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とらやさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2106
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

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1.  オリーブの林をぬけて
前作「そして人生はつづく」と同じく作品のベースには90年にイランを襲った大地震があり、 本作でもやはり登場人物の多くは現地の人々が演じており、現実世界とドラマの世界の境界線を行き来する。 本作はキアロスタミ流ラブコメとでも言うべきか。 主人公の若者ホセインは同じ村の娘であるタヘレに恋をしているが全く受け入れられない。 本作の中で進行する映画撮影。この2人が夫婦の役を演じるのですが、 この2人の関係においても本作のドラマの世界と、その中にある撮影中の映画のドラマの世界の境界線を行き来する。 2人が噛み合うことは全く無く、同じシーンが何度も何度も撮り直しを余儀なくされ、じれったい展開が続く。 ホセインはタヘレに延々プロポーズの言葉を繰り返すが、タヘレは全く反応しないまま、ついにラストに・・・。 オリーブの林を抜け、草原を行く2人はもう白い点にしか見えない。 やがて白い点がこちらに戻って来る。その白い点が躍動している。 前作と同じくロングショットで撮られたラストシーンが見事でした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-01-12 19:33:31)(良:1票)
2.  夫たち、妻たち 《ネタバレ》 
夫(男)とは?妻(女)とは?結婚生活とは?-アレン映画お馴染みのテーマを インタビュー形式を交えたアレン映画お馴染みの手法で見せる、彼が得意とする非常に苦味の強いコメディ。 全編にわたって手持ちカメラが使用され、時にかなりの接近戦で登場人物をとらえており、それがいい臨場感をもたらす。 2組の夫婦の間に割って入る、途中から挿入される男女1人ずつ(リーアム・ニーソンとジュリエット・ルイス) と、2組の夫婦の関係が微妙に変化していく中盤以降の展開が非常に面白い。 特にジュリエット・ルイスのあの独特の喋り方と、彼女に惑わされていくアレンとのやりとりが見ものです。 敢えてインタビュー形式を入れなくても成り立った作品だと思いますが、登場人物が結構感情的になる場面が多く、 その後にクールダウンした登場人物がその時々の心境を振り返るので、見る者に彼らの気持ちを整理する間を与えてくれます。 中盤までとはガラリと変わった関係となった2組のカップルと、1人の男。3つのインタビューで作品を締めくくります。 男と女とは、結婚生活とは・・・。色々と考えさせてくれる、彼らの本作最後の言葉です。
[DVD(字幕)] 8点(2018-01-06 17:38:42)
3.  男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花<特別篇> 《ネタバレ》 
渥美清さんがこの世を去った翌年の作品。勿論本作の存在は知っていたのですが、ずっとスルーしてきた作品です。 満男の回想で始まる本作。当然一緒のシーンはありませんけど、1つの作品の中で2人の満男が共演を果たす貴重な作品?でもあるのですが、 何点をつけて何と評価すればいいのか難しい作品です。 冒頭で満男が「おじさんは色んな女の人をとらやに連れてきたけど、思い出すのはリリーさんです」という。 それには多くの寅さんファンが異議なし!と手を上げると思います。 そして序盤にはリリーが初めて登場した「忘れな草」、2度目の登場作にしてシリーズ屈指の名作「相合傘」のワンシーンも挿入されます。 寅さんとリリーと言われれば絶対「相合傘」だと思うのですが、本作で扱われるのはリリー3度目の登場となった「ハイビスカスの花」です。 本作の満男君、寅さんがいなくなってしまったせいか少々寂しげ。 満男、なに寂しそうにしてるんだよ。泉ちゃんはどうしたんだよ! 