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あにやん‍🌈さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 2517
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ホームページ http://coco.to/author/aniyan_otakoji
自己紹介 レビューを相当サボってしまってるの、単に面倒になっちゃってるからなんですよね。トシのせいか、色々とメンド臭くなっちゃって。
映画自体、コロナ禍以降そんなに見に行かなくなったのだけど、それでも年に70~80本は見てるワケで(でも今年は50本行かないかな?)、レビュー書けよ自分、って思ってる、でもなんか書かない、みたいな。
これからは今までよりも短文でレビューを上げてゆきたいな、と思う次第であります・・・微妙だけど。.

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21.  おはよう!スパンク 《ネタバレ》 
なんだか、真面目にラブストーリーなので、ちょっとビックリ、って感じでした。こういう、原作のあるアニメ映画って、あまり原作やテレビの本筋の展開に影響のない、当たり障りのないところでお茶を濁して終わり、というパターンが多いのですが、サイドストーリー的ポジションにしちゃ、かなり真剣。お母さんの言葉で、なんとなく教訓的な結末になると思いきや、「今の気持ちこそが大事!」とゆー若さ爆発な展開になるあたりに、ちょっとこの映画に賭けたスタッフの粋を感じたりしたのでした。それにしても、私、当時はナンでも見てたんだな・・・。
[映画館(邦画)] 7点(2004-05-02 21:05:06)
22.  おもちゃ
女が支える花町の世界をリズミカルに駆けぬけるヒロインの姿に感動しました。彼女が背負った哀しみが悲劇で彩られるのではなく、バイタリティ溢れるいきいきとした形で描かれ、それゆえに余計に強さの裏にある哀しさが伝わってきます。藤司純子の、凛とした映画女優らしい演技も素晴らしく、描出される映画世界に、東映京都が重ねてきた歴史に培われた、プロの伝統芸を見た感じがしました。
[映画館(邦画)] 7点(2003-11-28 23:24:30)
23.  思い、思われ、ふり、ふられ(アニメ映画版) 《ネタバレ》 
 実写版は三木孝浩監督と浜辺美波、北村匠海って鉄板の布陣で爽やかな良い青春映画となったけれど、このアニメ版もコレはコレで。日本のアニメの良さが実写版とは全く違った魅力を放ってるわ。  基本的な物語こそ一緒だけれど、全くの別物と言っていいレベル。実写では不可能なデフォルメを多用してキャラに魅力を持たせてるし(ここら辺は原作準拠なのかな?)、ラブラブな展開に突入すると共に突如入るキラキラエフェクトは見ていて恥ずかしかったりもするけれど、それもアニメならではの魅力ね。   ただ、終盤になって失速してしまうのがなんだかもったいなくて残念。実写版ではそれぞれの家庭環境や現実的な問題、将来の夢や目標も盛り込んでいたのに対して、こちらはラブラブメインの展開で、だけど終盤になって家庭や将来がのしかかってくるので、そこでスローダウンしてテンションダダ下がりになっちゃうのよね。せっかくテンポ良く(良過ぎて移り気で恋多き面々になっちゃってる感はあったけれど)ラブラブほんわかワールドだったのに。そのまま上がりきらずにエンドロールになっちゃう感じで、ちょっと画竜点睛を欠く感は否めないのね。もっとあっさりすっきりまとめちゃって良かったんじゃないかなぁ。  高台から眺める風景なんか、実写版に比べるとあまり重要視されてなかったりして、何かキーになる映像なりアイテムなりがあれば、って思ったわ。その役割を果たしそうだったハズの朱里のジュエルケースはちょっと全体のトーンから浮いた感じの存在だったし。   でも、こういうアニメはやっぱりキャラクターデザインと作画が命なので、その点、魅力的な絵を見せてくれたところは評価したいわ。
[映画館(邦画)] 6点(2020-09-19 23:57:43)
24.  男はつらいよ お帰り 寅さん 《ネタバレ》 
