動車会社が舞台で直接の続編のようになっているが、若大将と節子(酒井和歌子)の関係はいつものようにリセットされているので少し不思議な感じ。社会人という設定となった若大将はスポーツをやらなくなり、シリーズの見どころの一つがなくなったことでなんだか地味な印象だが、その代わり社会人となった若大将はすっかり学生気分が抜けており、劇中節子から評されているように仕事熱心なモーレツサラリーマンという感じに描かれてはいるがポジティブなキャラクターは変わらないのが嬉しい。前作に続いて久太郎(有島一郎)が若い女に惚れるエピソードがあるが、今回はうつみ宮土理。この頃ちょうど「ロンパールーム」のお姉さん役を卒業後、本格的に芸能活動を始めた頃だろうか。(古い話だな。)前作同様若い女に夢中の久太郎がかわいらしい。前作で夫婦となった江口と照子(中真千子)が相変わらずアツアツなのがわざとらしく感じる部分もあるが、微笑ましくもある。
[DVD(邦画)] 5点(2012-02-07 17:57:40)
45.  虹をつかむ男(1996)
渥美清の死去により、「男はつらいよ」シリーズが突然打ち切られ、急遽代わりに作られた映画。主演はこの年も作られるはずだった新作「寅次郎花遍路」に出演予定だった西田敏行、ヒロイン役も同作でマドンナを演じる予定だった田中裕子。そのほかのキャスティングもかなり寅さんと被る。倍賞千恵子、前田吟、吉岡秀隆の三人に至ってはこの映画でも親子役であり、製作決定から公開まで日がなかったことをうかがわせる。肝心の出来はというと、やはり急いで作られたが故にあまりよくない。が、ラストはちょっと感動した。しかしこういうのを見ると、巨匠と呼ばれながらも「男はつらいよ」という国民的映画シリーズを30年近くにわたって作り続け、それが終焉を迎えた後もこうやってお仕着せのプログラム・ピクチャーを作らされる山田監督がちょっと哀れに思えてくるのだ。
[地上波(邦画)] 5点(2005-05-11 23:34:12)(良:1票)
46.  人間の証明 《ネタバレ》 
20年ぶりくらいの再見。その昔にテレビで見た時も正直言ってあまりよくない印象を受けていたが、今見てもやっぱりという感じ。角川映画の2作目で、国内の豪華な俳優陣だけでなく、ニューヨークロケやのちに「復活の日」にも出演するジョージ・ケネディといったハリウッド俳優の起用など力の入った作品になっていて「とにかくすごい映画にしよう」とか「世界的にも売り出したい」という角川春樹の意気込みだけはじゅうぶんに伝わってきて、いかにも角川映画という感じなのだが、どこか空回りしていて滑稽に見えるし、初めて見た時も思ったのだが、ストーリーも「砂の器」のような感じでなんだかなあという気になる。脚本はオファーではなくオーディションで松山善三のものが選ばれたみたいなのだが、その脚本にも粗が目立っていて、本当に吟味してオーディションしたのかという気になるし、松山善三の脚本作品を何本か見た今になっては本当に松山善三が書いたのかと思えてくる。突っ込みどころは満載だが、中でもクライマックスの八杉恭子(岡田茉莉子)のスピーチのシーンは感動させようとしているのが見え見えなのだが、突っ込みどころだらけでリアリティが微塵もなく、思わず「なんだこれ」と声を出したあと笑ってしまった。このシーン、松山善三のような脚本家ならもうちょっとなんとか出来たのではと思うし、何より岡田茉莉子の無駄遣いにしか見えない。ラストの麦わら帽子が飛んでいくシーンは幻想的で印象に残ったが、見ていてなぜか「金田一耕助の冒険」のパロディの方を思い出してここでも笑ってしまった。脇をはじめとした豪華なキャストはそれなりに楽しめる映画ではある。ただ、主役の刑事を演じる松田優作は今見てもやっぱりイマイチな感じなのがちょっと残念。ストーリーの鍵となる「帽子」の詩が良く、まあ、それに免じて5点。(2022年1月16日更新)
[DVD(邦画)] 5点(2005-03-16 19:25:19)
47.  226 《ネタバレ》 