泉ちゃんと幸せになってる姿見せて、「おじさん、僕はこの通り元気で幸せにやっています。」 なんて寅さんを安心させてあげたかったなあ・・・。という思いもあったりします。 例えば、ラストで満男はとらやに帰ってきますが、マイホームに帰ってきて、泉ちゃんが「おかえりなさい!」と出迎えるとかね。  さて、僕の寅さん歴も長くなりましたが↓の3737さんの「雑記」を見て、全く同じ謎をお持ちなんだなと思いましたよ。 そう、備後屋です。一体何の店をしてるんだろうって。僕もずっと謎に思っていました。 備後屋はよく白い作業着を来て配達の帰り?らしき自転車に乗って登場してましたので、とらやとご同業の和菓子屋さんかと推測しますが・・・。 まだ他にもいる。蓬莱屋に麒麟堂に、色々出てきました。 麒麟堂は44作「寅次郎の告白」で麒麟堂のせがれが結婚したというエピソードが登場しました。 その時点で今も柴又で商いをされていることが分かりましたが、結局皆さん何の商売をされているのか全く謎のままでした・・・。
[DVD(字幕)] 5点(2015-10-17 16:29:44)(良:2票)
4.  男はつらいよ 拝啓車寅次郎様
「僕の伯父さん」から始まった新シリーズ、満男&泉ちゃん篇。 でも、僕にとってのこの新シリーズは満男&伯父さん篇なのです。 大学・就活・社会人生活に恋に悩む満男のドラマが描かれる。寅さんのマドンナらしき人も出てくる。 そんな中に挿入される寅さんと満男のドラマが大好きなのですが、本作はその良さがとてもよく出た一本。 まずは序盤の鉛筆をめぐる寅さんお得意の名調子と満男、そしてとらやの人々。 次は長浜で「男がいたっていいじゃねえか。そいつと勝負すりゃいいんだよ」 この時の寅さん、カッコいいんだよなあ。そして鎌倉の別れ際もいい。  2人の師弟関係なのか、友情なのか。この伯父と甥のドラマはいつも本当にいい味わいがあります。 ラストの満男の心の声。「近頃僕は伯父さんに似てきたと言われます」と言う。 そうそう。満男君、僕は本作のだいぶ前からそれに気付いていましたよ。 どんどん伯父さんに似てくるなあって。  更に本作の一番最後と冒頭に出てくる、寅さんを先生と呼ぶ小林幸子演じる演歌歌手。 初期の作品の旅の一座と一座の花形大空小百合ちゃんを思い出します。 旅先でのちょっとした心の触れ合い。寅さんの優しさ。 やっぱり寅さんにはこういうのが似合うなあ・・・。  さて、順番はめちゃくちゃで好きな順番にレビューしてきましたが、ようやくこれで寅さん全作品レビュー完了です。 もうこれで寅さんの新規レビューが出来ないと思うと、ちょっと淋しくなりますね。 既に全作品を複数回見ていますが、これからも見続けますよ。 あなたの一番好きな映画は?と聞かれれば、僕は迷わず「寅さん」と答えますから。
[DVD(字幕)] 7点(2014-05-19 21:16:48)(良:1票)
5.  男はつらいよ 寅次郎の青春 《ネタバレ》 
色々と淋しさを感じる作品です。 まず、本作が御前様が登場する最後の作品となり、本作が笠智衆さんの遺作となりました。 どの作品も御前様の登場シーンは多くはないのですが、とらやの人々と共に本シリーズには欠かせない人でした。 そして明らかに渥美清さんの体調が良くないのが感じられます。座っているシーンも多いですしね。  満男と泉ちゃんの別れのシーンも悲しい。新幹線の扉が閉まり、泉ちゃんが何か言っているけど見送る満男にはもう聞こえない。 初期の作品「純情篇」の名シーン、列車の扉が閉まり、寅さんが何か言っているけど見送るさくらにはもう聞こえない。寅さんとさくらの別れの柴又駅を思い出します。  寅さんが座っているシーンが多いと言いましたが、本作の寅さんの最初の登場シーン、 喫茶店の奥の席に座りキザな台詞を呟く寅さん。こういう時の寅さん、やっぱり絵になるしカッコいいんだよなあ・・・。
[DVD(邦画)] 6点(2014-04-26 21:15:50)(良:1票)
6.  男はつらいよ 寅次郎の告白