 アタシにはこれ、ひたすらツラい映画だったわ。   元々寅さんってスクリーンでは一度も見た事がなくて、今回が初めて。父親がテレビで放送されるたびにチャンネルを合わせるのを仕方なく眺めてた程度。あとバス旅行の時にバスのテレビで見たとか、BSでなんとなく途中から見て途中でやめたりとか、特に思い入れは無くて。  でも、映画を見始めた頃からずっと近くに存在していて(松竹系の映画館に行けば予告編は見るワケだし、日テレ年末の恒例番組だった『お正月映画全部見せます』ではお目当ての洋画枠はごくごく短くて、多くを大手邦画会社の目玉映画の紹介に割いてて、そこで毎回寅さんの撮影現場が映し出されていたワケで)、だから寅さんと言えば昭和の映画の記憶、みたいな存在だったのね。   これは、そんな寅さんが久しぶりにスクリーンに帰ってくる映画、だったのかしらねぇ? むしろ本当のタイトルは『さよなら 寅さん』だったんじゃないかしら。寅さんが生きた時代、輝いた時代がかつてあって、満男はそんな過去を回想してゆくけれど、満男の現在、社会の現在、世の中の現実は、寅さんが生きた時代とは遠く離れてしまっていて、それが遠い記憶、思い出として描かれているようなカンジ。映画は、もう寅さんが居ない世界で、今のこのリアルを生きるしかないんだよ、みたいなことを言っているみたいに思えたのよね。  すっかり歳を重ねた人々、回想の中に登場するキラキラ輝いたヒロイン達の、でも多くの、もうこの世に居ない人々。過ぎ去って戻らない時間の、その残酷さ。   映画としては物語がほぼ流れてない(状況と回想ばかりが羅列される状態)のと、満男役の吉岡秀隆が何故かいちいち目をひんむくのでなんかびっくりしてるの?ってのが気になったわ。   泉の存在は今の現実世界を映す鏡のようで、その仕事は国連の難民支援、疎遠な父母は未来の無い状態。寅さんの居ない世界では、そこに奇跡は存在しなくて。まるで寅さんは今や記憶の中のファンタジーでしかないと言っているみたいで、寅さんと共に生きた人々はそろそろ思い出をまとめて、そうでない(もう少し若い)人々はこれから先の厳しい現実を生きてね、みたいに受け取ってしまって。   1974年の大晦日に映画好きになったアタシは45年後の大晦日にこの映画を見たのだけれど、45年前のその日をハッキリ思い出せるだけに(日比谷で映画を見たあと、今はもういないおばあちゃんの、今はもう無い目黒・三田の実家に行って出前ののびたラーメンを食べて)、その時間の重さ、残酷さをこの映画に思い知らされて、結構ショックが大きかったわ。
[映画館(邦画)] 6点(2020-01-04 15:02:01)
25.  オンリー・ザ・ブレイブ 《ネタバレ》 
 あたしコレ予告編見て『タワーリング・インフェルノ』や『バック・ドラフト』みたいな大火災に立ち向かう男達のスリルとサスペンスに溢れたパニック大作だと思ったですヨ。ワクワクして見に行ったらさ、もう大ダメージ!みたいな。いやいや、実話ベースだったら、そりゃそうよね・・・   この映画を見る事で、森林火災に対する防火対策についての知識は身につきます。そして、それでは太刀打ちできない場合がある事も・・・。   いつ命を落としても不思議ではない危険な仕事に就く事と、相対する、家庭を守る事。そのジレンマに苦悩するドラマは正直よくある、ありがちなもので、それをまた延々と見せられてもねぇ、なんて思っちゃったり。  クライマックスで、19人が瞬く間に直面する危機、それがどうして、どのような理由で起こった、それに対して19人はどんな意識、どんな認識を持ったのか、そこはスッポリ抜けちゃってるカンジで。  そして、そんなコトを考えたりツッコんだりしてはいけませんよ、っていう「何しろコレは実話なのだから!」という大前提。このカンジはアレ、『バーニング・オーシャン』や『パトリオット・デイ』に近いわね・・・。   緊急シェルターの装着訓練を繰り返し見せる事で、なんかセリフとか見せ方とかで死亡フラグ立てまくりの19人だけれども、あの緊急シェルターがここ一番ってところで役に立つのね、きっとそうね、って思いながら見てたのですが・・・あー。   映画はドラマ中心で客観性には欠けていたので、この火災について色々と調べてみたのですが、高い気温と低い湿度の中で風速20mほどの強風によって急速に火災エリアが10倍に広がって退路を塞がれてしまったのですね。その過程を上手く描けてはいなかったかなぁ。気が付いたら、みたいな感じ。確かに当人達にとってはそういう感じだったのかもしれませんけど。   途中までずっとジョシュ・ブローリンをジェフ・ブリッジスだと思ってて、ジョシュまだー?なんて。おいおい、ジェフ20年くらい老けてないとでもいうの?って。だってジョシュ、昔のジェフに似てるんだもん。  ジェニファーは相変わらずキレイ。   マッチョイズムの映画っていうんでしょうか(いや、そういう言い方も「不謹慎!」って言われるんでしょうけどさ)、男臭さとか、男同士の下品な感じとか、そういうのニガテなんで、それもツラい映画でしたが、そういう男の熱いドラマがイイって人にはいい映画かと思います。はい。
