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鉄腕麗人さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2598
性別 男性
ホームページ https://tkl21.com
年齢 43歳
メールアドレス tkl1121@gj8.so-net.ne.jp
自己紹介 「自分が好きな映画が、良い映画」だと思います。
映画の評価はあくまで主観的なもので、それ以上でもそれ以下でもないと思います。

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1.  オーケストラ!
「音楽」に造詣が深いわけではなく、指揮者の違いによるオーケストラの善し悪しなんて、正直分からない。 だけれど、「音楽」という表現には、“幸福”と“狂気”がそれぞれ平等に混在し、携わる人間の人生を導き、支配するということを、この映画は意外な程に深く物語る。  落ちぶれた元・天才指揮者が、かつての楽団のメンバーを寄せ集めて、紆余曲折のコメディ展開を繰り広げながら、爽快感溢れるラストに結する映画だろう……と、思っていた。  映画の“表面的”なニュアンスは、概ねそれに相違ないのだけれど、ストーリーの核心と描き出すテーマの本質は、想像以上に深いところまで踏み込んでいく。  旧ソ連の政治的背景の中で抑圧された主人公たちのバックボーン、現在の生活の中の鬱積と矛盾。そして、「音楽」そのものの本質的な光と闇。 ベタなサクセスストーリーと見せて、映し出された物語と人々の言動には、決して一筋縄ではいかない“思い”の混沌が見え隠れする。  ただ、そういった様々な側面の複雑な問題も、すべてひっくるめて吸収してしまうエネルギーが、「音楽」にはあって、それを表現することの素晴らしさを改めて訴えてくる。  そもそもの設定や展開には大いに強引でチープな部分も多いけど、そんなことどうもよく思わせてくれる「魅力」が色々なところに詰まった映画だと思った。
[DVD(字幕)] 7点(2010-11-27 02:38:36)
2.  おいしい殺し方 -A Delicious Way to Kill-
ケラリーノ・サンドロヴィッチ風の2時間サスペンスドラマ。 特に込み入ったプロットが用意されているわけでなく、終始肩の力を抜いてほくそ笑むテレビ映画だった。  犬山イヌコ、池谷のぶえの“濃い”舞台役者に挟まれて、奥菜恵のコメディエンヌぶりが素晴らしかったと思う。 
[DVD(邦画)] 6点(2010-07-14 16:07:43)
3.  ALWAYS 三丁目の夕日
真っ当な“映画好き”であるならば、VFXをふんだんに盛り込んだ邦画の大作映画には、問答無用に“疑心暗鬼”になってしまうと思う。 もう4年も前になるが、今作の公開時にもその例に違うことは決してなかった。 どうせ、ハリウッド映画に対して遥かに稚拙なVFXで再現された数十年前の東京の様をこれ見よがしに見せるだけの映画だろうと思っていた。  そもそも、予告編を観ただけで、粗筋は読め、感動させたいポイントも丸分かりの映画に、興味は無かった。  だが、観もせずに「面白くない」などと決めつけることほど、愚かなことはない。 面白くない映画を観て、「面白くない」と言うことが、本当の映画好きだと思う。  そうして、4年越しの初鑑賞となったわけ。  ん、……なるほどね。  「面白いね」   本当に面白くない映画に対して、これほど好評が続くわけはなく、自分の思いとは反面予想していたことではあったのだけれど。  ストーリー展開も、感動するべきポイントも、すべてが「予定調和」の中で成り立つ。 目新しさなんて、何も無い。 ただそれこそが、この作品の魅力であり、価値なのだろうと思う。  詰まるところ、「面白い」というよりは、日本人として感動しないわけにはいかない映画なのだと思う。  すべてはラストの夕日に象徴されることだと思う。 一日の終わり、すべてを赤く染める夕日が暮れていく。その美しい光景を見て、感動しない人間なんていない。  その絶対的な普遍さの中にいつもある“感動”を、ただただ真っ直ぐに描き、映し出した映画である。 そこに、映画の試みとしての巧さなんてなく、不器用もいいところだと思う。  ただし、その不器用な試みは、圧倒的に正しい。 
[DVD(邦画)] 8点(2009-04-13 17:10:50)(良:6票)
4.  おくりびと