満男&泉ちゃんシリーズ第3弾。寅さんの存在感が薄かった前作と比較すると、寅さんと若い2人との絡みもいいし、マドンナの吉田日出子さんが本当にいい味出していて、出番は少ないながらも作品の中で見事な存在感を出しています。  寅さんと一緒の時間は短かったですが、その中にも昔2人の間に何があったのか、その光景を十分に思いめぐらすことができるし、2人の心の触れ合いも感じることができました。それだけに、もう少し吉田日出子さんの登場シーンを見たかった気もします。  前作でも満男はますますおじさんに似てきたなあ・・・と思っていましたが、本作でも友達と出かけようとしていたところに泉ちゃんがやって来る。「あれ?お前出かけるんじゃないのか?」「何言ってんだよ父さん、今帰ってきたとこじゃないか」寅さんが若い頃、おいちゃんやおばちゃんと全く同じようなやりとり、何度もありましたね。本人自身がそれを自覚したような、最後の満男の心の声が良かったです。
[DVD(邦画)] 6点(2014-03-10 21:15:39)(良:1票)
7.  俺たちは天使だ
作品が香港からスタートすることもあり、香港のB級コメディか?と思うような始まりからラストまで、小休止の間も無く怒涛のように展開を変えながら登場人物がひたすらしゃべり続け揉め続ける、ギャグ満載のハイテンション・フレンチ・ドタバタコメディです。  ハイテンションが空回り気味のシーンもあるのですが、全体的には笑わせてもらいました。ホントに休む間もなく、という感じですので鑑賞後は軽い内容と尺の割には結構グッタリです。  まだ若く勢いがあるこの頃のドパルデューのコメディは面白い映画が多いです。本作のようなコメディにしても、シリアスなドラマにしても、役者としてのプロ意識を感じるドパルデューですが、エンドロールに挿入されるNGシーン集が面白い。台詞をミスして照れくさそうに笑う素のドパルデュー。映画の中ではあまり見せないような表情を見せてくれるドパルデューが可笑しかったです。
[DVD(字幕)] 6点(2014-02-26 21:37:24)
8.  男はつらいよ 寅次郎の休日
満男&泉ちゃんシリーズ第2弾。その中でも本作は特に寅さんの存在感が薄い作品。満男のドラマがメインになっても、そこに寅さんのドラマがあるか無いかは重要なポイントだと思いますが、本作には寅さんのドラマはほとんどありません。泉のお母さんも登場しますがやはり寅さんのマドンナがいないのは淋しいです。  寅さんは“寅さん”以外にも色んな呼び方をされましたが、恋に発展しなかった初期の作品の大空小百合ちゃんの「車センセ!」と泉ちゃんの「おじちゃま~!」は妙に印象に残っています。  満男がに寅さんに似ていく様子が可笑しい。特に「アパートが見つかったから出ていく」とさくらに言った矢先に泉ちゃんが遊びに来ていることを知るとすぐに前言撤回。これは寅さんがとらやで喧嘩して「じゃあ俺は旅に出るからな!」と、とらやを飛び出そうとした矢先にマドンナがとらや訪問ですぐに前言撤回と全く同じ状況です。  作品としては寅さんの存在感は薄いですが、御前様も「さくらさんには困ったお兄さんでしょうが、満男君にとっては頼れるおじさんということでしょう」と言ったとおり、満男の中ではおじさんの存在感がますます大きくなっていくことになります。
[DVD(邦画)] 5点(2014-01-13 13:33:37)
9.  おつむて・ん・て・ん・クリニック 《ネタバレ》 
コメディ職人フランク・オズの傑作コメディです!精神科医リチャード・ドレイファス。その患者ビル・マーレイ。2人の100分間コントのような映画です。  患者が主治医に診てもらいたくて付きまとう。全く悪気は無いのだけど、休暇中の別荘にまでやって来る。付きまとわれ、せっかくの休暇が台無しになり、主治医はイライラ、カリカリ。一方の患者は実に楽しそう。主治医は自分の家族と、付きまとう患者を引き離そうと必死だけど、患者は家族のハートをがっちり掴んでしまいます。家族の使い方も絶妙です。  患者ビル・マーレイは空気の読めない天然キャラで、いつも通りの持ち味炸裂で笑わせてくれるのは当然として、本作の場合、主治医ドレイファスが本当に可笑しいのですよ。終始イライラ、カリカリしているのですが、それを実に面白可笑しく演じています。  最後は何だか立場が入れ替わっちゃいましたけど、一応はハッピーエンド?だからこれでいいのかな?やっぱりフランク・オズのコメディは面白い!