[映画館(字幕)] 6点(2018-06-28 21:03:31)(良:1票)
26.  オブリビオン(2013) 《ネタバレ》 
 物語はまあまあ面白かったと思います。でも、それを全部セリフで説明してくれるのね。別にラジオドラマでもいいってくらいにセリフで解説。SF映画なんだから映像で語って欲しいのですが・・・   ビジュアルの方はなんというか、余白の多い映像だわねー、って感じで。既視感の強いデザイン関係と、だらーっと情報量の少ない描写とで、ワリと退屈。もっと文明が破壊された、その大きな傷痕を見せてくれたりすると終末ものとしてインパクトがあると思うのですが、殆ど砂で覆われちゃって、チラリチラリと匂わす程度にしか見せてくれませんしねぇ。月が壊れてるってイメージだって『タイムマシン』で見たのと似たようなものですし。  この物語でこの視覚効果ならば、1時間40分程度が適正上映時間だと思いますわ。   あの地下に潜伏した人々、あそこの描写にもう少し力を入れていたならば、この映画の薄味な感じも緩和されたんじゃないかと思います。あまり見せない事によって隠された物語上の様々な秘密、それが結果的に映画の味を薄めてしまったんじゃないかなぁ。   オープニングのユニバーサルのタイトルがアレな事になっちゃってたのは楽しかったんですけど、そういうのは所詮ちょっとしたお遊びですしねぇ。   一応見られるものにはなっているけれど、この作品は特にここが、っていうところが見当たらないのが残念な映画でした。
[映画館(字幕)] 6点(2013-06-04 20:16:12)(良:1票)
27.  黄金を抱いて翔べ 《ネタバレ》 
 ずーっと気になった事。頭が切れた画ばかりで見苦しく、シネスコじゃなくてビスタで撮ればいいのに、って思いました。その見苦しさをこそ狙ったのかもしれませんけど。   犯罪へと走る動機の部分はすっ飛ばして、いきなりどんどんと物語が転がってゆく状態は無駄がなく、男達の生々しい存在感で力の漲る映画になっています。が、映画が進むに従ってどんどん雑になってゆく感じがしました。  中盤からエピソードが団子状態でまとまりが欠け始めるのですが、計画が実行に移されて以降はツッコミどころも多くなり。そもそも計画そのものがどういった流れになるのかが詳細はそれ以前に説明されないので、その計画とどう違いが生じ、その違いがどうサスペンスを生み出すのかは全く期待できない状態。  その上、実行されてゆく金塊強奪のシチュエーションが雑過ぎでまるで『殺したいほど愛されて』の夢想シーンなみのあり得ないような上手くいきっぷり。一発二発殴る事で必ず気絶する都合のいい警備員達とか、爆薬でどんどん開いてゆく扉とか、警官や消防士ののろのろっぷりとか、それは首謀者である浅野忠信のワリと行き当たりばったりな性格の反映だけでは済まない状態。終わってみれば随分と大味な映画だったなぁ、って印象でした。   それでも役者の醸す妙味は良かったです。決して人と目を合わせない妻夫木聡を始め、便宜上の「仲間」ではあってもそれぞれが孤立し孤独で繋がってはいなかったり、かと思うと感情の一部では共鳴していたりという複雑さを、それぞれが荒々しくかつ繊細に、巧みに演じていました。   骨太で熱くそして大味で、それは良くも悪くも男臭い映画という感じでした。
[映画館(邦画)] 6点(2012-11-11 22:15:42)
28.  ALWAYS 三丁目の夕日‘64 《ネタバレ》 