ほんとうは、大きな賞を受賞した作品を、その結果を得てから初めて観るということは本意ではない。 でも、だからと言って観ないというのも、また違う気がするので、地元の映画館でも公開延長となった今作をようやく観に行くことにした。  なるほど。素晴らしい。  「死」という、普段の生活の中では心ならずも敬遠してしまうテーマを、あくまで「日常」として捉え、真摯に対面することで、その本質を見事に浮かび上がらせてみせた傑作だと思う。  「納棺」という仕事と、それに携わる人間の姿を、決してあざとく美しく見せようとするわけではなく、あくまでその仕事の根幹にある“真剣さ”をまっすぐに描き出すことで、シンプルで深い感情をえぐり出す。  その中で、「死」という事象をそのものを、単に美化するわけではなく、人間が生きていく営みの一部分として存在するということを、とても雄弁に物語っていく。  当初は、「仕事」の後の食事がままならなかった主人公が、次第にモリモリと何でも食べられるようになる。 それは、決して遺体に触れるという行為に“慣れた”のではなく、彼が、「生」と「死」という一見相反するような二つの事象を、“対”のものとして受け入れ、その本質を受け入れた結果だと思う。  “映画人”として、この作品の誕生から付き添った本木雅弘が素晴らしく、彼の真剣な思いがあったからこそ、映画は成立したのだと感じた。  ストーリーとしては、実にストレートなプロットである。 ただ、だからこそ「死」という絶対的なテーマが際立ち、様々な感情を生む。  誰にも平等に訪れる「死」におけるどうしようもない“哀しさ”。 それは、どうやったって避けられない。 ただ、実はそれと同時に存在する深い“幸福感”に気付いた時、涙が溢れた。
[映画館(邦画)] 9点(2009-03-10 14:34:50)
5.  オーシャンズ13
前2作の時にもそれぞれ結論付けたことだが、このシリーズについてはキャスティングの強引さだけで、もうすでにエンターテイメント映画として“勝っている”。 「キャスティングが豪華なだけ」だとか「キャスティングに対して深みがない」とかいう声もチラホラ聞こえがちだが、はっきり言ってそういう観点はナンセンスだ。 豪華過ぎるキャストが問答無用に“娯楽性”を繰り広げる。ただそれだけで、もう問題は無い。 演出力、脚本力、撮影力……そういう映画製作において欠かせない要素の一つとして“キャスティング力”というものは確実に存在し、それが秀でているということは充分に評価に値する。  とまあこうやって“ごたく”を並べることこそまさに無意味。 スティーブン・ソダバーグ監督独特の映像感覚と、このシリーズならではの“オサレ感”を存分に感じながら、エンターテイメントをただ楽しめばそれでいいというもの。
[DVD(字幕)] 7点(2007-12-29 18:42:37)
6.  男たちの大和 YAMATO
あえて言うが、この映画には、映画表現としての語り口の巧さだとか、映像的な巧みさ、小気味いい展開の妙など、表現としての工夫は何も無い。冒頭から繰り広げれるあまりに無骨な映画世界に一瞬“嫌な”予感がしたことは正直否めない。そして、その無骨さは、全編通して一貫される(戦艦大和上での圧倒的な戦闘シーンは別にして)。 しかし、涙が溢れ、止まらない。もはやあまりに普遍的な描写に、問答無用で涙がこみ上げる。そうして、次第に、「ああ、この映画には、表現としての工夫なんて必要ないんだ」ということを考える。 もちろん、ここに、映画的な巧さが加われば、それこそ物凄い映画になるのかもしれない。でもおそらく、この映画に携わった人々は、あえてそういうことに目を向けなかったのだと思う。それよりも、たとえくどかろうと、“事実”を明確に伝えることに力を注いだのではないか。 正直なところ、この映画の題材を聞いた時、時代に対して「古い」という印象がよぎった。戦後60年という時代を迎え、多くの人の中で、この国が経験した「戦争」という事実が確実に風化してきている。この映画は、そういう人たち、そういう時代に対する警鐘なのだ。 そして、この映画は無骨で語り口は非常に古臭いけど、描かれるテーマは今まで多くの戦争映画で描かれてきたものとは、確実に一線を画す。この作品は、日本が経験した「戦争」とそこに生き死んだ人たちを、美化も卑下もしていない。事実としての戦争を指してひとつの価値観で描くことはとても傲慢なことだ。この映画は、ただただ真摯に“そこ”で生きて死んでいった人たちを描き、生き続けることの意味、語り続けることの意義を、どこまでもまっすぐに訴える。
[映画館(字幕)] 8点(2005-12-20 00:51:05)
7.  オペレッタ狸御殿
何とも言いようがないというのが正直なところだ。鈴木清順という人間、80を越え更に果てしない。もはや彼に終着点など無いのだろう。正真正銘良い意味での“唯我独尊”状態の映画世界にのっけから呆然となりそうだった。そこにアジアの宝石チャン・ツィイーが息づくのだから参らないわけにはいかない。どの文化・芸術作品におても、表現は自由である。もちろんそれは、映画づくりにおいても当然あるべきことであろう。ただ、そのことを鈴木清順ほどその映画監督人生を通じて実践している人間を他に知らない。
[映画館(字幕)] 8点(2005-06-01 18:08:19)(良:1票)
8.  オペラ座の怪人(2004)
