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あにやん‍🌈さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 2517
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ホームページ http://coco.to/author/aniyan_otakoji
自己紹介 レビューを相当サボってしまってるの、単に面倒になっちゃってるからなんですよね。トシのせいか、色々とメンド臭くなっちゃって。
映画自体、コロナ禍以降そんなに見に行かなくなったのだけど、それでも年に70~80本は見てるワケで(でも今年は50本行かないかな?)、レビュー書けよ自分、って思ってる、でもなんか書かない、みたいな。
これからは今までよりも短文でレビューを上げてゆきたいな、と思う次第であります・・・微妙だけど。.

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1.  ニセコイ 《ネタバレ》 
 最近TOHO系を避けて松竹系によく行くようになったんで、特報とか予告編とか見せられまくった気がするのよね、この映画。そのたびに、きっとバカバカしい映画なんだろうなぁ、って。   いやもうこんな映画に感動させられたり泣かされたりするのってなんか負けた感じがしちゃって。チョロい、チョロいよ、アタシ、みたいな。   予告編から受けるイメージ通り、あるいはそれよりヒドいギャグタッチのおバカ映画なんだけど、丁寧に作られてるのよね。カメラとか照明とか、ちゃんとしてるの。おバカだからって、決してバカにしてない、手を抜いてない作り。  ニセモノの恋愛の中に本当の愛を見つける内容に符号するように、ニセモノで飾られた映画の中に本気を見せて貰った感じがして。   あり得ない設定やキャラばかりで組み立てられているけれど、そのあり得なさの中にいっぱいのキモチが織り込まれていて、そのキモチに引っ張られちゃうのよね。   ヒロインの強さっぷりと弱さっぷりがとても魅力的で、なんかキモチがシンクロ状態で、友達ノートと『ロミオとジュリエット』とラストで3回泣けたわ。4回泣けますって言いながら1回も泣けなかった映画と対象的ね。おいおい、こんな映画で泣くか~みたいな。  それにクラスメイトのコ達もいいコなのよね。登場人物が多いので、中途半端な、もう少し描いて欲しいな、ってキャラもいたけど、それだとテンポ悪くなりそうだし。それでなくてもちょっとクライマックスのテンポが悪かった気もしたし。   決して素晴らしい名画とか言うことは出来ない、マンガ原作の日本らしいおバカ映画だけど、こういうのもアリですなぁ、としみじみ。この映画でしみじみっていうのもヘンだけど。   そうそう、余談だけど『ニセコイ』のパンフレット、表紙と裏表紙とでデザインが対になってて、中も半分に分かれていて、表紙側から半分は縦書き、裏表紙側から半分は横書きって凝った作りになってるわ。
[映画館(邦画)] 7点(2019-03-05 20:16:26)(良:1票)
2.  日日是好日 《ネタバレ》 
茶道の、時間や空間や音を味わう、その贅沢さ、豊かさが伝わってくる映画。   ただお茶をいただくだけなのに、なんであんなに沢山の細かな決まりごとがあって、それをキッチリ守ってゆかなければならないの?っていう疑問に答えるだけじゃなくて、茶道の魅力、そして日本人の精神世界の魅力までをも描いてるのね。   その儀式的な空間、時間、所作は日常から離れた特別な世界。その特別な世界に身を置くことで生まれるココロの広がり。わび、さびの世界。   対比される俗世の描写が、あまりやかましくないのが良かったわ。ハッキリと線引きをしようとやたらガチャガチャさせてしまいそうなものだけど、やり過ぎてしまうと茶道が浮世離れしたモノに映っちゃうものねぇ。『真夏の夜の夢』はやかましかったケド、まあ、良しとしましょう。   黒木華がやっぱりいいのね。  つい最近の『ビブリア古書堂の事件手帖』や一昨年の『リップヴァンウィンクルの花嫁』でも独特な雰囲気を醸してたけれど、今回の役もあの流れ。はんなりした感じが魅力的で。一方で『エミアビのはじまりとはじまり』の時のような、パキパキとハッキリした役も魅力的だけどね。   でも、どうしたってこの人、樹木希林さんなしには語れないわ。  大切なところはきっちり演じつつ、役を少しだけ崩して人間味を醸すような演技、本当に上手いなぁ、って。  あらためて貴重な存在を失ってしまったんだなぁ、ってつくづく残念な気持ち。   今の世の中では、茶道の持つ贅沢な時間を過ごすことはかなりハードルの高いことかと思うけど、でも、映画を見に行くというのも実は似ている面があるのよね。ただ映画を見るだけならば、べつにスマホで配信される映像を眺めてるだけでもいいわけだから。  わざわざ出かけてお金払って決められた時間に決められた席で様々な独自のマナー、ルールに縛られながら映画を楽しむ。それはもう映画って部分だけを切り取って語れる行為じゃないでしょ? まあ、その特殊性が理解できなくて個人主義丸出しになっちゃってる人も(結構な数)いたりするのだけど、そういう人はスマホでどうぞ、ってカンジね。   家から出てスクリーンでこの映画を見る、それもまた贅沢なことなんじゃないかな。
[映画館(邦画)] 8点(2018-11-20 20:02:16)(良:1票)
3.  人魚の眠る家 《ネタバレ》 