記憶に残る、路面電車とトロリーバスの架線が作る東京の低い低い空を再現してみせたオープニング、そして3Dで手が届きそうな東京タワーで、今回もまたやってくれると思いました。だけど、今回はあまり時代と人とが共存してるって感じがしないんですよね。新幹線開業や東京オリンピックなど懐かしネタを散りばめてはいるものの、その時代の生活の空気がドラマに深く根ざしてはおらず、これまでのシリーズで確立されたキャラクターのイメージに頼っているような感じ。で、そうなってしまうと茶川のキャラはひたすらウザく、そして語られる多くのエピソードはあまりのベタっぷりが浮彫りになって。昭和30年代を舞台にした物語ですよ、というのが大前提にあって、たとえ嘘クサくても昭和ノスタルジーの匂いが漂っていればこそ、そのドラマに酔う事もできたのですが、このギリギリの時代設定(もう少しだけ経過すると高度成長から公害の時代へ突入して鉛色をした現実の痛みの方が大きな記憶になります)を、今一つ上手に利用できていなかったな、って感じました。鈴木オート、いくらなんでもカラーテレビ購入が早過ぎです(笑) あんな庶民生活してて、何故そういう高価なモノに手を出すかなぁ。そういう、周囲よりも時代の先へ進んじゃおうとする人を描く事で、昭和レトロな雰囲気がぶち壊れちゃうとは思いませんでしたかねぇ? 当時の「未来を信じて前を向いてゆくキモチ」っていうのは、その記憶があればこそ有効な訳で、作家として成功しちゃうとかいう状態も含めて、庶民レベルでない状況を描いてしまうと、それは受け手に違和感を与えかねないのではないかなぁ。つーか、吉岡さんの演技はなんで他の作品も含めて毎度いつも同じですかね? 3Dも最初の東京タワー以外、特に意味は無し。でもまあ、寅さん的な、待ってました!ってノリ(鈴木オートの怒り大爆発!みたいな、ね)はやっぱり楽しませて貰いましたし、淳之介の旅立ちには感慨深いものもあって、シリーズを通して見ていれば十分に楽しめる作品ではありました。
[映画館(邦画)] 6点(2012-03-05 15:37:03)
29.  オーケストラ! 《ネタバレ》 
期待した程には楽しめませんでした。主軸となる、貧相なリーアム・ニーソンみたいな主人公と、若き美人バイオリニストの物語は、旧ソ連時代の共産主義下での弾圧の悲劇を背景に、なかなか魅せてくれはするのですが、感傷的な描写がクド過ぎてダレたように思います。それより問題は、予告編を見た時点では、そっちがメインだと思っていたガラクタ楽団の部分。全く笑えません。それぞれが身勝手でなかなか上手く事が運びませんって状態、個人的には見ていてストレスを感じるばかり。ユダヤ人父子なんか、ただ不快なだけのキャラ。愛すべきエピソードなんてちっとも描かれてゆかないですからねぇ。せめて本番ではなく、その前までにちゃんとした演奏をしてみせる集団になって頂きたかったです。彼女の演奏によって目覚めてゆくという映画的演出を優先したのでしょうが、プロの舞台でもダメな奴らじゃあねぇ。リハーサルなしで本番まで引っ張るという映画の作りは、さすがに無茶な感じがしてしまい。全編に渡って構成やエピソードの有りように疑問が湧き、流れに乗るのがなかなか困難な映画でした。
[映画館(字幕)] 6点(2010-07-21 16:50:01)
30.  女の子ものがたり
サイバラはいつも「貧乏」も「不幸」も「悲しい」も、自分の内なる世界に摂り込んで肯定してみせるのですが、それが人の手に渡ると必ず「憐れみ」という名の外側から見下した視点のものになってしまうのがダメで。で、この作品はそれでも他の映像化作品(『ぼくんち』『いけちゃんとぼく』)よりはまだマシ、と。いや、下手をするとそれらより質は低いです。前半で展開する小学生時代での子役達の演技に問題があり過ぎて、掴みでコケてしまっていますし、現在部分の深津絵里パートはグダグダするばかりでドラマとして弾みません。中盤の高校生時代が役者の力によって俄然魅力を放っているのが救いですが、少なくとも脚本や演出の力で魅力を出せている訳ではないな、と。ポイントは、最初に書いた「貧乏」「不幸」「悲しい」の肯定に立脚しているという点、サイバラの世界なるものを描出しきれないながらも、作品として成立させようとしている点。西原理恵子原作って看板をぶら下げた以上、最低限サイバラを感じさせるべきなのですが、この映画がやっとサイバラだったなぁ、みたいな。「サイバラ映画=貧乏で不幸で悲しいベタベタした映画」というスタイルそのものから抜け出す事はできていませんでしたけれど。次の映画化作品『パーマネント野ばら』も当然のようにそうなるんかねぇ? あと、必ず自分の映画化作品に役者として登場するサイバラですが、演技力が微妙に向上してるのはこのところのテレビ出まくりのお陰?