何よりも、映画化ということに対して臆せず、舞台通りに映像世界全編をオペラ調に仕上げ、完成させたことに、「オペラ座の怪人」という神々しいまでのオリジナルに対する尊敬と自信が感じられた。台詞のほとんどが歌唱によって紡がれることに違和感を持つ人もいるようだが、そのことこそ、この作品を映画化する“意味”だと思う。舞台を見たことは無いのだけれど、歌で語らずして何が“ファントム”かという盲目的な概念を知らぬ間に植えつけるこのキャラクターの哀しく切ない存在感は凄い。文芸的な映画だけにある程度のかったるさは覚悟していたのだけれど、そんなもの微塵も感じさせないテンポの良さと、極めて完成度の高い映画世界に呑み込まれる。
9点(2005-03-23 00:17:35)(良:1票)
9.  オーシャンズ12
泥棒映画をつくる上で最も大切なのは“お洒落さ”だと思う。その部分で今作におけるソダーバーグの演出と編集は優れていると思う。予想よりもずっと面白いというのが、正直なところで、前作のコメントでも書いたが、何と言ってもこのキャストを揃えるだけでも物凄いことだ(更にゼタ・ジョーンズとカッセルを加えて!)。強引とも言えるストーリー展開を支えたのは、やはりこの豪華キャストとそれを操るソダーバーグのウィットに富んだ演出力だろう。実際(コピー通り)騙されてしまった部分もあるので、大筋のストーリーにも満足はできた。ただ、やっぱり残念なのは、チームの一人一人の個性が発揮されずに終わってしまうことだろう。結局核となるカラクリ自体は主要キャラが繰り広げたに過ぎず、ほとんど何もしていないキャラがいるのは消化不良な部分だ。まあこれで、「11」で盗んだ金を「12」で返済したにすぎない状況なので、更に続編を作ることは必至。この不良感の解消は次作に期待します。
7点(2005-01-23 02:29:40)(良:2票)
10.  オールド・ボーイ(2003) 《ネタバレ》 
真っ当な神経が打ちのめされる。妥協の無い凄まじい映画だと思う。しかしこの物語の論理は成立しているとは思えない。どう考えても復讐の発端と復讐の結末を天秤にかけてつり合うはずがない。軟弱な正論かもしれないが、真の復讐者がある種満足して自ら終止符を打つ……これほど残忍で救いが無く、独りよがりも甚だしい行為はないのではないか。クライマックスにかけて、誰にも感情移入できなくなる。中盤までのライトなノリと台詞回しが懐かしい。それに対する“痛すぎる”結末が絶妙と言う人もいるかもしれないが、それはただアンバランスな心地悪さだと思う。確かに衝撃的だし、重い後味の悪さも作り手の狙い通りなのかもしれない。でも、これでは観客に対しあまりにアンフェアだ。
[映画館(字幕)] 1点(2004-11-08 20:58:37)(良:1票)
11.  踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!
2003年の劇場公開から何度観たか分からないけれど、再度この映画を観直して思うことは、やっぱり自分は「踊る大捜査線」が好きだということ。 1997年のテレビシリーズから夢中になり、二つの映画作品にも大満足をした。 そして、個人的には歴史的大駄作と断じてあまりあった「容疑者 室井慎次」や「3」を観て、絶望に近い落胆を経験しても尚、この映画を観るとやっぱり“彼ら”に会いたくなる。  映画として素晴らしい作品だとは言わない。けれど、何度でも観て、何度でも興奮して、何度でも泣く。 自分にとっては、この世界観で繰り広げられるキャラクター達の“チーム感”が、「特別」と言えるくらい好きなんだろうと思う。
[映画館(字幕)] 9点(2004-02-04 19:33:41)
12.  オーシャンズ11
豪華キャストを闇雲に揃えただけの娯楽大作と評されがちの今作であるが、単純に面白い娯楽映画に仕上がっていたと思う。どうも世間的に「豪華キャストを揃えただけ」という文句をよく聞くが、キャスティングというものも映画制作においては重要な役であり、ここまでのキャストを揃え映画を撮る労力は容易ではない。もちろん、だからって面白くなくていいわけではないが、今作においてはスターを揃えただけの映画ではないということを言いたい。
7点(2004-01-08 18:59:51)(良:2票)
13.  オー・ブラザー!
ジョージ・クルーニーのダサ男ぶりには目を引くものがあるけど、映画自体にはあまり魅力を感じるものがなかった。細かいセリフやキャラクターの演出はユニークだが、それが作品自体に反映されずチグハグな印象を受けた。全体的にまとまりに欠けたことが映画に集中できない要因だったと思う。
4点(2003-12-21 13:23:41)(良:1票)
14.  溺れる魚
まさに堤監督の映像世界でノリよく破錠した展開は楽しめる。椎名桔平、渡辺謙らのキャラクターも良かったと思うが、全体的なストーリー展開には陳腐さを感じる。映画ならば、もっと完成度の高い脚本を用意して欲しかった。
[映画館(字幕)] 3点(2003-12-16 18:12:25)
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