 とても考えさせる物語。  命について、脳死と心臓死について、そして自分の大切な人について。  もし自分ならばどう考えて、どう行動するのか、どう選択するのか、それは簡単には答えが見つからない問題。   で、そんなデリケートな問題を、堤幸彦監督はいつものようにガチャガチャと騒がしく、ゴテゴテと飾り立てて。すっかり気が散りまくりで落ち着いて考えさせてくれないシロモノにしてしまっているのね。   カメラワークは不必要なまでに動き、揺らぎ、クドい顔面アップが繰り返され、これ見よがしな画を重ねて。観客に思考の余地を与える気がない、いや、むしろまるでワザとそのジャマをするかのように。   アナモフィックレンズで撮ってるのだけれど、頻出するレンズフレアのためだけに使用してる感じで、左右に空間が存在しつつ頭切れアゴ切れしてる顔面アップの画は酷いモノで。本当は全編ビスタサイズでいいハズな画。   大仰な演技と高いテンションで大騒ぎな状態は、重要なシーンで更なるエスカレートを必要として映画の内側でばかり爆走状態。   雛壇飾り!鯉のぼり!誕生日!入学式!スローモーション!回想シーン! 強調してまーす!って映像の羅列にゲンナリ。  一方で重要視してるようでハンパな水の表現。冒頭の水たまりのカットの、そのハンパなこと。雨にしても効果的に配置してるのではなく、記号のような状態だし。   なるべく余計な映像や台詞を削ぎ落として、抑制してこその題材だと思うのだけど、どうも監督は、そうは考えてないみたい。   ダラダラと続いていつ終わるの?ってエピローグなんか見てもきちんと整理されていない感じで、もう少し映画をちゃんとデザインしようよ、って思ったわ。   あと、最終的に脳死は人の死、臓器移植に協力しましょう、って方向に傾いてた気がしたのだけど、それは原作がそうなのかしらねぇ?
[映画館(邦画)] 4点(2018-11-18 17:29:37)
4.  22年目の告白 -私が殺人犯です- 《ネタバレ》 
 「藤原竜也は17年前に中学生を演じてた訳で、22年前っていったら小学生が殺人犯だったって事かいな?」なんて思いつつ映画に臨みました。   こちらが見る前から当然予測していた展開の、更に上を行く展開はなかなか良かったと思います。そう来たか!みたいな。ちょっと力技というか強引ではあるのですが、そこら辺は韓国映画が元ネタゆえに納得、みたいな。  「残虐な殺人犯があんなに簡単に人気者になるもんかいなぁ」とか、警察やマスコミの描写とか、危なっかしい感じだけれども、役者の存在感でギリギリでハリボテ化するのは防げていたと思います。こういう映画ってネットの反応だのインタビュー画面だのを映すと途端に嘘っぽくなるんですが、一方向に強引に流れを持ってゆかない事、そこを描き過ぎない事でなんとかバランスを保てていたんじゃないかと。   マスコミのあり様、正義、使命、そんなモンをあの読売新聞な、あの読売グループな、あの日本テレビ製作で語る資格があるんかいな、とツッコミ入れたくなりましたが、物語的にそれもなんか怪しくなって「ああ、自己批判か、自省か、ちゅーかそういうとこまでチェック入れずに製作任せちゃったか(笑)」みたいな。   ただ、殺人描写が直接的で、その陰惨なイメージが作品全体を支配していて(その点も韓国映画的)、重く暗い映画として頭にこびりついた感じです。入場時に渡された作品に対するアンケートには評価自体は「まあまあ良かった」にしたものの、ソフト化された際には購入したくない、もう一度見たくはない、って。謎が判った上でもう一度見れば色々と発見もあるとは思うのですけどねぇ。でも、うーん。   で、藤原竜也小学生殺人犯?の謎(つまりビジュアル的に無理ないか?)は解決したのか?っていうと、それは見れば一応判る感じ、みたいな?
[映画館(邦画)] 7点(2017-06-11 20:52:28)
5.  日本のいちばん長い日(2015) 《ネタバレ》 
 スリリングな会話劇は原田眞人監督が得意とするジャンルですから、その点での面白味はよく出ていたと思います。  岡本喜八版には無かった、陸軍大臣の生活を描く事、昭和天皇の思いを描く事によって、そこに生きた日本人の心を映そうとしているのでしょう。  だけど、ここに登場するのは仕方なく戦争をしていた、戦争をやめる事に苦労する優しい日本人達ばかりなんですよね。なんだか時代の渦に巻き込まれちゃった被害者としての日本人。   他界した父は徴兵で満州に渡り、ソ連に抑留され、終戦よりかなり遅れて復員した経験を持つのですが、そんな父がよく口にしていたのが「軍の上の連中はみんなキチガイみたいになってた。露助の方がよっぽどまともだった。」という話。  あの戦争に存在していた狂気、人を狂わせたもの、この映画はそこから完全に逃げちゃいましたね。無条件降伏に納得できず、クーデターを起こそうとする陸軍の兵士、そこにあった狂気こそがあの戦争の狂気を反映しているのではないかと思うのですが、そこはほぼスッポリと抜けちゃってるんですね。信念とか意志とか、そういう常識の範囲の話になっていて。でも、あの戦争を考え方や立場の違いだけで語られてしまうと、あの時代を生きた人達や死んでいった人達に対して失礼なんじゃないかなぁ。決してスケープゴートを描いとけって訳じゃないですけど。   岡本版はスプラッターホラーみたいになっちゃってるところもあって、アレはアレでちょっと、って思ったりもするのですが、少なくともその狂気がビリビリと伝わってくるのですね。それに対してこの作品は明らかに控えめに、優しく、ヌルくなっていて、それが一体どういう方向に気を遣っているのかいな、って考えるとどうもヤな感じがしちゃうんですよね。   あの戦争に存在した明確な狂気、その狂気がもたらした明確な結果、そこから目を逸らしてあの戦争を描く事にどれだけの意味があるのでしょう?