笠原和夫は「日本暗殺秘録」のラストパートでも226事件を描いていたが、それを長編映画で再び採り上げた作品ということで見てみた。(「日本暗殺秘録」を見ていなければ本作はたぶん興味はわかなかっただろう。)冒頭にいきなり決起した青年将校たちの襲撃シーンから始まり、その後も回想などで事件に至るまでが描かれることなくそのまま進んでいくのにはビックリ。背景のドラマが見えないため、映画に全く入り込めずに終わってしまった感じ。笠原和夫はこういう群像劇は得意なはずなのだが、一体どうしたのだろうと思うほどだ。将校たちの妻や子供も登場しているが、これでは登場する意味がなく、出さない方が良かった。大作映画らしく出演者も豪華だが、その使い捨て感もいかにも大作の邦画にはありがち。「226事件の全容を描く」とあるが、はっきり言ってそう謳うのであればもっとドラマ重視の作りにすべきだった。(この内容で上映時間が2時間未満というのも短すぎる。)松竹の映画だが、出演者に東映の映画でよく見る人が多く、(加えて五社英雄監督もこの頃は東映での仕事が多い。)そのせいか松竹というよりはどこか東映っぽい雰囲気ではあるが、もし、松竹ではなく東映で映画化されていたら印象は違うものになったかもとつい思った。それと「日本暗殺秘録」を手掛けた中島貞夫監督で見たかった気もする。
[DVD(邦画)] 4点(2016-05-20 22:51:15)
48.  日本沈没(2006) 《ネタバレ》 
群像劇や政治ドラマで面白く出来るはずなのに両方とも深くは描かれずただただすごい特撮をずっと見せられてしまったハリウッドかぶれの映画という印象。とくに「デイ・アフター・トゥモロー」を強く思い出した。ラストも「アルマゲドン」のようでなんだかなあという感じでつまらない。橋本忍脚本の73年版は前々から見たい見たいと思いながら未だ未見なのだが、このリメイク版がこのような出来だったのでなおさら期待が高まってしまった。本来なら3点というところだが、石坂浩二と豊川悦司という市川崑監督の金田一もので金田一耕助を演じた二人の俳優に加えて加藤武まで出ているのが市川ファンとしてはちょっと嬉しかったのでこれに免じて4点。
[映画館(邦画)] 4点(2006-07-16 20:41:19)
49.  虹をつかむ男 南国奮斗篇
「虹をつかむ男」の続編だが、前作にあった映画への愛というのかそういうものが前作ほど描かれておらずに別の作品になってしまった感じで残念。前作は渥美清の死後に「男はつらいよ」の新作に代わって急遽作られたという事情があるのに対し、本作はじゅうぶんな時間と余裕があったと思うのだが、前作のほうが良かった。それに、どことなく取り合えず作ってみた続編という感じもする。
[地上波(邦画)] 4点(2005-10-20 13:48:27)
50.  日本海大海戦 海ゆかば
確かに三船の演技や仲代達矢のナレーションは重厚だし、伊東四朗や若い佐藤浩市も良かったのだが、肝心の内容は「3年B組金八先生」の生徒役だった沖田浩之と三原じゅん子(金八ファンを動員するためのキャスティングか。)の安っぽくそしてどうでもいい恋愛ドラマなどはっきり言って邪魔だし、なにより全体的に緊迫感が無く、散漫な印象でドラマとしての重厚感に乏しく、クライマックスの戦闘シーンも大事な部分がなにも描けておらず終わりかたも唐突に説明テロップ出してエンドロールでは途中で脚本家が丸投げしてしまったような印象しか残らない。その戦闘シーンにやたら爆発描写が多いのも中野照慶監督らしいと言えばそうだがちょっとやりすぎの感もあり、肝心の中身がスカスカだからだろうか自己満足のようにも思えるし。元々本作よりも同じく三船が東郷平八郎を演じる東宝の「日本海大海戦」が見たかったのだが、どうせなら東映の本作と見比べてみようかと先に本作を見たわけだが、この出来では口直しの意味も含めて余計に東宝の「日本海大海戦」が見たくなってしまう。
[DVD(邦画)] 3点(2009-08-11 14:24:14)
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