[DVD(字幕)] 9点(2013-11-06 21:47:24)
10.  男はつらいよ 寅次郎の縁談 《ネタバレ》 
渥美清さんの体調が良くないのが見ていて分るし、寅さんが腰掛けているシーンも多いな…。と思ったりもするのですが、シリーズ後期の中では結構好きな作品です。  冒頭、何社面接を受けても駄目。この社会の中に自分の存在意義や居場所が見つけられない満男は就職活動に心が折れて家出してしまう。そしてやって来た瀬戸内の小島。お年寄りばかりの小さな島の社会の中に満男が自分の存在意義や居場所を自分で見つけ出していく。そこに現れた、可愛くて健気な島の恋の相手。でも、この恋の顛末は伯父さんのそれと全く同じパターンな訳で…。  一方、寅さんの方に目を向けると、シリーズ全作を通して寅さんには何度か結婚のチャンスがありました。マドンナが寅さんとの結婚を確かに意識していた作品が何作かありましたが、本作もその内の1本に数えられるのではないかな。でも、やっぱり寅さんはいつも通りそっと身を引いてしまう。2人を乗せた船が島を離れる時、「おじさん、俺やっぱり島に残るよ!」「馬鹿野郎!男は諦めが肝心なんだ!」が何か悲しくもありました。  島の人間模様も、人の良い和尚さんや駐在さんがいて、いつも通りの寅さんの旅先の人間模様にやはりほっとさせられます。その中でもマドンナの訳アリのお父さんを演じる島田正吾さんが良かったですね。宴会にも精一杯お洒落して、タンゴを踊る。何とも粋な小さな島のおじいさんでした。マドンナとの父娘のドラマも良かったです。  そして本作から御前様が登場しなくなりました。ピンチヒッター的役割で何ともお久しぶりの冬子さんが登場しましたが、それが余計に「もう御前様はいないんだな…。」と感じられるさみしさがありました。  マドンナの松坂慶子さんは2回目の登場でしたが、そう言えば1回目の「浪花の恋の寅次郎」の時も寅さんとの最初の出会いは瀬戸内の小島でしたね。
[DVD(邦画)] 7点(2013-05-25 14:30:46)
11.  狼たちの街
ニック・ノルティが本領発揮の作品です。タフだけど哀愁漂う刑事ぶりが最高にサマになってましたね。彼を中心に、断片的なシーンだけ見せられたらギャングにしか見えないハットスクワッド軍団の濃いキャストも良かったです。ロスにはびこる悪を許さない冒頭の手荒な捜査ぶりに、一人の女の死をめぐる捜査の中で軍の将軍やFBIの思惑も見え隠れ・・・という中盤まではかなり面白くなりそうでしたが、こちらの方は後半に入り徐々にトーンダウン。しかしここでもタフにして男の哀愁を漂わせるニック・ノルティが良かっただけに、彼が演じる刑事のドラマが中心になるのが良かったのか、権力や陰謀に立ち向かうハットスクワッド軍団のドラマとアクションを中心にした方が良かったのかどうか、難しいところです。
[DVD(字幕)] 5点(2011-11-08 20:33:25)
12.  オンリー・ユー(1994) 《ネタバレ》 
ノーマン・ジュイソンがこんな甘~いラブコメ撮ってたんですねえ・・・。 アメリカからイタリアにやって来た女性の前に誰もがイメージする典型的イタリア男が登場のお約束の展開。ついでに空港の職員も待たされるパイロットもみ~んないい人でしたが、こういうのは好きだなあ。  イタリアでの二転三転する”デーモンを探せ!”も楽しかったです。ラブコメの主人公は絶対幸せになれなければならないのですが、その代わりに誰かが可哀相なことになって複雑な思いが残るよりは、ヒネリとかは無くていいのでみんな幸せハッピーエンドがいいんじゃないでしょうか。 よって本作の場合はお姉さんとご主人の現実的だけど幸せそうなラストの姿の方に「良かったね」と感じてしまうのでした。
[DVD(吹替)] 6点(2011-09-04 18:18:14)
13.  おかしな二人2 《ネタバレ》 