[映画館(邦画)] 6点(2009-08-31 21:07:22)
31.  オープン・シーズン 《ネタバレ》 
まずはIMAX3D版のレビューから。オープニングのコロンビア映画の自由の女神からして3Dで「これはやってくれますよ」と期待させるのですが、本編は効果的な立体はほんの数カット。あとはせっかく3Dでレンダリングされてるんだから、まあ3D映画にしてもいいんじゃない?って程度の立体感。映像が前後に移動すると立体感抜群になるので、そういう映像をふんだんに入れてくれれば良かったんですけど。『ポーラー・エクスプレス』や『スーパーマン リターンズ』のような上下が黒のシネスコサイズ3Dではなく、ほぼIMAXフルサイズゆえ(ほんの少し黒入ってるかな?)、視界がスクリーンで占められ、まあ、めっちゃ目が疲れます。さて、映画の方は『マダガスカル』『森のリトルギャング』とネタカブリの「環境激変にパニックに陥る動物のCGアニメ」なので、後々記憶がごっちゃになりそう。ただ、この映画は人間に保護されていた熊が自然を学んでゆくという展開で、他の似た映画よりも素直にテーマを受け入れる事ができました。心の拠り所にしていた人形との訣別なんて、結構泣かせるシーンだったりして。ハンティング反対を明確に打ち出している点も潔いです。リスやビーバーといった、本来可愛く描かれそうな動物が、ちぃとも可愛くない、むしろ憎たらしいのが子供向けとしては難点ですが、ひたすらヘンなウサギ達(ただ、そこに「ある」みたいな存在)には注目。個人的には、動物保護官のお姉さんの心情を、もっと描いて欲しかったかな。ラストなんか呆気なさ過ぎな感じが。あれ、もうヘリコプター飛び去ってる、みたいな。
[映画館(吹替)] 6点(2007-01-02 00:15:58)
32.  オリエント急行殺人事件(1974) 《ネタバレ》 
今から28年前に名画座で一度見たきりなので、その時の印象になってしまいますが、謎解きがよく判らず、何だったのやら?と首を傾げておりました。結局犯人がああいう形じゃ、謎もへったくれもないんじゃ?って。つーか、死体の傷痕見ただけで、「犯人はこうでこうでこうです!」って結論に達しそうな気もしないではないんですけども。映画のゴージャスな雰囲気だけは、しっかりと記憶に残りつつも、豪華キャストの価値すら判らなかった当時ではありました。
6点(2003-11-28 23:36:12)
33.  踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ! 《ネタバレ》 
デジタル撮りのシネスコサイズになって登場の第二弾は、オープニングの演習シーンで、前作より少しだけ映画を感じさせてくれました。ただし、主軸となるエピソードに対しての取り組みは前作より更にグズグズ、後半になって展開がグダグダになったのは前作以下。君塚脚本は毎回テンションが維持できず、途中で糸が切れてしまう感があります。「湾岸署では血を~」の部分なんか、青島、どこでその情報を仕入れたワケ?って。明らかに蛇足状態でムリに感動させようとしてるとしか思えませんでした。それでも前作より1点増しなのは、シリーズのファンとしてエピローグ部分が良かったから。あと、シネスコサイズ&ドルビーデジタルが嬉しかったから。それだけです。はい。
[映画館(邦画)] 6点(2003-11-28 22:59:31)
34.  オースティン・パワーズ
サイケな60年代モンキーダンスワールドと、ジェネレーションギャップネタが笑えました。画調も昔のスパイ映画を思わせる懐かしさ。だけど、弾けた笑い、という訳にはいかない感じでしたね。途中で入るアイキャッチもちょっと外してるかな?って感じでしたし。いちばん面白かったネタが、アメリカ版ではカットされてた部分(死んでゆく戦闘員達の背景が語られるシーン)、というのが、ちょっとショックでした。ちなみにこの1作目は、ちょいと映画にうるさい人&オシャレ系な人向き、みたいな感じでミニシアターでの公開だったのですが、今考えたら(そして続編の内容を考えたら)かなりカン違い状態な扱いをされてたなぁ、と。