[映画館(邦画)] 5点(2015-09-25 21:03:56)(良:2票)
6.  任侠ヘルパー 《ネタバレ》 
 劇中、迷惑そうに看護師がボヤくシーンがあります。「要介護度が2という事なので受け入れたのに」。  ランクによって選り分ける介護認定制度って代物、判定する人の主観に左右される雑なシステムな上、再認定の申請から実際に認定が下りるまでに2ヵ月程かかります。認定されれば要介護度は判定日まで遡って適応されるものの、その間に何らかの具体的な手が差し伸べられる訳ではありません。  映画のように認知症が進行すれば要介護度は4か上限の5になりますが、認定には時間のズレがあり、要介護度が上がったところで、じゃあ手厚いサービスが受けられるのかと言えばシステムは万全には程遠く、むしろ介護度が上がる事によって映画のように更なる困難が発生します。  最終的に要介護度5となった父の介護をしてきた自分にとって安田成美の助けを得られずに行き詰まってゆく感覚はとてもリアルなものとして伝わってきました。   娯楽映画というスタイルはあくまで崩さずに、介護生活において最も大きな障害となる排泄の問題や、高齢者から金を吸い上げる事に躍起になる介護ビジネスの実態も含め、高齢者介護の現実とあるべき姿を真面目に描出した映画だと感心しました。   ただ、それを描いた時点で真面目な映画としての役目を終えたかのように、クライマックスではテレビシリーズを見ていないと訳が判らない、都合のいい便利キャラとして黒木メイサが登場し、更に「コレはあくまでヤクザ映画なんですよ」とばかりにクサいスローモーションとカットバックでクドクドと見せ場を安っぽく演出してしまう点は幻滅しました。何か最後になって色々なお約束事を回収にかかったみたいで、ちょっと不恰好。   でも、結局こういうのって自分の身になってみないと判らないゆえに法律もいい加減だし、映画でも問題が伝わりきらないのでしょうねぇ。そういう立場になるときっと「政治家のドアホ!」って思いますよ。
[映画館(邦画)] 7点(2013-01-31 20:28:36)(良:1票)
7.  虹色ほたる ~永遠の夏休み~ 《ネタバレ》 
「父親を亡くした子供が夏の田舎で不思議な体験」という事で『ももへの手紙』と思いっきりネタカブリしておりますが、こちらもまた日本の夏を情感たっぷりに描いて見所の多い作品でして。去りゆく人、去りゆく場所、去りゆく時、去りゆく夏を惜しみつつ、それを越えてゆこうとする少年(このあたりも『もも』と類似しているのですが)の生を真面目に見つめています。特徴あり過ぎなキャラクターデザインはどうなんでしょ?という感じですが、見始めてしまえば意外と馴染み易く。ただ、あまりに実験的映像に拘り過ぎるあまりに、後半の住職との対話シーンでの静の映像に組み込まれたひたすらぐにょぐにょ動き続ける主人公のフルアニメや、クライマックスの行燈の中を駆けるシーンでのまるでキャラの違う写実主義(『MIND GAME』思い出しちゃいましたよ)の違和感が興を削いでしまっておりました。また、松任谷正隆氏の音楽はあれこれと過剰に語ろうとし過ぎ。物語もベタで固めたともすればクサさ炸裂な話ではあります。それでもキャラに与えられた命には心動かされ、ドラマを見守り、結末に期待と不安を抱いてのめり込んで見ていたのですが・・・ラストで超展開。ポカーンって感じで。一体何をやらかしてしまったの?この映画。『もも』はあちこち細かく余計な事をしている感じでしたが、この映画は最後でドカン!と大きく余計な事しちゃったねー、って。もっと慎ましやかにとかさりげなくとか、そういう形にできなかったのでしょうかねぇ。過剰に盛り込まれた要素が色々なものを台無しにしてしまっているように思います。それまでが静かで細やかだっただけに、何故ここだけいきなり大仰に「大感動作!」ってノリになってしまったのか、とても残念。それまではとても良かったんですけどねぇ。
[映画館(邦画)] 6点(2012-05-20 15:24:56)
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