「おかしな2人」のレモンとマッソーが演じる2人の設定もそのままで、この2人の子供同士が結婚するという微笑ましい設定が嬉しい。17年ぶりに再会した2人がその結婚式に行くはずが迷子になり、中西部をさ迷う珍道中を描いたロードムービーです。  「俺達は犬猿の仲だが最高の友達だよな」と微笑み合う2人はもう演技のようで演技じゃないようです。その長いキャリアの中で何度もコンビを組んだ二人ですが、これは97年の作品。マッソーは2000年にこの世を去り、盟友の後を追うようにその1年後にレモンもこの世を去った。そんな2人の晩年の共演であり、この2人が大好きな僕にとっては2人がとても楽しそうに共演している姿を見ているだけで感動的で嬉しい作品です。  ポーカー仲間の顔ぶれが変わっているのだけが残念でしたが、前作の冒頭に戻ったかのようなラストも嬉しかったです。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2011-01-17 22:27:07)
14.  想い出のオードリー・ヘプバーン
これはオードリーを愛する者にはたまらないドキュメンタリーです。数々の彼女の名画の名シーンを観ているだけでも十分です。いちいち作品名を字幕で出していただかなくても「ローマの休日」以降の作品ならどの映画のどのシーンがすぐに分かる。恐らく本作を観ようと思う方なら皆さんそうなのではないでしょうか。ブレイクする前から晩年まで時間にして約1時間。あの映画のあのシーンも使えばいいのに!というのが幾つもあります。恐らく作る側も時間との相談で断腸の思いで使えなかったシーンが沢山あった事でしょう。これ位が丁度いいのかもしれませんが、オードリーのファンにとってはもうちょっと見せて欲しいという贅沢な不満を感じる作品でもあります。
[DVD(字幕)] 6点(2010-02-13 17:52:15)
15.  踊れトスカーナ! 《ネタバレ》 
変わり者揃いだけど好人物揃いの田舎町の人々と家族に囲まれ、そんな家族や生まれ育った街とそこに暮らす人々を愛する、けれども女に対してはちょっとオクテな主人公の男が一目惚れした美人のダンサーをモノにして結婚して幸せになるというとても単純なお話。ほのぼのとした音楽が耳と心に心地よく、ゆったりとした時が流れ、雲ひとつない真っ青な空がよく似合うトスカーナ地方のとある田舎町を舞台にしたとても陽気でハッピーな映画です。あまりにも分かりやすすぎる展開でトントン拍子に話がうまく運んでしまうのですが、ひょっとしたら自分にも明日は何かいいコトがあるかもしれない、そんなことを感じさせてくれる映画です。
[DVD(字幕)] 7点(2009-11-01 23:06:33)
16.  男はつらいよ 寅次郎紅の花 《ネタバレ》 
シリーズ最終章となってしまった作品ですね。最後の柴又への帰郷のシーン、リリーの乗る車に寅さんが乗り込むシーンは何度見ても本当に感動します。「寅さん、どこまで送っていただけるんですか?」「男が女を送るって場合はなァ、その女の玄関まで送るってことよ。」寅さんがカッコ良過ぎると共にこのタクシーの場面はシリーズ史上に残る名場面だと思います。結果的に最終章となってしまった本作のマドンナがリリーで本当によかったと思いますし、シリーズ最終章にふさわしい作品になっていると思います。リリーとの結婚を見たかった気もするけど神戸に行った後、きっと寅さんは奄美に帰る。そう思える。それだけで十分だとも思います。神戸のエピソードは震災後、復興に立ち上がった神戸の人々がぜひ寅さんに神戸に来てもらって神戸を元気付けて欲しいという、神戸の人々の熱い思いで実現したそうですね。最後まで人々に元気と笑いと感動を与え続けてくれた渥美清さん。寅さん。本当にありがとうございました。永遠に輝き続ける世界映画史上屈指の名シリーズ、「男はつらいよ」に心からの感謝を込めて10点を差し上げたいと思います。
[CS・衛星(邦画)] 10点(2009-01-18 18:24:19)(良:3票)
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