[映画館(字幕)] 6点(2003-11-28 20:57:36)
35.  オー!ゴッド
テリー・ガー演じるヒロインの旦那やら恋人やらは、どうしてこうヘンなコトになっちゃうんだろうねぇ、というテリー・ガー受難映画リストの中の一本って感じですね(他に「未知との遭遇」「ミスター・マム」「トッツィー」「家族の絆」などがエントリーされております)。神様、もう少し奇跡を起してみせて欲しいと思うところですが、そこは奥ゆかしいようで。お陰で物語は迷走、笑えるドタバタと言うより、もどかしさばかりが募る展開になってゆきます。ラストでサラリと見せる奇跡も奥ゆかしく、だけどしっかり考えさせてくれる教訓を残してくれます。今のアメリカにこそ、この映画が必要なのかも。
6点(2003-11-28 15:13:49)
36.  狼たちの午後
笑えるけど悲しい映画。ダメなヤツは何をやってもダメ、みたいな。共感を得られても、それは名誉なんかじゃなくって、同情だったり。後半、かなりダレた展開だった気もしますが、まあ、娯楽映画フォーマットの映画じゃないですし。音楽もなしにプッツリ終わるエンディングが印象的でした。
6点(2003-11-22 14:55:15)
37.  音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!! 《ネタバレ》 
 三木聡監督の映画は、いつもインチキくさいというか、ニセモノって感じで、そこを楽しむのがポイントなんだろうけど、こうも大々的に公開されてしまうと、今回はちょっと違うのかいな?とか思っちゃって、でも実際に見てみたらやっぱり、みたいな。   映画は最初から一切ホンモノ感のない、あり得ない連中の作り物ワールドが暴走してて、酷いカメラワークと禍々しい色合いで描かれるカオスな世界。ワザと狙ってるつもりで、でも、そこが成功してるようには見えないの。ホンキでダメになっちゃってない?ダイジョーブ?って状態で。ハイパー空回り。   それでもそれなりに楽しかったり笑えたりもするんだけど、でも映画の本来の目的、根幹、芯の部分が楽しめてるのか?というととてもギモンで。  カメラワークはあくまで、ホンキでマジでそれダメでしょ、としか思えないくらいに酷いしねぇ。カメラワーク、まじクズ。   ふせえりと岩松了のコンビなんか、定番なわけよね。自分にとっては「あずきパンダちゃ~ん」のふたり。でも、この映画ではその定番っぷりもなんだか空回りの一要素みたいに思えてねぇ。   阿部サダヲと吉岡里帆のコンビは良いのだけど、でもそこまで高まらないままに終わってしまったような。ニセモノワールドな映画での後半からラストのマジメなシリアスなノリに違和感を抱いてしまって。感動よりもドン引き。何カッコつけてんだよタコ!くせーんだよ!!みたいな。   全体的に70~80年代のプログラムピクチャーみたいな雰囲気で、それなりに懐かしい感じもしたけど、それってつまり大作映画のオマケにでも付けとけよ!って程度の映画ってコト。   でも、この映画に対してアタシが抱いた印象の最も大きな問題、それは吉岡里帆の歌は最初の方が良かった、ってこと・・・マジ台無しな感想なー・・・   ちなみにアタシ的にささやき系女性シンガーはPoPoyans(デュオだけど)、絶叫系は橘いずみお薦め。
[映画館(邦画)] 5点(2018-10-14 19:12:31)
38.  王妃の館 《ネタバレ》 
 基本はドタバタコメディの群像劇ですが、ツアー客やツアコンのキャラを作り過ぎていて、笑うというよりはヒクわ、って感じ。  キャラ一人一人に与えられた設定やファッションにあまり必然性が感じられないのですよね。平行するように描かれる小説世界と綿密にシンクロするようなキャラやエピソードがあるというのならば判りますが、それがあるのかどうか、と言われると殆どあるようには思えない状態で。  オーバーアクションが笑いに繋がる、みたいな単細胞的な演出で、ウソくさいキャラがドタバタと混乱しているばかり。  登場人物を整理して描くのがあまり上手くないなぁ、と。    それでも田中麗奈、吹石一恵、安達祐実と女優はみんな魅力的に撮れていて、一方男優の方は何やらいい加減なビジュアルって感じがして、なんか監督に意識の差があるのかいな、みたいな感じがしないでもなく。   映画としてのまとまりに欠いていて、何をとっかかりにして映画を見進めてゆけばいいのかを掴み兼ねる状態で、相当キビシい出来の作品。   と、ここまでは映画そのものの話。ここからは個人的な趣味の話で。  最近、宝塚が好きで、去年はフランス絡みの舞台だと星組の『太陽王』や宙組『ベルサイユのばら』を見まして。今年の雪組『ルパン三世』もマリー・アントワネットネタでしたし、来月には月組の『1789 バスティーユの恋人たち』もあって。  で、そんな私ですから、この映画に出てくるキーワード「太陽王」「ブルボン朝」「ベルサイユ宮殿」に反応しない訳もなく、右京と共にその世界に想いを馳せ、深く気持ちが入っていって。小説のエピソード自体はフィクションですが、ルイ14世の人物像を考えると、いかにもありそうな切ない話で。  小説部分でのフランス人を全員日本人が演じている事も宝塚を見慣れていれば、ねぇ。  更にシネスコ画面に広がるベルサイユ宮殿やパリの街並に心囚われ、デキの悪い映画なのに、随分と堪能してしまったっていうのが正直なところ。困った作品ではありました。
[映画館(邦画)] 5点(2015-05-05 19:43:58)
39.  王の男 《ネタバレ》 
色っぽいと言われれば、そうかもしれないけれど、ちょいと肉っぽい感じがしないでもなく。そんなヒロインポジションなイ・ジュンギをめぐっての、男だけの三角関係映画。父を越えられぬ王の悲劇と見るには、王はあまりに軽薄で未熟過ぎ、芸を共に生きてきた仲間の物語と見るには、どうしたってそこに同性愛的な意識が感じられちゃって、それ以上の絆が見られないし、二人の男の間で揺れ動く美しき男は、なんつーか、受け身なばかりで具体的な行動が殆どないという、全体的に曖昧でボヤけた印象。もう少し突っ込んだクサいくらいのドラマが見たかったですね。最後の最後、寸止め状態で映画が終わってしまう訳ですが、そしてそれは映画として物語として正しい終わらせ方ではありましょうが、あそこはやはり戦いのひとつも見せて頂きたかったところ。それにしても、ウケた芸が下ネタばっかりなのはどうなんでしょうねぇ・・・。
[DVD(字幕)] 5点(2008-01-26 00:22:52)
40.  オー!マイDJ
あ、そうか、自殺してしまったのは彼女だったのね・・・。イ・ウンジュさん。「永遠の片想い」やこの映画でのクールだけど親しみやすい笑顔を思い返すと、切ないな、悲しいな・・・。さて映画の方はタイトルから受けるイメージと実際の中身とのギャップが凄いです。DJ話と言っていいのかどうかも甚だ疑問。冴えないバス運転手と盲目の女性の物語。半端に田舎な世界に生きる人達が楽しいです。柔道着男とかフラフープ女とか、ヘンな人達が作り出す街が楽しく、そんな中に仲間入りしてゆく感じがいいな、って。でもそこをあんまり大事にしてない事、そして物語が後半に入るとグダグダになってしまう事が惜しいです。運転手の苦悩が全然伝わってこなくて、何をそんなにウジウジしてんの?としか映らなくて。お互いの気持ちが見ている側を置いて勝手に暴走しちゃってるみたいで、なんか醒めちゃいました。UFOの存在も半端だしね。放り出したままで回収してないエピソードも色々ありましたし。ウンジュさんがいいだけに、運転手の役者にあまりに華がなさ過ぎで、見ていてつらいばかりなのが最大の欠点だったかな。それにしても何故韓国映画は雨がよく降るんでしょう? この映画も含めて、雨がモチーフになっている映画が沢山。あと、「アメノナカノ青空」のタイトルの元ネタにもなった内側が青空な傘がこの映画にも出てきましたが、あれって韓国で流行ったのかな?
[DVD(字幕)] 5点(2006-11-22 01:04:07)
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